自転車に乗って、車道を走って、初めて気づいたこと。それは、「自転車って、意外に視点が高いな」ってことだった。



ママチャリみたいに、シートを低くしていると視点は子供の背丈くらいでしかないんだが、シートを適性の高さにすると、ビックリするくらい視点が高くなるのだ。



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ロード乗りの方々には常識だろうが、シートを適性の高さにすると、爪先立ちすらできなくなる。(オレサマも適正にしてあるんで、爪先立ちはできない。信号待ちのときは、シートから腰を下ろしてる)



その高さのシートに座ると、おのずと視点が高くなるのだ。ざっと、身長プラス20センチの高さにはなっているはず。オレサマは身長173センチなので、190センチ以上の人の目線で高速移動していることになる。




んで、その視点の高さで走っていると、たいていの車の運転席より、目線が高いんだよね。




オデッセイみたいなミニバンは比較にならないし、セレナやステップワゴンのようなワンボックスカーの運転手より視点は高い。頭の位置がほぼ平行なのが、バスの運転手。バスの横を通り過ぎる時、ちょうど目線が水平になる。





バスの運転手って聞くと、「え?ミニベロのくせに、そんなに(視点が)高いの?」って思うのではないだろうか。オレサマも、ミニベロに乗るまではそう思ってた。




こんな感じで運転しているよってイメージを掴んでもらうため、Googleストリートビューで表現してみよう。



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だいたい、オレサマの視点はこれくらいの高さだ。

ね?なかなか見晴らしいいでしょ?




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となりのタクシーを見ると、屋根が見渡せる。グーグルストリートビューを撮影している車は乗用車で、その屋根にカメラが付いているので、こんな感じに見えるのだろう。じつは、Dahon(ダホン) Mu P8から見える風景もほぼこれと同じなのだ。





大半の車よりも目線が高いってことは、視界が広がるので、気持ちいいということなのだ。気持ちいいだけでなく、数台先の車まで見通しがつくので、予測しながら運転することもできる。自転車乗りにしかわかってもらえないだろうけど、この感覚は何気に快感なのだ。





これが理由だからかどうかは知らないが、オレサマは街中の幹線道路やバイパスを走るのが、さほど苦ではない。視界のよさが、ストレスを感じさせにくくしているかもしれない。




つうことで、シートポストの高さは、適正にすると見晴らしいいですぜ、って話でした。