地元(埼玉県川口市)からMuで東京ディズニーランドまで走ってきた。


使ったルートは荒川サイクリングロード。片道ちょうど40kmなので、往復で80km。それなりに長かったけど、荒川サイクリングロードはほぼ平坦路のみなので、ミニベロでも気持よく走ってこれたよ。

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目的は東京ディズニーランドではなく、その横にある浦安の体育館で行われたフットサル(Fリーグ)観戦なんだけど、目的の半分は”ただ単にロングライドがしたい”から(笑)。サイクリストって、長い距離を走りたいってために、目的を無理やり作る性質があるのだ。


ロードバイクの人にとっては80kmは「長めの散歩」くらいかもしれない。でも、小径乗りの自分にとっては、80kmはけっこう長い距離。ということで、今日はその感想を3点ほど。


1 ミニベロでもたいして疲れない
片道だけでけっこう疲労感あるのかな?と思いきや、意外とそうでもなかった。

まあ、荒川GRは基本フラットなので、本気でペダルをぶん回す必要もないし、ダンシングしなければいけない坂もない。時速25kmペースでひたすらくるくるペダリングするだけでスイスイ進んでくれる。
 

一人なので誰かに合わせる必要もなかったし。700ccの水のボトルも半分しか飲まずに済んだ。ただし、9月とはいえ汗は大量にかくので、サドルバッグに大量に塩飴を仕込んでおいた。それをときどき食べながら走った。
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 ※右下のトピークのダイナパックには、予備チューブやパンク修理キットだけでなく、カギ、補給食もたくさん入ります



2 ブルホーンは複数のポジションで走れるので助かる
川口市から東京ディズニーランドまで、片道2時間ちょいかかった。
 

長時間走っていると、どうしても手首が痛んだり、二の腕が疲れてくるのでポジションを変えたくなる。フラットバーだとポジションが一つしかなくて長距離がツライのだが、ブルホーンハンドルにしているおかげで、(ドロップにはかなわないが)浅めの握り方ができ、疲労軽減につながった。

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「バーコンって操作が固くって、ギアチェンジしにくそう」と思われることが多いけど、使ってみるとそうでもない。びっくりするほどすぐ慣れる。Muはもともとはグリップシフターだったのだが、むしろバーコンのほうが指先の動きがミニマムで済み、ラクに感じてしまう。

このへんは個人の好みかもしれないが。

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※前に押し出すようにシフトすると…

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※こうするとギアは軽くなる 



3 でも、70km地点で手が痺れてきた
復路は追い風のおかげでパイペースで帰れた。
 

東京ディズニーランドから2時間ジャストで帰宅。行きよりも15分早かった。脚の疲労は大したことはなかった。疲れたのは腕。70kmを越えたあたりから、二の腕が痺れてきた。
 

「自転車って、下半身ではなく上半身のほうが疲れることがあるんだ?」って知って驚いたもんね。サッカーを続けていたせいで脚力はそこそこ自信があり、実際足の疲労はあまりない。腕の次に疲れがあったのは「首」。たしかに前傾姿勢だと、首が疲れるのもわかる気がする。

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 ※ロードバイクほどではないが、ブルホーンにして、ハンドルポストを少々切断しており、まあまあ前傾姿勢になる


疲れは大したことなかったって強がり書いたけど、風呂入ってご飯食べたら急にだるくなり、睡魔に襲われ、その晩はいつもより早めに寝た。こういうときは、体の出すサインに素直に従うようにしておくのが吉。


4 サッカーにはない、サイクリングならではの素晴らしさ

サイクリングとサッカーを比較したとき、圧倒的にサイクリングが優れているのが「筋肉痛が全く無い」のと「膝や足首が傷まない」の2点。これは本当にありがたい。

サッカーは急激なストップ・アンド・ゴーを繰り返すスポーツ。自分の意志だけで動けないので、身体の節々に負荷がかかる。ダッシュもするし、ジャンプもするし、接触プレーもある。

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プレー後は体中に筋肉痛が残り、翌日も尾を引くものなのだが、サイクリングにはこれらが一切ない。どこも痛くはないが、ただただ疲労感がある状態なので、これって理想的。むっちゃカロリーを消耗しているのに、筋肉と関節のどこも痛くないのだから。

おかげで、サイクリングであれば、「昨日走って今日も走る」という連チャンができてしまうのだ。中年男性の趣味として、最高にステキな特徴だと思う。

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さすがに42歳を越えたあたりから、身体の痛みが半端なくなってきた。復活するのに丸2日かかるし、ヒザの古傷の再発もあって、本気でプレーできなくなってきた。

その点、サイクリングは”常に浮いた状態”なので、冠絶への負担が極めて少ない。サッカーやフットサルからすると、痛みとは無縁で楽しめるスポーツです。まさに生涯スポーツにふさわしいと思う。