2012年の夏にビンディングペダルにしてから、二度立ちゴケしたことがあるが、かれこれ一年以上はコケてない。慣れてしまったので、無意識に足首をひねるクセがついたのだ。



1c1b29a3.jpg


※シマノのPD-A600です。一応、アルテグラグレード。軽いよ。



6e6db711.jpg


※SPDっす。一度も交換したことがないんだが、けっこうクリートってけっこう長持ちするね。。



そういえば、フラペのママチャリに乗るときも、信号でつい左足首をひねってしまうんだよねw。これ、絶対にビンディングペダルあるあるだよね?




ただ、慣れたとはいえ、ごくたまにではあるが、『危ねえっ!』って冷や汗をかく瞬間はある。こないだもそんなことがあった。



ひとつは、信号のない住宅街の交差点を渡ろうとしたとき、出会い頭で電動の車椅子の人が現れたとき。こっちが止まらなきゃと慌ててブレーキをかけた。



もうひとつは、駅前のターミナルの自転車と歩行者が交錯する中で、オレサマは歩行者スピードで徐行してた。で、真正面からスーツ姿のおっさんがスマホをいじりながら歩いてきて、オレサマに気づかず、ぶつかりそうになった。そのときも、接触も立ちゴケもすることもなく、サッと切り抜けることができた。




どちらも、オレサマが編み出した、『立ちゴケしない秘伝のコツ』のおかげで、危険回避することができたのだ。編み出すって、大げさだな、って思うかもしれないけど、オレサマなりに考えてたどり着いた結論なので、それなりに意味はあると思うのよ。


今日はそのことを書こう。



その前に、まず『なぜ、立ちゴケするのか』の説明をする。流れはこうだ。


1.危険な状況に遭遇。

2.急ブレーキで完全停止。

3.慣性の力がかかって、体重が前目になる。

4.ペダルに体重がかかる。

5.ビンディング・ペダルを踏みつける格好になり、外しにくくなる。

6.間に合わず、コケる。


まずいのは、完全に停止してしまうこと。体重がペダルにかかり、足首をひねれなくなってしまう。でも、止まらないと接触してしまう。止まるのもダメ、止まらないのもダメ、ではどうするか?


答えは『ほんの少しだけサイドに逃げる』だ。



逃げると言っても、ほんの50センチかそこらでいい。ちょっとでも動き続ければ、推進力が働いて、こけないものだ。



このとき、体重はサドルにかけて、脚の力は抜いてはフリーにする。で、そこで稼いだコンマ何秒かを使って、ペダルを外す。危険な状況だと、緊張して体が硬直するのが自然だろうが、そこを意識してリラックスするのがポイント。これは慣れが必要だね。



リラックスしていれば、サイドに逃げるハンドル操作もできるし、足をとっさにひねることもできる。たったコンマ何秒かを冷静でいられるかどうか、それができればそのときの最適解が判断できるもんだ。




三行にまとめると、



1 完全停止しない

2 サイドに逃げる

3 体の力を抜いてリラックス



これで、たいていシチュエーションで危険回避できると思うし、オレサマはこれで何度もヒヤリハットを切り抜けた。



あと、もうひとつ。これは心がけ的なことだけど、歩行者が多い飲屋街とか駅前を通らなきゃいけないときは、最初から左だけビンディングペダルを外したままにしてる。もしくは、両脚外して、ペダルを逆さまに軽く踏んで、最徐行する。歩行者を巻き込んでこけたくないからね。