フィアットのパンダの走行がまもなく1万キロになる。



極めて満足して愛用しており、日々の足から、長距離のお出かけ、ロードバイクを積んでの輪行もちょくちょくやっている。イタリア車は初めてだったので、故障や初期不良がないかとビクビクしていたが、ほぼ問題はない。



今回は、パンダを購入する前には「ステキな機能だな!」と思ったものの、買った後は1回も使っていない、「(オレサマにとっては)便利そうで意外に使う機会のない機能」をご紹介しよう。



パンダ購入を検討している方の参考になれば幸いだ。

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数回試しただけのアイドリングストップ機能

アイドリングストップ機能を何度か試してみたのだが、結論は「これは不要。むしろ使いたくない」である。



なぜかというと、信号で右折するときの右車線で停車中、エンジンが切れてしまうと、再度かかるまでのタイムラグが生じてしまい、意図したタイミングで走れない。



むしろ危険な気がしてので、二度と使わないことにした。

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※ボタンを押すと、機能がオフになる(ややこしい)



アイドリングストップ機能のメリットとして、燃費向上があるが、ディーラーの営業さんに聞いた話では、「アイドリングストップ機能でエンジンをかけるときに消費するガソリンを食うので、トータルで見ればじつは大して貢献していない」のだそうだ。



なんだ、そうなのか。なおさら使う理由がないので、安心して使わないでおく。



あと、ヨーロッパではアイドリングストップ機能はさほど重宝されていないそうで、「燃費が気になるならディーゼルに乗れば?」的な風潮もあるそうだ。(あくまで聞いただけの話なので、裏は取ってないが)


ということで、「メリットよりもデメリット多し」という判断である。


シティモード

この機能を使うと、パワステが軽くなる。駐車時に女性でも軽々とハンドル操作ができるということだが、パンダはべつに大型車でもなく、デフォルトでも重いと感じたことはない。車重も1トンちょいだし、エンジンは超軽い2気筒エンジンだからね。


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今でも十分に軽いから、これ以上ハンドルを軽くする意味はない」のはオクサマも同意見。なので、シティモードは1回使っただけで終わってしまった。


パンダごときのコンパクトカーに、こんな機能は無用!である(笑)。


リアシートの真ん中のシートベルト

天井に格納されるアイデアは見事で、コレがあるお陰でシート上にバックルが散乱せず、使いやすい構造になっている。



使わないシートベルトがだらりとシートに鎮座しているのって、気持ち悪いし、みっともないもんね。



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※天井に収納するのはうまいアイデア



でもね、そもそもパンダのような全幅が1645ミリしかないようなクルマのしアシートに3人並んですわるのはやや無謀。というか、無理なの。



ヘッドレストはいちおう3つあり、3人座れる配慮はされているが、実際に大人3人乗ったらギュウギュウ詰めになり、苦痛だ。実家でオトンとオカン、弟らを乗せたとき、5人乗車になったが、これが大不評。(そりゃそうだ)



パンダは5人家族が選んではいけない車だ。あと、身長が180センチ以上ある人にパンダのリアシートはキツイ。膝がシートに当たるだろう。

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※後席中央は使い物にならん。ディッシュの箱でシート幅をイメージしてください(笑)。


オレサマは身長が173センチ。そのポジションに前席を合わせてリアシートに乗ると、手のひら1枚とちょっとのスペースがあり、これならまあ大丈夫。175センチくらいまでが、パンダを快適に使える体格だと思ってもらって良い。



補足すると、つま先をフロントシートの下にすっぽり滑りこませることができるので、きちんとした姿勢で座ることができるのは利点だ。



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あと、リアシートは座面がフロントよりやや高いので、見晴らしが良いのだ。窓が大きいことも相まって、日差しがよく入り、景色がよく見えるよ。



まあ、パンダは4名乗車(身長は175センチ)までと割り切った方がいい。ということで、リアのヘッドレストは不要だね。



以上、「使ってみたけど、いらねえなコレ」って思った機能を紹介しました。




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フォローするわけじゃないけど、パンダは大好きだよ!これまでの人生で乗った自動車で、もっとも愛着が湧いて大好きな車。



外から眺めて美し、中に乗り込んで愛し、走らせて楽し」の三拍子そろったステキなイタリアン・カーであることを断言する。