国内外の自転車事故動画を見て事故予防を喚起するこのシリーズ、今回で24回目になりました。
今回紹介するのは海外動画5本です。

CRASHING at 30mph... road rash on my nipple?!


※事故発生時間:すぐ

海外のアマチュア選手の練習中に起きた事故。3台がトレインを組んでいる状態で、後続(B)の前輪が先頭(A)の後輪に接触(いわゆるハスった状態)して2台とも転倒。接触の直前にBが後ろを振り返って後続を確認したタイミングでAが左にスライドし、Bの前輪に接触してしまった…。ということのようだ。後方確認はレースでは欠かせないが、振り返るタイミングを誤るとこういうことになりかねない。

時速50キロほど出ていたものの、路面が比較的綺麗で車も走っておらず、本人も「身体中すり傷だらけになったし、乳首も怪我したよw」と振り返っていたくらいなので大事には至らなかった様子。

Torrential Rain Causes Bike Crashes at Road World Championships


※事故発生時間:すぐ

2019年9月24日にイングランドのヨークシャーで開催されたUCIロードワールドチャンピオンレース起きた転倒事故。原因は水溜りで、ハンガリー人のAttila Valter とデンマーク人の Johan Price-Pejtersen がタイムトライアル中に激しく落車。

水がショックを吸収してくれたようで、大きな怪我はなかった模様。両選手ともそのままレースに復帰した。

ここまで深い水溜まりに突っ込むと、プロ選手といえどどうしようもない。

Nearly number 16: Video captures near death bicycle crash in Park Slope


※事故発生時間:すぐ

ニューヨーク(ブルックリン周辺)の監視カメラに映った事故映像。車が行き来している道をシティバイクに乗った39歳の男性が急に曲がろうとしてトラックに追突された。かなり無茶な左折をかましているので車は避けようがない。バイクは全損、男性は大怪我をして意識を失ったが命は落とさずに済んだ。完全な正面衝突ではなかったのが不幸中の幸いか。死んでいてもおかしくなかった。

ニューヨークの交通マナーは相当悪いが、それは車に限った話ではなく、自転車もひどい。一人のサイクリストが、ニュースキャスターの街頭インタビューに「サイクリストが交通放棄を守ればもっと安全な社会になると思う」と答えた直後に赤信号を無視して走り去ったのは笑ってしまった。

Tour de France 2019: Périchon crashes on Stage 4


※事故発生時間:すぐ

2019年のツールドフランス(第4ステージ)での盛大な落車事故。集団が走っている真ん中に中央分離帯があって、それを避けきれずにコフィディスのピエール=リュック・ペリション選手が突っ込んでしまった。スピードが出ていたのバイクと選手は宙を舞ったのだが、「大きな怪我はなかった」そうで、ホンマかいな…。

ちなみに映像はチームメイトのナトナエル・ベルハネ選手によるもので、彼も巻き込まれて落車している。

Cycling Race Crash Ends in Cuddle || ViralHog


※事故発生時間:35秒

2019年8月にロシアで行われたMTBレースでの落車事故。映像は舗装路なのだが、直線を走ってきた2人の選手の一人が横に押し出されるようにして倒れ、そのまま観客席側にバイクもろともなだれ込んできた。

幼い子供に直撃してしまう!と思った瞬間、落車した選手がとっさの判断で子供を抱きかかえて直撃を回避。子供に怪我はなかった。まさに間一髪だった…。 

自転車レースを観戦するとき、スプリントが起きるような場所に小さい子供を連れて行くのは危険かもしれない…と思わされた。落車が起きなくても、目を離した隙に道路に飛び出してしまう可能性もあるわけなので。


というわけで、こういう動画を見ていると身の引き締まる思いです…。皆様も安全運転でお過ごしください。

2020-02-24 10.05.05


ツイッターはこちら

You Tubeチャンネルもやってます