ほとんどの自転車乗りは同意してくれると思うのだが、自転車乗りは自分の身体の調子と異変に敏感である。


オレサマ自身も食事と運動には気を遣っているし、いつまでも健康であり続けるために、できることはなんでもやっておこうという気持ちである。


そんなあるとき、知人が操体をやっていることを知り、どういうものか体験させてもらえることになった。そこで、週末に片道30キロほどをDahon(ダホン) Mu P8で走って受けてきたのだ。


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操体とは?

操体法(そうたいほう)は、仙台の医師 橋本敬三(1897-1993)が 高橋迪雄(みちお)の正體術など民間の健康法・療術をみずから実践し、肉体の変化が進む過程で何が起きているかをつかんだ結果うまれた健康法あるいは養生法。

一般的には身体の一部を動かした(動診)時に快適な感覚が感じられるかどうかを味わい、快適な方向に動かすという方法を採る。

引用元はウィキペディア



どういうものがほとんど知識がなかったので、ドキドキである。



まずは、立って身体を後方にねじって、右回しと左回しでどれくらいキツさが違うかとか、仰向けに寝て右と左でどちらに骨盤を回しやすいかといった診断をおこなった。それと、背骨がきちんとまっすぐがどうかもチェックした。

※背骨はビミョーにずれてた。。。


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次に、身体をリラックスさせるマッサージを10分ほどしてもらい、いよいよ操体に入る。操体がなんであるかを文章で説明するのが難しいのだが、カンタンに言うと、様々な方向に手足や腰、肩を動かすとき、「より気持ちよく感じるほうに動かす」のがカギだそうだ。


整体マッサージにあるような、ぐいぐいコリをもみほぐすとか、曲がらない方向に無理やりエイっと動かすといった、痛みの伴う動作はない。なので、施術を受けていて安心感がある。

※不意打ちのようにボキッてされて、ぎゃーってなることがあると、ヒヤヒヤするのよね。



ただ、快適なことだけをしていて、果たして身体に効果があるのか、なんらかの変化があるのか?といった疑問はあった。操体が終わった後、身体に変化はあるのだろうか?



1時間で操体は完了。冷房がきいている部屋なのに、体がポカポカと暖かい。操体をする前にやった動作をやってみると、おや?たしかに曲がりにくかった方向に曲がりやすくなっている。



(曲がりにくい)痛い方向には曲げず、快適な方向にばかり曲げていたにもかかわらず、なぜこんな効果があるのだろう?これが、操体の極意というか、キモである「心地良いことは、身体に良い」ということなのだろうか?


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ひとりでできる操体の体操をいくつか教えていただいたので、家でもやってみることにしよう。


帰りの30キロの走行も、快適に疲れず走れたよ。いつまでも楽しくロードバイクで走ることは、オレサマにとっての人生の重要課題なので、身体のメンテには今後も気もコストも使っていこうと思う。




後日談

日を改めて、「操体のグループレッスン」を今度はオクサマを連れて体験してきた。



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このとき、操体のもともとの発案者の仙台の医師 橋本敬三さんが、NHKのドキュメンタリーに取り上げられたアーカイブフィルムを見せて頂いたんだけど、そんな前からあったんだって驚いた。


70年代前半という、ちょうどオレサマが子供の頃の映像だったんだけど、懐かしさを感じる映像だった。


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で、オレサマはもともと特定の部位に痛みを感じていなかったので、体調が激変!ということはなかったが、オクサマはその日から「肩甲骨の痛みが取れた!\(^o^)/」って喜んでたよ。即効で効果が出ていて、うらやましい…。




<参考リンク>
操体サロン東京

※現在体験会を受け付け中ですって!\(^o^)/



ひとりで操体法


橋本敬三氏が監修されているよ!