長く続く直線のダウンヒルのとき、みなさんは脚をどうしているだろうか?どうしているか?というのは、両脚とペダルをどの位置で留めているかということ。


* 片脚が上を向き、もう片方が下を向く。。。(6時)
* 両脚を平行にする・・・(9時15分)


のどちらかだと思う。



どっちが正しいか、オレサマはさっぱりわからないまま、数年間運転していた。何も考えたことはなかったので、片脚を下に向けて踏みつける(つまり、6時の方向)ようにしてたことが多かった。


ところが、雑誌や書籍、人様のブログを読んで、これが間違いであることに気づかされた。正しくは、9:15の水平にするのが正しいのだそう。



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こんなかんじね。


端折って説明すると、こうだ。


・6時の方向にすると、体重バランスが崩れる (6の方に体重が乗ってしまう)



・メインの体重は、サドルにかかってしまう



・重心バランスがサドルの位置になり、不安定になる


・9時15分にすると、両脚にかかる体重は均等になる



・このとき、体重はサドルではなく、両脚のペダルに乗せる

・体重のほとんどはペダルに乗せるべし


・お尻はサドルから気持ち浮かすくらいにする



・すると、重心がサドルではなく、ペダルになり、重心が低くなる(安定する)






「ダウンヒルする機会なんて、ヒルクライムの帰りくらいのもんでしょ?街乗り専門のあたしにゃ、カンケーないわ」




と思う人もいるかもしれない。でも、街中にも長めの(数百メートル)坂はあるもんだ。さいたま市内では坂は少ないが、都内ならちょっとした登り下りは頻出する。





たとえば、オレサマのよく走る場所でいうと、六本木>>溜池山王、永田町>>溜池山王、永田町>>桜田門、御茶ノ水>>大手町、志茂>>王子、東十条>>赤羽の間には、ちょっとしたスピードが出やすい坂のスポットがある。





こういうとき、ペダルを水平にして、ペダルに重心をかけて降りるだけで、すごく安定しているのがわかる。素人でも、下りだと自然に時速35~39キロくらいに達してしまう。こけたら、かなりヤバいスピードだ。だから、安定して下るコツを知っているだけで、事故の可能性も減るし、なによりリラッックスしていられるのだ。





ただ、ペダルを水平にするのって、無意識にはできないから、意識してやろうとしないと身につかない。というのは、水平にしてペダルに体重をかけるということは、太ももにかるーく負荷がかかるから。つまり、6時の方向にするよりは、気持ち大変なの。





ビンディングペダルにしてて、安心できるのはこういう状況のときだよね。だって、下っている途中で、何かの拍子にフラペを踏み外したことを考えてみて。身の毛がよだつでしょ?ビンディングペダルなら、ガッチリと両足を固定してくれるので、安心感が断然に違うのだ。





あ、ちなみにだけど、坂の途中でコーナーになったときは、また別のテクニックがあって、身体が倒れこむ側のペダルは上(12時)にして、外側を下(6時)にするんだけど、その話はまた別の機会に。