サイクルガジェット ロードバイクが100倍楽しくなるブログ

ロードバイクとミニベロ、小径車について、徹底的にユーザー視点で初心者向けに解説するブログ。パーツのインプレッションや輪行のコツも取り上げます。

カテゴリ: ミニベロ&小径

皆様は、ロードバイクのポジションで悩んだことはないだろうか。悩んだことのない人なんていないはず。もしかしたら現在進行形でお悩み中かもしれない。 タイレルのCSIを買って1年と3ヶ月が過ぎた。「1年以上も走っていれば、ポジションはとっくに固まっているだろ」と思 ...
皆様は、ロードバイクのポジションで悩んだことはないだろうか。悩んだことのない人なんていないはず。もしかしたら現在進行形でお悩み中かもしれない。

タイレルのCSIを買って1年と3ヶ月が過ぎた。「1年以上も走っていれば、ポジションはとっくに固まっているだろ」と思うかもしれないが、じつは3度いじっている。3度目はつい2週間前におこなった。

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今回は、3度目の修正でとんでもないミスを犯しかけた。言いたいことはひとつ。素人サイクリストが生半可な知識だけでポジション修正しようとすると、ヤケドするぜ…ってお話です。

オレのタイレルに死角なし!と思いきや

最初にしたのはハンドルポストのカット。長すぎてアップライトだったのを、大胆に3〜4センチ切り落とし、ハンドルポジションを下げた。これが2016年の夏。

>> タイレル(Tyrell)CSIのポジションを『セットバックシートポスト』を導入していじってみた結果

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※ノコギリで切り落とす(後戻りはできないw)

しばらくは楽しく走っていたのだが、これで完了とは問屋が卸さず、今度はサドルとハンドルの位置が近過ぎて脇が窮屈になってきた。

ステムを伸ばすか、サドルを下げるかを行きつけのショップの大将に相談しても、「単純にステムを伸ばすのはカンタンだけど、重心位置が前荷重になってしまう。ステムはそのままで、サドルを後退させよう」と診断され、導入したのがセットバックシートポスト。

通常の直線のシートポストよりも、さらにサドル位置を後ろにズラすことができ、余裕を持ったポジションが取れる。

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ちなみに、この二回のポジション修正はショップに相談して、おこなっている。

「これで完了。ヨカッタヨカッタ」と安心しきったまま2017年を迎え、バトンホイールを装着し、いよいよ「もはやいじるところなし!オレのタイレルに死角なし!」と悦に入っていた。

独断で、ステム延長しようと決めた

しかしである・・・。またしてもポジションに違和感。セットバックシートポストでサドル位置を最適化したはずなのに、まだ腕が窮屈に思えてしまう。

すでにサドルはマックスまで後退させているので、「こりゃ、ステムの延長しかないぞ」と判断し、ショップで大将に「ハンドル位置を前に2〜3センチ伸ばしたいいから、ステムの在庫を見せてー」と頼んだ。

しかし、大将はしげしげと自分のバイクを眺め、「いや、ステムじゃないような気がするんだよな…」とつぶやく。

「ちょっとサドルに跨ってみて。これまで2回ポジションをいじっているから、改めて現在のをおさらいしておこう」

それもそうだと思い、愛車のCSIに跨るやいなや

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あ、やっぱサドル位置が高いわ

「うそん」

独断で上げたことない?

「・・・ある」

またやってしまったね・・・



説明しよう!胴長短足の自分は、その事実を隠したいがためにシートポストを適正値より上げて乗る悪いクセがある。過去にはロードバイクで同じ過ちを犯してしまったことも。それを大将に一発で見抜かれてしまった。

「二度と繰り返すまい」と肝に銘じたはずなのに…つくづく自分の学習能力のなさに呆れる。

>> 【ロードバイク初心者あるある】サドルを適正ポジションより約2センチ上げていた恥ずかしい理由を告白します


サドルを下げ、スペーサーを抜いたらアッサリ解決

係数を掛け算して、適正な股下の高さを算出した結果、なんと、1.5センチほども高過ぎだったことが判明。

以下、股下の長さを出す公式

0.875(係数) × 股下(センチメートル)



サドル位置の変更に合わせて、ハンドル位置も見直したほうがいい

「どうすれば?」

スペーサーを抜いて、もう一段階、下げてみよう


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※試走する大将

ということで、素直に従ってスペーサーを抜き、2センチほど下げてみた。試走してみると、いい感じ。すごくしっくり来る。さっきまで「ステム延長こそが解決策。それしかない!」と信じてたのに、なんだこれ……自分はいままで何をやっていたのだ…。

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※何段階かに分けて、いろんな高さでポジションチェック

ひとつのボタンのかけ違いが全てを狂わせる

3度目のポジション修正をして、すでに2週間が経過。もともとの違和感&窮屈感はウソみたいに消え、実に走りやすくなった。

ポジションを治すって本当に難しいし、生兵法は禁物だと痛感。大将のアドバイスがなければ、サドル位置もハンドル位置もそのままで、ステムだけ延長して「対処したった(ドヤァ)」気になっていただろう。

ロードバイクのポジションって洋服のようなもので、ひとつボタンをかけ間違えると、あとはなにをどう工夫してもダメ。部分最適は根本解決にならない。

どこにミスの根っこがあるのか、丹念に巻き戻し、あれでもない、これでもないと要素を潰していく緻密な作業。

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※スペーサーにもいろいろなサイズが

腰が痛いのは腰の筋肉のせいではなく、ハムストリングスの硬さが原因があった・・・的な「因果関係は単純な話じゃない」っての、よくあるじゃないですか。まさにそれ。

これをただの一般サイクリストが行うのはかなり難度が高い。

なにしろ、自分で自分の姿勢を観察することすらできないもんね。プロに診断いただくのが間違いない。

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※KCNCの肉抜きされた軽量スペーサーを導入

メカニックは、ホームドクターのような存在

「自分のことは自分が一番よくわかっとる!」というセリフは、ロードバイクのポジションでは当てはまらない。あと、病気もそうだね。体調不良の原因なんて、医者に診断してもらわなければわからないことが山ほどある。

余談だけど、今年1月に人生初のインフルエンザを発症した。3日間熱が下がらないので、「風邪にしてはしぶといなあ。市販の風邪薬も切れたし、病院でもらってくるかあ」と出かけたら、「あんた、インフルだよ!3日間もなにしてたん!」って言われてしまった。



「年末に予防接種受けたのに・・・」

予防接種は完璧じゃない。発症の可能性を下げてくれるだけなの

「熱は39度までしか出なかったんで、てっきり風邪かと」

予防接種の効果だね、それ



・・・ってことがあって、5日ほど寝込みました。仕事は溜まるわ、身体中痛いわ、自転車には乗れないわ、散々な目にあった。自分が風邪かインフルエンザかすらもわからない。それが一般人。自転車のポジションも似たようなものだと思う。

まとめ

ということで、反省を込めつつ今回のおさらいしますと、


<素人の判断> 腕が窮屈

ステムを伸ばそう


<実際> そもそもサドル位置が高すぎ

サドル下げる

それに合わせてハンドル位置も下げる

ちなみにステムはそのままでOK


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Aをしなきゃって相談したら、違うよ、BとCをしなさいって言われたようなもんです。自転車歴7年目にもなって何をやっているのか・・・己の馬鹿さ加減にほとほと呆れた。

ステム購入という余計は出費をすることもなく、無事にポジション修正が終了しました。今後は勝手にシートポストを伸ばすような愚行は慎みます。

皆様におかれましても、ポジション修正で迷ったらまず専門家に相談!を強くお勧めします。



バトンホイールに使っているタイヤはシュワルベワン(SCHWALBE ONE)。451サイズの23cタイヤとして貴重な存在だ。というのも、20インチホイール(451も406も)で、23cの細さのタイヤはほとんど市場にないから。 これまで、ミニベロでは28cか23cばかりを履いてきて、ちょう ...
バトンホイールに使っているタイヤはシュワルベワン(SCHWALBE ONE)。451サイズの23cタイヤとして貴重な存在だ。というのも、20インチホイール(451も406も)で、23cの細さのタイヤはほとんど市場にないから。

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これまで、ミニベロでは28cか23cばかりを履いてきて、ちょうど中間の25cの選択肢がほぼなかった。(自分の知る限り)

2010年〜2016年秋までずっと28c。23cを使い出したのは、シュワルベワンが初めて。できれば25cを選びたかったが、なかったのでもう1段細い23cにしたというわけ。

今のタイヤの交換時期になったとき、23cを履き続けるか、それとも28cに戻すか?ということも含め、20インチ(451ホイール)ミニベロで23cタイヤを7ヶ月間使ってみた感想を書きます。

シュワルベワンってどんなタイヤ?

インプレの前に、そもそもどんなタイヤ化説明しておくと……ラルフボール社(ドイツ)が展開するタイヤブランド。シュワルベ(SCHWALBE)はドイツ語で「ツバメ」という意味だそうな。ロードバイクだけではなく、ミニベロやMTB用も製造している。

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2014年まで存在したULTREMO(アルトレモ)という上位版モデルがあったのだが、こいつの評判が悪く、「すぐに劣化する」、「サイドウォールが速攻で割れる」…という悲鳴を周囲で何度も聞いていた。そのため、アルトレモにはずっと手を出さないでいた。

シュワルベワンはその改良版である。“抜群の転がり性能”と“最高の耐久性”を実現した「ワンスタートリプルコンパウンド」を採用し、 「Vガード」とのマッチングで高レベルの走行性能を実現している…そうだ。要するに、シュワルベが本気を出して作ったフラッグシップタイヤである。

重量は175グラム。デュラノ(20×11/8 451 ワイヤービード)が255グラムなので、80グラムも軽い。両輪合わせると160グラム!タイヤ交換だけで一気に軽量化が進んでしまう。

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なにしろ速い。しかし、路面に気は遣う

23cのメリットとデメリットははっきりしてて、巡航スピードは速いけど、路面の凹凸や割れ目、轍には注意が必要。まあ、ロードバイクと同じ細さなので、当然ですね。

ミニベロならではのほんわか感とかポタリング感はなく、「速く走らねば!シャカリキに回さねば」という気持ちになる。リラックスして走る気持ちになれず、どうしてもロードに乗っている時と同じ緊張感、高揚感を味わうことになる。

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下りもかなりスピードが出てしまうので、意識して小刻みにブレーキをかけてしまうレベル。でも、20インチミニベロでの下りはロードバイク以上に気をつけるべし。安定性に劣るので、ハンドリングはぐらつきやすく、路面の小さなコブに乗り上げたりすると、ポンと手が外れてしまいそうになることも。

同じ時速30キロで下っているとして、タイヤの直径が小さいぶん、タイヤは高速で回転するしね。

23cで走ると、速く走れるけど、ミニベロの限界を超えてしまいそうになる瞬間もあるので、ご注意あれ。

ヘアピンカーブのグリップが気持ち不安

同じ23cでも、ロードバイクでは安心して曲がれるコーナーが、ミニベロだとちょっぴり不安。前輪がグリップを失って、ステーンと倒れてしまいそうな不安に襲われる。

ちなみにここで指しているコーナーとは、つづら折りダウンヒルでたまに見かける、急激な180度のヘアピンカーブの話。街中で見かけるふつうのコーナーでは何の不安もない。

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※23cなのでかなり細身のルックスになる

28cを履いていた頃は安心してバイクを倒すことができていたような気がする。

まあ、23cでも一度も倒れたことはないし、滑ったことすらないので、気分の問題ね。これはタイヤの太さだけ原因じゃないので、シュワルベワンのせいだけではない。タイヤ径もおおいに関係してはいると思う。

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※こちらはデュラノ。28c相当なので、それなりのボリューム感


圧倒的なカッコよさ

シュワルベワンを実際に装着させてみるまでは、「ミニベロに23cなんて、おおげさかなあ、やりすぎかなあ」と躊躇したのだが、やってみたら正解だった。むちゃくちゃカッコいいからである…。

美醜の感覚は個人差あるし、絶対的正解は存在しないので、個人的な主張になるけど、スポーティなバイクであればあるほど、細いタイヤを履かせたほうがシュッとします。不思議なもので、タイヤが太いだけで(ほんの少しではあるけど)鈍重なルックスになってしまうのよね。

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23cを履かせた瞬間に、けっこうよく走るミニベロが、ミニベロロード、つまりタイヤ径だけが小さくロードバイクに返信するかんじ。

タイヤ交換って、もっとも安価で手っ取り早く、しかも効果をたいかんしやすいカスタマイズ。ホイール交換はそりゃあいいですが、まずはタイヤをワンランク上にする、ちょっと細くするから始めるといいかなと。

気になる劣化スピードは?

シュワルベワンの前身のアルトレモはけっこう悪評が高かったようで、周囲で良い評価はあまり聞かなかった。それもあってアルトレモは短命でおわり、シュワルベワンに進化したのだと思う。

これまで、デュラノ(28c)は4,000キロを越えるくらいまでは使えていたので、そこまではいかないにしても、まずは3,000キロが目標。3,000キロ以上走れたら御の字。2,500キロで終わったら、「えーーー、高かったのに…」と落ち込む。

自分の年間走行距離は6,000キロで、ロードバイクとミニベロがそれぞれ半々くらい。3,000キロもってくれれば、ちょうど1年間走れることになる。1年間楽しませてもらえるなら、少々お高くはあるが、シュワルベワンを使い続けたい。

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2016年8月から使い始めて、2017年3月下旬時点(つまり丸7ヶ月)で2,000キロ走った。劣化具合はたいしたことなく、まだ目立った磨耗はない。サイドウォールにひび割れなども見られない。ちなみにパンク歴はゼロ。まだまだいけそうだ。

話は逸れるが、パンクするかしないかの分かれ目って運よりも、日頃の心がけのほうがはるかに大きいと思う。乗る前にフロアポンプで規定値(フロント7.0 bar 、リア7.5 bar)までしっかり入れる。面倒くさがらず、習慣化すること。あと、タイヤに異物がハマっていないか、目視でときどきチェックする。それで充分。

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BOMA の Refale ではパナレーサーのRace L という軽量タイプを、タイレル(Tyrell)のCSI にはシュワルベワンを、どちらも軽量タイプなので、理屈で言えばパンクリスクはやや高いタイヤ。なのに、このふたつのタイヤでパンクを一度もしていないことが、習慣の大切さを証明している。

まとめ:ロードバイクで23cに慣れているなら問題なし

シュワルベワン(というか、20インチタイヤ全般)の欠点はヘアピンカーブでの急激なコーナーくらい。路面状況に気を配るのは、23cタイヤでロードバイクに乗っている人には当たり前の習慣なので、すでにロードユーザーなら改まって心配することはない。

ミニベロをロードのように軽快に走らせたい人、長い距離を速く移動したい人には、シュワルベワンは強くオススメできる。

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「23cはどうしても細すぎるな~」とか、「シュワルベワンは良いんだけど、単価が高いんだよな~」という場合、28c相当のデュラノを推したい。コスパもよく、走りと耐久性がバランスよく両立するタイヤだ。

デュラノは、ミニベロで5年以上お世話になり続けたタイヤだし、シュワルベワンの前はずっとデュラノだった。オクサマのボードウォークはデュラノを履かせている。オクサマも「100キロのロングライドが快適!よく走るわ!」と喜んでくれている。

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※オクサマは406のデュラノを履かせています


追記: シュワルベワンが23c から 25c に変更される!

これまでのシュワルベワンは23c だったのが、今後生産されるモノは25c になる。そんなウワサがサイクリストの間でささやかれていたので、代理店の公式サイトを調べたらたしかに本当だった。なぜ23c を廃止するのか、理由はわからない。(お問い合わせフォームから背景をお尋ねしたが、返事はない)

23cが欲しい人は、市場に出回っている分しか存在しないので、早めに買い付けておくほうがいい。自分は「25cでもいいし、むしろミニベロにとってのベストバランスは25cじゃないか」と思っているので、べつに23cを買い占めようとは思わない。

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ただ、1点気になるのが、デュラエースのキャリパーブレーキを解放しただけで、空気を抜かずしてタイヤの脱着ができるかどうか…。目視した限りでは、いけそうなマージンがあるので、たぶん大丈夫のはず。


以上、シュワルベ ワンを7カ月使ってみたインプレッションでした。走りにこだわるなら、シュワルベワンはいいですわよ…( ̄▽ ̄)



ビンディングペダル&シューズに抵抗のある女性は少なくない。 「シューズとペダルを接続して固定させるビンディングペダル=コケたらどうするの!?」という恐怖が先に立つみたいで、メリットをいくら語っても耳に入ってこないのだ。「だって危ないじゃん」と。 ※購入 ...
ビンディングペダル&シューズに抵抗のある女性は少なくない。

シューズとペダルを接続して固定させるビンディングペダル=コケたらどうするの!?」という恐怖が先に立つみたいで、メリットをいくら語っても耳に入ってこないのだ。「だって危ないじゃん」と。

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※購入直後のデフォルトのボードウォーク

オクサマもその一人。2010年から乗っているダホンのボードウォークは今もフラットペダルのままだ。100キロ走ろうが、山に連れて行こうが、スニーカーで漕いでいる。「ソレで問題ない」と、ビンディングペダルは無視してきた。(プラスチック製の純正ペダルはヘナヘナなので早々にwelgo製に交換したが)

しかし、ついにビンディングペダルに興味を示してきたのだ。しかも自ら。いったいどんな心変わりがあったのか?きっかけとなる出来事があったのか?不安が消えたわけではないらしいが、「やってみたい」と言う。

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※フラットバーハンドルだけ残して、いじりまくったボードウォーク


どうやら、毎度毎度100キロ近い距離を走ることで、「ビンディングペダルだと、もっと楽に走れるのかな…」と妄想するようになっていたらしい。たしかに、フラペで100キロ走るなんて、そんなシンドいサイクリングは自分はゴメンである。

ビンディングペダルを使うメリットは、なんといってもペダリングの効率アップ。踏み込みの動作、脚を引き上げる動作、どちらでも力を伝達することができる。ペダルから足が意図せず外れてしまうこともないので、ダウンヒルやヒルクライムではむしろ安心できるスグレモノ。

「そうか、ついにやってくれる気になったか」とウレシイ気持ちになった。

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※ブルホーン化して、ほぼカスタマイズが終了したボードウォーク


ただ、どんな製品群があって、どれを選べばよいかチンプンカンプンなので、自分が全面的に助けてあげることになった。ようやく絞り込みができたので、その過程を晒しつつ、ビンディングペダルを使うかどうか迷っている方の参考になれば幸いである。

シマノ一択で即決

自転車歴7年になるオクサマは、年数だけで言えばけっして初心者ではないが、実質は初心者。およそ考えつくあらゆるメンテナンスはしたことがなく、どのパーツの調整もできない。タイヤ交換なんて夢のまた夢。いまだにタイヤとホイールを混同するくらい。

そんな人間にレース用ペダルは無用。豚に真珠。よって、SPD-SL、タイム、LOOK、スピードプレイは検討さえしなかった。シマノのエントリーレベルで十分である。

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※今使っているフラットペダル


ということで、「安くて、踏み面が広め(力が入れやすい)のSPDでいいか…」と大雑把に絞り込んだ。

SPD-SLとSPDって何が違うの?

ちなみに、「SPD」と「SPD-SL」は名称は似ているが中身はまったく違う。初心者は「どっちがどっちやねん」という気持ちになるはず。

クリート(止め具)をシューズの裏にはめ込んで、ペダル側(溝)と噛み合わせて固定するのがビンディングのざっくりした説明。ようするに、凹凸がぱちんと合体するイメージだ。それは「SPD」も「SPD-SL」も同じ。

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※SPD-SL です。ちょっとゴツくて、歩くときにペンギンみたいになります

「SPD」は、マウンテンバイク(MTB)向けペダル

バイクを降りて未舗装路を歩くことが考慮されている。よってクリートは小型だし、出っ張りがシューズから飛び出さないよう設計されている。マウンテンバイク用と書いたが、べつに街中で使用しても問題ない。むしろ、舗装路はとても歩きやすい。

ペダルタイプもいろいろあって、オフロードレース向け(泥が詰まりにくい)、片面フラット(スニーカーでも乗れる)、両面タイプ(どちらからでも装着できる)等がある。

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※これはSPD(元々はMTB用ですが、街中でも余裕で使えます)


ちなみに自分が使っているのは、SPDの「PD-A600」の片面タイプ。SPDの中で最軽量で、見た目がスマートなのが選んだ理由。ダホンMu、タイレル(Tyrell)のCSI 、BOMA の Refale…とすべてのロードバイクとミニベロで「PD-A600」を使い続けている。

たぶん、これ以外のSPDペダルを今後選ぶことはない・・・くらい気に入っている。

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※PD-A600。アルテグラグレードで、SPDでは最軽量

「SPD-SL」はロードレース向けペダル

踏み面が広く、固定力もあって、高い負荷をかけることができる。ロードバイクでレースをする人、そうでないツーリング志向の人、日本でもっとも普及しているのが「SPD-SL」だと思う。

弱点は歩行性能。そもそも歩くことを考慮した設計になっていない。クリートがシューズからドーンと出っ張っており、カチカチと音を立てながら歩くことになる。しかもクリートが樹脂製のため、歩行や着地のたびに少しづつ削れ、経年劣化もする。

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※SPD-SL に似てますが、こちらはLOOK。シマノ以上に劣化が早い

クリート用のゴム製カバーを取り付けることで多少はクリートの消耗を抑えられるが…実際問題、歩行するたびにそれをするのは面倒。せいぜい、輪行の際に「よっこらしょ」と装着するかんじかなと。

まとめると、初心者はマウンテンバイク系の「SPD」でよいだろう。ミニベロにつけるのであれば、なおさらである。(そういえば、ミニベロで「SPD-SL」を付けている人に出会った記憶はない。いるかもしれないけど…)

レーシーなシューズはイヤ

シマノのカタログを見せてみたら、「青とか赤とか、レースの人が履くようなのはヤダ。黄色なんてとんでもない」とのたまう。まあ予想どおり。そもそもミニベロだし、カジュアル系のサイクリングウェアで走るので、レーシーなシューズはミスマッチ。

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それに、レーシーなシューズはほぼ漏れなくSPD-SLなので、オクサマには関係ない。スニーカータイプの「SPD」向けシューズを選ぶことになった。

運動神経がなくても問題ないのか?という不安

オクサマの最大の不安がここ。ビンディングペダルを使いこなすには、特別な才能とかセンスが必要だと思いこんでいる。そんなわけはない。万人に等しく作られているからこそ、広くサイクリストに普及しているのだ。

しかし、使ったことのないパーツに恐怖を持つのももっともな話。それに、おせじにもオクサマは運動神経があるほうではない。球技はさっぱりだし、泳げない(←沖縄出身のくせに)。

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※カタログとにらめっこして悩むオクサマ

ただ、オクサマは大のスキーが苦手。若い頃にスキーでコケまくってべそをかいてほうほうの体で雪山から逃げ帰ったことがある。以来、二度とスキー場には足を踏み入れていない。「足を固定され、自由を奪われる恐怖」が、いまだに残っているのだと思う。


( ´_ゝ`) 「センスなんて不要だから!性別関係ないし、ましてや運動神経云々なんてもっと無関係。1~2回コケればすぐ慣れる!」

J('ー`)し 「コケる前提かよ」

( ´_ゝ`) 「そうだよ」

J('ー`)し 「怖いよ」

( ´_ゝ`) 「コケないように指導するから」

J('ー`)し 「たのむ…」


ということで、ようやく覚悟を決めてくれたようだ。

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※こんなレーシーなのはオクサマには不要(笑)

SPDも悪くないが、初心者に適しているのはクリッカー

「SPDで行くか」とほぼ腹ぎめして、ショップの大将に相談してみたところ、


大将 「SPDも悪くないけど、初めてのビンディングで不安があるならPD-MT50 CLICK'R PEDAL(通称:クリッカー)のほうが向いているかも

自分 「あら、シマノにクリッカーなんてのがあるんだ」

大将 「SPDの脱着バネを最弱設定するよりも少ない力で外せるから、初心者女性にはオススメ

自分 「なるほど」

大将 「しかも踏み面も広めなので、ペダリングしやすい


とのこと。

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※クリッカーです。見た目は無骨で少々重い。


PD-MT50 CLICK'R PEDAL(クリッカー)


産経サイクリストに詳しい記事が掲載されているので、くわしく知りたい方はどうぞ。

>> サラッとはまるビンディング 「シマノクリッカー」のシューズ&ペダルで快適街歩き(産経サイクリスト)


時間がない人のためにまとめると、こんなビンディングシューズである。
  • 日本人向けの幅広設計
  • 見た目はスニーカー
  • 芯、EVAミッドソール、ラバーソールの3層構造で歩行性もバッチリ
  • ベロ部分(クッション)は厚みがあり、くつひもで締め加減が調整可能
  • 結んだくつひもが自転車に絡まらないよう、ひもの先を通す輪っかもある


PD-MT50 CLICK'R PEDAL(クリッカー)はけっしてスタイリッシュなデザインではないし、むしろ、「だせぇ…」と思ってしまったのだが、オクサマに写真を見せて解説したら、「それでいい。よくわかんないし」と即決。お前にはこだわりというものがないのか…。

なお、マルチリリースという横にひねる以外の様々な角度から取り外せるタイプのものもあるが、シングルリリースタイプにしておいた。「横にひねって外す」というシンプルなルールで運用させたいためである。あと、マルチリリースは予期せず外れてしまうリスクを孕んでいるのも、やめておいた理由。

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ということで、(まだ買っていないけど)PD-MT50 CLICK'R PEDAL(クリッカー)で決定しました。今後装着して、練習をしばらく指導することになるかなと。無事に使いこなせるとよいのだが…。

オマケ: コケるときのコツ&自分の経験

ビンディングペダルを使っていて、「立ちゴケしたことない」という人は滅多にいない。立ちゴケはすべてのサイクリストがいつか通る道。

ということで、来るべき日を迎える前に、こちらの記事もどうぞ。自分の立ちゴケ体験とか、リスクを下げるコツ等を書いた記事です。

>> 【再現ドラマで完全解説】 三本ローラーから落車するとこうなる

>> ミノウラの三本ローラー(モッズローラー)を1年間使ってわかったこと


 

夫婦、もしくは恋人同士のカップルで”同じ趣味”が楽しめるのは良いことである。共通の話題が生まれるし、一緒に過ごす時間も多く取れる。 基本的には良いことづくめなんだけど、サイクリングでは例外がひとつあって、「パーツの値段が相方にわかってしまう」パターンで ...
夫婦、もしくは恋人同士のカップルで”同じ趣味”が楽しめるのは良いことである。共通の話題が生まれるし、一緒に過ごす時間も多く取れる。

基本的には良いことづくめなんだけど、サイクリングでは例外がひとつあって、「パーツの値段が相方にわかってしまう」パターンですかね…。(勘の良い男性ならピンとくるはず)

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オクサマは自転車に乗りはするものの、パーツのグレードとかホイールの相場とかとんと知らないので、かなり助かっている。デュラエースの存在は知らないし、そもそもコンポーネントにグレードがあることもわかってない。シャマルミレも「ただの黒いホイール」としか見ていないようだ。

が、さすがにバトンホイールの存在感には、無知な彼女でも気づいてしまう。「よくわかんないけど、高額であることはなんとなくわかる」だけの存在感があって、そらそうだよね…。

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上がバトンホイールで下がふつうのホイール。いくらオクサマがメカ音痴、パーツ無知でもさすがにこれは分かる。


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cyclingtips.comに、サイクリングを共通の趣味とするカップルのメリットとデメリットという記事がって、うむうむとうなづきながら読んでしまった。面白かったので、翻訳して紹介しよう。

元記事はこちらです。
↓↓↓↓↓
The good and the bad of having a partner who shares your love of cycling

メリットその1:モチベーション

一緒に走る相手がいると、眠いからとか、寒いからという理由で止めることができない。サイクリングとは面白いもので、玄関さえ出てしまえば楽しく走ることができるのだが、布団から出て、着替えて、水分だの補給食を準備して、空気を入れて、、、という一連の動作がおっくうに感じるのだ。

そのせいで、「走りたいけど、もうちょっと日が明るくなってから」とか「三本ローラーでいいか」って逃げたくなることがある。

しかし、一緒に出かける相手がいればそうは言えない。相手がいるとお陰で、スクッと立ち上がり、ぱっぱと段取り良く準備をしてしまえるもの。

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ちなみに我が家では、起床時間は大雑把に決めるが、出発時間は厳守というルールがある。男女でそれぞれかかる時間はことなるし、女性だと化粧も必要だろう。

体感レベルでいうと、女性は男性の3倍時間がかかる気がする。その分、2台のバイクを車に積み込む、ヘルメットやグローブなどの備品も自分がすべて用意してトランクに入れる…といったことをして、負担を配分するように努めている。

メリットその2:トレーニング相手がいる

トレーニングや練習は、一緒にする相手がいるだけで気分が引き締まるし、ダレないもの。これはサイクリングに限らないだろう。

プロアスリートだって、オフのトレーニングでは仲のいいチームメイト同士で行く。誰かとともに苦楽をともにするということは、喜びは2倍、苦しみは半分、な気がする。

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※はじめてミニベロを購入して1ヶ月後くらいの写真

まあ、オクサマはトレーニングはしないサイクリストなので、これは当てはらないが。楽しく走って美味いものを食う、だけが彼女のサイクリングの目的なので。 

メリットその3:サイクリングでの疲れ&疲労感を理解してくれる

サイクリングの疲労感は、他のスポーツと違う。ランニングやサッカーではもろに足が筋肉痛になる。ふくらはぎだけが痛んだり、足首がジリジリすることも。要するに局地的な疲労感なのだ。

それに対し、サイクリングでは特定の部位が傷むことがほぼない(自分は)。筋肉痛になったことはほぼない。その代わり、とにかく眠くなる。体全体がだるくなる。
※例外として、100キロ以上のロングライド系ヒルクライムは別。あれば翌日も尾をひく筋肉痛になる。

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※ツールド妻有はまじで楽しく、とことん身体がいじめられます

オクサマと車載でサイクリングに行くとき、運転は常に自分。だいたい帰宅途中に眠くなるので、パーキングエリアで20分ほど仮眠をさせてもらう。サイクリング後に襲ってくる急激な睡魔のことを彼女はわかってくれているので、嫌な顔せず寝かせてくれる。

サイクリングしてない人であれば、「なんでチャリに乗ったくらいで眠くなるねん」って不思議に思うだろうが、カロリー消費が半端ないんですよ…。

メリットその4: 時間を気にせずサイクリングを楽しめる

完全にあるあるなのだが、相方さんがサイクリングをしない人の場合、時間制限付きでしかサイクリングできないってことがある。

家で待っている妻(夫)のために、午前中で切り上げたり、途中離脱するサイクリストさんは何人も知っている。そんなとき、ちょっと気の毒な気分になってしまう。

と同時に、終日サイクリングを楽しめる自分の立場に感謝する。

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メリットその5: 家事を分担して走る

こういうパターンでサイクリングするご夫婦がいるかどうかは未知なのだが、こんな方法。

それは、「夫が午前中に走り、交代するように午後は妻が走る」形式。それぞれソロである。在宅中は子供の面倒をみたり、家事をするわけ。一緒に走ることはできないかわりに、どちらも半日走ることができる。4〜5時間確保できれば、そこそこの距離は走れる。

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メリットその6: サイクリングトークができる

サイクリングに興味のない人にとって、サイクリスト同士の会話は意味不明。聞いたこともない用語が飛び交い、小さな金属パーツで何時間でも話していられる様子は、異様にしか見えないだろう。

パートナーがサイクリストであれば、少なくとも内容を理解してくれるし、なんなら盛り上がることができる。

サイクリストにとってなにがもっとも悲しいかって、せっかくホイールを新調したのに、「ああ、そう」とソッポを向かれること。

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※左がシャマルミレ、右がゾンダです

僕 「違うんだよ!6ヶ月の熟考と試行錯誤の末、たどり着いたのがカンパニョーロのシャマルミレだったんだよ!フルクラムも検討したんだけど、やっぱカンパニョーロのG3スポークの組み方って萌えるじゃん? 斜め後ろから見たときのワンツーワンツーなスポークデザインに身悶えるじゃん? リムまでブラックなお陰で、タイヤと一体感が増して、なんだかチューブラーホイールを履いているかのような錯覚に落ち入れるのもGOODじゃん? ホイールは性能も大事だけど、それ以上に愛せるホイールを見つけるのが重要なわけ!愛だよ、愛。そこを妥協したら幸せになれない。そういうことなんだよ、わかる?」

妻 「ごめん、ちょっと何言ってんのかわかんない」


こんな会話を何度も繰り返していると、「もういいです…」という気分になってしまう。

メリットその7: 休日の予定はサイクリングを基本に組み立てる

休日にどこかに出かけるとして、サイクリスト同士であれば問題にならないどころか、「どこに行こうかねー」と楽しくプランニングできる。

オクサマはコース設定や食事場所の選定を完全自分に任せてくるので、基本的に「自分が行きたい場所に行ける」というメリットがある。

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週末にどこに行くか話す様子は、さながら旅行計画のよう。違いは、旅行と違ってはるかに低予算でできてしまう点。昼食代と補給食代、たまに立ち寄り湯…。。これくらいで事足りる。しかし味わえるワクワク感はまるで一泊旅行。すごくお得感がある。

メリットその8: パーツやグッズを買うことに罪悪感を感じない

サイクリングは安いスポーツではない。機材スポーツである以上、それは免れない。消耗品も多いし、劣化もするので、定期的な交換やメンテナンスも欠かせない。相方がサイクリストであれば、必要経費として認めてくれるだろう。

あるあるすぎて笑えないのが、「嫁に本当の価格を言ったら殺されるので、半値を伝えている」という旦那さんがいること。相方に知識がないことを悪用して、ホイールやコンポーネントをしれっと交換している知人もいる。

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妻 「あら?なんだか見た目が変わったような気がするんだけど…」
夫 「…き、気のせいだよ(ドキドキ)」

という会話を繰り広げているのであろう。これは海外も同じようで、「世の男はどこもいっしょやな」と笑ってしまった。


以上がメリット。
しかし、それだけではないのが難しいところで、隠れたデメリットもある。

デメリットその1:ムキになって競い合う

ほどほどであればかわいいが、夫婦や恋人同士が闘志をむき出しにして勝負するのは……ちょっとみっともないかも。

タイムを誇示したり、パワーメーターの数値で一喜一憂したり。まあ、我が家はこれは当てはまらない。

デメリットその2: トレーニングをハイジャックされる

互いのトレーニングの目的が異なると、片方が引っ張られてしまうことがある。一人は高い負荷で走りたいのに、もう片方がLSDをしたいとか、そんなケースである。

デメリットその3: 最後の1個を食べちゃう

プロテインとかバナナとか、最後の1個を食べてしまい、もう1人の分がないってことがある。そういうときは、シェアしましょう。

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デメリットそ4: 洗濯物が多くなる

2人分のウェアを同時に洗うわけなので、どうしても量が増える。まあ、大した問題ではない。

デメリットその5: 部屋のインテリアが殺風景になる

部屋が自転車とパーツ類で溢れかえる。これは悪いことでもなくって、慣れてくると、バイクを愛でながら歯磨きしたり、コーヒーをすすりながらホイールにうっとりできる。インテリアだと思えば、マイナスではない。

少なくとも、自分は視界にバイクがあると嬉しい気分になれる。

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※寝室でローラー、もすっかり日常に

デメリットその6: 雨の日はローラーの取り合いになる

もう1台買いなさい。

デメリットその7: エンゲル係数が上昇する

サイクリストは栄養に敏感。野菜やフルーツ、グラノーラ、プロテインなどの支出が増える傾向になるだろう。しかし、健康的な食事をしていると思えば、それもあながち悪いものではない。

デメリットその8: コーヒーが好きか嫌いかで意見が別れる

この記事の筆者の個人的なケースでしかないのだが、飲食の好みが分かれるのは辛かろう。本人はコーヒー好きなのに、相方さんがさほどでもないらしい。

サイクリング途中でカフェに立ち寄るのは自分のもオクサマも大好き。しかし、片方がそうではなかったら、地味にきついかも。

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ちなみにオクサマのお気に入りはスターバックス。エクセルシオールでも、セガザネッティでも、ルノワールでも、カフェドクリエでも、ドトールでも、カフェベローチェでも、タリーズでもなく、断然スターバックス。

理由は、「チョコスコーンがうまいから」だとのこと。(そんな差があるか…?)

チョコスコーンとカフェモカさえ渡せしておけば、ホクホク顔で幸せそうにしているので、ちょっと不機嫌になったらスターバックスで気分転換させてあげている。


以上、サイクリング好きな夫婦&カップルのメリット・デメリットをお届けしました。みなさま、どうか仲良くサイクリングをお楽しみください。
(*^^*)


 

kitt design Tri-Spoke wheel のカーボンバトンホイールで150キロほど走ってきたので、インプレッションしてみます。 ※能力を開放するっ…… 購入までの経緯をは下記をどうぞ。 ↓ >> kitt design のカーボンバトンホイール、「Carbon Tri-Spoke Wheel Set」をひと目見 ...
kitt design Tri-Spoke wheel のカーボンバトンホイールで150キロほど走ってきたので、インプレッションしてみます。

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※能力を開放するっ……

購入までの経緯をは下記をどうぞ。

>> kitt design のカーボンバトンホイール、「Carbon Tri-Spoke Wheel Set」をひと目見て、僕は恋に落ちた

>> kitt design Tri-Spoke wheel のカーボンバトンホイールを購入してしまった

回転性とかハブの回り具合い

回転はごく普通な印象。ハブはNOVATEC製なのだが、周囲にその評価を訊くと、「まずまず」とのこと。むちゃくちゃ劇的にステキな回転性を発揮するわけではないそうな。

フリー音は大きい方だ。カリカリカリカリッッッッッッッッッッ…系の音(←表現が難しい)がする。フリー音は人によって好みが分かれるので、一概に良し悪しは言えないが、個人的に好きな音である。

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心配していたホイールの「フレ」は問題無かった。揺れとかぶれ無くキレイに回転してくれる。

空気抵抗が減った!…気がする

乗ってすぐに気づくこと、それは「3本のスポークが生む風斬り音」だ。時速20キロを越えたあたりから、「シュンシュンシュンシュン…」と心地よい音が聞こえてくる。

20キロかそこらでは、ホイールの生む空気抵抗うんぬんを語るほどではないが、時速を20キロ越えてすぐ、独特の「シュウウウウウウウウウウウン」という音が鳴る。ふつうのホイールを使っていた頃には味わったことのない感覚と音質。これがバトンホイールの能力なのかっ……テンションが上がる。

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なんというか、もはや自転車を走らせている以上の、かといってオートバイのようなエンジンを積んだマシンとはまた違う、半歩ほど己が進化したかのような錯覚がある。

プラシーボ効果によるところが大きいと思う…とは断った上で、心なしか空気抵抗が減った気はする。実際のところはどうなのだろうか。

見た目の圧倒的な存在感&カッコよさ

バトンホイールを買った理由の9割は見た目なので、見た目が進化したかどうかで満足度は変わる。kitt design Tri-Spoke wheel のバトンホイールであるが……120点だ。

事前に脳内で何度も装着したイメージ図を描いており、シミュレーションはバッチリのつもりだったが、想像を軽く凌駕するカッコよさだった。「似合わなかったらどうしようかな~、嫌だな~」と不安はあったけど、装着したらまったくの杞憂に終わった。

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※思わず栃木県小山市の太平山を登ってきた

実は事前にkitt design Tri-Spoke wheel の画像検索はしまくったのだが、ユーザーさんが実際に使っている様子を撮影したモノはほぜんぜん見つからなかった。HITしたのはメーカーの発表用画像とか、自転車ショップの「入荷しました」という単品での画像ばかり。

「ちがう!そうじゃないんだ!単品画像はもうたくさんなんだ。タイレルじゃなくてもいい、ミニベロに装着したユーザーさんの画像を見たいんだ。ええい、どこかにkitt design Tri-Spoke wheel を使っているミニベロ愛好家はおらんのか~~」

と様々なキーワードを駆使して検索したが、徒労であった。「これは…自分が人柱になるしかない」と決心した次第。

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それにしても、バトンホイールの殺傷能力は高すぎ。(何度も繰り返しているけど)AM-9 が「そこそこカワイイ田舎のすっぴんの女子高生」だとすると、kitt design Tri-Spoke wheel は「上京して、化粧とファッションを覚えてしまった女子大生」である。そりゃあ男もイチコロになりますぜ…。 (←たとえがゲスい…)

一度化粧を覚えた女性が二度とすっぴんで出歩かないように、自分も今後は(ホイールに問題が起きない限り)バトンホイールでお出かけすることになりそう。それくらいの美貌を得られてしまう。

まるで「超絶美人に生まれ変わった」ような感覚

完全な個人の妄想&思い込みで恐縮なのだが、「美人になるってこんな気分なのかな…」って気分になれる。

街中の人々が自分のバイクを振り返ってくれているかのよう。映画のヒロインがニューヨークの五番街とかをさっそうと歩き、周囲の男たちが次々と目を丸くして、「す、すげえいい女…」と息を呑むシーンってあるじゃないですか。アレです(笑)。

「えっ、なにあのステキな自転車…(うっとり)」
「ヤダ、カッコイイわ…(惚れ惚れ)」

ってきっと思ってくれているのではないか。いや、思っていないのは理性ではわかっているのだが、右脳が麻痺してくる。「このカッコよさ、みなさまに伝われ…!」と念じながら新宿、池袋、原宿、渋谷、表参道を走ってきた。

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※気がついたら表参道に来ていた

まあ、信号待ちなどでは露骨に、「何だこれ…」的な視線はかなり受ける。しかし、見てくれるのは男性ばかり。女性は一瞥もせず通り過ぎてゆく(笑)。まあ、そんなもんでしょう。

横風影響が想像以上にデカイ

ディープリムになったせいで、「横風は受けるだろうな」と予想はしていた。

そこで、風速9メートルの強風下で都内を70キロほど走ってきたのだが、「真横からドンとモロに風圧がかかると、一瞬ハンドルを持って行かれる感があるな」ということはわかった。これはプラシーボ効果などではなく、はっきりとしている。

ちょっと怖かったのが永田町から赤坂見附に下る坂道。路面がキレイでかつ下りというスピードが出やすい場所なのだが、ビルとビルの切れ目に差し掛かった瞬間、突然左から風がぶつかり、前輪が10センチほど右に持っていかれ、「うおっ!」ってなった。

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※まあ、この太さですからね…

それ以外にも、数回ほど「んー、強風下ではハンドルをしっかり握ってないとアカンな…」と思わされるグラつきは感じた。風速9メートルの横風がある状況で走るときは、バトンホイールはあまり適していないようだ。

が、断っておくと風速9メートルはかなりの強風。バトンホイールでなくても自転車は風に押されてしまう。それに、面積が一番大きいのは己の身体なわけで、バトンホイールのせいだけではない。

が、「バトンホイールの弱点は横風」なのは間違いないと体感できた。

バトンホイールは掃除がラク

黒いカラーとスポークが3本しか無いおかげで掃除がむっちゃラク。一体型なのでハブが汚れることもない(内蔵されてる)。カーボンリムなので、そこに傷がついてはまずいので、ブレーキシューに異物が挟まっていないか、こまめにチェックしようと思う。

そーいえば、書き忘れていたけど、ブレーキング時にカーボンホイールならではの「シュリシュリシュリシュリ…」と音がする。アルミクリンチャーホイールでは味わえないサウンドである。700cよりは音鳴りは控えめだけど、しかし確実に伝わってくる。

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「あぁ…自分はついにカーボンホイールを手にしたのだ…ありがとうバトンホイール…ありがとうkitt design Tri-Spoke wheel …」と、感無量である。

まとめ

かんたんにまとめると、

メリット: かっこいい&高速巡航がしやすい(たぶん)
デメリット: 横風を受けやすい


である。個人的な満足度は120%。「AM-9 に戻る日はあるのか?」の問いには「No」である。もちろん、何かの事故があるかもなので、AM-9 とアルミ用ブレーキシューは残しておく。

そういえば、1年1ヶ月使ったシマノのブレーキシューは、ぜんぜん減っていなかった…。シマノの耐久性、品質の高さって本当に感心する。

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※さようなら…AM-9 よ…(保管しとくけど)

まだ150キロしか走っていないので、感じ方は変わってくるかもしれない。引き続き、ロングタームインプレッションとしてkitt design Tri-Spoke wheel の評価はお届けしますね。


>> kitt design のカーボンバトンホイール、「Carbon Tri-Spoke Wheel Set」をひと目見て、僕は恋に落ちた

>> kitt design Tri-Spoke wheel のカーボンバトンホイールを購入してしまった

>> 妻にロードバイクのホイール購入を理解させ、さらには許可までスムーズにもらう方法

ちょっと前の記事で、Ternのバトンホイール、「kitt design Tri-Spoke wheel setに一目惚れした件」をお伝えした。同じタイレル(Tyrell)のCSI に乗る知人が先に導入したのだが、自分も「物は試しに…試すだけよ…」と履かせてもらった。 やはりと言うべきか、萌え死んで ...
ちょっと前の記事で、Ternのバトンホイール、「kitt design Tri-Spoke wheel setに一目惚れした件」をお伝えした。同じタイレル(Tyrell)のCSI に乗る知人が先に導入したのだが、自分も「物は試しに…試すだけよ…」と履かせてもらった。

やはりと言うべきか、萌え死んでしまった…。

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※瞬殺でした

昨年の冬には、「重量が不透明だった」ことを理由に導入を見送ったものの、その後、何度も逡巡しまして、kitt design Tri-Spoke wheel set の購入を決意した。ついにやってしまった…。カーボンバトンホイールに手を出してしまった。

ということで、タイレル(Tyrell)のCSI に装着してきました。「ホイールとブレーキシューを交換するだけだろ。小一時間で作業は終わるかな」って思っていたのだが、いくつかの障害に悩まされ、予想を大幅に越して数時間も費やすことに。

その様子をお伝えします。

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ちなみに購入したのはETRTO451のリムブレーキ用(※ディスクブレーキ用もある)。ロゴのデカールカラーは、グロスブラックというホイールと同色のほう。

kitt design Tri-Spoke wheel set とAM-9の重量比較

まずは気になる重量測定から。スプロケットとクイックリリースを外し、リムテープだけをつけた状態で両方のホイールを計測する。

  • kitt design Tri-Spoke wheel: フロント570g、リア700g = 合計1270g
  • AM9: フロント550g、リア740g = 合計1290g

チラシには重量の記載はない。重量は購入を決意するかしないかの決定要因のひとつなので、ぜひTernにはその情報も積極的に開示してもらいたいものだ。重さがわからないから、思いとどまる人もいると思う。

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結果的に20グラムの軽量化になった。まあ、ホイールにおける20gは誤差のレベル。とはいえ、てっきり重くなると覚悟していたので、わずかとはいえ嬉しい誤算だ。なお、軽量化目的でホイール交換を検討するのなら、最低でも100g単位で軽くなるようにはしましょう。二桁グラムだけのためのホイール交換は意味が薄い。

では、なぜ自分がたったの20グラムのためにkitt design Tri-Spoke wheelを導入したのか?それは、軽量化は二の次で、「かっこいいから&小径カーボンクリンチャーへのあこがれ」が理由だから(笑)。(←ただのアホです)

ひとつ注意点として、カーボンクリンチャーに限らず、自転車のホイール重量は個体差がある。自分のkitt design Tri-Spoke wheel は1,270グラムだったが、ばらつきがあるであろうことはお断りしておく。

空気入れるとバキバキ音にビビる

リムテープを張り、チューブを入れ、タイヤをはめるのは通常のクリンチャーホイールと同じ。とくに難しいことはない。ただ、チューブのバルブが8センチもあるタイプを使う。リムハイトが高いので、市場の大半の小径チューブでは対応しないらしい。

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※8センチもある

タイヤを装着して空気を入れていく。が、ここで注意点が!

空気圧は「8bar まで」である。シュワルベワン(タイヤ)は11bar までの高圧を入れてもOKだが、カーボンリムの強度が8bar までしかないのが理由。この場合、低いほうの数値であるリムの強度に合わせなければならない。

見落としてしまうと事故につながる恐れありなので注意である。どうりでホイールにwarning のシールが貼ってあるわけだ…。ふつう、タイヤだけを見て空気圧を決めているとおもうし、アルミクリンチャーであれば強度的に問題ないけど、材質がカーボンになると、そのへんにも気を遣わねばならない。カーボンホイールの洗礼である。

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※注意書きを見落とさないように

なお、空気を入れていくと膨らんでいくチューブが、タイヤの中でパキ!パキ!と音を立ててビビる。しかし、これはカーボンクリンチャーホイールの特徴だそうで、心配することはないと教えてもらった。割れたのかと思ってビビったよ…。

大問題発生!ブレーキシューがリムに当たらない&走れない

で、タイヤをはめてフロント7 bar 、リア 7.5 bar 入れて完了。あとはフレームにはめて、ブレーキシューの当たり面の位置を調整しておしまいかと思いきや、ここで問題発生。

なんと、どうしてもブレーキシューが、リムに当たらない。当たらないというか、届かないのだ。リムの上端までしかブレーキシューを持ってくることができない。しかし、カーボンクリンチャーのリムの端っこは、強度的に不安がある部位なので、本来ならばリムの真ん中にしっかりと当てるべき。

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同じフレーム、同じホイールの知人には起きなかった問題なのに、なぜ自分には問題が起きるのか?もしや、コンポーネントの差かと思って、比較させてもらった。

ちなみに彼のコンポーネントは6800系の現行アルテグラで、自分は9000系のデュラエース。ブレーキキャリパーの長さが違うのか?計測してみたが、変わらない。べつにアルテグラが特別にロングアーチでありもしない。

「フレームの個体差かもしれないね」という話に一旦落ち着いたが、それで問題が解決したわけではない。対策が思い浮かばず、「まさかせっかく買ったバトンホイールが使えない。。。どうしよう。。。」と、途方にくれていたところ、大将が

「こんなパーツがあるよ」

と持ってきてくれたのが、BOMAが提供しているブレーキ位置を下げることのできる「オフセットブレーキシューホルダー」というパーツ。純正品では届かない位置まで、ブレーキシューの舟を下げる(伸ばす)ことが可能。BOMAのカーボンホイールに交換する人で、利用する人もいるそうな。

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※ブレーキシューが当たる位置を下げることが可能

取り付けが難しいので、プロの技をお借りした。さすが、完璧に取り付けてくれた。ということで、一瞬冷や汗をかいたが、バトンホイールを無事に装着完了!

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※左がノーマルのブレーキシューの位置で、右がオフセットブレーキシューホルダーをつけた図。右のほうが下に降りているのが分かる

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※ブレーキシューのポジションが最適化された図

田舎の女子高生が、突然大人の女性に変身!したかのような大変化

これがバトンホイールを身にまとったミニベロの姿か。うむ、死ぬほどかっこいい。もう、舐め回すように見つめてしまう。

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三本のくっきりしたスポーク、タイヤとディープリムの一体化したブラックな佇まい。力強さと走りへの期待感を醸している。これはもはや自転車ではなく、レーシングミニベロマシーンではないだろうか。ホイールだけでこうも印象が激変してしまうとは、やはりホイール恐るべし。

自分がこんなハイスペックバイクにまたがっていいのか、ちょっと躊躇してしまう。それほどのレーシーなイケメン具合い。また、シルバーのフレームとすごくマッチしていて、高級感がある。

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このかっこよさをどんな言葉で表現したら良いのかわからないが、たとえるならば、すっぴんだった少女がアイラインとか、ルージュ的な化粧品でメイクした後の姿を見たような感覚だろうか。

田舎の高校生だった少女が、都内の大学に入学して突然大人(しかもとびきり美人の)に変身した瞬間を目撃してしまった気分である。

ミニベロのカスタマイズ、ついに終了か?

誤解を恐れずに告白すると、「バトンホイールを使う人なんて、自分とは縁のない大バカ者(←最大級の褒め言葉です)の専売特許」だと思ってた。

ミニベロ系の雑誌やムックに登場する、ゴリゴリのカスタマイズな人々を、これまでは「別世界の人々だし」と、宇宙人を見る眼差しで見ていたのだが、ミニベロ歴7年目にして、とうとうそっちの領域に足を踏み入れてしまった。

カスタマイズを山にたとえると、富士山9合目くらいには来てしまっただろうか…という気もするが、まだまだ自分の知らない奥深い樹海の世界があるような気もする。

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※鈍く輝くマットカーボン…

ダホンのMuに始まり、ボードウォーク、タイレルCSIと、これまで連綿と続いてきたカスタマイズの歴史を振り返り、「長い道のりだった…」と、感動の涙が頬を濡らすのであった。

いそいそと試走させてみたが、カーボンホイール独特のブレーキング時のシュルシュルシュル音がたまらない。700cほどの音量ではなく、やや控えめな音かしら。あと、さほどスピードが出ていないにもかかわらず、バトンホイールが起こす風を切る音にも悶絶しそう。

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さっそく週末に150キロほど平地とヒルクライムを走ってきました。kitt design Tri-Spoke wheel のファーストインプレッションは、別途お届けしますね。

タイレルのミニベロに乗っている人はそうそう多くはなく、街中でみかける機会はほとんどない。自分の愛車である、CSIに乗っている人はなおさら少ない。 エンデューロ会場でCSIに乗っている人に、おもわず声をかけてしまったことがあるが、それ以外に記憶はない。とても良 ...
タイレルのミニベロに乗っている人はそうそう多くはなく、街中でみかける機会はほとんどない。自分の愛車である、CSIに乗っている人はなおさら少ない。

エンデューロ会場でCSIに乗っている人に、おもわず声をかけてしまったことがあるが、それ以外に記憶はない。とても良いバイクなので、もっと多くの人に知っていただきたいものである。

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で、そんな稀少なタイレル(Tyrell)のCSI であるが、お世話になっているショップに色違いのCSIに乗っているお客さん(Sさん)がいる。互いのカスタマイズを見せあいっこしては、「お主、やるな…」、「貴様こそ…」とやりあっているのだが、なんとSさん、とんでもないカスタマイズに手を出してきた。

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kitt design の『Kitt design Carbon Tri-Spoke Wheel Set』である。極太のディープリムカーボンバトンホイール。カスタマイズにおける最終兵器と呼ぶにふさわしい。

昨年末の段階では、予約を見送った理由

ミニベロのTernが出してきた完成車向けのホイールだが、バラ売りもすることとなり、昨年から予約受付が始まっていたのだ。その時点では、自分は見送った。

理由は、重さである。発表の段階では、メーカーも重量を発表しておらず、「まあ、1,600グラムくらいになるんじゃないですかね。カーボンとは言え、ディープリムだし、クリンチャーホイールだし」と聞かされていた。いくらなんでも、1,600グラムは重すぎる。

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※カッコよさは認めますけどね…

今のCSIに履かせている「AM-9」は1,364グラムなので、仮に1,600グラムだったとすると、一気に「240グラム」の重量アップになる。

CSIの重量は7キロ台とカーボンロードバイクに匹敵する軽さ。せっかくデュラエースとシュワルベワンで軽量化しているのに、その良さが失われてしまうのはちょっと…カッコイイのは認めるけれども…という判断である。

しかし、Sさんは漢だった。重量アップを覚悟の上で、『Kitt design Carbon Tri-Spoke Wheel Set』の予約に踏み切ったのだ。これぞ、漢である。


そしてついに、納品の日がやってきた。


Sさん 「中山さん、ついに例のブツが届くぜ…

中山 「(゚A゚;)ゴクリ…や、やつが来るのか」

Sさん 「今週末にショップで装着するけど、どうする?

中山 「ゼッタイに見に行く」


ということで、いそいそと見学に行ってきました。

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初めて目にするバトンホイールの圧倒的存在感

店に到着すると、すでにSさんはせっせとホイールの交換中。なるほど、単体で見るバトンホイールは存在感十分。つや消しの極太リムと三本のトライスポークが否応にも目を引く。

『Kitt design Carbon Tri-Spoke Wheel Set』には2つのデザインがあって、ひとつは「kitt design」のロゴが白いモノ。もう一つはホイール同色のブラック。Sさんが選んだのは、同色タイプ。大人っぽいデザインで、自分も同色型のほうがカッコイイと思った。

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※ロゴを強調したい方は白ロゴモデルをどうぞ


取り扱いは通常のクリンチャーホイールと同じ。リムテープを張り、クリンチャーホイールを装着するだけ。ただし、ディープリムなのでチューブの選択肢があまりない。よって、そこだけは新品で購入する必要がある。

なお、ハブはNOVATEC製。

さらに、うれしいことに20インチのほぼすべてのミニベロの規格に対応しているのだ。

ETRTO451規格の20インチ版には、リムブレーキ仕様とディスクブレーキ仕様がある。しかも、ETRTO406規格の20インチも用意されている。406はリムブレーキ仕様だけではあるが、DAHONやTernのフォールディングにも使える74mm版まで用意されている。

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※リムテープは付属してきます

つまり、大半のミニベロユーザーのバトンホイール化が現実のものになったわけ。こいつは春から縁起がいい・・・。

メーカーの事前発表よりも軽い!

重量を計ってみて驚いた。なんと、事前発表よりもはるかに軽いのだ。Sさんが元々使っていたのはAM-7(451)ホイールで、店頭で計測したら前後の合計重量は1,200グラムちょうど。
※ちなみにカタログ値は1,226グラム

>> タイレルのホイール情報はこちら(公式サイト)

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※メカニックの大将もうれしそう(*^^*)

それに対し、『Kitt design Carbon Tri-Spoke Wheel Set』は1,250グラム。1,600グラムを越えるかもって言ってたの誰だ!350グラムも軽いではないか。これはいい意味で期待を裏切られたわけだ。

元々のアルミクリンチャーホイールとほぼ変わらない重量に、Sさんも大喜びだ。

あまりのカッコよさに瞬殺

ブレーキシューをカーボン用に交換し、リム幅と位置を調整して完成!実際にタイレル(Tyrell)のCSI に装着したらどうなるのだろうか。

観た瞬間、死んだ。『Kitt design Carbon Tri-Spoke Wheel Set』に殺された。想像してた10倍かっこよかった。脳内イメージを軽く越えてきた。

ご覧いただきたい。これである。


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※ヤダ、カッコイイ…

いかがだろうか。理屈とか理論とか、どうでもよくなりはしないだろうか。ホワイトのフレームと、ブラックのホイールのビビッドなコントラスト。レーシングマシン然とした佇まい。静止しているのに、アイドリング音が聞こえてきそうな迫力である。

Sさんと自分は息を呑み、しばらく言葉を発することができなかった。


Sさん 「こ、これがバトンホイールの威力か…

中山 「元々可愛かった少女が化粧を覚えて、妖艶な女性に変身した瞬間を目撃した気分だ…」

Sさん 「よくわからんけど、その例えは合っている気がする

中山 「自分のCSIが、急にイケてないルックスになってしまった錯覚に陥る(笑)」


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※ついているホイールはAM-9 です

「いつまでも君を見つめていたい」……邦楽に頻出するフレーズのような気持ちになった。こんなトキメキは、もう何年も味わっていないような気がする。

自分のCSIにも履かせてもらった

自分もCSIで来店していたので、「じゃあ、中山さんのCSIにも装着させてみよう」という空気になった。

ソレをしてしまったら、もう自分はダメになってしまうのではないか。完全に恋に落ちてしまうのではないか、そんな一抹を不安を抱えつつ、誘いを抗うことができずに装着した。(いや、そもそもそれを期待してCSIに来店していた。下心満載だったことを告白する)

んで、装着してみた。


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シルバーのフレームにも似合いすぎて、死んだ。本日2度めの死亡。


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ホワイトフレームとのブラック&ホワイトなコントラストがレーシングマシンの雰囲気だとすると、シルバーフレームとの組み合わせはアウディとかメルセデスにブラックホイールを履かせたときのような、大人っぽい高級感が強調される。

この瞬間、僕は『Kitt design Carbon Tri-Spoke Wheel Set』と恋に落ちた。


中山 「在庫ってまだある?」

大将 「もう1セットだけあるよ

中山 「それを買い逃したら?」

大将 「数量限定で仕入れたので、これでおしまい

中山 「次に入ってくるのは?」

大将 「いつになるかわからない。生産はすると思うけど…

中山 「なんだと……」


この時点で、脳裏に「購入」の二文字が鮮明に浮かんできた。なにしろ、購入阻害ポイントだった重量問題がクリアになったから。

いま使っているAM-9(1,364グラム)が、バトンホイールにしたら1,250グラムになる。重量アップどころか、114グラムの軽量化が実現してしまう!

いったい私はどうなってしまうのだろうか。フラフラとその場で手付け金を払ってしまったのか?それとも、誘惑を抑えてその場を去ったのか?

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※同じフレームとは思えないほどの差(違うのはフレームカラーのみ)


『Kitt design Carbon Tri-Spoke Wheel Set』と自分の運命やいかに!!


つづく


2016年の暮れ、ミニベロ界に衝撃が走った。 なんと、飛行機の手荷物サイズに折りたためてしまえるミニベロがドイツで開発されたのだ。名前を、「Kwiggle」という。発音は…「くうぃぐる」だろうか。 ※ホイールベース、ちっさ 開発されただけで、まだ市販化されたわけで ...
2016年の暮れ、ミニベロ界に衝撃が走った。

なんと、飛行機の手荷物サイズに折りたためてしまえるミニベロがドイツで開発されたのだ。名前を、「Kwiggle」という。発音は…「くうぃぐる」だろうか。

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※ホイールベース、ちっさ

開発されただけで、まだ市販化されたわけではなく、市販化に向けてプロジェクトが開始した・・・というステージ。もともとは2013年に「Eurobike 2013」でプロトタイプとして紹介され、“飛行機に手荷物として持ち込める”というキャッチフレーズで話題になった。

そこから3年を経て、ついに製品化目前にまでこぎつけたわけである。「Kwiggle BIKE」の市販化に向け、Kickstarterでの資金調達プロジェクトを開始すると発表したわけ。

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日本のガジェット系ニュースメディアでも取り上げられていたので、「あー、そういえば読んだな」って記憶がある方もいらっしゃるのではないだろうか。


>> “飛行機に手荷物として持ち込める”折り畳み自転車「KWIGGLE BIKE」、製品化目前(インターネットコム)

>> もしや機内にも持ち込める? コンパクトすぎる折りたたみ自転車「Kwiggle」(ギズモード)

こちらは海外の記事

>> Folding Bike that Fits into Airline Carry-On Luggage Launched(totalwomenscycling.com)
※英語

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動画で走る様子を見てみよう

いったいKwiggle がどんなバイクか、公式動画で見てみよう。



まるで立ち漕ぎをかのようなシルエットだが、ちゃんとサドルに座っている。重心位置はかなり高く、かつアップライト。タイヤが小さいので、未舗装路はキツいだろう。舗装路走行を走る限り、そこそこスピードも出ている。

タイヤは小さく(12インチ)、シティコミューター的な、もしくは目的地までのラストワンマイル的な用途を想定しているようだ。アップライトなポジションゆえ、よーく見ると、ハンドルを小刻みに動かしてバランスを維持しているのが見て取れる。

動画内では、サイクルウェアに身を包み、ビンディングシューズで乗る姿があるが、ちと違和感。そんな使い方、する人がいるとは思いにくい。あと、未舗装路走行シーンがあるにはあるが、路面の凸凹はほぼ無い場所を選んでいることもわかる。とてもではないが、山やトレイルに持ち込んで楽しむタイプのバイクではない。

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※さすがにそれはない…

空港で裸のままゲートを通過するシーンがあるが、さすがにむき出しで持ち込むのも現実的ではないかなと。チェーンは汚れているだろうし、そのままの状態の自転車を飛行機内の棚に突っ込んだら、他の乗客のひんしゅくを買うだろう。

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※裸の状態で飛行機に積めるのかな…さすがに注意を受けそう

まあ、Kwiggle を実際に飛行機に持ち込む人はほとんどいなくて、単に「わかりやすいマーケティングメッセージ」として、飛行機手荷物という表現が使われたのだと思う。

Kwiggle ってどれくらい小さくなるのか

ちなみに、Kwiggleを折りたたんだときのサイズだが、55 x 40 x 25センチだ。これは世界の多くの航空会社での、手荷物サイズ基準をクリアしている。
※手荷物として持ち込めるものの、サイズや種類は、航空会社や地域によって異なるので、100%ではない。

ちなみに、JALとANAの国内線の手荷物の機内持ち込みサイズは、座席数によってちょっと変わる。

  • 100席以上 115cm(三辺の合計)
  • 100席未満 100㎝(三辺の合計)

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なお、重さはどちらも10kgまで。Kwiggleの三辺(55 x 40 x 25)の合計は120cm・・・ではあるが、公式サイトによれば「55cm × 40cm ×25 cm以内」はギリギリセーフ。しかも重量は8.5キロ。

つまり、KwiggleはANA、JAL共に機内持ち込みが可能である。

メカ類はなにが使われている?

シングルギアなので、リアディレイラーはない。シンプルな構造だ。動画を見た限りでは、前後にロングアーチっぽいキャリパーブレーキがついているが、バイクの性格からして、制動力は特別高いものではないと思われる。

日本で買えるスモールミニベロではどうだろう?

日本のミニベロでも、カラクル(CARACLE-S)等はかなり小型化をがんばっていると思う。だが、飛行機に手荷物としては持ち込めるのだろうか?

カラクル(CARACLE-S)のサイズは、65 × 48 × 33cmだ。ANAとJALそれぞれの手荷物サイズ規定は55cm × 40cm ×25 cm以内。完全にオーバーである。加えて、10.8キロあるので重量もクリアてきていない。

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殘念…。まあ、カラクル(CARACLE-S)は406の20インチバイクなので、そこそも土俵が違う。

では、ダホンのEEZZ D3 ではどうか?

重量は9.6kgなのでセーフ。しかし、サイズは62 × 64 × 27cmなのでNG。ぜんぜん規定内に収まっていない。これもKwiggleに負ける。こうしてみると、Kwiggleのスモールさが際立つ。

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※EEZZです

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※かなり小さくなるが、これでも飛行機の座席荷物にはできない


ということで、飛行機に手荷物として持ち込める、ドイツ発の折りたたみ自転車「Kwiggle」を、本当に機内に持ち込むかどうかは別にして、これだけ小さければいろんな使い方ができそう。

kwiggle


職場で購入して、お使いに使うとか、ちょっと遠出のランチの足にするのも面白いかも。


折りたたみ自転車&スモールバイクカスタム2017




表紙のバトンホイールに萌える…ハアハア



自分はミニベロからスポーツバイクを始めたこともあり、ロードバイクを所有する今でもミニベロが大好きである。 購入したのはダホンのMu P8(今はP9に進化)のフラットバーハンドルで載っていたんだけど、「もっと長距離を!もっと前傾姿勢で!」ってのめり込むんだ結果、ブ ...
自分はミニベロからスポーツバイクを始めたこともあり、ロードバイクを所有する今でもミニベロが大好きである。

購入したのはダホンのMu P8(今はP9に進化)のフラットバーハンドルで載っていたんだけど、「もっと長距離を!もっと前傾姿勢で!」ってのめり込むんだ結果、ブルホーンバーを導入した。

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じつは何度か「ドロップハンドルってかっこいいな…Muをドロップにカスタマイズしたいな…」と妄想はしたのだが、Vブレーキとの相性があんまりよろしくないので断念し、ずっとブルホーンバーのまま。
※今はオクサマのボードウォークで余生を送っています(*^^*)

2台めとなったタイレル(Tyrell)のCSI では、憧れだったドロップハンドルモデルを迷わず選択。ハッピーなミニベロライフを送っております。

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さて、90%以上のミニベロユーザーは、どこかのタイミングで自分のバイクを、「ドロップ化できねーかな…」と考えるもの。(自分調べです)

これからミニベロを購入される方の中には、「ドロップハンドルのミニベロって、いったい市場にどれくらいあるんだろう?自分でカスタムするのもいいけど、できれば最初から標準でついているといいなぁ」って方もいらっしゃると思うので、『折りたたみ式&ドロップハンドルで買えるミニベロ』をリストアップしてみました。

ドロップハンドルで乗れるダホンのミニベロ

Mu Elite(ミューエリート)

>> 公式サイトはこちら (&画像引用元)

MUELITE


ダホンの中ではかなり高価な部類。ほぼフラッグシップモデル。フレームもフォークもシートポストもアルミでできており、コンポーネントは現行の105で構成されているが、クランクはFSA (Gossamer Pro ABS BB386 EVO)である。歯数は53/39Tである。

カセットスプロケットは11-28T。けっこうキツめの坂でも大丈夫。殘念なのが、ブレーキがテクトロであること。試乗したこともあるが、やはり効きはよろしくなかった。自分だったら、真っ先にブレーキを交換する。

お値段は、なんと290,000円(税別)。ミニベロにしてはかなり高い。この価格であれば、フル105にしてほしいと思う。

ミドルレンジのロードバイク、エントリーカーボンのロードバイクだって20万円ちょいで買えるのが当たり前の時代なので、ポーン!と即金で買える方はかなりまれなのではないだろうか。

  • 重量:10.0キロ(ペダル含まず)
  • ホイール:20インチ (ETRTO 451)
  • トランスミッション:22 段変速

Dash Altenaダッシュ アルテナ

>> 公式サイトはこちら (&画像引用元)

dash

クラシカルなシルエットのフォールディングバイク。ホリゾンタルフレーム好きな人には響くデザインではないだろうか。フレームもフォークもアルミ製。Dashシリーズの中ではスポーツ仕様となるモデルだ。体格に合わせて、M/Lふたつのサイズが用意されている。

折り畳み部が目立たないLockJawテクノロジーを採用していて、しかもレバーヒンジ構造(つまり、普通の折りたたみモデル)よりも強度が高い。一般的なフォールディングバイクよりも剛性感を感じることができるのは安心材料。

コンポーネントはシマノのクラリスなので8段変速(前後のディレイラー、シフター、ブレーキがクラリス)。フロントディレイラーを合わせて16段は必要にして十分。クランクは53/39Tで、カセットスプロケットは11-32T。相当な激坂でも問題なし。

完成車価格は128,000円(税別)。まずまず、リーズナブルだと思う。 いちおうフォールディングバイクではあるが、畳んでもあまり小さくはならないのがネック。輪行での持ち運びはやや手こずると思う。

  • 重量:M:10.8キロ / L:10.9キロ
  • ホイール:20インチ (ETRTO 451)
  • トランスミッション:16段変速

ドロップハンドルで乗れるTernのミニベロ

Verge X18

>> 公式サイトはこちら (&画像引用元)

verge

クロームとコバルトブルーのコントラストが目に突き刺さる、かなり派手なフォールディングバイク。Ternのラインナップの中では、折りたためる&ドロップハンドルなのはVerge X18のみ。

フレーム、フォーク、シートポスト等はすべてアルミ製。 X18の名が示すとおり、リアディレイラーは9速。「いまどき9速?なんで?」って気がしないでもないが、理由はカセットスプロケットにカプレオを採用しているから。

カプレオとは、シマノ作の小径車用コンポーネント。 トップに9Tを備えているので、チェーンリング(53T)と組み合わせることでかなりの高速が出せる。
※ギア比は「9-10-11-13-15-17-20-23-26」

トップに9Tを持つカセットスプロケットってほぼないので、ハイスピードを出したいってミニベロユーザーには重宝されているのがカプレオである。

カプレオの解説は下記記事がオススメ。

DAHON Curve D7を最速にするSHIMANO Capreo(カプレオ)とは?(世界にひとつだけのDAHON)

ホイールには、Kinetix Pro X Deep Dishというディープリムホイールが採用されており、なかなか目立つしカッコイイ。¥237,000(税別)という価格を安いと見るか、高いと見るか…。

シフターがSORA、フロントディレイラーもSORA、リアディレイラーはかろうじてアルテグラ(6700系だが)、クランクがFSAと統一感にも欠ける。個人的には「やや高いかな…」だろうか。税込みで20万円を切ってほしいところである。

  • 重量:公式サイトに記載なし
  • ホイール:20インチ (406)
  • トランスミッション:18段変速

Ternには、Surgeというアーバンスポーツクロスオーバーなミニベロを、上位モデルのSurge(kitt design)があり、どちらもドロップハンドルモデルではあるのだが、残念ながらフォールディングバイクではないのでここでは取り上げない。

カンタンに紹介だけしておくと、Surgeは完成車価格で¥89,000(税別)とかなり思い切った価格設定をしている。(コンポはクラリス)

Surge(kitt design)
は攻撃的で独特な雰囲気をまとう。11速の現行105をメインコンポーネントに採用している。¥198,000(税別)と、2倍以上の価格差があるが、Kitt Custom Carbon Tri-Spoke 451 Wheel Set(451)というカーボン製のバトンホイールがデフォルトでついてくる。

DSC_3616
※迫力満点のバトンホイール

別売りで10万円はするので、ほぼこれによる価格差と思っていい。コンポーネントが105であることを考慮に入れると、コストパフォーマンスは優れている。

ドロップハンドルで乗れるパシフィックサイクルズジャパンのミニベロ

Reach R20

Pacific Cycles Japan(パシフィックサイクルズジャパン)は、1985年に創業された、台湾の老舗自転車メーカーであるPacific Cycles の日本法人。

長らく、「BD-1」の名称で愛されてきたミニベロだが、Pacific Cyclesと輸入元であるミズタニ自転車との日本総代理店契約が2014年末で終わり、2015年からはカドワキカラーワークスの子会社の(株)ファビタ内にPacific Cycles Japan(パシフィックサイクルズジャパン)事業部を開設したらしい。
※ミニベロ界隈では、けっこう話題になりましたね

パシフィックサイクルズジャパンはBirdyで有名だが、完成車でドロップハンドルモデルは存在しない。
※カスタマイズしている人は大勢いらっしゃるようだが

そんなパシフィックサイクルズジャパンのウェブサイトで見つけたのが、Reach R20である。「どこへでも連れ出せる、モバイルロードレーサー」らしい。こんなミニベロがあったなんて知らなかった。初めて目にするバイクだ。

reach

2017年モデルは、第4世代となる最新型REACHだそうで、ということはきっと何年も前から存在したモデルなのであろう。自分の勉強不足を深く恥じ入った次第である。

完成車価格は¥285,000(税別)でけっして安くはなく、ミドルレンジのロードバイクも狙える価格。面白いのは、ディスクブレーキを採用している点だろうか。

前後のサスペンションを備えるだけでなく、サスペンション硬度変更システムという画期的な機構も併せ持つ。なお、前後のディレーラーはTiagra(ティアグラ)。

いろんなギミックがあるというだけですでにワクワクしてくる。人とはちょっと違ったミニベロに乗りたい!という方は、検討してもよいのではないだろうか。(希少なモデルであろうから、実車を飾ってある店舗を見つけるのが難しそうだが)

  • 重量:10.5キロ
  • ホイール:20 inch (451)
  • トランスミッション:20段変速

ドロップハンドルで乗れるブロンプトンのミニベロ

残念ながら、完成車で買えるドロップハンドルモデルは、ブロンプトンには存在しない。すべてフラットバーモデルばかり。おそらくだけど、ブロンプトンをドロップハンドルにカスタマイズしている人はいないのではないだろうか。

と思って「ブロンプトン ドロップハンドル」で画像検索したら、ふつーにいらっしゃいますね…。

brompton

検索するまでは、「ブロンプトンにドロップハンドルの組み合わせって、違和感しか無いなあ…。似合わないんじゃないの?」って思っていたのだが、なんのなんの、クラシカルな雰囲気と戦闘的なドロップハンドルのギャップ萌えがすごくよい。

ブルホーンバーとの組み合わせをしている方もチラホラ。ミニベロのカスタマイズに注ぐ愛好家の皆様の異常な愛情というか、執念のようなものを感じる…。
※誉め言葉です(^^)

ただ、ふと思ったのは、ドロップハンドルにすることで、ブロンプトンの真骨頂であるフォールディングサイズのコンパクトさはどうしても失われると思う。そこはトレードオフであろう。

ドロップハンドルで乗れるジャイアントのミニベロ

IDIOM 0

>> 公式サイトはこちら (&画像引用元)

giant

アルミフレームとカーボンフォークの組み合わせ。ブレーキ、前後ディレイラー、シフター、クランクなど、すべてティアグラで統一してあって、完成車価格 ¥120,000(税抜価格)。さすがコストパフォーマンスの鬼、ジャイアントだけある。

訂正とお詫び
IDIOM 0 は、折りたたみ自転車ではありませんでした。コメントでオーナーさんからご指摘あったとおり、1,2はハンドルポストが折り曲がりますが、ドロップハンドルモデルの0は折りたためません。お詫びして訂正いたします。

  • 重量:9.2キロ
  • ホイール:20 inch (451)
  • トランスミッション:20段変速

ドロップハンドルで乗れるKHSのミニベロ

F-20G

>> 公式サイトはこちら (&画像引用元)

KHS

フレームもフォークもクロモリ。フレームはReynolds500クロモリで、ソフトテールである。税抜本体価格が¥110,000なので、「お、わりと安いぞ」という気もするのだが、そのぶんパーツはそれなりのモノになっている。

コンポーネントはクラリスなので8速。フロントディレイラーとの組み合わせで16速。本気のミニベロライフを楽しみたい人にはやや物足りないだろう。不満はブレーキがテクトロなのと、タイヤがKENDAであること。自分だったら、いの一番にこのふたつを交換する。

F-20Gのウレシイ点は、フレームサイズがSとMの2種類あること。「他モデルは大きすぎ。ちょうどいいフレームがなくて困ってる」といった小柄な方や女性にはありがたいモデルである。

KHSはドロップハンドルモデルは1つしか無いけれど、ブルホーンモデルはたくさん用意されている。理由は分からないが、KHSならではのこだわりがあるのかもしれない。

蛇足だが、自分がMuからタイレル(Tyrell)のCSI に乗り換えた際、密かに同時進行で比較検討していたのが「P-20RC」だった。

KHSは、あまり乗っている人は多くはないが、いいバイクを作るメーカーだと思う。

  • 重量:12.5kgキロ
  • ホイール:20 inch (406)
  • トランスミッション:16段変速


以上、「ドロップハンドルのミニベロがほしいんだけど」と相談されたら、紹介しようと思っているミニベロをご紹介しました。上記のバイクであれば、どれを買っても幸せになれるに違いない。

もし「ここ忘れているよ!」とか情報ありましたら、コメント欄等でおしらせくださいませ。
※タルタルーガとか、忘れてた・・・チェックせねば 

 

2016年1月にタイレル(Tyrell)のCSIを購入して、1年が過ぎた。ちょうどよいタイミングなので、CSIのインプレッションと各パーツのヘタリ具合いをレポートしてみようと思う。 フレームが素晴らしすぎる ヒトコトで総括しておくと、CSIは「完全無欠のミニベロロード」だった ...
2016年1月にタイレル(Tyrell)のCSIを購入して、1年が過ぎた。ちょうどよいタイミングなので、CSIのインプレッションと各パーツのヘタリ具合いをレポートしてみようと思う。

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フレームが素晴らしすぎる

ヒトコトで総括しておくと、CSIは「完全無欠のミニベロロード」だった。デュラエースというコンポーネントのおかげもあるが、不満が一切見つからない、喜びしか無い究極のミニベロだ。

とにかくフレームが美しすぎて、なんと1回も電車輪行しなかった。カーボンのBOMAは平気でバラして、輪行袋に突っ込んで、「あらよっ」てかんじでどこにでも持って行ける。途中で多少ぶつけても、あまり気にならない。
※カーボンって、思っていた以上にはるかに丈夫

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なのに、アルミフレームのCSIは、傷がつくのが心配すぎて電車に載せるのが怖い。「この美しいボディに傷がついたら、ショックで立ち直れなくなりそう・・・」ってドキドキするほどCSIは塗装がキレイでピッカピカ。まるで芸術作品。これでカドワキコーティングでないのだからビビる。
※カーボンバックなので、純粋なアルミフレームではないですが

しかも、パイプの継ぎ目の加工が舌なめずりしたくなるほど滑らか。そんじょそこらのミニベロとは、手間暇のかけ方のレベルが根本から違う。以前所有していたMu、オクサマのボードウォークと比較するとその差は歴然。

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※継ぎ目の処理もカンペキ

とにかく、傷をつけずに、大事に大事に乗りたいフレームである。乗り心地に関しては、下記記事をどうぞ。

>> タイレル(Tyrell)のCSI で3,200キロ走ったインプレッション

>> デュラエースを買って思う、人はどのコンポーネントを買うべきなのか?

デュラエースの使い心地に酔う

一つ一つの操作は軽い。なのにクリック感の手応えはしっかりと指先に伝わってくる。アルテグラと比較しても、違いはしっかりとわかる。アルテグラでも必要にして十分、もしくはそれ以上の性能を持っていると思うんだけど、デュラエースはゆうにそのレベルを越えていく。

コンポーネントって、ライド中は常に動かしているじゃないですか。シフトアップ、シフトダウンするたびに、「気持ちいいな~~」と感じることができ、幸せな気分に浸れる。

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※年末年始は実家にも持っていきました

ブレーキの良さも秀逸で、やはりアルテグラの一枚上手。ストッピングパワーの良さもさることながら、それ以上に舌を巻くのがスピードコントロールのしやすさ。

うれしいことに、シマノはブレーキシューが共通なので、「デュラエースだからブレーキシューが高くつく」ってことがない。105、アルテグラ、デュラエースで共通のブレーキシューなのだ。よって、交換するときもお財布に優しい。
※余談だが、カンパニョーロのシャマルミレは専用シューしか使えない。しかも一般的なシューの1.5倍もする…

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1年経ってもブレーキシューの溝は健在。交換時期はまだまだ先になりそうだ。

デュラエースのチェーン、ワイヤー類の劣化はほぼ見られない

走行距離が3,000キロ未満ということもあるのか、目立った劣化は見られない。チェーンもワイヤーもそのまま使えている。リアディレイラーの調整は、1回したかどうか…。つまり、ほぼノーメンテナンス。それでいて、快適性はまったく失われていない。

アルテグラにくらべて、前後ディレイラーの動きの安定性も優れている。アルテグラだと、フロントディレイラーが半年に1回くらいのペースで、「あれ?調子悪いな?」ってなり、ワイヤーテンションをいじるんだけど、デュラエースでは一度も違和感がない。

機械としての精度の高さはさすが。こういう目に見えない部分にも、価格差が現れているのだろう。

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2017年に新型デュラエースが登場して、気にならないわけではないんだけど、正直な気持ちを言うと、9000系の前モデルのほうがデザイン的に気に入っている。シルバーのCSIのフレームカラーにもマッチしているしね。

よって、9100デュラエースがほしいとは、現時点ではまったく思わない。(その予算もないし…w)

CSIに行なったカスタマイズは3点

この1年間、交換したパーツはシートポストとタイヤの2点。

シートポストは、ストレートタイプをセットバックタイプに替えた。デザイン上のためではなく、「ハンドルが近すぎた」ため。セットバックシートポストにしたことで、ポジションがしっくりした。

>> タイレル(Tyrell)CSIのポジションを『セットバックシートポスト』を導入していじってみた結果

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タイヤはデュラノ(28c)をシュワルベワン(23c)に取り替えた。デュラノだと、空気を抜かないと開放したキャリパーブレーキから取り外せない問題があったから。

シュワルベワンは、「耐久性が低い」というウワサを聞いていたので、ヒヤヒヤしながら使い始めたのだが、1,300キロ走った現時点でパンクはゼロ、目立った摩耗もなく、まだまだ使えそうだ。3,000キロまで保ってくれれば…と願っているが、どうなるだろうか。

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>> タイレル(Tyrell)のCSI のタイヤをシュワルベワンに交換します

>> 451サイズのシュワルベワン(SCHWALBE ONE)のロングターム・インプレッション


あと、交換ではないけど、アップライト過ぎたポジションを少し下げたかったので、ハンドルポストを3センチほどカットもした。

つまり、CSIのカスタマイズはほとんどしていない。最高のフレーム、最高のコンポーネントを奢ってしまったことで、いじる喜びを失ってしまったのが、CSIに関する数少ない悩みであると言える。(贅沢な話だ…)

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カーボンクリンチャーを考えていないわけではない

具体的な時期は決まっていないし、決心もしていないのだが、ホイールをカーボンクリンチャーにしたいという欲望はある。

いま使っているのはタイレル純正のホイール、「AM-9」で、すでにタイレルのラインナップからは消滅している。  
※今あるのはAM-7(451)である。AM-10というホイールもあるが、サイズは406

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フリー音は控えめで、よく回るホイールで性能面に関してはなんの不満もない。が、(完全に見た目だけの理由で)BOMAの「TH-20CS」というカーボンクリンチャーホイールが気になっている。前後合わせて1255グラム。

リムハイト38mm、リム幅22mm の軽量かつスポーティーな「451」ホイールで、シマノの10、11速、スラムの10、11速、カンパの10、11速のすべてに対応している。  

ただ、168,000円(税抜)という価格はいくらなんでも高すぎるので、実現することはまずない(ような気がする)。

冷静に考えれば、ミニベロにカーボンホイールを履かせるなんて、あまり意味のある行為ではない。少なくとも、10万円以上ものコストをかけるのはちょっと異常だと思う。(←と、必死に自分に言い聞かせています)

不満がないのが不満

CSI については、不満がないのが不満…かもしれない。何の文句もない。100%満足しまくれたミニベロライフを送れている。

乗り始めの頃は、「ダウンチューブにボトルケージを付けられない」のが不満だったけど、ミノウラのケージをサドルに取り付けられたので問題なし。折りたためないことがデメリットなのかもしれないけど、自分はあえて折りたためないフレームが欲しかったので、不満にはなりえない。

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正直、「ロードバイクよりもミニベロロードのCSIのほうが楽しい…」とすら思っているレベル。絶対的スピードではロードバイクにはかなわないけど、走らせていて気持ち良いのはCSIのほうなのだ。

ということで、2017年はBOMA の Refale よりもタイレル(Tyrell)のCSI と付き合う時間が長くなりそうな予感がしている。 ということで、ミニベロでロード風に乗りたい方に、タイレルはマジでオススメしたいです。



ミニベロって、そもそもフレームの選択肢がないものなので、あまりポジションをいじる要素がない。 ロードバイクほどシビアに走り(スピード)を追求しない乗り物でもあり、「ポジションはいじらず、納車された状態のまま乗ってますよ」というサイクリストも少なくないと思 ...
ミニベロって、そもそもフレームの選択肢がないものなので、あまりポジションをいじる要素がない。

ロードバイクほどシビアに走り(スピード)を追求しない乗り物でもあり、「ポジションはいじらず、納車された状態のまま乗ってますよ」というサイクリストも少なくないと思う。

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※ヘッドのスペーサーをマックスまで入れていたときの写真

とはいえ、50キロ以上を走るのが日常になってくると、ほんのちょっとのポジションのズレさえも気になってくる。実際、オクサマのボードウォークも複数回のカスタマイズを重ね、彼女用に最適化してきた。そのおかげで、今は80キロほどのライドでは「ぜんぜん疲れないねー」とまで言うようになった。

これはオクサマに体力がついたということではなく、「ポジションがぴったりしている」から。それほどまで、ポジションは大事である。逆に言うと、ポジションさえ出ていれば、人並みの体力でも100キロくらい楽勝で走れるもんです。

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※身長146センチで指が短いオクサマのポジション調整には、けっこう苦労した

>> ボードウォークのハンドルをフラットバーからブルホーンに交換した

>> 【小柄な女性でのOK!】 ボードウォークをフラットバーからブルホーンバーに替えてみてのインプレッション

>> バーコントローラーとブレーキの角度を変えることでブルホーンバーを持ちやすくした様子をイラストで解説


で、ここからタイレル(Tyrell)のCSIのお話しで、CSIはこれまで2回ポジション変更を行なってきました。 どんな経緯でどんなポジションチェンジを行なってきたか。その効果はいかほどだったかをまとめてみます。

ハンドルポストをカット

1月に買って、5月になるまではそのままで乗っていたのだが、「なんか、ハンドル位置が高くね?」と感じるようになった。乗りやすいのではあるが、あまりにもアップライト過ぎてスピードが出しにくいように感じたので、「ではハンドルポストをカットしてみるか」という気持ちになった。

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※大将にカットしてもらう

ハンドルポストをカットするときは、「もう後戻りできないぞ」というちょっとした緊張感を味わう。何センチ切るかは迷うところだが、ここは大胆に3センチほど切ることに。独断でやって、あとで後悔…ということがないよう、心配な人はお店でメカニックさんに相談するのがよいだろう。

自分の場合、すでにロードバイクでポジションがわかっていたので、それに合わせることができたのも、思いきれた理由。

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※3センチほど切りました

ハンドルを切った結果だが、バッチリであった。ロードバイクと同じ高さにハンドルを持っていったので、BOMA の Refale(リファール) と同じ感覚で乗れる。

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※記事冒頭の写真と見比べると、カットした長さがわかる

「やれやれ、これでCSIのポジションが出たぞ…」と安心しきってさらに五ヶ月ほど乗っていたのだが、今度は新しい違和感が現れ始めた。 なんとなく、ハンドルが近い感じがして、腕と脇が窮屈なのだ。

ステムを2センチ延長(暫定措置)

Refale(リファール) とCSIのトップチューブ長を厳密に計測してみたら、想像したとおりCSIのほうが短いことが判明。そのぶん、腕が窮屈に感じるのは当然の結果だ。

とりあえずの暫定措置として、ステムを延長することにした。元々ついていたのが9センチのステム。これを11センチのモノに交換しようと決意しかけたのだが、懇意にしているメカニックの大将にこうアドバイスを受けた。


( ´ー`) 「ステム延長すればとりあえずの解決にはなるけど、根本的な見直しにはならないね

(´・ω・`) 「えっ、ステムを長くしたらハンドルが遠ざかるんだから、それでいいのでは?」

( ´ー`) 「長さ的にはそうなんだけど、単純にステム延長すると、前荷重になってしまって、ポジションがアンバランスになってしまうんだ

(´・ω・`) 「なるほど…。体重がセンターにあるほうがいいですもんね。では、どうすれば?」

( ´ー`) 「ステム交換よりも、セットバックシートポストを導入した方がいいと思う

(´・ω・`) 「セットバックシートポスト??」

( ´ー`) 「こういうやつね

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※一番上の部分がやや後ろにズレた形状をしている

(´・ω・`) 「あー、Refale(リファール)もそれだ。数センチ後ろにポジションを持っていけるタイプのシートポストね。こーゆーのをセットバックシートポストって呼ぶのか」

( ´ー`) 「そうそう。いたずらに前目にポジションを持っていくのではなく、サドルを後退させたほうがキレイにポジションが決まると思う


前(ステム)を伸ばすのではなく、後ろ(サドル)を後退させるというメカニズム。理屈的にはどちらもトップチューブ長延長になるわけで、どっちでもよいのだが、迷ったら「重心がセンターに近いほう」を選んでおくとよいかなと。

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ということで、延長ステムではなく、タイレル(Tyrell)のセットバックシートポストを発注。その間の暫定措置として、大将のステム(11センチ)を借りることにした。9センチを11センチに。2センチの延長である。

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これだけでもグンと乗りやすくなったのだが、指摘されたとおり、「たしかに、やや前のめり感が否めない…」と思った。勢いでステムを買うのではなく、アドバイスにしたがってセットバックシートポストにしておいたのは賢明な判断だと思った。

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こういうとき、気軽に相談できるメカニックさんが身近にいると本当に助かる。 そして、ついにタイレル(Tyrell)から待望のセットバックシートポストが届いたのである…。

セットバックシートポストを導入し、ステムを元に戻す

ぱっと見はデフォルトのシートポストと同じ。どっちもアルミだし、色はブラック。モノ自体に高級感があるわけではなく、ごくごくふつうのアルミシートポストといった佇まい。

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交換そのものもカンタン。アーレンキー1本で数分で終わる。ただし、サドルの取り付け角度は好みが分かれるし、サドルとハンドルの落差にも左右されるので、微調整が必要。

ちなみに自分は「水平 or やや下がり目」が好み。角度をちゃんと合わせておかないと、「股間が不快…圧迫感が…」ということになる。このあたりは何度か試乗を繰り返しながら最適な角度を探ろう。

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ということで、セットバックシートポストにした結果は大正解。ステム延長ではなく、サドル後退で2センチ拡張し、ちょうどピッタリのポジションを見つけることができた。

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※元のストレートのシートポスト(左)に対して、セットバックシートポスト(右)はオフセットしていることがわかる

ためしにオクサマと葛西臨海公園まで行き、そのついでに都内をグルっと周遊して90キロ走ったのだが、これがもうぜんぜん疲れない。むしろ物足りないレベル。ポジションがいかに大切かを思い知らされたと同時に、大将に深く感謝したのであった。

57 HDR

ということで、ポジション調整に迷ったら、いたずらにステムを伸ばす以外に、サドル調整(角度と位置をずらすこと)も試してみてはいかがでしょうかというご提案でした。
(*^^*)


 

2016年の1月にタイレルのCSIを購入して、ロードバイクとミニベロの2台体制で使っている。ロードバイク(BOMAのリファール)についてはさんざんインプレ記事を書いてきたんだけど、CSIはまともにインプレッションしたことはない。 CSIについても、タイヤをシュワルベのデュラ ...
2016年の1月にタイレルのCSIを購入して、ロードバイクとミニベロの2台体制で使っている。ロードバイク(BOMAのリファール)についてはさんざんインプレ記事を書いてきたんだけど、CSIはまともにインプレッションしたことはない。

CSIについても、タイヤをシュワルベのデュラノからシュワルベワン(SCHWALBE ONE)に交換したときとか、コンポーネント(デュラエース)に関してはいろいろ書いてはいる。

451サイズのシュワルベワン(SCHWALBE ONE)のロングターム・インプレッション

CSI(タイレル)のハンドルポストを切って、ロードバイクのポジションに寄せてみた結果
タイレルのAM-9というホイール(451)のインプレッション

ただ、バイクそのものについての感想はしっかり書いていなかった。3,000キロ以上走ったので、CSIがどんなミニベロか感想を交えて振り返りつつ、バイク全体のインプレッションをしてみようと思います。

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まずはタイレルのCSIのおさらいをば…。

公式サイト
の引用
20"(451)ホイールサイズにインチアップしたSiの後継機CSIが誕生。最新アルミ合金#7046と、新開発カーボンバックにより、やさしい乗り心地と軽量化を実現。SRAM Forceのコンポーネントを標準装備し、完成車重量は、7.2kg。

抜群の加速性、直進安定性、まるでロードバイクのような走行フィールが体感できるはずです。 目を引くスラントデザインとカーボンバックの美しいプロポーション。優れた直進安定性、操作性を持つ高速ミニベロが誕生です。

分かりやすく翻訳すると、「アルミフレームとカーボンフレームのいいとこどりをした、フレーム形状も塗装も抜群にキレイで超軽量なむっさスピードが出る高性能ミニベロロード。タイヤが小さい以外は、ロードバイクと何も変わらない」です。

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CSIの特徴を書き出すとこんなかんじ。
  • アルミ#7046製ダブルバデッド軽量フレーム
  • スラントデザイン(Slant Design)
  • カーボン製フォーク
  • カーボン製チェーンステー、シートステー
  • 451ホイール(20インチ)
  • Prologoサドル(標準装備)
  • ロードコンポーネントとの完全互換
  • 低重心構造による優れた走行性

美しすぎるスラントデザインのフレーム

スラントデザインとは、長いヘッドチューブまわりの剛性を高めつつ、フレーム全体の強度をアップさせることを目的として設計されているんだけど、見た目の良さとオリジナリティにも貢献している。

遠めにも「あ、タイレルだ」ってわかるアイデンティティにつながっている。他にはないデザインであるということで、所有欲を満たしてくれる。

あと、すごく強調しておきたいんだけど、スラントデザインを堪能するには、真横からよりも斜め後ろ(もしくは斜め前)から眺めるのがよい。二本の細いチューブとチップチューブが滑らかにクロスする継ぎ目は必見。

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※継ぎ目は萌えポイント

まだタイレルを持っていなかったころ、イベント会場でCSIの展示車を見ただけで、「あぁ、いつかはこんな美しいミニベロを持ちたいものだ」と心に誓ったものだった。

くどいようだが、スラントデザインは斜めの角度から味わいましょう。フレームが美しすぎて、(傷がつくのを恐れて)電車輪行を躊躇してしまうほどだ。

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※そなたは美しい…

カーボンバックってどうなの?メリット感じるの?

CSIの最大の特徴が、カーボンバック。黒い箇所がカーボンなんだけど、シートステートチェーンステーがカーボンである。ツートンカラーで変化があってデザイン上のアクセントになっているだけではなく、ちゃんと恩恵も感じている。

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フルアルミのミニベロのMuと比較して、突き上げは確実に緩和された。これはCSIが柔らかいという意味ではない。むしろ、Muがガッチガチに固すぎた。

Muのフルアルミ&一切のしなりを許さない極太のフレームはマジで固くって、その推進力は個人的に好きだったんだけど、町中の小さな段差や荒れた路面では振動がもろにハンドルにびりびり響いて手がしびれ、閉口したものだった。(きれいな路面は快適)

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※ショックを逃がす構造がどこにもない(^_^;)

今思うと、Muで快適に走れる距離は80キロまでだった気がする。100キロ超えしたことは何度かあったが、ラスト20~30キロは手首に疲労が溜まってしまった。

それに対してCSIはカーボンバックのおかげでリアの突き上げがかなり解消された。ただし、CSIは柔らかいフレームだとはまったく思わないし、同じフレームに乗る知人も「CSIは固いフレームだね」ってコメントしてて、それは同意。

Muに比べてマイルドだというだけで、ミニベロというくくりでいうと、やや硬い部類に入ると思う。

なお、フレームの前半分は固め。よって、ハンドリングはシャキッとしているし、ダンシングしてもたわむ感じはない。力をかけただけ、しっかり受け止めて推進力にしてくれる。ただ、下からの突き上げを後ろ半分のカーボンバック(&フォーク)でいなしてくれている感じ。

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そのおかげだと思うが、100キロ超えのロングライドでもぜんぜん問題ない。フルカーボンのロードバイクと比較しても、まったく遜色がないのだ。

アルミとカーボンを組み合わせたフレームだけでもこんなに快適だということは、逆の言い方をすれば「なんだ、フルカーボンじゃなくても、ロングってぜんぜん気持ちよく走れるんじゃん…」という結論につながっている。

個人的には、CSIはとてもバランスがとれたフレームだと思っていて、正直どこにもケチがつけられない。見てよし、乗ってさらによし。深い満足しかない。

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あ、ひとつだけケチをつけるとすると、スラントデザインのせいでフレームにはボトルケージが装着できない。それが唯一の弱点。でも、サドルにケージをつけることで完全に解消できるので、心配は無用です。 

>> タイレル(Tyrell)のCSI 用に、ミノウラの『SBH-300 ボトルケージホルダ』を買ってみたらいいかんじ

高速巡行が最高に気持ちイイ

つい前日、ツインリンクもてぎで催された「もてぎ7時間エンデューロ」に前職の仲間と参加してきた。今年で4回目となる参加だったんだけど、ロードバイクでなく、あえてCSIで参加してきた。  

当然ながら絶対速度はロードバイクに負ける。フロント53Tとリア12Tでは下りで回し切ってしまい、ケイデンスを「コレ以上は早く回せない」ほどぶん回しても、時速50キロは越えられなかった。(ロードバイクだと60キロ近く出る)

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※95%の方々がロードバイクで出場(ママチャリ、クロスバイクもちょっと見た)

よって、サーキットではロードバイクに負けてしまうのだが、べつに競うことを目的としていないので構わないし、下りでぶん回して時速40キロを越えても、安心して走ることができた。

ただ、時速45キロ辺りに達すると、「うーむ、さすがにロードバイクよりは直進安定性が劣るかな」という印象はあったし、横風の影響を受けやすいと感じた。 でも、タイレル(Tyrell)のCSI は、サーキットで思う存分にもがくことができる数少ない本格派ミニベロであることは間違いない。

23cのシュワルベワンに交換したこともプラスに影響していたね。28cのデュラノだったら、ここまで速く走れなかったと思う。走行距離が800キロを越えたが、目立った経年劣化はほぼない。パンクもゼロである。

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いまのところ、デュラノに戻る理由は1つもない。単価がややお高いのが玉にキズだが、きっとシュワルベワン(SCHWALBE ONE)を使い続ける予感がする。
 

まだCSIで一度も電車輪行したことがない

折りたためるMuに乗っていた頃は、よく電車輪行したものだった。ホイールを外さず、バキッと二つ折りにしてシートポストとハンドルをたたむだけのカンタンさのおかげだった。

しかし、CSIは折りたたず、ロードバイクお同じ手順と工数で輪行準備をしなくてはならない。 ロードバイク用の輪行バッグがあるので、それを使えばできるんだけど、サドルに取り付けたボトルケージ(MINOURA(ミノウラ) SBH-300 ボトルケージ ホルダー)のせいでそれが使えないのだ。

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※逆さまにするのは問題ないのですが…

どういうことかと言うと、オーストリッチの輪行バッグの使うには両輪を外し、リアディレイラー保護用のリアエンド金具を装着し、その金具とサドルのお尻の二軸で自立させることになる。そのときに、サドルの後ろにあるミノウラの『SBH-300 ボトルケージホルダ』が干渉してしまうのだ。

輪行のたびにアーレンキーで外すのは現実的ではない。かといって、ケージを引っ越しさせる場所もない。MINOURA(ミノウラ) SBH-300 ボトルケージ ホルダーはかなり気に入っているので、今後も使いたい。

ミノウラの『SBH-300 ボトルケージホルダ』はそのままで輪行バッグを使えるようにするには、後輪を外さずに収納できるタイプの輪行バッグを使う必要がある。

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そんなことを考えつつも、輪行バッグはまだ購入には至らず、車に積んででかけるといういわゆるシックスホイール旅ばかりをしているのである。

>> 自転車とクルマで行く、シックスホイールの旅が究極の趣味になりそうな予感

タイレル(Tyrell)のCSI を電車で150キロほど遠出させ、自走のみで自宅まで戻る…という走り方をしたいので、きっと近日中に輪行バッグは見つけることになると思う。
※シックスホイール旅も快適で楽しいんですが、車に戻らなくてはいけない大前提があるので、どうしても周遊コースになってしまう。コースにバラエティをつけにくいのが欠点。

タイレルのCSIインプレッションまとめ

  • 所有する喜びを味わえる、最高に美しいスラントデザインのフレーム
  • アルミ&カーボンバックならではの「固い but 不快ではない」乗り心地
  • レースもロングライドもなんでもござれの懐の広さ
  • ボトルケージの種類によっては、輪行バッグが使えない
  • 折りたたみ式の気軽さはない
といったところでしょうか。

タイレル(Tyrell)のCSI にデュラエースを組み合わせると、至福なミニベロライフが味わえますというお話しでした。引き続き、CSIのインプレッションはお届けしますね。

 

自分は2016年1月から、タイレルのCSIに乗っている。折りたためないフレームのミニベロで、コンポーネントはデュラエース。ホイールはAM-9。タイヤはデュラノからシュワルベワンに交換した。 ミニベロの最高峰は、その人の価値観次第なので「これがベスト!」とは断言できな ...
自分は2016年1月から、タイレルのCSIに乗っている。折りたためないフレームのミニベロで、コンポーネントはデュラエース。ホイールはAM-9。タイヤはデュラノからシュワルベワンに交換した。

ミニベロの最高峰は、その人の価値観次第なので「これがベスト!」とは断言できない。ある人には、モールトンかもしれないし、別の人はブロンプトンを推すかもしれない。が、自分が考える(ほぼ)最高のミニベロを手に入れてしまったわけで、これ以上ないほど満足のいくミニベロライフを送ることができている。

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※シルバーのフレームは日光の下でよく映える(かっこよさにウットリ…)

念のため、タイレルの説明をしておくと、香川県にある自転車ブランド。2004年に創設されたので12年の歴史がある。社名は有限会社 アイヴ エモーション。タイレルというブランド名称は、SF映画の金字塔とも呼ばれる「ブレードランナー」に登場する企業名にちなんでいる。独特のデザインと高い機能性を誇るミニベロで海外でも人気がある。

すでに丸9か月過ぎたんだけど、ぜんぜん飽きないどころか、「これ以上、何も望まない…」ってのが率直な感想。まあ、金銭的なことを抜きにすれば、バトンホイールを使ってみたい気もするし、あるいはタイレル創業10周年を記念して作られた、世界限定50台のオールチタン合金製のXFに採用されている「GOKISO製スペシャルハブ&カーボンホイール」をCSIに取り付けてみたい欲求もある。

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※451サイズのホイールがあればいいな… 

付け加えると、GOKISO製スペシャルハブ&カーボンホイールは、単体での発売はタイレルのウェブサイトではされていない。 念のため、GOKISOのサイトも確認したが、ミニベロ用のGOKISOホイールはラインナップされていなかった。(ある意味、ちょっとホッとしたw)

そんなかんじでCSIにぞっこんなんですが、ほとばしるタイレルへの愛情を押さえつけることができなくなった数ヶ月前のある日、自分の勝手な思い付きで、有限会社 アイヴ エモーションさんに連絡を取り、「いっしょにコラボTシャツをつくりません?」と持ち掛けてみた。

それ以前に、夏にリアディレイラーTシャツを面白半分で作って、周囲でなかなか好評だったので、その記事リンクもイメージとして一緒に送らせてもらった。 とはいえ、「どこの馬の骨ともわからない一介のブロガーの戯言に、メーカーさんがお付き合いしてくれるわけないよな~」くらいの感覚で提案した。

なにしろ、ウェブサイトのブランドページには、

「P.K.Dickが描く未来人類観とシュールレアリスムの世界は、先入観に毒された今を生きる私たちの意識構造を自由に解き放し、だれも知らない未来の姿をリアルな現実の世界へと引き込む。固定された意識構造を変え、未来を先取りし、研ぎ澄ましたリアルな感性を持ち続けること、それはTYRELLの思想の原点です」

ってかなり気合の入ったメッセージが書かれているくらいなので、自分の「シャツ作りましょ♪」な提案なぞ、ブレードランナーの冷たい目をしたレプリカントのごとき冷静さで却下されることも覚悟の上だった。


そしたら、なんと即レスで「面白いですね!(*^^*)」とのレスが!(意思決定が速くて逆にビビった)

有限会社 アイヴ エモーションのご担当者さんによれば、「イベントや試乗会で、スタッフ全員でお揃いで着れるカジュアルなシャツがあったらいいね~ってちょうど話していたところなんですよ」とのこと。なんともグッドタイミングだったようだ。

ちなみに、そのご担当者(Kさん)がこちら。
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※リアディレイラーTシャツを進呈したら、喜んで受け取ってくれた(∩´∀`)∩

オシャレ度が高い! そして、背景のタイレルのオフィスがマジカッコイイ。


コラボTシャツの話はとんとん拍子で進みまして、タイレルのFSXをモチーフにしたデザインとタイレル、サイクルガジェットのロゴを組み合わせたオリジナルコラボTシャツが完成しました。

それがこちら。
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※社員の皆さんが着用した様子 (全員、カラーバリエーションが異なる!)

Tyrell Factory Blog でも掲載していただけてウレシイ限り。

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※チューチュートレイン感が溢れる!(笑)

それにしてもいい笑顔(*^^*)


自分とオクサマ用にも作ってありますよ。

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※オクサマもデザインを気に入ってくれた

サイクルガジェットTシャツは恥ずかしくて外に着ていけないけど、タイレルTシャツは可愛くておしゃれ!ようやく外に着ていきたい自転車Tシャツが手に入った」と大喜び。

ちなみに、嫁には大不評のサイクルガジェットTシャツはこれです。
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※まあ、自分以外にこのシャツを着る人間はいないと思う(笑)。


販売などはぜんぜん考えておらず、とりあえず内々で作ってみたコラボTシャツ。自分はかなり気に入っている。リクエストが多ければ、限定販売するかも??

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※職場にて…

 

愛車のミニベロ、タイレル(Tyrell)のCSI のタイヤを「シュワルベのデュラノ」から「シュワルベワン」に交換した。 交換を決意した最大の理由は、「デュラノは28cの幅のせいで、空気を抜かないとキャリパーブレーキからホイールが外せない(よって、輪行&車載できない)」 ...
愛車のミニベロ、タイレル(Tyrell)のCSI のタイヤを「シュワルベのデュラノ」から「シュワルベワン」に交換した。

交換を決意した最大の理由は、「デュラノは28cの幅のせいで、空気を抜かないとキャリパーブレーキからホイールが外せない(よって、輪行&車載できない)」から。

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※シュワルベワン(23c相当)

CSIは折りたためないミニベロゆえ、車に積むとか、輪行するためにはタイヤの脱着が欠かせないのだ。よって、カンタンにホイール脱着できるのはとても重要。
※タイヤの脱着自体は手間ではないけど、さすがに毎度毎度、どこに行くにもフロアポンプを持参せねばならないのはうっとうしい。

デュラノの性能自体にはぜんぜん文句はないし、実際ダホンのMuでは5~6回くらい連続してかれこれ4年ほど使い続けているくらい愛用している。ちなみにオクサマのボードウォークは、Muから移植したデュラノを使っている。

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※こちらはデュラノ(28c相当)

300キロ弱しか走っていないので、結論を出すにはまだ早いが、これまでのインプレッションをまとめてみようと思う。

漕ぎ出しがむちゃくちゃ軽い&巡航速度維持がカンタン

最初のひと漕ぎで「おっ」となり、ふた漕ぎで「すげぇぇぇぇぇ」って驚愕する。それくらいハッキリした違いとなって感じ取れる。とにかく漕ぎ出しが軽いのだ。どんなに鈍感なでもデュラノとシュワルベワンの差を感じられない人はいないだろう。

デュラノをかれこれ4年ほど使い続けてきた自分にとっては、「ミニベロのタイヤは、もうデュラノでいいじゃん」という結論を出していた。転がりの良さ、耐久性、軽さ、すべてをバランスよく兼ね備えたのがデュラノだと信じて疑わなかった。

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だけど、その概念は5秒で覆された。シュワルベワンは反則レベルで軽く、そして最適だ。

もはや扱いはロードバイクと同じ

なお、空気圧はフロントが7.0barでリアが7.5barにしてあって、これはロードバイクと同じ設定。タイヤが少し小さいだけで、自分はタイレル(Tyrell)のCSI をロードバイクとして認識している。絶対スピードではロードバイクに負けるものの、それ以外は何もかもロードバイクになってしまった(もちろんいい意味で)。

乗り心地はデュラノとシュワルベワンで大きな差は感じないが、コツコツとした突き上げ感はデュラノよりもやや強め。でも、不快ではないので、シュワルベワンはもう0.5bar ほど空気圧を上げてもいいかなと考えている。

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ただ、「じゃあオクサマのボードウォークにもシュワルベワンを導入するか?」と問われたら、たぶんしない。なぜなら耐久性が不安だから。まだ300キロ弱なので目視でわかるような劣化はないし、パンクもゼロ。でも、デュラノより明らかに軽く、薄いわけで、劣化は早いに決まってる。

ボードウォークはのんびり走るツーリングバイクなので、スピードとか巡行スピードは二の次。だからバランスの取れたデュラノがベストマッチだと思う。オクサマも「あまりにも細すぎるタイヤはスリップが怖いし、道路のヒビとかグレーチング上を走るのが不安になる。ある程度の太さがある今のタイヤ(デュラノ)のままでいい」とコメントしている。

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見た目、シルエットが美しい

期待以上に見た目が引き締まってGOODだった。シュワルベワンにしたことで、CSI本来のスマートなフレームの美しさが引き立てられた気がする。CSIはドロップハンドル仕様ということもあって、佇まいが完全にロードバイク。よって、28c のデュラノよりも23c のシュワルベワンが映える。

タイヤ幅が細くなったことによるデメリットは自分は感じていない。というのも、ロードバイクに乗り慣れているので、無意識に23cで走る習慣とかクセが身についているから。グレーチング、マンホール、砂利は避けて走り、段差は前輪を気持ち浮かせてショックを受けないように越える。路面のクラックや割れ目、穴にもハマらないよう、路面状況は常に気を配って走るのはローディにとっては当たり前。

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※シュワルベワンを装着した図


下はデュラノを付けていた頃のタイレル(Tyrell)のCSI 

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ローディであれば、シュワルベワンは躊躇なくオススメできるんだけど、これまで23cを使ったことがない人が、初めてシュワルベワンを使うとなると、その細さに慣れるまではおっかなびっくりになるかもしれない。

車載輪行がしやすくて便利

フレームを折りたためないCSIを車載する際は、両輪を取り外してフレームをひっくり返し、後席に積んでゴムバンドで巻いて固定している。この手順がずいぶんと楽になってウレシイ。

さて、気になる劣化具合いだが、300キロ弱なので当然ながら問題はなく、結論を出すのはまだ早い。ただ、デュラノのときよりも、こまめに表面をチェックし、小石がハマっていないか、サイドウォールに異変がないか確認するようになった(笑)。

現時点で言えるのは、「シュワルベワンにしてよかった!(高かったけど)」、「デュラノに戻りたいとはさらさら思えない快適すぎる走行性が病みつき!(劣化が心配だけど)」のふたつ。

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引き続き、シュワルベワンがオシャカになるまでロングターム・インプレッションは継続しますね。

皆様は、「シチュエーションにあわせてスプロケットを交換する」ということをされるだろうか? たいていのローディさんは、買ったときの状態(完成車)のままで乗り、よほどのことがない限りスプロケットを交換することはないはず。完成車であれば、坂でも平地でもオールラ ...
皆様は、「シチュエーションにあわせてスプロケットを交換する」ということをされるだろうか?

たいていのローディさんは、買ったときの状態(完成車)のままで乗り、よほどのことがない限りスプロケットを交換することはないはず。完成車であれば、坂でも平地でもオールラウンドに使える「11-28T」もしくは「11-32T」が装着されているもので、それでなんの問題もないのだが、「シチュエーションや用途で最適なスプロケットで走ったら、さぞかし気持ちよいだろうなぁ」という考えがよぎってくる。

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ミニベロとロードバイクで数パターンのスプロケットを試してきたので、今回はそれぞれで使ってきたスプロケットのインプレッションをまとめてみようと思う。 ミニベロとロードバイク、それぞれで行なってきたことが違うので、まずはミニベロから。

ミニベロで試したスプロケット

ダホンのMu: ジュニアスプロケットの「CS6600 13-25T(アルテグラ)」

ジュニアスプロケットとは、いわゆる中高生の競技用スプロケットのこと(正式名称なのかどうかはよくわからないが)。小学生向けとか、子供用という意味ではない。特徴はトップの歯数が13Tに制限されていること。(中にはトップが14Tというモノも)  

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※かなり台形に近い形状

なんでも、「成長段階の中高生選手は、11Tとか12Tのトップギアで筋力に任せてガシガシ踏むのは好ましくなく、ケイデンス重視で走りましょう」という意味合いのルールが設けられている。

このジュニアスプロケット、当然一般サイクリストが使ってもかまわない。 ただ、ショップの店頭に常備されていることはあまりないと思うので、要注文もしくはネット販売を活用すれば良いのだが、残念ながらCS6600 13-25T(10速)はすでに生産が終了されているようで、入手するなら市場在庫を探すしかない。(シマノの公式サイトには情報なし) 

現在,CS6800(アルテグラ)のスプロケットには、11-23T、11-25T、12-25T、11-28T、11-32T、そして14-28Tがある。

14-28Tは「14-15-16-17-18-19-20-21-22-25-28T」は別にジュニアスプロケットと命名されているわけではないが、4~11速が1段づつのクロスレシオになっており、現時点ではもっともジュニアスプロケットの性格に近いモノになるようだ。

ジュニアスプロケットをMuに導入した理由

ミニベロは街乗りメインなので、トップギアでぶん回すシチュエーションはほぼ皆無。ツーリングや通勤メインなので、スピードを競ったり、タイムを測るような走り方はしない。マイペースに景色を楽しみながらスイスイ程度に走るのがミニベロの醍醐味。よって、11~12Tは不要と判断した。

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代わりに重視したのが「変速の気持ちよさ」。よりクロスレシオにすることで、変速ショックを小さくし、どの速度領域でも快適に走れるようにしたのだ。「12Tが14Tになったくらいで大差あるのかしら?」と思う方もいらっしゃるかもしれないので、ノーマルのスプロケットと比較してみよう。


<ジュニアスプロケット >
13-14-15-16-17-18-19-21-23-25T(10速)
※4~10速までが1段づつのクロスレシオになっている
※なお、ふつうの12-25Tスプロケットは、CS5700系105も、CS6600系のアルテグラも「12-13-14-15-16-17-19-21-23-25T」である。

  • 13-14-15-16-17-18-19-21-23-25T(ジュニアスプロケット)
  • 12-13-14-15-16-17-19-21-23-25T(ノーマルスプロケット)

ジュニアスプロケットには中間域に18Tがあるが、ノーマルのスプロケットにはない」のが違いだが、この差はけっして小さくない。密に詰まったギアが、常用スピード域で効果を発揮してくれる。4~6速は常用域でよく使うので、18Tがあるだけでつながりが格段に気持ち良くなる。

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ジュニアスプロケットのインプレッション

ジュニアスプロケットは中速度域で使えるギアが多いので、疲れにくいし、どんな状況でも快適に走れる。「もう1枚重い(or 軽い)ギアがあればいいのにな~」って感じる回数が圧倒的に減る。

クロスレシオにしたことで、変速操作もすこぶる楽しい。ガッチャン、ガッチャン、ではなく、チャッ、チャッ。変速が快適ってだけで、とたんに自転車は楽しくなるもの。きめ細かな操作感は、クロスレシオのスプロケットでないと味わえない。(大げさな表現ではあるけど)超スムーズなマニュアルスポーツカーを運転しているような感覚に近いよ。

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デメリットはトップスピードが落ちてしまうこと。ミニベロでレースに出場するような方にはオススメできない。(チェーンリングのサイズにもよるが)14Tだと、ちょっと頑張っただけでギアを回しきってしまう。MuのチェーンリングはKCNCの「53T」だったが、ちょっとした下りで踏むと、14Tまでカンタンに踏み切ってしまう。

ただ、このようなシチュエーションは日常ではほとんど出くわさないので、さほど困った記憶はない。 比較的坂の少ない東京都内と埼玉県内でMuを使い倒した結果、ジュニアスプロケットで問題ないどころか、これを選んでおいてよかった!って心底思っている。

なお、CS6600のジュニアスプロケットはMuで2年ちょっと使って、その後オクサマのボードウォークに移植して、今も健在。オクサマは自分が使っているスプロケットがジュニアスプロケットかどうかはおろか、そもそもスプロケットに種類があるなんてことも知らないけど、今のギア比は彼女の脚力にマッチしているようで、「使いやすい!なんの不満もない!」とコメントしてくれている。

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※ジュニアスプロケットは、この写真撮影時は左のMuに装着されていた

ジュニアスプロケットの注意点

トップスピードがダウンしてしまう以外にほぼデメリットがないジュニアスプロケットだが、装着前にはひとつだけ注意がある。と言うのも、シートステー形状によってはジュニアスプロケットを使うとチェーンが干渉してしまう可能性があるから。

11Tとか12Tを想定したシートステー構造の場合、トップギアに(直径の大きい)14Tが入るとチェーンの位置が数ミリ上に持ち上がってしまい、シートステーに接触してしまうことがあるとのこと。極端に絞り込んだ形のシートステーだと危ないかもしれない。

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※絞り込んだ(内側に傾いた)シートステーだと、チェーンラインに当たることも

ダホンのMuとボードウォークは、幸いその問題はなかったが、ご自身の愛車で問題ないかどうかは要確認。手始めにブログ等を検索して、同じ型式でジュニアスプロケットのカスタマイズをしているオーナーさんがいるかどうかチェックしてみよう。情報がなければ、ショップのメカニックさんに確認するのが確実。

タイレル(Tyrell)のCSI では「12-25T(デュラエース)」を使っています

ホイールサイズが406から451にアップしたタイレルのCSIでは、ジュニアスプロケットではなくデュラエースにした。理由は、フルセットでデュラエースのコンポーネントを導入したため。あと、CS6600のジュニアスプロケットは10速までしかないので、そもそも11速の現行デュラエースには装着できない。

ちなみに、CS9000系のデュラエースのスプロケットにはジュニアスプロケットに相当するギア比は用意されていない。あるのは以下の5タイプのみ。

  • 11-23T(11-12-13-14-15-16-17-18-19-21-23)
  • 11-25T(11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-25)
  • 11-28T(11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28)
  • 12-25T(12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25)
  • 12-28T(12-13-14-15-16-17-19-21-23-25-28)
※トップは少なくとも12Tある

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※12-25Tです

11速のデュラエース仕様ジュニアスプロケットがリリースされることは限りなく考えにくいので、CS6800(アルテグラ)の14-28Tをいつか試してみようかなとは思っているところである。

今現在、10速のミニベロに乗っていらっしゃる方がいれば、市場に残っている10速のジュニアスプロケットを買いだめしておくのも悪くないかもしれない。

以上、ミニベロにはジュニアスプロケットがけっこうオススメですよというお話しでした。
\(^o^)/ 

ミニベロはなぜかロードバイクよりもカスタマイズ欲を刺激する。理由をはっきりと言語化できないのが心苦しいのだが、厳然たる事実なのだ。ミニベロオーナーの方々は激しく首を縦に振って同意してくださると思う。 自分を例に振り返ると、ダホンのMuをおおよそこんな順番で ...
ミニベロはなぜかロードバイクよりもカスタマイズ欲を刺激する。理由をはっきりと言語化できないのが心苦しいのだが、厳然たる事実なのだ。ミニベロオーナーの方々は激しく首を縦に振って同意してくださると思う。

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自分を例に振り返ると、ダホンのMuをおおよそこんな順番でカスタマイズしてきた。


軽量アルミシートポスト(KCNC)

タイヤ(パナレーサー)

サドル

バーエンドバー

105のリアディレイラー

スプロケット

ラピッドファイアのシフター

軽量アルミホイール

軽量アルミクランク&チェーンリング(KCNC)

ブルホーンバー&バーコントローラー

ビンディングペダル

ここまでのカスタマイズを行うのに、3年半ほど要しただろうか。最初のシートポストを導入するのに半年かかったが、それ以降は怒涛のようはカスタマイズの嵐だった(笑)。

その後に買ったロードバイク(BOMAのリファール)では、行なった大々的なカスタマイズはホイール交換(カンパニョーロのシャマルミレ)くらい。ドロップハンドルをアルミからカーボンにしたのと、サドルをセライタリア>>スパイダーツインテール(タイオガ)にした程度。

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※シャマルミレはマジでカッコいいです

いじったな~って感触は、ダホンほどはない。 (かなりよいパーツで最初から組んだせいもあるが)

たいそう可愛がったMuも5年ちょっとの歳月でフレーム中央のヒンジがバカになり、2015年末に寿命を迎えて、タイレル(Tyrell)のCSI に買い替えた。CSIはデュラエースで組んだこともあって、いまだに何のカスタマイズもしていない。交換したのはタイヤだけで、シュワルベのデュラノからシュワルベワンにしたくらい。

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このように、ミニベロは一度所有したが最後、とことんカスタマイズしたくなる乗り物なのだ。ところが、まったく予想だにしないカスタマイズが残されているコトに気づかされてしまった。

それは「バトンホイール」である。この案件に関しては、なるべく考えないように生きてきたのだが、ひょんなきっかけからこいつの存在を思い出してしまった。「これが残されていたか…」という気分である。

バトンホイールとは?

そもそもバトンホイールとは何か? ウィキペディアによれば、「CFRP等非金属製の3~6本程度の極太スポークを持つホイール。スポークとリムは融合しており、張力のメンテナンスは不要。ディスクホイールに比べると横風の影響を受けにくい」とのこと。

文字で読んでもわかりにくいだろうから、画像検索したページをお見せしよう。

バトン
※google画像検索結果で身悶える(^_^;)


カンタンに説明すると、カーボン一体型の極太スポークでできたホイールである。 自分は乗ったことも所有したこともないが、一目見てかっこいいとはお分かりいただけるだろう。そう、かっこいいのである。

しかし、バトンホイールの良し悪しが何なのか、よくわからないので調べてみたところ、ヤフー知恵袋に「バトンホイールをつけるメリットとデメリットを教えてください」という書き込みがあった。

バトンホイールには、以下のメリットとデメリットがあるらしい。

バトンホイールのメリット

  • スポーク数が減って、空気抵抗を小さくできる
  • 横剛性があるため、スポークをリム幅に隠し空気抵抗を小さくできる
  • 剛性が高い
  • リムの直下にスポークが位置する為、掛かりが良い

バトンホイールのデメリット

  • 重い
  • 過剛性
  • 触れ取りができない
  • 横風に弱い
  • メリットを享受しにくい

付け加えると、「かなり高価」なこともデメリット。

米国発の「エアロスポーク」で、ファイブカーボンバトンホイールが有名だが、それ以外にもいろいろあるらしい。国内では金澤輪業もあるらしいし、本当に眼の毒。

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※Ternがバトンホイール単体で販売し始めるそうで、心穏やかではない(笑)

ミニベロ乗りは、「自分のバイク名+ほしいホイール」で検索してはいけないという(自分が作った)格言がある。この禁を破ってしまうと、カスタマイズ欲望の波に飲まれてしまいます。

自分が人柱になるつもりで「タイレル CSI バトンホイール」で検索してみたら、こんなサイトが見つかってしまったではないか…。

おまっとうさん! Tyrell PKZ 組み上がりました!(ローロワールドリカンベンツ)  

自分のCSIとはフレームは違うが、Tyrell PKZ limited にバトンホイールを組み合わせるとこういうルックスになるという知識を得てしまい、鼻血が出た。CSIにこれをしてしまったら一体どうなってしまうのか。かっこよすぎて気を失ってしまうかもしれない。危ない、危ない…。

なお、上記リンク先のバイクの価格は目の玉が飛び出る 918,500円(税別)なり。(どんな人が買うのかしら)

タイレル(Tyrell)のCSI にバトンホイールを取り付けるべきか?

さんざんバトンホイールについてあーだこーだ書きなぐったけど、いますぐ手を出すつもりはない。カスタマイズとは、時間をかけてゆっくり吟味しながら決めていく、息の長いプリセスなのだ。

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※現在の愛車、タイレル(Tyrell)のCSI 

人様のブログを読んだり、ショップで相談してみたり、画像検索して妄想力を高めたり、数か月単位で悩んで決めていくのが健全(だと思う)。小遣いをちまちま貯めなくてはならないので、どうしても時間がかかってしまうという事情もあるけどね(笑)。

思い返すと、リファールもMuもホイールを交換するときが最も悩んだ。初めての交換になるMuのときは1年近く。リファールのときは慣れもあったが、それでも8か月ほど熟考を重ねて購入を決意した。 ホイールは高い買い物なので、おいそれと清水の舞台から飛び降りることはできないもの。

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※かつての愛車、Mu P9

皆様におかれましても、どうか悔いのないカスタマイズライフを送っていただきたい。私も、バトンホイールの夢を見ながら1年がかりで導入検討をしてみます。


ロードバイクとミニベロの2台を所有している人って自分の周囲にけっこう多いんだけど、その方々が必ず受けるであろう質問が、 「なぜミニベロに乗るの?ロードバイクのほうが速いし、ラクに長距離を走れるんだからその1台で済むのでは?」 「わざわざタイヤの小さい自転車を ...
ロードバイクとミニベロの2台を所有している人って自分の周囲にけっこう多いんだけど、その方々が必ず受けるであろう質問が、

なぜミニベロに乗るの?ロードバイクのほうが速いし、ラクに長距離を走れるんだからその1台で済むのでは?

わざわざタイヤの小さい自転車を併用する意味がよくわからない。ミニベロの存在意義ってなに?

ではないだろうか。

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べつに質問者は悪意があるとか、ミニベロが嫌いってことではなく、純粋な疑問として尋ねているのだ。そのとき回自分は「違うんですよ、それが!」と声を大にして答えている。

ただ、上手に伝えるのは意外に難しくって、ミニベロにしかない魅力、ミニベロならではの楽しみ方と利便性は確実に存在するけど、言葉で伝えるのに難儀する。

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さんが「小径車は草食系?ロードバイクにない気楽さと低速のメリット」のエントリーに書いていたで、それに乗っかてみようかなと。 自分はミニベロに3年乗って、その後ロードバイクを加えて2台体制になっているのでミニベロ歴のほうが長い。

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ちなみにミニベロ歴は6年、ロードバイク歴は3年。 よって、ミニベロへの愛着はロードバイク以上なんだけど、今日はロードバイクでは味わいにくいミニベロにしかない世界観についてお届けしたい。

気負わなくて良い気楽さ

「気負いってなによ?自転車に乗るのにそんなメンタルが必要なの?」という声が聞こえてきそうなのだが、必要なのだ。自転車における気負いとは、「さぁ、乗ったるぜ。オレは今から自転車でたくさん走るんだぜ」という気力と体力が充実された状態に持って行くまでに必要な精神力…じゃないかなと思ってる。

ロードバイクはその気負いがけっこう必要で、いいかんじに心身が充実していないと「昨日の仕事の疲れもあるし、まあ今日はいいか…」となって乗ることを諦めるか、三本ローラーでお茶を濁すことになる。

要はロードバイクって、玄関を出るまでに時間がかかる乗り物なんですよ。大げさに言うと、ちょっとした決意が求められるんですね。

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ロードバイクに乗る以上、まあまあの距離をけっこうなスピードで走るのが前提じゃないですか。自分の場合、たとえば土曜の朝からロードバイクで走るって決めた場合、google カレンダーに”翌朝はロードバイク乗る!”と書いて、金曜の21時に自分に向けてアラートを出し、気持ちを高めていくことにしている。

「お前はロードバイクごときで何を気負っているのだ」と笑うかもしれないけど、自分にとってロードバイクはそんな乗り物。よって、コンディションにちょっとでも違和感があると、「やめとこう」ってなりやすい。

たとえば「公道を走るF1」と呼ばれるフェラーリのF50とか、あるいはマセラティクアトロポルテを所有していたとして、5キロ先のヤマダ電機にそれで行こうとは思わないでしょう?3キロ先のイオンでの買い物に使う気にはなれないでしょう? そういうスーパーマシンに乗る以上、高速道路を走ったり、箱根のターンパイクに行きたくなるなるもんです。(持っていないし乗ったこともないから想像ですが…)

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※箱根、自転車で走っても楽しいですよ

ロードバイクってスーパーマシンなのだ。でもスーパーであることと、あらゆるシーンで万能であるは同義ではない。「ロードバイクを操る以上、チンタラ走ることは許されないっ…」って勝手に心が固まってしまうのよね。ロードバイクは自由な乗り物ではないのである。

ところが、ミニベロは気負わねばならないレベルが圧倒的に低い。体感ではロードバイクが100としたら、ミニベロは5。段違いに気楽にサドルにまたがることができる。google カレンダーに予定を書き込むこともしない。

「おや、午後に4時間時間が空いたな」となったら、何も考えずにパッとタイレル(Tyrell)のCSI を担いで玄関を出てしまう。

目的地も何も決めずに走りだす。ペダルを漕ぎ始めてから、「さて、どこに行こうかな?とりあえず北に向かってみるか」的なウルトラライトなノリで気ままに走り、2時間ほどたって腹が減ったらコンビニの駐車場でカップ麺をすすり、1時間走って甘いモノが欲しくなったらスターバックスに立ち寄り、さらに1時間走って帰宅する。

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※自分は時間が少しできると川越の小江戸まで行くってのをよくする

そして「素晴らしい時間を過ごしたな!有意義な午後であった\(^o^)/」と満足する。ミニベロはなんて自由な乗り物なんだろうと思う。ロードバイクではこの乗り方は断じてしない。

しかしここで疑問が一つ。

「BOMA の Refale (ロードバイク)も、タイレルのCSI (ミニベロ)もジオメトリが似ているではないか。コンポーネントもどちらもロードバイク用ではないか。ハンドルも同じドロップハンドル。違うのはタイヤとホイールサイズだけ。なのにどうしてミニベロのほうが気負いレベルがそんなに低くなるのだ?タイヤが小さいだけが理由ではあるまい」

と思う人がいるかも。

これ、自分でもそう思う。ただタイヤが小さいだけで気負わなくなるなんて、おかしい。そこでもうちょっと掘り下げて、さらにミニベロならではの気楽さを考えてみる。

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小回りの効きが街乗りに最適

ミニベロの特徴は小回りが利くこと。悪く言えば安定性に欠けるんだけど、メリットでもあって、町中をスイスイ泳ぐように走るのが得意。

自分はまだ走ったことのない道を探索しつつ、新ルートを探すのが好き。それをするにはミニベロがもってこいで、思いつくままに左右へハンドルを切ってちょこまかと走れる。

ロードバイクはそれが不得手で、ミニベロでするような道草をする気になれない。ロードバイクはひたすらまっすぐに、定められたルートを最短時間で走るほうが向いている。

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ちなみに自分が自転車通勤するときはロードバイクではなくあえてミニベロを使う。片道26キロでどれくらい到着時間に差があるかを検証してみたんだけど、結果は、

ロードバイク: 1時間30分
ミニベロ  : 1時間40分

だった。

スピードでいえばロードバイクに分がある。タイレルのCSIのほうが10分余計にかかるのになぜCSIで通勤するかというと、都内のこまかなカーブ&ひんぱんに やってくる信号でのストップ&ゴーの環境では、ミニベロのほうがむしろ安心して走れる気がするからなのだ。

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巡航速度が景色を愛でるのに最適

「ミニベロはポタリングに向いている」って話をよく聞くけど、これってきっと巡行スピードが景色を愛でるのにちょうどいいから、だと思うの。ロードバイクって気負って乗るのでどうしても「頑張って漕がねば」、「少しでも速く走らねば」って気持ちになってしまいがち。
※べつにそんな義務もないのに、人はなぜかロードバイクに乗るとシャカリキになってしまう……不思議なもんです。

数か月前に職場の仲間(3人)とロードバイクで霞ケ浦を一周してきたときなんて、霞ケ浦の景色には目もくれず、トレインを組んでひたすら先頭交代しながら100キロ走り切ってしまった。スピードを競わないマイペースなツーリングのはずなのに、いつのまにかそうなってしまう、それがロードバイク。
※まあ、霞ケ浦はほとんど景色が変わらないので、飽きてしまったせいもあるけど

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※無心に漕いだ@霞ヶ浦

ミニベロの巡航速度はざっと時速23~25キロくらい。ロードバイクは時速28~30キロであることを考えると、時速5キロほど遅い。
※信号のない平たん路の話です

ロードバイクのスピード感だと、スピード的に緊張感があるし、どうしても目線が真正面を向いてしまう。結果的に周囲の景色をあまり見れない。ミニベロなら首を左右に振って景色を楽しむ余裕が持てる。

ひとつ確実に言えることは、同じ距離を走るならミニベロのほうが「道中をたっぷり味わい尽して楽しんだ」感を味わえるよ。

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このように、ロードバイクとミニベロは似ているようで全く違う乗り物。ロードバイクしか持っていない人で「普段使い用にチョイノリバイクが欲しいな~」って方にはミニベロを激しくオススメしたい。ぜったいに後悔しないはずです。

 

タイレル(Tyrell)のCSI が2016年の頭に納車されてから、900キロ走った。あまりにもデュラエースが快適すぎて、BOMA の Refale が寝室でかるくホコリをかぶってしまうくらい、CSIが気に入っている。  もちろん、コンポーネント以外のフレームもすばらしい。50~60キロのシ ...

タイレル(Tyrell)のCSI が2016年の頭に納車されてから、900キロ走った。あまりにもデュラエースが快適すぎて、BOMA の Refale が寝室でかるくホコリをかぶってしまうくらい、CSIが気に入っている。
 

もちろん、コンポーネント以外のフレームもすばらしい。50~60キロのショートライドなんて物足りないし、100キロのライドでもぜんぜん疲れない。

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451ホイールは406と27Cタイヤのちょうどいいとこ取りなので、かなりスピードも発揮しつつ、街中での小回りもきくのでストレスなく乗り回せる。ロードバイクならではの直進安定性にはやや欠けるが、そこはミニベロの宿命だし、見方を変えれば「クイックで楽しいハンドリング」だとも言える。


たとえるなら、ロードバイクは連邦軍の戦闘機「Xウィング」で、タイレル(Tyrell)のCSI はスター・ウォーズ「ジェダイの復讐」の森の惑星エンドアで登場した帝国軍のスピーダーバイクだね。(スピーダーバイクってなんだ?という方はこちらの画像検索結果をどうぞ)

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圧倒的なスピードでぶっ飛ばすのならロードバイクだけど、身体の一部として意のままにバイクを操りたいなら、ミニベロのほうが適している。


もはや、CSIさえあったら、他に何もいらないのでは…」と錯覚してしまうほど、ステキなミニべロである。見てよし、乗ってよしの満足度、120点だ。
デメリットがないわけではないけどね…(^_^;)

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そんな非の打ち所なしなCSIではあるが、500キロを越えたあたりで、「もしかしたら、ポジションをいじってもいいかしら」と感じるようになった。


違和感の正体はハンドルの高さ。ロードバイクと比べると、ややアップライトな状態での納車だったのだが、走りこむうちに「ちょっと下げたほうがより快適だろう」という判断を下し、お世話になっているショップに持ち込んだ。


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相談の結果、「ハンドルポストがやや高いので、2センチちょい切ってみよう」となり、切ってもらうことに。CSIのフォークはすべてカーボン製なのだが、のこぎりで切断してもらった。えっ…カーボンってそうやって切るんだ……初めて知った。

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※このようにゴリゴリ切ります。
 

あと、ちゃんと角度をつけて真っ直ぐ切断するための工具を装着させるのだ。なるほど。

それにしても、カーボンを切るとおびただしい量の黒い粉が落ちる。床屋のように布でカバーしておかないと、真っ黒けになるので自分で切断する方はご注意ください。

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※ヘッドパーツを外し、スペーサーを抜いて…

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※水平に切断するために、こんなパーツをがっちり固定し…

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※エイヤエイヤと切っていきます…(・o・)

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※2センチちょい切りました


ちなみに、下が切断前
↓↓↓↓↓↓↓↓
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ハンドルポストを切るのって、(後戻りできないので)ちょっぴり勇気が要るのだが、結果的に大成功。ほぼロードバイクと同じポジションを取れるようになった。これで、ロードバイク←→ミニベロを行き来してもそのたびに微調整する必要がない。


ひとつだけ、ショップで言われたことだけど、「もしもバイクを中古で下取りに出すかもしれないのなら、なるべくハンドルポストはカットしないほうがいい。それが原因で買える体格の人が制限されるから」とのこと。

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自分は売り飛ばすつもりはサラサラないので、思い切って自分の体にマッチさせた。


ちなみにアルミ製のハンドルポストでもカットは可能。オクサマのボードウォークも以前にハンドルポストを切ったのだが、そのときもお店でやっていただいている。

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今年の1月にミニベロを、ダホンのMuから『タイレルのCSI 』に買い替えた。大きな変化は2つあって、一つは"ホイールサイズの変化"。 ※左が451ホイール(CSI)で、右が406ホイール(FSX)Mu の406という小さめの経から、CSI の451というやや大きめの経になった。このおかげ ...

今年の1月にミニベロを、ダホンのMuから『タイレルのCSI 』に買い替えた。


大きな変化は2つあって、一つは"ホイールサイズの変化"。


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※左が451ホイール(CSI)で、右が406ホイール(FSX)



Mu の406という小さめの経から、CSI の451というやや大きめの経になった。このおかげで、スピードに乗せやすいし、巡航スピードも2キロ(時速24キロ>>26キロ)アップした。


ちなみに、451は直径にして(406よりも)5センチ大きい。大した差ではないと思うかもしれないが、そうでもないのだ。久しぶりに406に乗せてもらったとき、その加速の遅さに驚いてしまった。(慣れって怖いですね…)



もう一つの変化は、"折りたためなくなってしまった"こと。


フォールディングバイクでなくなってしまったことは、メリットもデメリットもあるので、そのことについてまとめてみよう。


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※解体されて、パーツをむしり取られた在りし日のダホンMu…


折りたためないミニベロのデメリット

車に積むのが、ちょっぴり手間になった

フォールディングできるバイクは、車のトランクにカンタンに積める。やはり、ホイールを外さなくてもよいのが大きい。べつにホイールの脱着なんて、時間にしたら大したことないんだけど、それでもないほうが楽なのはは違いない。


なお、ミニベロだからといって、フレームの大きさもミニかというとそんなことはない。CSIは、タイヤ以外は完全なロードバイク。パンダのリアシートに積んでわかったのだが、必要なスペースはBOMA の Refale と変わらない。


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※ダホンは、畳んでポン、だけで楽ちんだった



なにしろ、ホイールベースがロードバイク並にあって、パンダのリアシートを丸々覆い尽くすくらいのフレームサイズなのだ。


折りたためないミニベロは、ぜんぜんミニではない(笑)。


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※ホイール外して車に積むとわかりますが、ロードバイクのフレームとなんら変わらない大きさにビックリ。小さいのはタイヤだけ(笑)


電車輪行ができなくなってしまった

最大の誤算がコレだった。


なんと、空気を抜かないと、タイヤがキャリパーブレーキを通過しない。履かせているのは1.1インチのデュラノで、これはロードバイクタイヤの28Cに相当する。28Cの太さのタイヤは、キャリパーブレーキを開放しても通過しないんですね。(買ってから知った…)


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※リム幅にもよるので、「28Cサイズだけど、なんとか抜けますよ」というお声もツイッター経由で数名からご指摘いただいた。(ありがとうございます)



ただ、AM-9のホイールでは、開放レバーを上げても、この状態 orz



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※取れそうで取れないという、絶妙の位置><



ということは、電車輪行がほぼ不可能ということを意味する。


まあ、目的地でハンドポンプで延々とがんばれば不可能ではないけれど、リアで7.5Bar、フロントで7.0Bar を電車から降りるたびに入れるのは現実的ではない。


よって、電車輪行の際は、CSIではなく、BOMA の Refale で出かけることにした。(なんだこの逆転現象は…)


今のデュラノが交換時期になったら、0.9インチのシュワルベワンにしようか検討中。(これなら、問題なく外せるので^^)


折りたためないミニベロのメリット

ヒンジがないので、見た目が美しい

折りたためないことは、デメリットばかりではない。それはそれでメリットもあるのだ。


ダホンのMuは、ハンドルポストの付け根、フレームのど真ん中にわりとでっかくヒンジがあり、ハンドルの中心にも開放用のクランプがあった。


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折りたたみ式は、凸凹したシルエット的にどうしても見えてしまう。しかし、一体型のCSI は継ぎ目のないスムースなボディが美しい…。

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※部屋の中で、コーヒーをちびちびやりつつ、舐めるように愛でてます


車体が軽い

コンポーネントがデュラエースってこともあるが、それにしても一体型のタイレル(Tyrell)のCSI は軽い。付属品を付けない状態で、7.3キロだった。ちなみにフォークを含まないフレーム重量は1.5キロ。


フォールディングバイクをお持ちの方はわかると思うけど、7キロ台はなかなか到達できない数字だ。


フォールディングバイクは11キロ前後がザラ。ちょっとパーツ交換して9キロ台になり、「お、軽いね!」と言われ、8キロ台だと「すごいじゃん。なにやったの? どれどれ持たせて~」となる。


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以前乗っていたダホンのMuは、軽量化をしまくってようやく8.3キロまで持っていった。


(デュラエースのパーツを使うなど)お金に糸目をつけなかれば7キロ台も不可能ではなかったかもしれないが、そこまではさすがにできなかった。



馴染みのショップの大将からは、「CSI のドロップハンドルとシートポスト(アルミ)をカーボンにすれば、さらに軽量化できるよ…ウフフ」と甘い言葉を囁かれているが、どうなることやら(笑)。


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安定感のある走りができる

ヒンジのないバイクの精神的開放感は大きい。やはり、折りたためるバイクって、ヒンジがあちこちにあるぶん、剛性は悪くなってしまう。どんなにきつくクランプを締めても、走行中にギシギシするし、経年劣化は気になる。


実際、Muのフレームを丸5年(走行距離は2万キロちょい)で廃棄したのも、ヒンジの摩耗と劣化によるものだった。

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※ホイール、シートポスト、タイヤ、チェーンリング、クランク、リアディレイラーはオクサマのボードウォークに移植した。



その点、一体型フレームは気分的にすごく安心。下り坂のコーナーや上り坂のダンシングでも、自信を持って体重をかけて踏ん張ることができる。



折りたたみ式のMu だったころは、

  • 「ちゃんとクランプは締めたっけ? (おっと、締め忘れてた。あぶねー)」
  • 「緩んでいないか、チェックしなくちゃ (ちょっと緩んでた。こえー)」
  • 「フレーム周辺のヒンジから異音が聞こえるけど、ピンポイントで特定できない (特定できても自力では解決できねー)」


といった細かい心配がつきまとった。それらから完全開放されたというわけで、「タイレル(Tyrell)のCSI にして、よかった…本当によかった… 」と思う。


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なお、Mu の名誉のために付け加えておくと、折りたためるダホンの気軽さとフットワークの軽さはやはり素晴らしかった。


輪行する心理的ハードルの低さはCSI の比ではないし、車のトランクにポンと積んで、好きな場所に持っていける楽しさは、やはりフォールディングバイクの最大のメリット。


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※電光石火で輪行準備できる



自分はCSI を買ったことで、折りたたみ式ならではの機動力を失ってしまった。正直、そこがちょっぴり痛い。



折りたたみ自転車&スモールバイクカタログ2016




気軽さを取るか、走りを取るかってことで、たまたま自分は後者になってしまったけど、初めてミニベロを買う方で、気軽にポタリングしたり、持ち運びしたい方なら、まずはダホンかTern を検討するのがよいかと思います。


あるいは、すでにロードバイクを持ってて、「セカンドバイクにミニベロを・・・」という方も、ダホンかTernがよろしいかなと。もちろん、予算が許せばBD-1とかブロンプトンもGOODです。

\(^o^)/

タイレル(Tyrell)のCSI にかぎらず、タイレルのミニベロのフレームは「スラントデザイン」と呼ばれる独特な形状をしている。 なぜこういう構造にされているかは、公式サイトにこう書いてある。 まとめるとこうだ。 長いヘッドチューブまわりの剛性を高めるため な ...

タイレル(Tyrell)のCSI にかぎらず、タイレルのミニベロのフレームは「スラントデザイン」と呼ばれる独特な形状をしている。

なぜこういう構造にされているかは、公式サイトにこう書いてある。

Slunt


まとめるとこうだ。


長いヘッドチューブまわりの剛性を高めるため

なるほど、たしかにヘッドチューブは長いので、ここに剛性が欲しくなるのは当然である。よくあるロードバイクのフレームでは、ヘッドは2個所で接合されているが、タイレル(Tyrell)のCSI は3個所だ。


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フレーム全体の強度をアップさせるため

BB付近からナナメにヘッドチューブの上までまっすぐに伸びた2本のチューブのおかげで、フレーム全体ががっちりした印象を見た目的にも与えてくれる。このデザインは他のミニベロにはない独自性があってよい。


じつは、タイレルを選んだひとつの理由は、「他にないオリジナリティあふれるデザイン」である。タイレルって、遠目からでもわかってしまうんだよね。ミニベロがわんさとあるイベント会場でも、タイレルは一際目を惹くのだ。


このデザインのせいで、自分も徐々に「タイレルっていいなあ」と刷り込みされていったような気がする。


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トップチューブ等の低重心化を図り、ホイールベースの寸法を最適化するためのフレームジオメトリーにするため

たしかにタイレルのトップチューブは低い。まあ、タイレルだけでなく、ダホンやTernやブロンプトン等のミニベロもトップチューブは低めに設定されているんだが、タイレルも例外ではない。


低重心にすると、安定した走りができるのは想像に難くない。そのかわり、ハンドルまでのヘッドチューブが長くなってしまい、剛性が低くなってしまいかねない。それを補うという目的も、スラントデザインにはあるというわけか。


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カッコよさと、実用性を兼ね備えた、素晴らしいデザインだと思う。ちょっと乗ってみたかんじでは、たしかに剛性感がハンパない。硬さとか突き上げという意味での剛性ではなく、バイク全体がひとつの塊のような、一体感が強烈に感じられた。

この辺のインプレッションは、追ってご報告したい。


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※下戸だけど、愛車を愛でつつ飲みたい気分になる……(うっとり)

と、このようにフレームデザインに関しては非の打ち所なしのように思えたのだが、ひとつだけ弱点があった。


ボトルケージが入らない

なんと、スラントデザインの肝となるチューブが干渉して、ボトルケージを取り付けることができない。この狭いスペースにボトルを置くには、相当に小ぶりで、かつ横から抜くようなタイプのものでないとダメである。

あと、仮にケージがハマったところで、走行中に手を伸ばして脱着するのはキツそうだ。しかも、覆いかぶさるように2本のチューブが伸びているため、ボトルすら目視できない。これは困った。


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※まさかこんな弱点があったとは(笑)

このスペースはボトルではなく、予備チューブとかタイヤレバーの場所にしようと思う。あとはミニポンプくらいだろうか。

さて、ボトルをどこに設置するかだが、フレームがムリであれば、シートポストかサドルを使うしかない。そこで、Dahon(ダホン)のMu P8で使っていたサドルに固定するボトルケージを流用することにした。


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※引き続き、タイレル(Tyrell)のCSI に移植して使います


ボトルの場所は決まったが、ツール缶を入れるためのタイレル(Tyrell)のCSI のフレームにも使えるケージが必要だ。さーて、どうやって探そうか……。


追って、ご報告する!