みなさんは、雑誌やネット上のプロのインプレッション記事を読まれるだろうか?



オレサマは、あまり読まない。ざっと斜め読みして終わり。熟読はしない。なぜなら、つまらないから。



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いや、つまらないというのは語弊があるな。「専門的すぎて、何を言っているのか理解できないから」というのが正しい。 ひとことで言うと、専門用語ばっかしで素人にはわからん書き方になってしまっているのよ。



オレサマの勉強不足は認めるし、不徳とするところであるが、やっぱし、素人(ユーザー)目線で情報発信してほしいのよね。 マニアックで人口がむちゃくちゃ多くはない趣味の領域では、どうしてもその傾向があるように思うの。




まあ、雑誌の紙面上で、露骨にバイクやメーカーを批判できない事情があるのはわかる。でも、それを差し引いても、わかりにくいのよ。 たとえば、こんなかんじ。





加速シーンではマシンを振りやすく、良い感触が得られたけど、全体のバランスはあまり尖ったところがなく・・・


>>振りやすいってなんだ?ダンシングしやすいってことか?






スタビリティ、全体のバランス、剛性、価格、どれも標準的な印象・・・


>>スタビリティ=安定性というのは、意味合いとしてはわかるんだが、ロードバイクにおけるスタビリティってなによ?その有無はどこにどう現れるの?何を頼りにかんじればいいの?






ハンドリングはニュートラルで扱いやすいし、剛性は部分的な偏りを感じず、一定の剛性感で良くまとまって・・・


>>ニュートラルなハンドリングってなんだ?ニュートラルじゃないロードバイクもあるのか?あったとしたら、それは、危険ではないのか?








そこそこスピードを上げれば巡航性能も高いので、ロードレースやトライアスロンだけでなく、ロングライドでもその恩恵を感じられ・・・


>>レースもトライアスロンもロングライドもなんでもいけるのか?それはすごいのか?それとも特徴がないことの裏返しなのか?そもそも、レース以外はロングライドっていう二極化したくくりはなんなのだ?







がっちり骨太な剛性感という印象だが、フロントフォークから少し衝撃を拾う・・・


>>フロントフォークは衝撃を拾うのは当然ではないのか?カーボンの質のことをいっているのか?硬いとか、柔らかいとか、そういうことを言っているのか?








踏んだ瞬間から素材の剛性感でシャキッと・・


>>シャキッとというフレーズはインプレッションの記事でよく出てくるワードだ。グルメレポートの「まったりとした。。。」と双璧をなす。シャキッとした=レース向きってことか?もうちょっと、具体的な説明をしてはくれまいか?








ハンドリングは軽く、オーバーステアっぽいのに安定・・・


>>オーバーステアとアンダーステアのどっちならいいのだ?単純な良し悪しの問題なのかそれとも、用途によってアンダーがいいとか、オーバーがよいとかあるのか?







どんどんペダルを踏んで行きたくなる剛性感は●●●●らしさと言える・・・
●●●●はメーカー名


>>●●●●らしいって言い方、書き手の逃げだと思うんだよなー。これ言い出したら、なんでもありじゃん。ずるいよ。ファッションとか車でもよくある手法で、本人はわかっているのかもしれないけど、そもそものらしさってのを知らないこっちとしては、なんの説明にもなってないんだよね。








踏んでいって、最後にキュっと伸びるところが●●●●らしい・・・
●●●●はメーカー名


>>最後にキュって、ゴムじゃあるまいし、カーボンのや金属が伸びるわけねーだろ。ロードバイクにおける伸びってなんだよ。しかも最後ってなんだ、最初とか途中じゃなくて、なんで最後なんだ。






とまあ、「素人の泣き言」を並べてみた。





だいたいのインプレ記事ってこんな感じ。ウェブも紙も大差ない。ロード歴の長い人にはわかるのかもしれんが、オレサマはさっぱりだ。






プロのライダーさんならではの、文章表現なんだろうけど、考え抜かれているようには思えないんだよね。




あとね、文章が妙に整いすぎている気がして、美しく編集してある感がビシビシするのよ。これ、本当にプロライダーさんの生の声なのかな?メモか口頭で記述したものを、プロのライターさんがうまくつなぎ合わせているような気がしてしまうんだ。編集量が多過ぎるというか。




多少、稚拙な文章でもいいから、生の声を聞きたいなあ。(生の声だったらごめん)




ってなかんじで、本当に役に立つインプレッション記事って、あんましお目にかかったことがないの。まあ、感覚的な乗り物だから、インプレする側もさぞかし大変なんだろうけどね。 一番いいのは、実際に乗ってみることよ。 飯と一緒で、いくら言葉を尽くして表現したって、一口味見するのにはかなわないもんね。