サイクルガジェット ロードバイクが100倍楽しくなるブログ

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カテゴリ: レースの出場

新潟で開催された120キロのヒルクライムイベント『ツールド妻有』に参加してきた。そのレポートは2回にわけてお届けしてきたが、そこれは伝えきれなかったことを書く。イベントを準備ししてくださったツールド妻有実行委員会と、笑顔で盛り上げ、サポートしてくださった地元 ...

新潟で開催された120キロのヒルクライムイベント『ツールド妻有』に参加してきた。



そのレポートは2回にわけてお届けしてきたが、そこれは伝えきれなかったことを書く。



イベントを準備ししてくださったツールド妻有実行委員会と、笑顔で盛り上げ、サポートしてくださった地元ボランティアの方々には深く感謝している。



ただ、「もうすればもっとステキなイベントになったんじゃないかしら」と感じることもあったので、感謝の意を表しつつ、僭越ながら述べさせていただきたい。



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ツールド妻有は100点満点中、95点

最初に断っておくと、ほぼ満点に近いのよね。3日間滞在したんだけど、その間ずっと気持ちよく、美味しく、楽しく過ごすことができた。




例えば…


心が折れそうで折れない、絶妙なコース設定

エグい登坂に苦しめられたが、そのぶんダウンヒルは気持ちよかった。120キロもの長さのアップダウンをよくぞ用意してくれたものだと感心。迷いそうになる分かれ道にはスタッフの方がいたり、道路にクッキリと矢印が描かれていた。迷子の心配はゼロだった。


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うますぎてカロリーオーバーになる補給食

120点を差し上げたい。サイクリング中で空腹だったことを差し引いても、すべてが美味しかった。消費したカロリーよりも、それ以上を食べたはずだ。



味もさることながら、オニギリやお漬物、冷や汁、パエリア、豚汁、おソバ等が手作りだったことがうれしかった。文句がないどころか、買って帰りたいと思ったもんね。


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温かいホスピタリティ

地元の方々の声援、運営の方々の人懐こい人柄がジーンときた。赤の他人なのに、温かい声をかけてくれるなぁって滞在中に何度も感じた。地域が一体になって盛り上げようって意気込みが伝わってきた。


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風光明媚な景色&環境

日本人ならほっこりせずにはいられない、山々と田んぼの風景は素晴らしい。イベント当日は小雨~曇り、しかも少し霧がかってやや残念な天候だったんだけど、逆にそれが風情ある雰囲気を醸していた。



晴天下でのサイクリングもいいけど、しっとりした田園風景を愛でながらもまた乙なものだ。


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運営のスムースさ

前日の受付、当日のアナウンス、道中のエイドステーション、トラブルで立ち往生する人のバイク隊のサポートなど、総じてとてもスムーズだったと思う。何かを待たされたことはなかった。



1,000人という大人数を巧みにさばいてくださったのは、これまでの経験値が高いからだと思う。


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※前倒しで予定より早く受付を開放してくれていた。



参加費用が安すぎない?

120キロコースは1万円だったんだけど、これは破格だと思う。いや、安すぎるんじゃないかな。というのも、参加者全員にジャージが配られているんだよね。着心地もいいし、バックポケットもしっかり造られていて、クオリティもしっかりしている。



ジャージが付いて、エイドステーションが充実しまくってて、1万円はコストパフォマンスよすぎる。ちゃんと黒字になっているか、こちらが心配してしまうくらい。まあ、たくさんの企業が協力&協賛しているので大丈夫とは思うが。


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で、ここから本題なんだけど、「こうだったら、もっとよかったのに」って点をいくつか。


感謝の意を表せない

ボランティアの方々に「ありがとう」と伝えられないのが心苦しい。



大会前はものすごい量の食材を買い込んで仕込んで冷蔵庫で保管して当日にテントを設営してそこまで車やトラックで運んでお皿やコップや火を用意して配膳してゴミを回収して残り物を処分して…って、途方もない作業が発生しているのよね。それも1,000人分よ。



参加者はただうまいうまいって食べて、「美味しかったです、ありがとう!じゃあサイナラ」って走り去るだけ。


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そこで考えたのが…


買い物をして、地元に還元したい

地元の食材や食料を購入できる仕組みがほしかった。参加者が感謝を伝えるのにちょうどいい方法がコレだと思うんだよね。



お米や野菜って生の状態でもよいけど、それ以上に買いたかったのが地元の方々手作りのお漬物。キュウリとナスに味噌をつけて提供してくれたんだけど、あの味噌もセットにしてほしいな。



エイドステーションの漬物(or 豆腐)だよっ」、「エイドステーションで食べた魚沼産コシヒカリのオニギリをご家族にも!」って売ってくれたら、そしてお金が地元に還元されるなら、買う人は大勢いると思うんだ。少なくとも、自分だったら家族と両親用に買う。絶品だったもんね。



地元の人々には「毎日食べているし、珍しくもなんともない」かもしれないが、別の土地の人間はそういうのに感激したりするのよね。


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※こうやって炊いたお米が、美味しくないわけがない!




公式サイトでは、映画上映会とかDVD販売はあったが、正直、「買う人っているのかな…?」と首を傾げてしまった(すんません)。



あと、越後妻有オンラインショップはあったが、ツールド妻有に関連はしていない感が強く、またツールド妻有公式サイトの深くにしかリンクされていないので、大半の方は見つけられないであろう。これもイベントと連携させてもいいかなと。


ゴール地点で豚汁をふるまってくれたテントでは、お米の販売をしていたんだけど、さすがにサイクルウェアの状態で2キロの米袋を担ぐわけにもいかない。



それに、疲労困憊で「欲しいけど、今は倒れこんで休みたい・・・」って人ばかり。よって、爆売れしている感じではなかった。なぜなら売るタイミングはそこではないから…。


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理想は、地元に戻った翌々日くらいに、「お疲れ様!筋肉痛は取れましたか?」ってフォローメールが届き、「越後妻有の味を自宅でも!」ってECを案内する…のがベストタイミングだと思うんですが、いかがでしょうか。




関係者のみなさまに感謝したくても、できなかったのが最大の心残り。



改めて、ツールド妻有実行委員会とボランティアの方々にお礼申し上げたい。


ありがとうございました!

\(^o^)/

『ツールド妻有』の体験がとても素晴らしかったので、2回にわけてレポートしています。今回はその後編。>>前編はこちら前編では「会場に行くまで」、「宿の確保」、「天候にあわせた準備」、「補給食の美味さ」について書いたんだけど、今回はイベント中に感じたこと&イベン ...

ツールド妻有』の体験がとても素晴らしかったので、2回にわけてレポートしています。今回はその後編。


>>前編はこちら




前編では「会場に行くまで」、「宿の確保」、「天候にあわせた準備」、「補給食の美味さ」について書いたんだけど、今回はイベント中に感じたこと&イベント後のお話です。

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※全員が支給されるお揃いのジャージを着て走る。一体感がスゴイが、道中で知り合いを見つけにくくなる(笑)


ボトルは1本でOK

真夏の120キロのライドだと、水分補給が心配だが、ツールド妻有に限って言えばボトルは1本でOK。エイドステーションで水、スポーツドリンクをいくらでも補充してもらえるからだ。



エイドステーションの間隔は長くても14キロほどなので、1本あれば十分に持つ。ヒルクライムなので、2本持つと重量増になってしまうしね。



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走行中は、周囲と積極的にコミュニケーション&意思表示を

いくらバラけて走るといっても、1,000人規模のイベントとなると前後に人は常にいるし、ひんぱんに抜いたり抜かれたりする。



人を抜くときは「右通りまーす」とか、車が前後から来たら「車!」って周囲に警告したり、路肩をあるくお婆さんがいたら、ハンドサインで後続に伝える、といったことはせねばならない。



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公道を閉鎖しているわけではなく、人も車も普通に生活されている中を走らせていただくイベントなのだ。こちらは地元の道をお借りさせていただいている身分なので、感謝と礼儀を持って走らねばならない。


下りはくれぐれも安全運転で

あと、ツールド妻有はヒルクライムイベントなので、ダウンヒルもたくさんある。直線だったり、ワインディングだったり、見通しが良かったり、悪かったり、様々なシチュエーションを走るんだけど、やはり下りは事故が起きやすい。



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自分は目撃しなかったが、「下りで事故があった」と他の参加者が話しているのを耳にした。



あまりの気持ちよさについついスピードを出したくなるが、ダウンヒルでは飛ばしすぎず、自分の力量を越えた走りをしないようにしよう。大規模になればなるほど、サポートカーへの伝達や救急車の到着も遅れるだろうしね。



あと、雪国であるせいかもしれないが、路面が荒れている箇所もまずまずあった。くぼみでガツンときて、ブラケットを持った指がスッポ抜けそうになったことも数回あったしね。初めて走る道は路面の予測ができないので、ご自身のスキルを過信しすぎないようにしていただきたい。

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※えげつない斜度を登るということは、その後えげつないダウンヒルをすることを意味する


運営者とボランティアの方々のホスピタリティにうるっとくる

走行中に地元の人達が声援を送ってくれるんだけど、それがすごくウレシイよ」と聞いていたとおり、街中の方々が沿道で「がんばれ~」と手を振ってくれた。


Cheer

※ ツールド妻有公式サイトより引用


地元のおじいちゃん、おばあちゃん、小さな子どもたちが笑顔で見守りながら応援してくださる姿を見せてくれると、こちらも「ありがとうございます~!」、「おはようございまーす!」と喋りながら走ってしまうね(笑)。



道を占拠して走っている立場の我々を、このように暖かく迎え入れてくれるホスピタリティがありがたかった。



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坂道で苦しんでいるところを背中を叩いて励ましてくれたり、ブンブンと旗を振ってくださるパワフルなオバサマたちもいらっしゃった(笑)。



ツールド妻有は9年目で、サイクルイベントとしては歴史があるほうだが、これもきっと運営事務局の尽力の賜物のはず。イベントを1回だけやることはできても、毎年開催してしかも成長させていくのは相当な努力が必要だからね。

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※ 盛り上げ役のちんどん屋さん。場所を移動しながらずっと応援してくれていた。(ツールド妻有公式サイトより引用)


イベント終了後、もう1泊する手もある

レースのスタートとゴールは「ミオンなかさと」という温泉宿泊施設だったんだけど、レース終了後はここに泊まることにした。この判断は正解だった。



なぜなら、7時20分に走りだし、16時20分ゴールの9時間を走り終わったあとは、疲労で1ミリも動きたくなくなる。そのまま会場横にあるミオンなかさとになだれ込み、温泉に使って生き返ることができた。



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ほとんどの参加者はイベント終了後にバラバラに帰っていくのだが、ローディ先輩と自分は有給を使ってミオンなかさとに宿泊した。お互いおっさんなので、「翌日は仕事にならないだろう…」という先見の明である(笑)。



ミオンなかさとは田園に囲まれ、すぐそばには信濃川の流れる開放感のあるロケーション。泉質は弱アルカリ性の単純温泉。湯船も露天も広々としていて、開放的なロケーションなので身も心も休まった。夕飯前、夕飯後、翌朝の朝食前の3回も入ってしまった。お食事は朝も夜も和食だったが、どちらも美味しかった。



埼玉に戻る途中で、「道の駅 南魚沼 雪あかり」に立ち寄ってお土産を購入。地元で採れた野菜と魚沼産コシヒカリ、お漬物やジャム、ヨーグルト、お菓子などなど販売されていた。食事できるスペースもあったよ。公式サイトには紹介動画もあったよ。


バイクは入念に洗い、注油しよう

今回のイベントは濡れた路面も多少走ったので、バイクがものすごく汚れた。


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ディレーラーとキャリパーブレーキには砂がびっしり入ってしまったし、タイヤを外し、水洗いで砂を完全に落とし、水分や埃をエアダスターで吹き飛ばして自然乾燥。その後、駆動部分にグリスを注油してピカピカに戻した。


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ひとつ驚いたのが、シャマルミレのホイールの汚れがすごく少なかったこと。あんなにも濡れた路面を走ったのに、ブレーキシューの黒みがないし、洗浄しても汚れがほとんど出ない。


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これがプラズマ電解酸化処理のおかげかどうかは分からないが、そういえばブレーキングは120キロの道中で常に思うように効いてくれて、不安を感じさせるシーンは一度もなかった。



シャマルミレのヒルクライム&ダウンヒルのインプレッションは別の機会に書くので、しばしお待ちを。




ツールド妻有の関係者のみなさま、本当にありがとうございました! 来年も参加させていただく予定です。m(_ _)m

新潟県の妻有地方で開催された『ツールド妻有』に参加してきた。勤務先のローディ先輩はこれまで8回参加していて、事あるごとに「ツールド妻有はいいよ!まず景色がいい、エイドステーションの補給食が絶品、でもって人々が温かい」と口癖のように語っていた。しかし、これま ...

新潟県の妻有地方で開催された『ツールド妻有』に参加してきた。



勤務先のローディ先輩はこれまで8回参加していて、事あるごとに「ツールド妻有はいいよ!まず景色がいい、エイドステーションの補給食が絶品、でもって人々が温かい」と口癖のように語っていた。



しかし、これまでエイドステーションで食事するイベントに参加したことがなかったので、話を聞いてもいまいちピンとこなかった。

Photo


「エイドステーションの補給食がいくら美味しいっていっても、しょせんバナナとかキュウリでしょ?」

「田舎の景色だったら、わざわざ新潟まで行かなくても、秩父の峠があるじゃない」

「人のぬくもりって、そういうのは昭和までの話では」


……と、ほんの少し思ったことは否定しない。




しかし、余りにも熱心に勧めてくださるので、「体験したことがない人間には想像のつかない世界があるのかも」と考えを改め、エントリーしたのだ。



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イベントを終え、川口市に戻ってこのブログを書いているんだけど、結論から言おう。



ツールド妻有サイコー! 新潟県の食事と景色に感激! イベント運営&ボランティアの人々のホスピタリティに感動!」だった。お世辞抜きで、素晴らしいイベントだった。





期待をはるかに上回るステキなイベントだったので、ぜひここでも紹介したい。あまりほめすぎると、来年のエントリーがしにくくなってしまうかもしれないが、やはり良い物は良いと伝えたいのだ。



そもそも、ツールド妻有とはどういうイベントか?

TOUR DE TSUMARI(ツールド妻有)は、新潟県妻有(十日町市・津南町)地方で、3年に一度開催される現代アートの祭典「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」において、建築家伊藤嘉朗氏が、2006年に企画・発案されたサイクリングイベントです。

伊藤嘉朗氏は、美しい里山の風景やアート作品、建築作品などを楽しみながら自転車で巡るアートツアーとして、移動そのものを作品のテーマにしました。

2006年以降、伊藤嘉朗氏を中心に、地元の大勢の皆さんのご協力のもと、毎年開催されており、2009年と2012年は「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の開催年であり、芸術祭の公式イベントとして開催されました。

Start

ツールド妻有公式サイトから引用



ツールド妻有はただのサイクリングイベントではなく、芸術祭の一部なのだ。走っている我々サイクリストにとってはイベントでしかないかもしれないが、主催者からすると、走っているサイクリストたちも芸術作品の一部という位置づけなのである。コンセプトが大きい!



用意されているのは70, 90, 120キロと3タイプのヒルクライムイベントだ。レースではないので、順位やタイムを競うことはしない。12~14キロごとに用意されるエイドステーションでの補給食に舌鼓を打ちつつ、マイペースで制限時間内に走る。



マイペースで走ってよいとはいえ、高低差はけっこうある(120キロコースの獲得標高は2000メートルちょい)。平地はほぼなく、登りと下りをひたすら繰り返す。



ちなみにエントリーしたのは120キロコース。せっかく新潟まで出かけるのだから、思い切りもがきたいではないか。

Course


ということで、時系列&ポイント毎にまとめて、2回にわけてレポートしますね。


輪行で行くか?クルマで行くか?

これはかなり迷ったがクルマにした。今回は2泊するつもりだったので、荷物がそこそこの量になる。それらをすべて背負って移動するのはきっついので、パンダに全部詰め込んで移動することにした。



勤務先からは他に2名参加したのだが、輪行移動だったので現地合流することにした。



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結果的に、車にして正解だったと思う。まず現地の足にもなるし、買い物をしたり荷物を移動させるためにも使える。あと、イベント前日は雨だったのでなおさら助かった。車移動だと、バイクスタンドとかフロアポンプといった、「輪行ではどうしても運べない器具」も持っていけるのもGOODポイント。



車があったおかげで、宿から15キロ離れた『ナステビュウ湯の山』という日帰りの松之山温泉にも行ったんだけど、泉質も露天からの風景もよくてくつろげた。ちなみに源泉は95度(!)だけど、もちろんぬるめてあるので心配無用(笑)。



川口市から妻有まで片道210キロ。まずまずの距離ではあったものの、パンダでドライブも楽しめたと思えば悪い話ではない。藤岡ジャンクションまでは軽い渋滞があったけど、群馬に入ればほぼほぼスムーズに走ることができた。

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※もうちょい走れば日本海




宿泊先はレース会場の近くがいい

ツールド妻有の参加者は1,000名。これくらい出場人数が多いイベントになると、「ひとつの村だけでは、宿泊キャパが足りない」事態が起きる。



朝の7時に出走するので、どうしても前泊する必要があって、ちゃんと宿を確保しておかないと、「イベントにエントリーはできたけど、泊まる宿がない!」なんてことになり、会場から数十キロも離れた町まで走らねばならなくなったりする。(現にそういう人はいる)


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※会場のミオンなかさとからほど近い「和泉屋」さん




そこは(すでに8回もツールド妻有に参加している)ローディ先輩が機転を利かせて、スタート地点からたった2キロの宿を確保してくださった。これはすごく助かった。なにしろ、当日は4時半に起床したからね。



5時過ぎに食事をし、身支度を整え、バイクを用意し、荷物を預け、クルマを所定の位置に移動させ…なんてやっていると、あっという間に時間が過ぎてしまうものなのだ。遠くに宿泊していたら、3時起床で寝不足のまま走るはめになっていただろう。



ちなみに宿泊先は「和泉屋」さん。公式ウェブサイトかブログを探したのだが、発見できなかった…。家族で運営されている小さな旅館で、ボリュームある食事が美味しかった。

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雨を想定しておくべし

前日の昼に全員が宿に集合し、荷物を預けて昼食をとり、コースチェックを兼ねて試走したのだが、試走終わりと同時にザーッと雨が降ってきた。どうにか止むことを祈ったが、雨は夜通し降り続け、翌朝の起床時(4時半)もまだ降っていた。



路面はびしょ濡れ。「夏とはいえ、雨の中を120キロ走るのはしんどいな。下りはスピードも出るから身体も冷えるし、スリップの危険性も増すし」と心配してしまった。

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※スタート前まで小雨がシトシト




山の天気は変わりやすい。週間天気予報はアテにならない。経験豊かな先輩方は(ヘルメットにかぶせるための)シャンプーハットとかシューズカバー、アームカバー、袖なしのウィンドブレーカー等を用意していて感心した。こっちはといえば、なんの雨対策もしておらず、準備の甘さを反省した。



ちなみにレース開始直前に雨はやんでくれたからよかったものの、雨の中を走ることになっていたら、かなりつらい思いをしたであろうことは間違いない。雨対策は必ずしておこう。

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※あいにくの天気だけど、霧がかった山々と田園風景に見とれてしまう


パンク修理キットはぜったいに携行すること

まさかロングライドに出場する人で「パンク修理ができない」とか「修理キットを持っていない」なんてことはないと思う。実際、パンクはあちこちで起きた。120キロの道中で、ざっと30件はパンク修理を見かけた。



まずスタート500メートルでパンクしている人がいたし、数キロごとに修理している人を目撃したね。どなたも慣れた手つきで軽々と修理していたが、空気入れを持っておらず、主催者側のサポートバイクの空気入れを持ってきてもらっている人もいた。レース開始直前まで雨だったことも、パンク多発の原因だと思う。



100キロを越えるイベントではチューブ1本では心細い。予備は2本は持っておきたいところだ。

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※20キロ地点にて。左にはパンク修理中の方々が


日本の原風景を堪能せよ

新潟県には冬のスキーシーズンにしか訪れたことがなかったせいか、「新潟=雪国(白い)」という固定観念があった。(失礼にもほどがある)



ところが、夏の新潟の美しいことといったら!



坂の上から見下ろす延々と続く棚田。稲穂がなびく一面の田園風景、人の手が入っていない自然のままの山々、澄み切ったおいしい空気。まるで、日本昔ばなしのワンシーンを切り取ったような日本の原風景を味わうことができた。



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別に自分は田舎で生まれ育ったわけじゃないけど、にもかかわらず「これぞ日本!」って声に出したくなったね。秩父の峠も悪くはないけれど、スケールが違いすぎる。



この風景のおかげで、120キロの道中がまったく退屈ではなかった。この風景は、お金を払ってでも愛でる価値があるよ。



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エイドステーションの食事の旨さはハンパない

半信半疑だったエイドステーションの補給食だが、とんだ誤解をしていた。うますぎるのである。


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エイドステーションは8箇所あって、甘いもの、しょっぱいもの、温かいもの、冷たいものをこれでもかと提供してくれる。



バナナやグレープフルーツ、スイカ、トマト、桃はどれも甘かった。漬物類も充実してて、キュウリやナスにボランティアの方々手製の味噌をつけて食べるのだが、絶妙のお味なの。



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地元のオバちゃん、お婆ちゃんたちの手作りなので、さらに有り難みが増す。そして魚沼産コシヒカリでつくったオニギリにとどめを刺された…。


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炊いた米に塩を混ぜて握っただけなのに、なぜこんなにも人の心を打つのか…。塩握り飯だけではなく、鮭、昆布、梅と具のバラエティも豊富。たぶん、おにぎりだけで10個は食べた。


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※家に持って帰りたくなる美味さ!


途中、ツールド妻有名物の魚沼産コシヒカリで作った巨大パエリアにも出くわした。ほっくほくで具もジューシー。思わずおかわりしてしまった。


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パエリアの隣にあった冷や汁もいい仕事をしていたね。地元で採れた夕顔が入っていた。



「夕顔」とは聞いたこともない野菜だが、ウリ科の植物で巻き寿司などの具に使われる「干瓢(かんぴょう)」の原料である。冬瓜に似ているね。ホッとする味だった。


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あと、手作りの豆腐にも衝撃を受けた。



醤油かけずにたべてみてよ!」とオバちゃんに言われ、「味はするのかな?」と恐る恐る口に運んだら、なんと甘い!ほんのりではなく、ビシッとしっかり甘いの。これはもはや大豆のプリンと呼ぶべきお味だ。


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醤油をかけずにそのまま食べたほうが美味しいと思った。大豆の味がこんなにしっかりした豆腐は久しぶりだ。ふだん食べているスーパーの真っ白な豆腐とはまったくの別物。



昼ごはんに用意されたソバは、地元の蕎麦屋さんがわざわざ出張してこしらえてくれた。すごい行列だったのでさぞかし美味しいのかしらと並んでみたら、期待違わぬ味でビックリ。エイドステーションでこんなに本格的なソバを賞味できるとは…。

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ゴール後にもおにぎりと豚汁をいただけるのだが、疲れ切った身体にしみる。そしてひたすらにうまい。


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笹だんごやクッキー、あめ玉等のスイーツもあったし、チーズや魚肉ソーセージといったタンパク源も用意されていて、「胃袋がいくつあっても足りないよ~」状態。



ツールド妻有の補給食はもはや「グルメ」と呼ぶほうがふさわしいレベルだ。運営者&ボランティアの方々は押し寄せるライダーたちにバンバン食事を提供してくださっていた。



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※1,000人分の補給食を仕込むのは、とっても重労働だったはず。感謝である。


それも、事務的に渡すとかではなく、笑顔と応援の言葉をかけてくれるし、どこで採れた食材かも親切に教えてくれる。まさに街を上げてイベントを盛り上げるぞって意気込みがヒシヒシと伝わってくる。その姿は感動的ですらあった。


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食物のことを熱く語りすぎてしまったようだ(笑)。



後編はこちらからどうぞ!

去年も出場した「もてぎエンデューロ」に今年も職場の面々と出場してきた。 もてぎエンデューロとは、ツインリングもてぎをひたすら走りまくるというイベント。我々が出場したのは7時間レース。朝の9時から夕方16時まで、交代しながらノンストップで走り続け、制限時間内に ...
去年も出場した「もてぎエンデューロ」に今年も職場の面々と出場してきた。
もてぎエンデューロとは、ツインリングもてぎをひたすら走りまくるというイベント。



我々が出場したのは7時間レース。朝の9時から夕方16時まで、交代しながらノンストップで走り続け、制限時間内に何周できるかを競うのだ。




Motegi



ロードバイクに乗らない人にしたら、「サーキットをくるくる回って、なにが楽しいの?」と思われそうなイベントだが(笑)。


去年は9月下旬開催だったのが、今年はやや肌寒い11月1日の開催。しかも、当日は雨の予報。うーむ、11月の雨の中を走るのはかなり寒いであろう。




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しかも7時間の耐久レースだし、待ち時間に身体は冷えるし、寒さ対策をしっかりしないと、風邪を引きかねん。


つうことで、着替え、秋冬装備、毛布、レジャーシートなどなどを用意した。
あと、長丁場なので補給食もしっかりと持参したよ。


到着直後は曇り空。まだ雨は降っていない。



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職場のSさんのレガシーに3台積んでいただいだ。レガシーの積載量、スゴイ!



受付を済ませ、試走を1周だけした。試走後、雨がポツリポツリ。ぐぬぬ、このタイミングで雨かよ。んで、この後は、ずっと降ったり止んだりを繰り返すことになる。



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レース開始は9時。9時に4時間エンデューロが始まり、4分後に我々の7時間エンデューロがスタートする。




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見た感じ、4時間に出場するチームの方が6;4くらいの割合で多いような印象だ。


我々のチームの一番手はオレサマ。コースにずらりと数百台のロードバイクが並ぶと、かなり壮観だね。


貸切のサーキットを思う存分走れるなんて、こういうレースでもない限り機会がないので、とても興奮する。




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スタートと同時に四方からクリートをはめる「ばちんばちん」って音が鳴り響く。


ロードバイクでのもてぎエンデューロは、車のレースの逆方向に走る。自動車レースは時計回りで、ロードレースは逆時計回り。正式な理由は確認していないが、おそらく「ロードバイクで突っ込んだら危険すぎるコーナーがあるから」だと思う。


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まっすぐな下りの後で、直角に曲がるコーナーがあるんだけど、ここをロードバイクで突っ込もうものなら、確実に大惨事になるって場所があって、それを回避するために逆回転にしているんだと思う。誰に聞いても、このことを指摘するしね。




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※画像は昨年の試走時に撮ったもの




話を元に戻すと、スタート直後は人が大勢なのでややゆっくり目。と思いきや、最初のコーナーを過ぎた直線の登りですでにマジレースが展開し始めた。あっという間にオレサマの視界から消えていくガチな方々の集団。



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※奥の方々がガチです(笑)。



オレサマの今日のゴールは、「事故ゼロ、落車ゼロで完走する」であり、順位は二の次。



しかも路面はウェットコンディションなので、コーナーは慎重に曲がった。もてぎのコースは、上りの後に「快適きわまりないダウンヒル」がある。ここの下りを満喫するためにもてぎに来ると言っても過言ではないほどだ。


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※画像は昨年の試走時に撮ったもの





ここは、普通に走っても軽く時速40キロを超えるし、オレサマ程度の貧脚でもちょいと回せば時速45キロ~50キロ出てしまう。長いくだりのあとは、緩やかな登りがあって、平坦のストレートになり、スタート地点に戻ってくる。



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さて、他のチームがどういう交代方法をとっているかは知らんが、我々は3周で交代しようと決めた。


1周は5キロ弱あって、普通に走ると8分30秒~9分で周回できる。これを3回繰り返すと27分くらいで交代することになる。まあ、体力的にもこれくらいの頻度で回すのがよいだろうという判断だ。疲れてくる終盤には2周交代もあり、である。



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「雨の中、走るのは嫌だなあ」と思っていたが、いざ始まってしまうと雨だろうが関係なく楽しい。気温も意外に低くなく、15度くらいある。




オレサマはアームカバーと夏用ジャージの上にウインドブレーカーを着て走ったが、半袖とショートビブショーツという夏の出で立ちで走っている人もちらほら。少なくとも、走っている間は寒いと感じることはなかった。


コース上には4時間エンデューロの人たちと、7時間エンデューロの人が入り乱れており、どこも満遍なく人が散らばっているかんじ。




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賑わっていて結構なことだが、人の多さと事故発生率は比例するもので、さっそく落車のアナウンスが。
どこそこの地点で4台が接触して落車
どこそこで2台落車発生。通過の際は気をつけてください
というアナウンスが割と頻繁に聞こえてくる。



コーナーで曲がりきれずに膨らんでしまって隣のバイクに接触するとか、スリップ転倒したバイクに巻き込まれてしまうとか、そういう事故が起きているんだろう。


オレサマの近くでも、バランスを失いかけてなんとか持ちこたえる人が何人かいたし、急な車線変更するバイクに慌てて、転けそうになってた人もいた。


ほんのちょっとの気の緩みで事故になる。周囲の様子を見てて、「こりゃあ、無茶な走りはしない方がいいな」って肝に命じたよ。




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コーナーに進入するときはもちろん、常に自分の360度に誰が走っていて、追い抜こうとしているのか、オレサマを風除けに利用しているのか、こっちに気づいていないのか、ピットインしたがっているのか、ということに意識をするようにした。


エンデューロはいろんなレベルのライダーがいて、抜いたり、抜かれたりがそこらじゅうで起きる。集団走行をしたことがない人や、サーキットが初体験って人もいる。ママチャリやクロスバイク、子供もいる。




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その真横を実業団クラスのスピードでぶっ飛ばす高速集団もいるわけで、かなり特種というか、事故が起きやすい不確定要素の多い環境なのだ。


オレサマは15周ほど走ったと思うんだが、(記憶では)2周に1回は落車のアナウンスがあった。


去年よりも明らかに頻発していて、間違いなく雨のせいだ。怪我の程度は知りようもないが、巻き込まれた人を含めたら、30人くらい事故に関わっているかもしれん。




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その様子を目撃したら、とてもじゃないけど本気でぶん回そうって気にはなれなくて、心にブレーキをかけながら走ったね。



疲れたときは、同じペースで走る人の後ろについて風除けにさせてもらったりもしたけど、前を走る人がコケる可能性はあるので、あんまり長時間はつかないようにもした。もちろん、風除けにさせてもらうのはストレートのみで、コーナーに入る前には距離を開けてセーフティマージンを保つようにした。


その心がけのせいもあり、我々のチームは誰も事故ることなく、巻き込まれもせず、無事に完走。


雨の中のレースというのが残念ではあったけど、コンディションの悪さを差し引いてもやっぱりサーキットコースを伸び伸びと走れるのはうれしいし、快感だ。アップダウンはゆるやかで、カーブ、コーナーも多く、変化に富んだコースなので、何周しても飽きないのもGOOD。




それにしても、トップ集団の速さは別次元だったわ・・・。「もうこれ以上スピード出せねえーーーー」ってこっちがフルパワーでダンシングしている横を、こともなげに余裕のシッティングでぶっこぬいて行かれるんですもの・・・。筋力の差?持久力?回復力?どういう身体の構造をしているんだろう。


というわけで、もてぎエンデューロ7時間レースの模様をお伝えしました。

来年もぜひ出場しようと思う。

レースに勝つための最強ロードバイクトレーニング

マジで三本ローラーを買ってトレーニングしようか悩み中。(置き場所が・・・)

こないだ、栂池でロードバイクのヒルクライムレースに出場した。散々な結果(年齢別で71位)だったことはさておき、レース中に沿道からかけられた「がんばれ-」という声援は今も忘れない。 Photo Credit: kimijada 素人がスポーツしてる最中に、声援を受けるって、なかな ...

こないだ、栂池でロードバイクのヒルクライムレースに出場した。



散々な結果(年齢別で71位)だったことはさておき、レース中に沿道からかけられた「がんばれ-」という声援は今も忘れない。



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Photo Credit: kimijada





素人がスポーツしてる最中に、声援を受けるって、なかなかできない体験だかんね。けっこうウレシイもんなんだよね。




で、そのときに、「これやったら、ぜったい面白くて、レース参加者が大喜びでソーシャルに流すだろうなあ」って思ったアイデアがある。




100人くらいのボランティアが、レースの区間の一箇所に集結して、大声援を送る」ってサービス(おもてなし?)をしてくれたら、参加者にはゼッタイに忘れられない体験になると思うんだよ。





ツール・ド・フランスでラルプデュエズを越えて行くとき、道を塞がんばかりに選手に押し寄せて大声援送るじゃん。上半身裸のオッサンやへんてこな仮装をした兄ちゃんらが、真横まで迫ってきたり、並走しながら大声援を送るじゃん。アレをやるのよ。




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画像引用元 (シクロワイヤード)





これやられたら、ぜってーウレシイよ。場所的には、ヘタれてきた終盤がいいかな。




このアイデア、お金はぜんぜんかからない。必要なのは100人程度のボランティアのみ。1,2回リハーサルやればOK。べつに奇抜な格好もしなくていい。ただ、一箇所に集結して、あらん限りの大声をぶつけるだけでいい。




こーゆーのは、やる側が照れちゃダメよ。やるならバカバカしいくらい徹底的にやるの。子供やお年寄りは抵抗があるかも知れないから、だったら地元高校生とか起用すればいい。




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画像引用元





想像してほしい、道路を埋めつくさんばかりのJKが、あなたに大声援をおくる姿を・・・。素晴らしくはないだろうか?素晴らしいに決まっている。



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画像引用元





やるのはカンタンで、効果(参加者に与えるインパクト)は絶大。ヒルクライムレース参加者は大半がオッサンであることからも、効果の大きさは容易に想像できる。TwitterやフェースブックはROM専なオレですら、こんなことされたら確実にツイートするね。(走りながらリアルタイムにはできないけど)




自転車以外のメディアも、面白がって取り上げると思うよ。




たぶん、こんなおもてなし(?)をするヒルクライムイベントはまだないはずだから、関係者がこのブログを見てたら、ぜひトライしてほしい。




ヒルクライムにかぎらず、自転車レースってまだ注目度は低いというか、狭い閉じた世界って印象がある。自転車の外の世界の人を巻き込んだり、注目してもらうかの工夫が必要だと思うよ。言葉は悪いけど、まだ地味なんだよね、日本のロードバイクイベントって。




オレサマが主催者だったら、間違いなくサプライズとして企画するよん。



この1年で、何回かヒルクライムする機会があった。すべて人に誘われたからやってみたんだが、誘われていなかったら、ゼッタイにしなかったと思う。 正直に言うと、ヒルクライムって、ローディの中でも気合の入りすぎたド変態のみがおこなう、特異な競技だと思っていた。あ ...

この1年で、何回かヒルクライムする機会があった。すべて人に誘われたからやってみたんだが、誘われていなかったら、ゼッタイにしなかったと思う。



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正直に言うと、ヒルクライムって、ローディの中でも気合の入りすぎたド変態のみがおこなう、特異な競技だと思っていた。


あけすけにゆーと、「坂を登って喜ぶってなんなの?どうかしちゃってんじゃないの?」って呆れてた。


平地走ってたほうが、スピードも出るし楽しいじゃん。なんでわざわざ山までロードバイク運んで登ってるの?」とも。



これ、ヒルクライムしたことのない人の典型的な印象のはず。




しかし、人間とは変わる生き物である。。。オレサマ、今ではヒルクライムが好きです(笑)。



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※初めての白石峠はキツかったけどね・・・。





ヒルクライムにハマる理由その1 「達成感」


やってみたら印象が変わった。おもしろいのだ。いや、たしかにシンドイ。体も心もキツイ。登っている間は、「もうやだー」って投げ出して、踵を返して山を降りたくなる。来てしまったことを後悔する。なんでこんな学生の部活みたいなシゴキに似たことやんなきゃいけねーのって初めて定峰を登ったときは思ったもん。




でもねー、”達成感”があるんですわ。てっぺんに登りついて、山を見下ろすと、「これを自分の足で登ったんか。やるな、オレ」ってウレシイの。この達成感を感じない人は絶対にいないだろうね。で、これを味わいたいがために、別の峠を登りたくなる。




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ヒルクライムにハマる理由その2 「プチ旅行気分」

レース出場ともなると、会場が山なので車でえっちらおっちら運転して向かわねばならんし、「たかだか1時間かそこらのレースのために、前泊すんの?時間とお金がもったいなくない?」って思ってた。たしかに時間とお金はかかるけど、それが悪くないのよ。だって、旅行気分が味わえるから。




山だと温泉があるし、景色はよくて、空気はうまい。前日に来れば、試走もできて、それはそれで楽しい。1泊してレースに出るって、一粒で二度美味しい的なかんじで、オレサマはこのスタイルが気に入ったね。お金はかかるかもしんないけど、山だと民宿があったり、ビジネスホテルに泊まるくらいの料金でいけるしね。




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ヒルクライムにハマる理由その3 「本気で体重を落としたくなる」



そんなオレサマも、「ヒルクライムは一度やったらコリゴリで、二度とやりたくなくなるはず、、、」と怖気突いてはいたのだ。ところが、その逆で、もっとやってみたいと思っている。




で、やる以上は以前の自分に負けたくないので、タイムを気にする。タイムを気にすると、体重を落とすという課題を(ヒルクライムの場合は)突きつけられる。ヒルクライムは、筋力や心肺を鍛えることも重要だが、それと同じくらい体重を軽くすることもカギになる。




別にオレサマはガチの競技志向ではないが、それでも「タイムを縮めたい!」という気持ちは芽生えている。だから、ただいま絶賛ダイエット中である。身長172センチで体重70キロはやや重い。ヒルクライマーから見たら、デブの部類だ。まずは65キロが目標。最終的には63キロくらいにしたい。体重に気を遣うようになったら、ヒルクライムにハマった証拠である(笑)。




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※数字で結果を示されると、ぐうの音も出ないよね・・・。





そんな話を会社の人としていたら、「じゃあ、ヤビツに連れて行ってやる!」と言われたので、さっそく近々行ってくる(笑)。


<参考リンク>
ヤビツ、行ってきたよ!

ヤビツをロードバイクで軽くねじ伏せてきたった\(^o^)/(前編)

ヤビツをロードバイクで軽くねじ伏せてきたった\(^o^)/(後編)


パパライダーのための科学的ヒルクライムトレーニング


はじめてのヒルクライム イベントデビュー完全ガイド

我流でやるのは限界があるよ!

先人の知恵は拝借すべきだよ!(変な癖がつく前にね・・・)

つがいけサイクルクラシック2014に、出場してきたんだが、詳細レポートその4。【細かすぎる大会レポート】 つがいけサイクルクラシック2014に出場してきたよ!(その1) 【細かすぎる大会レポート】 つがいけサイクルクラシック2014に出場してきたよ!(その2) 【細 ...

つがいけサイクルクラシック2014に、出場してきたんだが、詳細レポートその4。







<当日のレース>

当日は7時から受付だが、前日に済ませているオレサマは関係ない。ゆっくりと朝食をいただき、宿のオヤジさんとおしゃべり。トースト、ベーコンエッグ、コーヒー、サラダ。旅先の飯というものはなんでこうもうまいのであろうか。



レースは9時から開始で、荷物は8:45分までにスタート地点で預けなければならない。冬用ウェアや雨合羽を入れたバックパックを背負い、スタート地点であるふもとまで下る。



路面は、昨夜からの雨で濡れているが、雨は止んだようだ。気温はちょうどいいかんじ。たぶん18度くらいだろうか。半袖のウェアにアームカバーだけでよさ気な天気だ。





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スタート地点についた頃には、急に天気が回復し、お日様が顔を出す。急速に路面も乾いていった。これはありがたい。初めてのレースで路面が濡れているのって、やっぱり気を使うもんね。帰りのダウンヒルも怖いし。




スタート地点でバックパックを預けると、ワゴン車にポイっと放り込まれた。あら、若干ラフに扱われるのね…。まあ、壊れ物は入ってないからいいんですけど。




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オレサマの属する40代前半の男性(ロードバイク)の出走時間は一番最後。よって、いちばんふもとまで降りる。先頭はJプロの選手らで、実業団が続き、女性とか、MTBのグループが続く。



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2分間隔でグループの塊が走りだす。Jプロの選手の勢いだけ、むちゃくちゃ早い。まるで、フラットな道を走るかのようなスピードで、シャーーーー-っと斜面を駆け上がっていくのが、下から眺めているだけでもわかる。



9時にJプロが出走し、最後の出走である「40代前半のオッサンカテゴリ」は9:20の出発。オレサマは、迷うことなく最後尾に陣取った。だって、クリートを履くのに手間取って、後ろの人に迷惑かけたくなかったから。しかもスタート地点の斜度は10%近くあるし。




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オレサマは最後尾。





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振り返ると、誰も居ない・・・。





最後尾からの出発って、なんか怖いね。誰にも抜かれる心配はない代わりに、置いてけぼりを食らうと、最下位になってしまう。それだけは、なんとしても避けねば・・・。



9:20、オレサマのグループ、スタート。早い人はさっさと登って行ってしまうね。まー、すごいね。とても同年代のオッサン同士には見えないわ。オレサマは、坂バカ氏から教わったとおり、「前半は飛ばさない、周囲に引っ張られて張り切り過ぎない、マイペースで走る」の言いつけをしっかり守り、サイコンをチェックしながら無理のない走りを心がける。




最初の2キロは、オレサマは最下位をキープ。しかし、まだ先は長い。焦りは禁物だ。ゴンドラ乗り場付近に来て、ちょっとだけ一息つける。地元のおじさんやオバサン、子どもたちが「がんばれーーー」と声をかけてくれる。




なんか、こういうのウレシイね。坂で辛いんだけど、ほのぼのする。最下位のオレサマにも声援を送ってくれて感謝である。




ゴンドラ乗り場を過ぎたら、またそこそこの坂になり、時速9~10キロで淡々と登る。5キロ地点くらいから、スキー場を抜けて細い道に入る。コースは木々に囲まれており、適度に涼しく、無風に近いので走りやすい。坂はしんどいが、コンディションは上々。路面が所々で荒れてはいるけど、けっこう乾いており、走りやすいと思った。



やはり、前日に試走(中間地点までだが)しておいて、よかった。何も情報がないまま本番を迎えるのと、一度でも走っておくのとでは、気持ち的に全然違うし、ペース配分もしやすいもんね。



ペースは変えずに、6キロ、7キロ、8キロを過ぎていく。斜度は大きく変化はしないので、体力的なきつさは一定だ。瞬間瞬間で苦しくなる区間は、10秒ほどのダンシングでクリアする。景色を愛でる余裕はないが、所々で外界の景色が見下ろせる。綺麗だなー。我ながら、よう登っとるな-。




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ラスト5キロからは、1キロ毎に看板表示が掲示される。あと、4キロ、あと3キロ、と心の中で唱えながら、無心でゴールを目指す。



ヒルクライムをやってみて思ったんだが、周囲で走っている人はどうでもよくて、自分とだけ勝負しているような感覚になる。抜かれて「やられたー」とか「くそう、追い抜いてやる」とか思わない。抜いて「やったー」という喜びもない。自分とだけ戦っている感じ。
(まあ、アスリートレベルの人は、また違った考えだろうが)





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オレサマは文字通り最下位からレースを開始し、何台かロードバイクを抜き、MTBを抜いた。数えてはいないが、30台くらい抜いたかしら。スキー部って背中に書かれた中学生らしき子どもたちもいたね。MTBに乗ってたけど、たぶん部活のトレーニングの一環なんだろう。



よいしょよいしょと登ってゴール。タイムは1時間52分で、年代別で(たしか)96名中71位。なんともお恥ずかしい記録だったが、初ヒルクライムレースだし、こんなもんちゃいまっか。最下位は免れたし、足もつかずに完走できたので、よしとしよう(笑)。



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ゴール付近には、バイクを寝かせて座り込んでいる人、労をねぎらい合っている人が多数。みなさん、一息ついたらさっさと(預けておいた)荷物を受け取り、帰り支度をしている。





オレサマも、10分ほど休んで呼吸を整えて下山することにした。ところで、意外にも、寒くない。用意してきた冬用ウェアは使う必要はなさそう。ウインドブレーカーだけを羽織って、下山開始。気温は18度くらいか?寒くないどころか、心地良いぞ。






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途中で写真を撮りながら下った。路面はお世辞にもよくはなく、所々でタイヤが撮られてしまいそうなクラックや隆起があるので、スピードコントロールしつつ、路面の変化に注意して走る。




無茶な追い越しをする人は皆無で、みなさんマナーよく走っておられた。おかげで、後ろから変なプレッシャーをかけられることもなく、無事に体育館に到着。ここで地元の方々がおにぎりと豚汁を振る舞ってくれる。うまい。思わずおかわりをいただいた。





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うまいわー、ほんまにうまいわ~。





体育館の中で完走証を受け取り、(地味な)表彰式をボケっと眺め、途中で外に出て宿に戻る。その後は坂バカ氏とおしゃべりし、着替え、バイクをバラしてPANDAに詰め込み、一路川口市へ向かう。さようなら、栂池。充実した二日間だった。



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フレーム、すんごい汚れた。





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行きと同じように、バラして積める。





帰り道、食事と飲み物を補給しようとコンビニに立ち寄ったら、BLITZEN、ブラーゼン、チーム右京の3台のチームカーに遭遇。2位だった増田選手と記念撮影してもらった(笑)。





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細くてイケメンだなあ。




その後は、270km走って川口市まで無事帰宅。




以上、オレサマによるつがいけサイクルクラシック2014のレポートでした。走った後の肉体疲労具合とか、走ってみての感想は別の機会に記事にするね。






それにしても、腰が痛い・・・。


るるぶ安曇野 松本 白馬'15


白馬 アウトドアの聖地・徹底ガイド


白馬って、東京から来てとんぼ返りするにはもったいなさすぎる観光地だよ。

ペンションのご主人は「めっきり観光客が減った…」って嘆いていたけど、何度でも自転車を持って遊びに来たい。

こんどはスキーをしにこようかな。

つがいけサイクルクラシック2014に、出場してきたんだが、詳細レポートその3。【細かすぎる大会レポート】 つがいけサイクルクラシック2014に出場してきたよ!(その1) 【細かすぎる大会レポート】 つがいけサイクルクラシック2014に出場してきたよ!(その2) 【細 ...

つがいけサイクルクラシック2014に、出場してきたんだが、詳細レポートその3。







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<受付と事前試走>

ゴンドラ駅から数百メートル離れた場所にある体育館が受付場所だ。



こんな感じで、地元の方々が気さくに対応してくださる。まだ人は殆どいない。受付は5秒ですんでしまった。参加賞をいただき、外に出る。天気は・・・悪くない。午後は雨の予報だったが、なんとか試走はできそうだ。



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坂バカ氏 「スタート地点は見ました?」




オレサマ 「え、ゴンドラの場所からスタートじゃないんすか?」




坂バカ氏 
「いえ、スタート地点はここから3キロほど下ったとこなんです。急な斜面からスタートするので、下見しておいた方がいいでしょう。あと、栂池はスタート直後からここまでが一番キツイんですよ」



オレサマ 
「おお、そうなんすか。じゃあ、ぜひいっしょに走らせてください」




ってなわけで、試走してみることにした。



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宿に早めにチェックインさせていただき、着替えてからバイクを組み立て、坂バカ氏と坂を下る。スタート地点って、けっこー遠いなあ。こんな斜度を登るのかあって思いながら、スタート地点に到着。



と思ったら、バシューーーーーーっという音がフロントタイヤからする。パンクである。えーーーこのタイミングで? ロードバイクを購入して、初めてのパンクである。まあ、ダウンヒル中じゃなくてよかった。



坂バカ氏がタイヤレバーも使わず、サッとチューブとタイヤを外し、異物を探す。予備チューブに空気を入れ、事なきを得る。トラブルって予期しないときに起きるもんだね。前日のパンクだったのが、不幸中の幸いだ。



で、スタート地点を改めて確認すると、なるほど、かなりの斜度。クリートを慌てずシッカリハメられるように何度か練習。軽いギアにしておかねば。



「Jプロらは、ここを猛烈な勢いで駆け上がりますよ(^^)」


まじすか、ここ、斜度10%はありますぜ。。。



で、試走開始。初っ端からいきなりキッツイ。淡々と高めのケイデンスで回したいところだが、リアのスプロケットは平地仕様なので、最大が25Tしかなく、早々にいちばん軽いギアを使うことに。



ヒルクライマーは複数のギアをコースに合わせて選択するのだろうが、オレサマはひとつしか持ってない。12-25Tで走らねばならん。



ヨイショヨイショと時速7キロくらいで蛇行した道を登る。コーナーでインを攻めると斜度がすご過ぎるので、アウトの斜度が緩めのコース取りで走る。にしても、これはキツイぞ。



本番では、周りに釣られてスタート直後に張り切りすぎ、途中でタレるのが、“典型的な初心者あるある”だと教わっていたので、マイペースで走るようにせねば。




3キロほどきつい坂が続き、その後さっきの体育館がある平地区間になる。この数百メートルが唯一の休める場所らしい。またすぐに7%くらいのしんどい坂が現れる。



この調子がゴールまで続くのかあ。途中でばててしまわないか心配。なんせ、17キロちょいのヒルクライムって初めてだもん、ペース配分がわからん。白石峠や山伏峠は距離が半分以下だしね。



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せめて半分の9キロ地点まで行っておけば、本番でのペース配分がわかるかもということで、とっくに先に行ってしまった坂バカ氏を追いかける。




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試走している人、けっこういるね。





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※中間地点で坂バカ氏(右)とパシャリ




半分登った感想。実にしんどい!息は上がっていないけど、この斜度がずーっと続くと思うと、ブルーになるわ(笑)。




前日にはりきり過ぎてもマズイので、試走はここで終了。体育館まで下ったら、TV番組のチャリダーでお馴染み、山の神様こと、森本さんがテレビの取材を受けておられた。取材が終わるのを見計らい、記念撮影させていただく。




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オレサマ 「いつもチャリダー見てます。じつは人生初のヒルクライムです!」


森本さん 「おお!それはようこそ。存分にもがいてください(笑)」




しっかし、森本さんのバイク、FELTのむっさええヤツや。。。ホイールはGOKISOを履いてらっしゃる。詳しくは知らないが、ちょーかっけー! ちなみに、ウェブサイトの価格表を見たら、高いやつ(スーパークライマーホイール)は96万円だって。ホイールがでっせ。ホイールだけで96万円・・・血の気が引いた(笑)。



で、宿に戻った。



お世話になった宿は、シャトレ山彦さん。ご主人が気さくな方でよかった。和室の部屋を使わせていただく。バイクは、ロック付きのスキー保管場所に置かせてもらえた。よかった。



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ヒルクライムの前泊客はオレサマだけだったんだが、そういえば千人近く出場するにも関わらず、賑わっている感はない。実業団とかjプロらのチームカーはあちこちで見かけるが、一般参加者は当日入りするのかしら。



参加賞でもらった温泉無料チケットで、ゴンドラ駅隣にある温泉に入った。人は少ない。のんびり浸かって疲れを取り、チンタラ歩いて宿に戻る。試走中は曇りだったのが、小雨が降っていた。今晩中はずっと降り続くそうで、明日のコンディションが心配。



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素泊まりなので、夕飯は自前で調達せねばならん。コンビニという手もあったが、なんか寂しいので、白馬駅で見つけておいたガストへGO。



そしたら、チーム右京がいてた。スペイン人っぽい外人選手も何人かいてた。土井選手もいてた。隣に座って食事した。こーゆークラスの選手もフツーな食事するんだね。




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食事後、宿に戻る。道は真っ暗。翌朝は早いので、早めに就寝そようと思ってたら、Wi-Fiが宿の中で提供されていて、ついつい持参したiPad miniで時間を潰してしまい、寝落ちする。夜中の2時に目を覚まし、慌ててちゃんと身支度整えて寝る。





さあ、明日の朝は早いぞ。




るるぶ安曇野 松本 白馬'15


白馬 アウトドアの聖地・徹底ガイド

白馬の夜って、真っ暗だね。街灯の少なさと道の暗さに驚いた。

あと、ペンションのご主人によれば「熊を見ることもあるし、人や作物に危害を加える事もあるよ」ですって。

今度は雪の季節に来るつもり。


つがいけサイクルクラシック2014に、出場してきたんだが、詳細レポートその2。【細かすぎる大会レポート】 つがいけサイクルクラシック2014に出場してきたよ!(その1) 【細かすぎる大会レポート】 つがいけサイクルクラシック2014に出場してきたよ!(その3) 【細 ...

つがいけサイクルクラシック2014に、出場してきたんだが、詳細レポートその2。







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<道中編>

土曜の朝に川口市を出発し、外環道>関越道>上信越道のルートで栂池を目指す。



外環道に乗り、中央道で行くか、関越道からの上信越道で行くか、迷った。距離的には後者の方が短いので、関越道で行くことに。それにしても雨量ハンパない。白馬は曇りってことだが、路面が心配だ。




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※中央道と圏央道が封鎖!危なかった・・・。




上信越道に入ると、交通量が一気に減り、気持ちよく走れる。ちなみに、パンダは高速道での安定性が実にいいね。POLOよりも全然いいわ。パワーも十分、坂道もスイスイ。エンジンがよく回ってくれるのう。パンダにして、本当によかった。



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途中、サービスエリアで休憩。まだ雨はパラパラしているが、雨量は減ってきた。いい景色だし、空気がうまい。上信越道を過ぎ、長野ICで高速を降りる。



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だが、長野ICから栂池まではまだ60キロあるので、下道をひたすら走る。田舎道なので、信号も少なく、割とハイペースで走れた。曇り空ではあるが、路面は乾いており、「お、いいかんじじゃん」。




気温はちょっと低いみたいで、涼しくて風が心地よい。エアコンを止めて、窓を開けて走った。




それにしても、田舎道はコンビニが少ない。よって、早め早めに飲み物とか食料を調達。
白馬駅を通過。おお、47とか五竜、八方尾根とかのスキー場があるな。ジャンプ台もあるぞ。久しく長野にスキーには来ていないので、懐かしい風景だ。



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白馬を過ぎたら、栂池はもうすぐだ。信号のほぼない一般道を、パンダは快調に走る。栂池高原スキー場のゴンドラ乗り場ちかくが宿なので、国道から坂道に入り、急斜面をグイグイ登る。ここを明日走るのか・・・けっこうな斜度だぞ、おい。




エンジンを元気よく回し、3キロほど走ると、やや平坦になる。着いた。景色がキレーイ!曇り空なのがやや残念だが、広々として清々しいのう。ここまで、ちょうど4時間半だった。走った距離は270キロほど。




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コンビニで買ったオニギリとパンを車の中で食べていると、いっしょに出場する職場の坂バカ氏が現れた。オレサマより一足先に到着していたらしい。




というわけで、いっしょに受付に向かうことにした。



つづく


るるぶ安曇野 松本 白馬'15


白馬 アウトドアの聖地・徹底ガイド


観光地に行くのも楽しいが、何気に面白かったのがワインディングでクルマを走らせられたこと。

信号のない道を窓を開けて走るのって、都会だと騒音でうるさくて嫌になるけど、山の中だと気分爽快!

つがいけサイクルクラシック2014に、出場してきた。出場するいきさつは、「オレサマ、「第25回 つがいけサイクルクラシック2014」へ出場が決定\(^o^)/」を見てつかあさい。【細かすぎる大会レポート】 つがいけサイクルクラシック2014に出場してきたよ!(その2) 【細 ...

つがいけサイクルクラシック2014に、出場してきた。



出場するいきさつは、「オレサマ、「第25回 つがいけサイクルクラシック2014」へ出場が決定\(^o^)/」を見てつかあさい。








Main



このレース、オレサマにとって人生初のロードバイクレースである。エンデューロには過去二回出場したことがあるが、どっちもミニベロでの出場だ。

もてぎエンデューロで走ってきたんだが、楽しすぎるだろコレ【前編】

もてぎエンデューロで走ってきたんだが、楽しすぎるだろコレ【後編】

4時間エンデューロ、ワイズカップにDahon(ダホン) Mu P8で出場してきた




つがいけサイクルクラシックは、実業団やトッププロが大勢出場する、本格的な競技系大会だ。斜度は平均7%、最大10%だ。ヒルクライムをする人にはわかっていただけると思うが、けっこーキツイ部類に入る。ちなみに、参加内訳は、一般が600名ちょいで、実業団系が300名ちょいの計900名以上。



これだけ読んだだけでも、オレサマのような、ロードバイク初心者が挑むのことの無謀さが伝わるであろう。



オレサマにとっては、初めて尽くしだったヒルクライムレースを、数回にわたってレポートしよう。





<準備>

荷物はけっこー気を遣った。トラブルに備えて、予備チューブやパッチ、タイヤブート、工具は当然。



山でのレースは標高が高く、ゴール地点の気温が読めない。よって、経験者のアドバイスに従って、冬用のウェアを上下。冬用のグローブ、シューズカバー。ダウンヒル時に体が冷えないよう、ウインドブレーク。雨に備えって雨ガッパ。



このように、ウェア関係だけでもかなりの量だ。



あと、フロアポンプ、バイクスタンド。メットやアイウェア、シューズは言わずもがな。走るときは、夏用ウェアなので、夏の上下も用意。あと、温度調整用のアームカバー。荷物はトランクをほぼ埋めてしまった。



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で、ロードバイクの積載方法も大変。パンダのような小型車は、両輪を外さないと乗っからない。フレームをひっくり返し、リアシートに積むことにした。このやり方で注意点が、チェーンリングで天井を汚さないこと。持ち上げてよいしょ!ってやった瞬間に、擦ってしまうことがあるそうな。




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幸い、パンダは全高が高めなので、これは問題なかった。ふつーのセダンやステーションワゴンユーザーは気をつけてね。あと、下地として捨てても構わないブランケットを敷いておこう。オイルが垂れることや、砂が落ちるだろうからね。



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シートやヘッドレストにチェーンリングやチェーンが当たって汚れるのはイヤなので、ブランケットを上からかぶせておく。このままでは倒れてしまうので、100均で調達したゴムバンドをフレームに巻き、ヘッドレストのポストに引っ掛ける。これでフレームはOK。



次にホイール。前輪は汚れてはいないので、シートに乗せる。問題はリアホイール。スプロケットは汚れているので、コンビニ袋をガッツリ噛ませる。これでホイールも完了。




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初めてロードバイクをバラして車に積んでみたけど、とくにディレーラーとチェーンでシートや天井を汚さないようにするのと、バイクが衝撃で倒れないようにすることには気を遣ったね。



手でガタガタと揺らしてみて、問題ないことを確認したら出発。レースは日曜だけど、遠いので前日に現地入りしておくことにしたのだ。




この日は、関東で記録的な雨が降った日で、現地(白馬)の天候に不安を抱きながらの出発になった。



つづく

るるぶ安曇野 松本 白馬'15

白馬 アウトドアの聖地・徹底ガイド


これまで白馬には冬のスキーでしか行くことはなかった。


初夏の白馬もいいね!なにより空気がうまくて、視界が広々してて、もうそれだけでリラックスできるよ。

ヒルクライムにはまったく興味がなかったオレサマだが、ひょんなことから「第25回 つがいけサイクルクラシック2014」への出場が決まった。 ※写真は、白石峠に登る前の小川町でのショット平地メインのオレサマがなぜヒルクライムレースに出場するのかというと、単純に誘わ ...

ヒルクライムにはまったく興味がなかったオレサマだが、ひょんなことから「第25回 つがいけサイクルクラシック2014」への出場が決まった。




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※写真は、白石峠に登る前の小川町でのショット




平地メインのオレサマがなぜヒルクライムレースに出場するのかというと、単純に誘われたからである。職場のK氏は無類の坂バカで、このローディ先輩からことあるごとに




「ヒルクライム、出ましょうよ!」




と声をかけられていたのだ。




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第25回 つがいけサイクルクラシック2014




「栂池は大した勾配じゃないし、気軽に参加できますよ。初めてのヒルクライムレースにもってこいです。ここが申し込みページで、参加費は5000円と安いでしょう?」




なるほど、5千円は一般的なイベントやレースに比べてかなりリーズナブル。たいした坂でもないってことだったので、よく考えず、平均勾配も調べず、栂池がどこにあるかも確認せず(たしか長野だったなくらいの認識)で、申し込みボタンをぽちっと押した。




ついでに、前泊用の民宿も申し込んだ。(素泊まり)





で、いきつけのショップで、「今度、栂池のヒルクライムに出場するんすよ」って話したら、



「冬の装備は持って行きなよ。頂上は寒いよ。山の天気を甘く見ると、マジで死ぬよ」




とアドバイスを受け、「え、マジなの?6月だよ?初夏だよ?寒いわけないでしょ。春のウェアで登って降りてこられるんじゃないの?」って心配になり、K氏に確認したら、「真冬の装備は必須ですよー^^」ですって。マジか。

どうやら、6月の栂池はまだ雪が残っているそうで、てっぺんはフツーに寒いらしい。気をつけなければならないのが、レース後に下ってくるときの服装。100%完全防備の冬用ウェアがないと、文字通り死ぬらしい。うおー、知らんかったぞ。





youtubeに昨年のレースの様子が載ってたから、あとで見ておかなくっちゃ。







これまで、エンデューロレースに出たことはあったけど、タイムは気にしないマイペースレースだったので、今回のヒルクライムが実質の「競うという意味」での初レースになる。




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※白石峠で悶えるオレサマ(笑)。 【K氏撮影】






どんな雰囲気のレースなのかをK氏に訊いたところ、「全日本実業団自転車競技連盟の選手も出ますよ。選手にサインもらえますよ!イベント感は皆無の、戦う男たちのゴリゴリ系レースです。楽しみですね」ですって。





なんかイメージしてたのとちゃう!





オレ、そーゆー選手の出るレースに出るんか・・・。完全に場違いな気がする。だって、レーパンもっこりではなく、7分丈のモンベルのサイクルパンツで出場するんだよ。カワイイ女子がカメラに手を振りながら走るようなイベントって想像してたわ・・・。




「大丈夫です!速い選手はどんどん先に出場するから、焦る必要はないです。足切りもないから、余裕で完走できますよ」





念のため、イベントページをウェブで見たら、平均勾配7%、最大勾配10%、全長17.1km、標高差1,200mなのだそうだ。こないだ登った白石峠が7kmほどだったんで、2倍以上やんけ。オレサマ、登りきれるか心配になってきたぞ・・・。
しかし、いまさら泣き言をいっても始まらん。自分のベストを尽くせばよいのだ。まあ、オレサマの最大のテーマは、ケガなく無事にレースを終えることである。





というわけで、すでにオレサマの心拍は上がっておるのである(笑)。


るるぶ安曇野 松本 白馬'15

白馬 アウトドアの聖地・徹底ガイド

初めてのヒルクライムにドキドキで、観光気分はあまりない・・・(笑)。

ミニベロで自転車レースに出場する場合、「ロードバイクにはない、ミニベロ特有のデメリット」というのがある。 昨年12月、彩湖の4時間エンデューロに出場し、9月にもてぎエンデューロに出場した経験から、ミニベロ特有のデメリットを伝授しよう。結論から書くと、『ミニベ ...

ミニベロで自転車レースに出場する場合、「ロードバイクにはない、ミニベロ特有のデメリット」というのがある。




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昨年12月、彩湖の4時間エンデューロに出場し、9月にもてぎエンデューロに出場した経験から、ミニベロ特有のデメリットを伝授しよう。



結論から書くと、『ミニベロは、ボトルが取りにくいポジションにあるため、走行中に大きく前にかがむ必要がある』である。



ちなみに、このデメリットは、ミニベロの中でも、トップチューブのないタイプのが当てはまる。ジオスとかマンハッタンシリーズのように、いわゆる(トップチューブがある)ダイヤモンドフレームのモデルは問題ない。



ミニベロ乗りはピンときたかもしれないが、そうでない人には「何のこっちゃ?」だろう。
詳しく説明しよう。




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折りたたみ式ミニベロは、このようにトップチューブが極端に低い位置にある。ご覧のとおり、ボトルが低い位置になってしまうのがわかるだろう。
(Mu P8の場合、膝よりやや下になる)



シートチューブにはボトルケージをつけられない構造なので、どうしてもフレームの上に置くしかない。このため、走行尾中にボトルを取る時、けっこう前かがみになってしまう。



前にかがめば、前方確認をしにくくなる。レースでは、基本的にボトルを取る時も、戻す時も、目を下に向けてはならない。前に視線を向けながら、手を下に伸ばすのはけっこうしんどい姿勢だ。疲れてくれば、なおさらである。




MU P8とボードウォークを比較してみよう。




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ボードウォークのほうが、フレーム位置が低いので、より不利である。もてぎエンデューロでは、Mu P8よりボトルが取りにくいせいで、走行中の給水で苦労した。



※MUp8は、弧を描くフレーム形状なので、ボトルの位置は比較的高め。
※ボードウォークは、フレームがストレート、かつ低い位置にあるので、ハンドルを握る腕を曲げ、前にかがみ、もう片方の手を思い切り下に伸ばさないとボトルに届かない。






あと、もうひとつ。


ダホンのような、フレームがほぼ水平(かそれに近い)の場合、ボトルの出し入れもシンドイ。取り出す時は、前に引っ張り出し、戻す時は前からぐいっと力を入れて差し込む。


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これって意外に腕と肩に力が入ってしまう。走行にはムダな、体力の浪費だ。理想は、ロードバイクのシートチューブに上から落とすように差し込めるタイプだろう。




『わたしはレースに出ないから関係ないも~ん』って人もいるだろうが、サイクリングロードを走っている時は、走りながら給水したくなるものだ。そういうとき、ボードウォークだとやや危険かもしれないので、練習して慣れておくのがよいだろう。




くれぐれも、下を向きすぎて、前方不注意にならないよう、気をつけてくだされ。



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今日は後編ね。 クリテリウムレースに向かうと、沿道はすでに人でごった返していた。ポイントレースのときとは大違い。雨もやんで、少しづつ日がさしてきた。風はさほどなく、『こりゃ、いいコンディションになりそうだ』と思った。 ちなみにこれは至近距離のフル ...
今日は後編ね。

クリテリウムレースに向かうと、沿道はすでに人でごった返していた。ポイントレースのときとは大違い。雨もやんで、少しづつ日がさしてきた。風はさほどなく、『こりゃ、いいコンディションになりそうだ』と思った。



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ちなみにこれは至近距離のフルーム。ピナレロのDOGMAがイカすぜ・・・。



どこで観ようか迷った。スタート直後の90度コーナーがベストだが、とてもじゃないが、割込めそうなスペースはない。スタート・ゴールラインから50メートルほどの場所で見ることにした。すでに人はいっぱいだ。



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レース開始前。ぞくぞくと選手が集まってくる。




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スタートラインに並ぶ選手らと、それを写真に収めようとするファンの方々。




若いカップルや夫婦が目立つ。漏れ聞こえる会話を聞いていると、男性が鼻息荒く解説し、女性がへーそうなんだーってかんじであまり気合が入っていない様子。


こんな会話がそこらじゅうでくりひろげられてたw

( `・∀・´)ノ 『あのね、トレインを組むとね、後ろの選手は空気抵抗を受けずに済んで、力を温存できるんだ。どのチームにもエースがいて、スカイの場合はフルームね、そう、黄色いジャージを着ている選手は。ちなみにそれをマイヨジョーヌって呼ぶのね。で、キャノンデールはサガンだよ。このサガンはスプリンターで。。。』


J( 'ー`)し 『へー、あ、そう。すごいんだねー』


( `・∀・´)ノ 『お前、わかってる?フルームの凄さをわかってる?世界チャンピオンが来日しているんだよ。生フルームを拝めるこの機会の凄さをわかってる??世界チャンピオンでいえば、ルイコスタっていう選手が世界選手権で優勝してて、この選手はモビスターで参戦しているんだよ』


J( 'ー`)し 『うん、すごい選手がいっぱい走るんだね。日本人選手が勝つといいね』



ちょっと和んだw





最前列では見れなかったので、写真はあまり撮れてない。肉眼に試合模様を焼き付けておきたかったというのもある。なにしろ、はえ~のなんの。コンデジでいくら追いかけても、ぜんぜん捕まえきれない。



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1周目はお披露目的なゆったりモード。





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本番になると、速い速い。さっきのポイントレースはなんだったんだってくらい。





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トリコロールカラーのヘリコプターも飛んでた。フランスのTV局?





後半はまったく撮らなかった。その代わり、しっかりと瞼に焼き付けたよ。福島選手も引退試合だけあって、鬼こぎで逃げ集団を牽いたし、ずいぶんと観客を湧かせてくれた。別府選手も真剣にポイントを捕りにいってた。メカトラブルが残念だったけどね。
ルイコスタ、サガン、フルームの三つ巴のフィニッシュはすごかった。そして、フルームがバンザイしながらのゴールイン・・・。いやー、大盛り上がりだったね。


「レース後にボトルをもらうぞ!」って意気込んでたんだけど、レースが終わったら選手はさっさとリュックを背負って帰って行ってしまった。チャンスなし・・・。誰も表彰式には残らないのね。




でも、選手は沿道の観客と笑顔でハイタッチを交わしたり、先導バイクのライダーの人たちもクラクションを鳴らしながら走り去ったり、いい雰囲気のまま終わってくれた。




ちなみに、主催者発表では20万人集まったってことだけど、すげーな。隣のスーパーアリーナでやってたゴスロリコスプレの人たち、カウントしてないだろーなw。




まあ、そんなことはともかく、じつに充実したレースであった。観客はタダでレースを楽しめるわけだけど、一人から100円集められる仕組みがあれば、単純計算で2千万円になるんだよな・・・自転車界にそうやってお金が還元される仕組みがあればいいのに。



ちなみに、来年も開催されるんですって。

\(^o^)/

ツールドフランスさいたまに通訳ボランティアしてきた。選手も間近に見られて、素晴らしい体験ができた。当日の様子を写真と共にお送りしよう。■参考記事 「さいたまクリテリウムbyツールドフランスで通訳ボランティアすることになったよ 」 当日の朝は雨。しとしと ...

ツールドフランスさいたまに通訳ボランティアしてきた。選手も間近に見られて、素晴らしい体験ができた。当日の様子を写真と共にお送りしよう。



■参考記事

さいたまクリテリウムbyツールドフランスで通訳ボランティアすることになったよ



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当日の朝は雨。しとしとではあるが、雨量はまあまあある。9時に全員のボランティアがさいたまスーパーアリーナに集合。


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※さいたま新都心駅出たとこ。




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さいたま市職員と一般ボランティアがずらっと並んでいる。



受付して、ボランティア用のジャンパーと雨ガッパを受け取る。オレサマは救護班の通訳に配備された。救護班と言っても、選手ではなく、一般客の外人さんがいた場合にのみ対応するとのこと。まあ、そもそも外人さんが少ない上、ケガで運び込まれる可能性も低いであろうとのこと。下手すれば、なにもしないまま1日終わる可能性も大らしい。



ボランティアは2名体制で、1名が常駐。もうひとりは自由行動、である。自由に観戦してもOKよってことなのだ。ペアを組んだおばさまは、『自転車レースにまったく興味はないから、好きに観戦してきていいよー』とありがたいお言葉。ポイントレース1と本番のクリテリウムを観戦させてもらうことにした。



その前に、さいたまスーパーアリーナで開催されているサイクルフェスタに立ち寄り、今中大介さんと写真を取らせてもらったり、記念Tシャツを買ったりした。ボランティアに来ているのに、何やってんでしょ、オレw



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今中さん、すげーイケメン。気さくに写真に応じてくれた。


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サガンが実際にツール・ド・フランス2013で乗ってたマシン。コンポはスラムなんだね。


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アンカーのサポートカーも展示されてた。運転席に座って記念撮影する人もいた。





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で、ポイントレース1を観るためにオレサマが陣取ったのはここ。うまい具合に人一人立てるスペースがあった。写真の左のほうがスタート・ゴール地点で、右がアンダーパスになる。





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こんな感じで、アンダーパスを出てきた直後が見られる。なかなか迫力あるでしょ。



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レース開始前に、新城選手がファンサービスあいさつ。周囲から歓声が湧く。





13時にレース開始。本気でぶん回しているかんじではないが、選手一団があっという間に目の前をとおりすぎていく。生まれて始めてのプロレース生観戦なので、すごく胸の高鳴りを感じる。あいにくの雨模様だが、気にならない。


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面白いのは『ものすごいスピードで走っているのに、無音で通り過ぎて行く』こと。チェーンの回転音と、シフトチェンジのカシャカシャという音が聞こえるだけ。静寂の中でのレースというのが、フシギな感覚だ。



雨は降ったり止んだり。路面はウェット。よって、コーナリングではかなりスピードダウンしているようだった。でもオレサマの観戦ポイントはストレートなので、けっこうなスピードで横切って行く。



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しっかし、生観戦して強烈に思ったのは、プロ・ロード選手の走る姿の美しさである。素人のオレサマでさえ、「なんという、美しいフォームと筋肉なのだ・・・」と惚れ惚れした。言葉を失って、ウットリした。いつまでも見続けていたいという衝動に駆られたよ。プロアスリートを見て、美しいって思ったの、初めてだな。



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しかも乗っているのはハイエンドのロードバイク。さらには、ディープリム。ウェアもツールドフランスでおなじみのウェアだし、ヘルメットとアイウェアのコーディネートもカッコよすぎる。とくに外国人選手は、足が細くて長く、シルエットが抜群だ。



ところで、ポイントレースを観戦していて気になったのが、オレサマの周囲も、向かい側に陣取る人たちも、50代から60代のやや年齢層が高かったということ。




あれ?ツールドフランスのファンってこんな層だったっけ?オレの両隣なんて、60歳はゆうに越えたっぽいややお婆さんがデジカメ握りしめて無言でバシャバシャ撮ってた。すぐ後ろでは、『バッソ!バッソ~!キャー、かっこい~』ってはしゃいでる女性がいたから振り向いたら、50歳はゆうに越えたかんじの女性らだった。(まあ、バッソは男のオレサマが見てもかっこいいって思う)



それにしても、意外に高齢なファンっていらっしゃるのかも。オレサマの周囲だけでなく、会場にいる人たちは半数が40歳代で、50代、30代がそれにつづくってかんじ。20代は少ない。(クリテリウムが始まる頃には、それが間違いであると気づく。クリテリウムのときは、若い人で溢れかえってた)




ちなみにポイントレースの結果は以下を参照してくだされ。

<ポイントレース1>
1位 畑中 勇介HATANAKA Yusuke815
2位 別府 史之F.BEPPU813
3位 トム・フィーレルスT.VEELERS812
4位 橋本 英也HASHIMOTO Eiya810
5位 小室 雅成KOMURO Masanari



<ポイントレース2>

1位 中島 康晴NAKAJIMA Yasuharu814
2位 内間 康平UCHIMA Kohei813
3位 アルチュール・ビショーA.VICHOT813
4位 ピーテル・サガンP.SAGAN810
5位 ルイ・コスタR.COSTA88

詳しいレース結果はこっち (公式サイト)




というわけで、40分ほどでポイントレース1は終了。ここでもう一人のボランティアの方(50代くらいのお母さんっぽい方)と交代し、ポイントレース2を観戦してきてもらった。



観戦後、その方は、『なんかよくわからなかったけど、すごく速かった!黄色い人もいた!(フルームのことらしい)。あー、もう十分だわ。お腹いっぱい。オレサマさん、クリテリウム見てきてらっしゃい』と声をかけていただいたので、お言葉に甘えた。



クリテリウムレースについては、次回書きまーす。




9月28日に参加した「もてぎ6時間エンデューロ」では、オクサマのボードウォークで出場した。シフトはラピッドファイアである。ラピッドファイアを使うのは、一年以上ぶりで少々不安だったんだが、「おぉ、レースでも使いやすいな」って思ったのだ。 レースで存分に使ってみ ...

9月28日に参加した「もてぎ6時間エンデューロ」では、オクサマのボードウォークで出場した。シフトはラピッドファイアである。ラピッドファイアを使うのは、一年以上ぶりで少々不安だったんだが、「おぉ、レースでも使いやすいな」って思ったのだ。


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レースで存分に使ってみて、ラピッドファイアのメリットを改めて思い知らされたのである。



以下、まとめてみよう。



■メリットその1 「グリップを握ったままシフトチェンジできる」

オレサマがふだん使っているのは、Dahon(ダホン) Mu P8のブルホーンなんだが、ブルホーンはシフトチェンジのたびにハンドルから指を離し、バーコンをパキパキ操作する必要がある。(
実際は、完全に手を離すわけではなく、指をずらすかんじ)


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※親指シフトでギアを軽くする。



慣れてしまった今では気にならないし、片手運転に一瞬なってしまうことに恐怖を感じることはない。ところが、ラピッドファイアはグリップを握りしめたままでチェンジできる。レースのような、ハイスピードな状況下では、なるべくならグリップを握ったままシフトチェンジしたい。

とくに、ダウンヒルのときはしっかりとハンドルを持っていたい。


ラピッドファイアは人差し指でシフトアップ、親指でシフトダウンするので、常に四本の指をハンドルに添えることができ、安心感がある。これはブルホーンバーより優れている点だ。




■メリットその2 「シフトアップがショートストロークでクリック感がよい」

シフトアップがショートストロークだと何がいいかと言うと、すばやくトップギアに持っていけるのだ。銃の引き金を連続で引くようなかんじ。パパパパッとあっという間にトップに持っていける。この早さと軽快さはブルホーンにはない。「おっ、ラピッドファイアってスピードに乗りやすい!」って思えた。



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※グリップの影になってしまい、見にくくて申し訳ないが、人差し指を引いてシフトアップ(重くする)



あと、こんなこと書くと、なにを大げさなって思われるだろうが、電動シフトっぽい感じがあるよーな気がする。ラピッドファイアって、スイッチで操作する感じでしょ?(ギアを上げていくとき)。ほとんど力をかけずに、スイッチひとつでシフトアップできていけるのが、まるで電動っぽいわーって感動したのだ。




■メリットその3 「シフト操作が周囲に感づかれない」

これは半分冗談だが、レース中はライバルにシフト操作を見られたくないってのがあるでしょ?「あ、こいつ今から仕掛けるな」ってのが、バーコンだとバレるし、STIでもわかってしまう。その点、ラピッドファイアは人差し指ひとつでスピードアップできるので、瞬間的に仕掛けることができるのだ。それに、音も静かである。


まあ、そんな使い方する人、まずおらんだろうけどね。それにレース会場のミニベロなんて、ロードバイクの方々は眼中に無いから、カンケーないっちゃないんだけど(笑)

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※親指と人差指で操作するので、グリップは握ったままでOK。しかも、手の動きがミニマムで済む。   




■結論

ラピッドファイアって、街乗りじゃなくて、レースでも使える万能型シフトなんじゃないかな。ブルホーンで、バーコンを愛用しているオレサマが言うのもなんだけどね。


バーハンドルで出場するのが構わないのなら、ラピッドファイアは万人にオススメできるシフターだ。じっさい、オクサマはラピッドファイアに替えてからというもの、ボードウォークで走るのが楽しくてタマランと宣っておる。


手のひらが小さい女性だと、STIでは押し込むのが大変だったり、バーコンに手が届かないってこともあろうが、めっちゃ手のひらの小さなうちのオクサマでさえ、ストレスなく操作できているとのことだ。自信を持ってオススメしよう。



前回からの続き。 ■10:00 一番手出走一番手が出走。その数分後、3時間エンデューロの集団も出走する。つまり、同じサーキット内に、3時間と6時間の人たちが混ざって走る。ぱっと見、3時間のほうが圧倒的に多い。比率は1:3くらいかな。サーキットを走るってことが、生 ...
前回からの続き。


■10:00 一番手出走

一番手が出走。その数分後、3時間エンデューロの集団も出走する。つまり、同じサーキット内に、3時間と6時間の人たちが混ざって走る。ぱっと見、3時間のほうが圧倒的に多い。比率は1:3くらいかな。


サーキットを走るってことが、生まれて初めての体験なので、オレサマもテンション高め。チームメートを写真に収めたりしながら、ヘルメットをかぶって出走を待つ。

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■10:30 オレサマ出走

3周をほぼ30分で戻ってきたチームメート(ロードバイク)とバトンタッチ。足首に巻くタグを受け取り、いざ出陣。


周囲はほぼロードバイク一色。50台に1台くらいの間隔でミニベロに出会うが、少ない。全部足しても、20台以下じゃないかな。ってわけで、みんな早い早い。バンバン抜かれる。スピードの遅いライダーは、キープレフトで走る。


オクサマのバイク(Dahonのボードウォーク)にはサイコンをつけてないので、正確なスピードはわからないが、体感で分かる。時速30㎞アベレージくらい。これにしても、コースは最高やね。見晴らしもいいし、適度なアップダウンとコーナーがあって変化に富むし、なにより路面がすばらしい。安心してペダルをぶん回すことができるよ。

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※後ろ姿、オレです。



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※ほぼ単独走w




■11:00 一番手に交代

オレサマもだいたい30分で3周し、三番手のチームメート(ロードバイク)に交代。疲れはない。むしろ、心地よくて、もっと走りたいくらいだ。


3人のチーム編成なので、30分走って1時間休むペースなので、次の出走は12時。軽く食事したり、水分補給しつつ、レースを観戦する。それにしても、お高そうなロードバイクばっかし。ざっと見た感じ、30~50万円相当のバイクが多いような気がした。そして、ディープリム率高し。


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メーカー分布は・・・オレの見た感じでは、トレック、ピナレロ、クオータが目立った。他にはジャイアント、ビアンキ、キャノンデール、スペシャライズド、フォーカス、ルックもけっこうあった。コルナゴ、アンカー、スコット、サーベロがそれに続く感じかな。意外にデ・ローザは少なかった印象。





■12:00 オレサマ、再び出走


全員が3周30分ペースで走る。予定通りの時間にスタート。ちょっと気温が高くなってきて、やや汗ばむ程度。走っていると、ちょうどいいね。


走りだしてすぐにやや長めの登坂がある。斜度はよくわからんが、5~6%くらい?シッティングで登れる程度だけど、地味に効く。で、それを登り切ると、ゆるやかな下りがあるのだが、これが一番気持ちいいポイント。


路面がよいこともさることながら、道幅も十分あるので(さすがサーキット)、スピードを落とさずコーナーに突っ込める(もちろん、後方確認しながら曲がるし、基本はライントレースね)。すると、トップのギアでは足らなくなってしまい、「11速が欲しい!」となる。


この区間はロードと肩を並べて走ってたので、(瞬間的には)時速40㎞は出てたかもしんない。



その後、順調に交代を繰り返し、終了20分前、オレサマの順番になる。




■15:40 オレサマ、最後の出走

時間的に、2周できるかどうか。ただ、けっこう疲れがたまっているし、オレは1周だいたい10~11分で回っていたから、「2周はややキツイかな?」と思った。でも、コースに入れば俄然やる気が湧いてくる。最後の力を振り絞ってダンシングで坂をクリアし、息を弾ませたまま坂を下り、再びダンシングで坂をクリア。1周目が終わった時点で残りジャスト10分。


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さらに負荷をあげて、2周目に突入。べつに、誰に頼まれているわけでもなかったし、チームも順位を気にしているわけではなかったので、軽く流すこともできたのだが、周りが一生懸命なのにオレが力を抜くのもなんだかなってかんじだし、できれば周回クリアして、ちょっとでも順位を上げたい。だから、2周目はもっとがんばった。


残り30秒、会場にカウントダウンのアナウンスが響く。30秒の時点で最終コーナーに差し掛かった所。諦めずに鬼コギで周囲のロードバイクをゴボウ抜き。「残り、10秒でーす」。


むむ、タイムの進行が早い。ゴールまで、まだたっぷり200mはある。ぐおぉぉぉぉ~と心の中で雄叫びをあげながらぶん回すも、100m手前で撃沈・・・。失意の中、チェッカーフラッグをくぐる。



※蛇足だが、オレは合計11周走った。周回4.8kmなので、52.8km走ったことになる。ふむ、いつもの自転車通勤とほぼ同じ距離を、ノンストップで全力で走ったということになるな。




■16:00 レース終了

A、Bチーム両方共、ケガもメカトラブルもなく、無事終了できた。何事もなかったのがイチバンである。集合写真をとる。みんなニコニコ、いい笑顔である。大の大人が、同じコースをくるくる回るだけのイベントが、こんなにも楽しいとわ。チームで走る楽しさを、初めて味わった。


最初のエンデューロはソロでの出場だったし、嵐による強制終了だったので、「やり終えた感」がなかったんだよね。もう、タイムとか、順位とか、どうでもいい気分である。





■16:20 後片付け&撤収

我々は表彰台とは無縁なので、表彰式には参加せず、後片付けを開始。バンを駐車場に持ってきて、荷物とバイクを積み込み、帰路についた。






<総括>

いやー、二度目のエンデューロ。楽しかったわー。天気に恵まれ、経験豊富な仲間に恵まれ、トラブルなく完走できたこともよかったー。エンデューロなら、タイムを気にしすぎることもなく、遅い人も速い人もワイワイいっしょに楽しめると思うよ。




エンデューロの欠点を挙げるとすれば、「景色がずっと同じで変化がない」ってこと。周回するのに一生懸命で、こんな遠くまで来た!って達成感はないこと。まあ、そりゃ当然か。今度出場するとしたら、センチュリーライドで160㎞くらい走りたいな。



あと、残念だったことがひとつあって、「ブルホーンハンドル禁止」ってなってたのに、ブルホーンのミニベロが堂々と走ってたこと。「せっかくこっちはルールを守って代車を用意したってのに、チェック甘いな。もしくは、ゴネて通したのか?」と気になったので、事務局に連絡した。「ライダーを見つけ、厳重に対処する」って言ってたけど、あの後どうなったのかな。


別にブルホーンで走ってた人に恨みはなくて、「ルール守らせるならちゃんとやれよ」ってのと、「正直者が馬鹿を見る制度っておかしくない?」ってこと。オレだって、規約の禁止事項を読み落としそうになってたから、その人も悪気はなくて、結果的にそうなったのかもしんない。



それ以外は、大会事務局の運営に文句はない。むしろ、スムースな運営をしてくれていたと思うよ。

9/28に開催された、もてぎエンデューロの6時間コースに参加したのでレポートする。オレサマにとって、2度めとなるレース(イベント)出場なので、ワクワクが止まらない。いいトシこいて前の日の晩は寝付けなかった(笑) で、結論から言うと、とても充実した時間を過ごせた ...

9/28に開催された、もてぎエンデューロの6時間コースに参加したのでレポートする。オレサマにとって、2度めとなるレース(イベント)出場なので、ワクワクが止まらない。いいトシこいて前の日の晩は寝付けなかった(笑)


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で、結論から言うと、とても充実した時間を過ごせたのである。前・後編に分けて、その日の様子をお伝えしよう。




■早朝5:00 出発

会社の人達と合流し、埼玉を出発。ご飯を食べたり、おしゃべりしながら常磐道で一路もてぎへ。ほぼ雲のない快晴になりそうで、期待が膨らむ。途中、SAで食料や水を調達しておく。


■7:45 到着

常磐道はそれなりに交通量はあったものの、渋滞らしい渋滞もなく、スムースに行けた。予定時間通りに現地到着。埼玉より寒いかな?と予想して秋ウェアを着てきたが、けっこう暖かい。走るときは、半袖ジャージとアームウォーマーだけで走れそうな暖かさだ。


天気は見事な快晴。風もほぼなく、これ以上望めないくらいのグッドコンディションである。


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■8:10 荷物の搬入

荷物を車でピット横の駐車場まで運び、そこからピットに荷物を持っていく。椅子、テーブル、クーラーボックス等、重くてかさばるモノが多いので、キャリアがあると便利。ピットはこんな感じで、屋根があるので涼しいし、横になって仮眠したりもできる。


いろんなチームと同じ空間をシェアして使う。広々~ではないけど、狭くもない。実際、仮眠している人たちもちらほら見かけた。遠方からの参加なのかも。まあ、我々だって、片道150km移動してきたので十分遠方組なんだけどね。んで、テーブルと椅子をセットアップし、荷物を配置する。



■8:30 受付&コース確認

受付を済ませ、コース図を確認する。すっげー一杯の人でごった返すのかなとおもいきや、そうでもない。トイレもふつうに待たずに入れるし、ピットと駐車場がだだっ広いので、窮屈な感じがゼロ。

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ちなみに、我々が出場する6時間エンデューロには、2チームで臨む。男性2名のAチーム、男性2、女性1の3名でのBチーム。オレサマはミニベロなんで、3名チームに入った。


で、コースはこんなかんじである。




■8:45 試走

1周だけサーキットコースを試走。1周は4.8㎞。10分ジャストで走れそうだ。それにしても、さすがサーキットコースだね、路面が一枚の岩のようにまっ平ら。なにこれスゴい。継ぎ目も、クラックも、バンプも一切なし。しかも、コースをさえぎる障害物がないので、見晴らしサイコー。こいつぁ、走りやすいわい。

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あと、路面のグリップがめちゃいいね。スピードに乗ってコーナーに入っても、しっかりタイヤが路面を噛んでいる感触がある。


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※レース時は写真撮影禁止だけど、試走なのでぽちっと撮ってみた。



二次元のマップではわからないけれど、実際に走ってみると、アップダウンがある。登りはそれなりにしんどくて、長い。後半はボディブローのように効いてきそうだ。ただ、坂を登った後は、ゆるやかな下りの斜面があって、これがまったくもって気持ちいい。




試走の後は、走る順番を決めたり、ピット交換の確認をしたり、軽食を摂ったりしながらレース開始を待つ。順位を目指すよりも、楽しく、個々ががんばれる範囲で楽しむことを優先にした。作戦(と呼ぶほどでもないが)としては、各自3周を30分で走り、あとは体力と相談しながら進めようってことにした。



なお、オレサマは二番手になった。



つづく

9/28に開催される「もてぎエンデューロ2013」に会社の同好会で出場することになった。オレサマ以外は全員ロードバイクで、オレサマはミニベロでの出場になる。 エンデューロは昨年12月に出場して以来、二度目だ。初めてのときはソロで4時間走った。今度は6時間だが、複数 ...

9/28に開催される「もてぎエンデューロ2013」に会社の同好会で出場することになった。オレサマ以外は全員ロードバイクで、オレサマはミニベロでの出場になる。


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エンデューロは昨年12月に出場して以来、二度目だ。初めてのときはソロで4時間走った。今度は6時間だが、複数名なので問題ないだろう。



「オレサマのDahon(ダホン) Mu P8 が、ツインリンクもてぎで火を噴くぜ・・・ケケケケ」 とほくそ笑んでいたのだが、規定を読んだらなんと「ブルホーンバー禁止」と書かれておる。



なんでブルホーンがあかんのじゃ?と思って事務局に問い合せた。そしたら、以下の回答が来た。



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規約の「ブルホーンは禁止」の件ですが、集団走行のため、安全面から栃木自転車競技連盟の指導の下、ブルホーンは禁止とさせていただいております。

過去にブルホーンにより、怪我をされたお客様がいらっしゃった事例もございますので、ご理解、ご了承いただければと思います。

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なるほど、連盟の指示指導のためらしい。しかし、具体的になぜ禁止なのか理由が明確ではない。そこで、



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ブルホーンのどういった特性が集団走行の安全に支障をきたすのでしょう?ブルホーンでのハンドル操作やブレーキングには、(私個人は)危険と思い当たる箇所がないのです。


それに、ブルホーンはNGでエンドバーはOKなのも解せないです。過去に怪我があったとのことですが、ドロップでもバーハンでも事故はあるでしょうし、事故のたびに禁止していたら競技が成り立たないですよね?

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と追加で質問を投げた。

そしたら、



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7時間EDの立ち上げ時から競技に関してはすべて栃木車連が中心になりもてぎ独自のローカルルールを定めています。


本日競技委員長の◯◯様に尋ねましたところ、サーキットコースでのEDはロードレースの国際ルールを引用している部分が強く、ブルーホーンは集団走行での危険性が高いのでNGという回答でした。
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※いちおう、個人名は伏せておく。



と回答があった。




ブルホーンが危険という主張はわかったが、具体的に何が危険なのか、結局回答はなかった。まあ、素人のオレサマには理解できない何かがあるのだろう。ハンドルの出っ張りが引っ掛けやすいのかもしれない。もしくは、突き刺さりやすそうな前を向いた形状だからだろうか。よくわからん。食い下がっても意味はなさそうなので、引き下がることにした。




それに、「当日会場でもくわしく説明しますので、納得でいなかったら事務局に来てくださいね」という旨の一文もあり、事務局の誠意は感じることはできた。(もちろん、ルールは曲げられることはないが)




エントリーは済ませてある。愛車のDahon(ダホン) Mu P8は使えない。よって、代替車を調達するしかないが、我が家にあるのはオクサマのDahon(ダホン) ボードウォークのみ。



これで出場するしかないのか。。。完全なノーマルのポタ仕様やぞ、コレ。


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タイヤとホイールを替えて、ラピッドファイアと105(昔オレが使ってたモノ)を換装し、ビンディングを付け替えて、シートポストとサドルはDahon(ダホン) Mu P8と入れ替えたら、なんとかいけっかな?・・・とひらめいた。




そこで、オクサマに




いいか?黙ってよく聞け。お前のボードウォークは丸3年経ってるからそろそろオーバーホールが必要だ!ほら、あれだ、車も車検があるだろ?似たようなもんだ。3年も経つと、いろいろ交換すべきパーツがあるんだよ。素人のお前にはわからないことだろうから、質問はせんでよし!でな、ホイールとかタイヤももう経年劣化でボロボロってわけよ。走ってる途中でぶっ壊れたら命に関わるだろ?ここはひとつ、(お前よりは)自転車にくわしいオレサマにメンテナンスを任せて、お前は大船に乗ったつもりで待っておれってことよ。・・・でね、その・・・えっと、ついてはお金が少々かかるけど・・・いいかしら?ブツブツ・・・



と勢いに任せて、恐る恐る説得したら、「親切にありがとう!じゃあお願いね♪」と任されたw

メカに弱い女はちょろいぜ、ケケケ・・・。



つうことで、オクサマのボードウォークをカスタマイズすることにしますた。詳細は次の記事で書きまーす。

自転車好きな人ならすでにご存知かと思うが、10月26日(土)に「さいたまクリテリウムbyツールドフランス」が開催される。 ■公式サイトはこちら埼玉県民として、行かずにはおられないビッグイベントである。いったい、当日にどれくらいの観客が集まるのか、ちょっと想 ...

自転車好きな人ならすでにご存知かと思うが、10月26日(土)に「さいたまクリテリウムbyツールドフランス」が開催される。


公式サイトはこちら




埼玉県民として、行かずにはおられないビッグイベントである。いったい、当日にどれくらいの観客が集まるのか、ちょっと想像がつかない。他府県からも、「本場のツール出場選手をひと目みたい」というファンが大勢集まると思う。



間接的に聞いた話では、近隣のホテルはすでに部屋が埋まりつつあるようだ。ただ、会場が駅チカなので、大宮に泊まって当日は電車で現地へ・・・というのも十分可能だと思う。新都心にぜったい泊まらなきゃいけないってほどではない。(そもそも、あのエリアって宿泊施設少ない)



参考までに、レースコースの位置を地図で示しておこう。


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※赤い線で囲んだゾーンがコース。なお、赤い線がそのままコースを表しているわけではなく、あくまでゾーンっす。なお、黒い点はスタート&ゴール地点。正式なコースはこちらでご覧あれ




参考までに、スタート&ゴール地点のグーグル・ストリートビューからのスクリーンショットも載せておこう。


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※ゴールする選手の目線はこんなかんじになる。そんな広くはない?歩道はすごいことになってそう。




自宅からバイクでひとっ走りで行けてしまう距離ってことが、いまだに信じられない。ツールが自宅から15㎞も離れてないところで行われるって、人生でそうそうないよねw



そのさいたまクリテリウムbyツールドフランスであるが、当然オレサマも行くことにしている。もともとは観客として行こうと考えていたが、ボランティアスタッフを募集していることを知り、「めったにあるチャンスでもないし、いい経験になるだろう」と応募してみた。ちなみに応募したのは英語の通訳(いちおう英語は話せるんで)。

※応募は8月末で締め切られている。



んで、事務局から、「当選したんでよろしくね」ってメールが先週届いた。募集してたのは、英語とフランス語各10名ほどなんで、英語のほうのひとりに入ったということか。

(∩´∀`)∩ワーイ。



いやー、ボランティアを通じてツール出場選手と直に話す機会ができたってことは、素直にうれしいな。いったい誰と言葉をかわすことができるのだろうか・・・カベンディッシュ?フルーム?エヴァンス?コンタドール?グライペル?サガン?(←このへんの超メジャー選手が来るのかどうか、知らんけど)



いまからワクワクが止まらないぜ・・・グヘヘヘ。



記念写真とか撮らせてもらえないかな・・・

サインほしいな・・・
使用済みのボトルとかもらえたら家宝にできるよな・・・
「このバイク、母国に空輸するのめんどいからキミにあげる」って言われたらどうしよう・・・(←アホ)


と、すでに妄想が脳内で炸裂しまくりである。




妄想もいいけど、だれが出場するのだろうか?公式サイトで出場選手を調べてみても、なんも書いてないのよね・・・。つか、公式サイト、中身薄くない?ぜんぜんニュースも少ないし、そもそも来日選手リストくらい、なきゃいかんだろうと思うんだが。日本人選手の名前も一切なし。まさかまだ決まってないなんてこと、ないよね?(あったりして)

イベント開催前に、ボランティアの人達が集まってオリエンテーションするので、くわしいことはそのときに判明するのだろう。




まあ、開催までまだ1ヶ月半あるし、これから段階的にいろんな情報が充実していくはずだ。




そうだ!色紙とペン、用意しておこうっと♪




ワイズロードの4時間エンデューロ@彩湖のレース終了後、たのしみにしていた試乗をしてきた。狭い試乗コースをほんの数百メートル走っただけだし、ロードバイクに関する知識なんてほぼない素人の意見なんで、そのへん思い切り割り引いて読んでください。(汗) ■FELT AR2 ...
ワイズロードの4時間エンデューロ@彩湖のレース終了後、たのしみにしていた試乗をしてきた。



狭い試乗コースをほんの数百メートル走っただけだし、ロードバイクに関する知識なんてほぼない素人の意見なんで、そのへん思い切り割り引いて読んでください。(汗)



■FELT AR2


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(画像はライトウェイのサイトから拝借)   


前々から検討していたARに乗ってみた。車種はAR2で、上から2番目のイイ奴。完成品で50万円以上する。なぜこれが気に入っていたかというと、単純にエアロ形状がかっこいいから。



ぶっちゃけ、それが9割。別にレースで勝つことを目的としないオレには、こんな高級車種は豚に真珠なんだけど、でもやっぱりかっこいいのに乗りたいよね。


で、実際に乗ってみたら、ひと漕ぎしただけで「これはいいわあぁぁぁ」ってなった。ロードについて語る知識も経験もないので、言葉足らずになることを承知で書くと、「軽い」、「すっとスピードが出る」、「乗り心地がカタすぎず、柔らかすぎずで絶妙」の3点かな。エアロってガチガチに固いのかなって思ってたら、ぜんぜんそんなことなくて、いつまでも乗っていたいって気になったよ。



ひとつだけしっくりこなかったのが、電子制御のギア。シマノのDI2だったんだけど、電子デバイスってなんか好かん。メカニカルなギアの「操作感」は捨てがたいので、DI2を買うことはないと思う。もちろん、操作自体はしやすかったけどね。それにしても、デザインがいいわー、ツボに入るわ~。なんだろう、このステルス戦闘機というか、男の子の夢を実現しました的なデザインは。。。ため息が出る。




■COLNAGO Master X light
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(画像はコルナゴのサイトから拝借)


カーボンにしようか、クロモリにしようかはずっと迷っていることで、正直この時点ではクロモリのほうがいいんではないかと思ってた。理由は、「なんとなく乗り心地がよくって、ロングライドに向いている」って見聞きしてたから。完全に知識だけなので、実際に乗って試してみたかった。で、ちょうどクロモリとしては最高の部類に入るであろうCOLNAGO Master X light に乗ってみようとなった。


クロモリは勝手に脳内で美化していたせいもあったかもしれない。乗ってみたら、「え、こんなもん?どーってことないな」だった。とてもじゃないけど、フレームだけで30万オーバーってのが信じられなかった。このときまでは「パナモリにしようかな」と真剣に考えていたが、COLNAGO Master X lightに乗ってクロモリへの意欲が萎え、すぐそばにあったパナモリの試乗車には目もくれずスルー。


クロモリは、候補から外すことにした。いや、ほんの数百メートルでオレみたいな素人がえらそーに言えたもんじゃないけど・・・あくまで素人の主観っす。





■Cannondale CAAD 10


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(画像はCannondaleのサイトから拝借)


アルミロードの最高峰ってことらしく、その割に20万前半とお買い得感があったので、気になってた。雑誌とかには、「カーボンみたい」って評されていたので、確かめたかったってのもある。(そもそもカーボンの乗り味を理解していないオレが乗ってわかんのかって話ではあるがそれはさておき)しかし、トップチューブがぶっとい。んで、軽い。さぞかし薄いアルミなんだろう。



写真では分からなかったが、実車は存在感というか、インパクトあってかっこいいよ。ホリゾンタルが個人的に好きってことも影響してるけど。走ってみると、「え、これがアルミ?」ってくらい乗り心地よかった。タイヤとその空気圧もあるんで断言できないけど、気に入ったな。



懸念は、アルミの薄さによる経年劣化かな。衝撃にむっさ弱そうな気がする。CAAD 10、すごくいいと思うんだけど、愛車のDahon(ダホン) Mu P8がすでにアルミってこともあるし、わざわざロードまでアルミにする必然性がない・・・。あと、面倒見てもらってるショップではCannondaleを扱っていない。うーん、却下かなあ。


つうことで、FELT ARの評価が急上昇。FELT ARは50万オーバーだから手がでないけど、FELT AR4(30万オーバー)ならなんとか・・・と思ってる。


出展はしてなかったけど、BOMAも気になるメーカーなのである。リファールとか・・・。かくして、ロード選びの悩みは続く。


ワイズロード主催の4時間エンデューロ@彩湖に出場してきたんで、レポートします。 ■5:00 起床。まだ暗い。愛車を車に積んだり、着替えや食料を準備して出発。嫁さんは応援として来てくれる。 ■6:00過ぎ 現地の駐車場に到着。おお、すでにけっこうたくさんの車が停ま ...
ワイズロード主催の4時間エンデューロ@彩湖に出場してきたんで、レポートします。


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■5:00
起床。まだ暗い。愛車を車に積んだり、着替えや食料を準備して出発。嫁さんは応援として来てくれる。

■6:00過ぎ
現地の駐車場に到着。おお、すでにけっこうたくさんの車が停まってる。高価そうなロードバイクがそこら中にあって、目の保養になる(^^)。自動車も心なしか高級な車種が多い気がする。ロードバイクが好きな人は、可処分所得高そうだなー。

■7:00
受付をして、ゼッケンをもらう。その後、コースを試走した。空気が張り詰めてて寒いけど、気持ち良い。コースは彩湖周回で、1周5km弱。

■8:00
開会式。安田団長が挨拶したり、アンカーの選手(不勉強なもので、誰か知らない。きっと有名な方)が紹介されてた。その後、スタート地点に選手が散らばっていく。


前から、「上級」、「中級」、そして「マイペース」の3つのレベルにわかれる。ミニベロ(ダホン Mu P8)のオレは当然「マイペース」。もともと誰とも争うつもりはなく、「マイペースに走ってどれくらいいけんのかな」くらいのテンション。緊張感ゼロ。予想してはいたことだけど、ミニベロは少ない。というか、ほとんどいない。1000名かそれ以上の参加者の中で、20台もないんじゃないかな。それにしても見渡す限り、ロード、ロード、ロード。(あまり知識はないので、あくまで印象だが)高級そうなロードがひしめいていて、これ全部足したら、いったいいくらになるんだろう?って思った。


■8:30
レース開始。上級者から発進するので、しばし待つ。2分ほどたったあたりで、ようやくこっちも動き出した。1周目はローリングスタートなので、のんびりペース(といっても、ミニベロにはちょうどいいくらい)で走る。うむ、気持ちいいぞ。いままで1人でしか走ったことがないのでわからなかったが、集団で走るってことが新鮮。やっぱロードは速いなあ。どんどん追いぬかれていく。

■9:00
3周目でトップ集団に抜かれる。風のようなスピードで、文字通りあっという間にぶち抜いていった。。なんだあのスピード。。「先頭替われ!」、「下がれ!」とか怒鳴っているし、なんか怖い。

■10:00
だいたいオレが3周するたびに、トップ集団が追い抜いていく。その例外の人たちも十分に速いので、大小様々なトレインが、やはりオレなど眼中にないといった様子で通りすぎていく。まあ、こっちはマイペースだし、なにしろミニベロってハンデがあるからねって思ってたら、ミニベロでロードのトレインに混じって走ってる猛者がいた。。なんか、お面とコスプレしてしてる人。雑誌で見たことあるな、、誰かは知らんけど、とにかくものすごい脚の持ち主であるのは間違いなさそう。

■10:30
ピットに入らずに何周できるかな?と思いながら走ってたんだけど、2時間たったあたりでお腹が空いてきたので、ピットに入った。走行距離はちょうど40kmだった。つまり、平均20kmで走ってたってことで、まあ遅い。おにぎりを一個食べ、5分ほど休んで再開。おにぎりが、キンキンに冷えてた・・まあ、気温がたしか5度だったので、冷蔵庫の中にいるようなもんだから当然だけど。

■11:00
ほぼ同じペースで走る。徐々に疲れてきて、登りでダンシングするのが辛くなってきた。でも、ピット周辺にたむろしているギャラリーが送る声援を聞いていると、(それがオレに向けられたものではないとは百も承知ながら)なんだか頑張れちゃうもんで、そこだけちょっとペースが上がる(笑)。そういえば、嫁さんに一度も会わないなあ。もしかして、寒いんで車で暖を取っているのかなあ。

■11:30
2度めのピットイン。1回目よりぜんぜん疲れてる。つうか、しんどい。走行距離は60km。残りのおにぎりを食べて、ちょっと長めに休みつつ、ストレッチをする。そろそろ行こうかと腰を上げて左足で踏ん張った瞬間、ふくらはぎがつって激痛走る。ソロ用のピットで1人でもんどり打ち、嫁さんはいないので、介抱もしてもらえず。初レースでリタイアはぜったい嫌なので、ストレッチを入念にし、再度GO。

■12:00
左足をかばいながら、ペースを落として走る。なんとか、80km走ることだけを目標にペダルを漕ぐ。うーん、寒さと足の痛みがコンボになって、そうとうキツイぞ。。風も強いし。気持ちが折れそうになってきた。。と思ったら、嫁さん発見。のんびりウォーキングしてる。「ガンバレー」と手を振ってきた。もうちょっとがんばろう。



なんだか西の空に黒い雲が現れてきた。そして12時ちょうどに雨が振ってきた。いや、雨ではない。顔が痛い。ヒョウだ。暴風の中、なんとヒョウが振ってきた。なんやねん、この泣きっ面にハチ状態・・。歯を食いしばりながら、「完走したる」という意地だけで向かい風をおりゃおりゃと漕いでいたら、「中止でーす、ピットに戻ってください」とのアナウンス。しかたなく、引き返してピットに戻り、終了。なんか、消化不良に終わってしまった。
以上、初レースの模様をお送りしました。


表彰まで小一時間あるということで、このまま屋外でじっとしてたら凍え死ぬと判断し、車にいったん戻って着替えることにした。戻ると、嫁さんがコーヒー飲みながらくつろいでた。「ヒョウ、すごかったねー」って、他人事のように言ってるけど、その中走ってたんよ・・。汗を拭いて服を着替え、パンとコーヒーで補給。生き返るー。

■13:00
表彰式。オレには関係ない話しなんで、スルー。それより目的は展示場にこれでもかと用意されているロードの試乗車。帰りたそうな素振りを見せる嫁さんを説得し、引っ張ってくる。


試乗編は次回書きます。

オレです。 つか、マジでやってもーた。 エンデューロの意味を知らないまま、ソロで出場を申し込んでしもーた。 自転車レースには一切興味がなく、のんびりマイペースで走ることしかして来なかったのだが、たまたまワイズロードが主催する「彩湖での4時間エンデューロ」を ...
オレです。
つか、マジでやってもーた。
エンデューロの意味を知らないまま、ソロで出場を申し込んでしもーた。
自転車レースには一切興味がなく、のんびりマイペースで走ることしかして来なかったのだが、たまたまワイズロードが主催する「彩湖での4時間エンデューロ」をウェブで見かけた。



レースではなく、同時開催される試乗会に興味があったからそれを見るつもりでHPを訪問したら、ふと魔が差してレースにエントリーしてしまった。
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募集要項に、「中学生でも参加OK」で「マジモードの人だけでなく、のんびり走る人もいる」と書かれていたこともあって、ならオレのようなレースに無縁な人間が混じっても迷惑をかけることはあるまいと判断した。
エントリー画面で、ソロで出場ですか?それともチーム出場ですか?という選択肢があったが、オレはいっしょに走る仲間はいないし、チームにもも当然入っていない。よって何の疑問も抱かずに「ソロ」で申し込んだ。4時間走り続けるのは、なかなかにしんどそうな気がしたが、「マイペースで走ればいいんだから、気楽に考えよう」と思った。
で、後日知ることになったのが、エンデューロって1人で走ることを想定したレースではなく、チームで交代しながらやるもんだったのね。オレはてっきり「チームで走る人も、メンバー全員で隊列を組みながら走るもの」だと思ってた。。。ガーン。
以下、エンデューロの定義(ウィキペディアより引用)
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自転車競技においても、エンデューロレースと呼称されるものがある。ツインリンクもてぎや鈴鹿サーキット、あるいは公園内のコーナーが多いサーキット形状のコースなどを使用して周回を行い、2時間、3時間、10時間などと走り続ける形式が一般的である。しかし本来のエンデューロとは異なり、順位よりも完走という趣旨があまりなく、周回数が多い順に表彰する「競争」レースである事が多い。そのため、スタート直後からさながらロードレースのように集団を形成したり、アタックを掛けたりなど対人戦をする事も珍しくなく、エンデューロとはかけ離れた、事実上の耐久レース(エンデュランスレース)である事も多い。
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つうことは、ソロは交代なしで丸々4時間走るってことになり、チームの人は交代しながらだから一人あたりが走る時間は少なくなる。しかも周囲はほとんどがロードの人たちで、オレはミニベロで走るという、ダブルの意味でのハンデ。もう笑うしかない。
オレのようなソロ出場は少ないながらもいるそうだが、それにしても大丈夫か、オレ?
まあ、誰とも競うわけじゃないし、順位なんて関係なく走ることを楽しめればいいので、もう腹をくくった。4時間連続で走った経験はないけど、どれくらいしんどいかなあ。開催は12月で寒いので、水はボトル1本で済むような気がする。
腹は減るだろうから、背中にカロリーメイトっぽいものを携行したほうがいいのかも。最悪、ピットインで止まって食べればいいか。4時間で100km走ることを目標にしたいけど、疲労、道の混み具合、風の影響を勘案すると、80km台が現実的かな。
試乗もできるし、たのしみ~(体力が残っていればの話だが・・・)