梅雨が開け、本格的な夏がやってきた。

慣れたサイクリストの方々は、当たり前のように『日焼け対策』をされていらっしゃると思うが、初心者さんは太陽光を舐め、クッキリとした日焼け跡を作ってしまうものだ。

27 HDR
※度を過ぎたオッサンの日焼けはみっともない(スーパー銭湯で二度見される…)

小麦色に焼けた肌も夏らしさがあって、それはそれで健康的で良い物であるが、それも程度問題。やはり、皮膚のケアのことも知っておいたほうがベター。 ということで、暑い真夏を快適にサイクリングするコツを数回にわけてお届けしたい。

日焼け止めはすべき(とくに女性は)

男性の自分は少々の日焼けは気にしないけど、女性はすごく気にするはず。「日焼けしたくないから」という理由で走らないでおく女性サイクリストもいらっしゃるような気がする。

オクサマは日焼けに敏感なのでライド前には入念に日焼け止めを塗っている。意外に塗り忘れしやすいのが首周り。顎の下の前側の首は塗っても、後頭部下の後ろは塗り忘れしやすいのだ。しかし、サイクリングにおいてもっとも日光にさらされるのが後頭部下の首筋なので、忘れないように。

50

やや大きめのボトルを常備する

サイクリングをするまでは日焼け止めを使うなんて人生でほぼなかったんだけど、使い始めてその消費スピードに驚かされる。ミニサイズだと数回のライドでなくなってしまうので、やや大きめのボトルを常備しておくことをおすすめする。

夏場は汗によって日焼け止めが流れてしまう。時間にしておよそ2~3時間に一度の間隔で塗り直す必要があるそうな。 オクサマは出発前に家で塗るだけではなく、ボトルを持参して出先でも塗り直しをしているくらいだが、それもあながち間違ってはいないということだ。

汗で日焼け止め効果が落ちると知ってからは、自分もライドには携帯用ボトルを携行しているよ。 日焼け対策に関しては、こちらのページも参考になるよ。

初夏からの日焼けに注意!サイクリングの紫外線対策(バイクプラス)

39 HDR-2
※カギ、スマホ用外付けバッテリー、日焼け止めは必須


上記リンクによれば……

  • 紫外線の量は10:00~14:00にかけてピークを迎える
  • 紫外線は標高が100m上がるごとに1%ずつ、また南(低緯度)に行くほど強くなる
  • 北海道と沖縄では紫外線の強さは2倍近くの差がある

なんですって。 真夏の昼間に沖縄でヒルクライムするのが最もお肌にはよろしくないということになりそうだ。

SPFってなんだ?

日焼け止めを使い始めて、人生で初めて「SPF」という数字の存在を知った。いろいろ調べたところ、

  • サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略
  • UV-B(紫外線B波)の防止効果を表す目安の数値
  • SPF50 = 50時間も効果が続く…という意味ではない

紫外線が当たって日焼けしてしまうまで、(個人差はあるものの)15分~20分と言われているそうな。「SPF30なら30倍遅らせることができる」…という意味ね。つまり数値が高いほど日焼けを遅らせることが可能というわけ。

18

数字が高いほど、たぶん高性能なんだろう」くらいのノリでいたが、あながち間違ってはいないようだ。SPFとは「時間」ではなく防御力(強さ)とおぼえておけば良いだろう。

なお、目安はこんな感じ。

  • SPF35の日焼け止め: 通勤や買い物ていどの1時間以内のお出かけ
  • SPF50の日焼け止め: 1時間以上のレジャーやスポーツ

日焼け止めを塗ったからといって100%紫外線が防げているわけではないので、過信は禁物ね。

アームカバー&レッグカバーを使う

真夏でも全身をウェアで覆って走っているサイクリストはよく見かける。「あんな格好して、暑くないのかしら?」と不思議に思っているんだけど、愛用している職場のYさんに聞いてみたら「夏仕様の日焼け止めアームカバー日焼け止めレッグカバーなら涼しいですよ」とのことだった。

ただ、防寒性はまったくないので、夏限定の日焼け対策としてしか使えませんけどね」とも話していた。なるほど、冬用のそれとは見た目が同じでも用途が全くことなるということか。

10-1
※レッグカバー、アームカバーで日焼け対策するのもアリだなと思い始めている

調べたところ、夏用のアームカバーは冷感素材とやらでできており、付けたときにひんやりした感覚があるんですって。さらに(陽の当たらない内側は)メッシュ素材で蒸れにくい構造にもなっているそうな。うーむ、腕と脚用に1セットづつ買っておこうかな…。

サイクルキャップを使う

自分はサイクルキャップ愛用者で、すでに3つめを使っている。イエローのカンパニョーロのキャップは丸2年でご臨終となった。常に着用しては選択を繰り返しているので、ツバの部分がボロボロになるのだ。

39

このサイクルキャップ、日焼け止め効果もさることながらツバが日差しをカットしてくれるのもありがたい。自分は日焼け止め効果よりもサイクルキャップがあることによる装着感の良さ&ヘルメットとの一体感が得られることのほうが大きい。よって、季節も時間帯も問わず、年がら年中使っている。

58
※2年でボロボロ

かなり関連する記事

サイクルキャップが便利すぎて、手放せなくなってしまった

サイクルキャップをかぶらないローディが多数派なのはナゼなんだぜ?


サイクルキャップは安いので複数持ってジャージを色を合わせるのも楽しいかもしれない。自分は1つしかもっていませんが…。


引き続き、 「暑い真夏を快適にサイクリングするためのコツ」をお届けしますね!
\(^o^)/