機材系の趣味って、ハマればずぶずぶになるけど、そこまでが遠い。ロードバイクもそうだし、カメラ、オーディオ系、オートバイや車もそう。初期投資が大きければ大きいほど投資リスクを回避したくなるのは当然の心理。

「やってみたけど、ハマらなかったわ」ってなるかもしれないわけで、なるべく少ない額から始め、面白そうなら徐々に追加投資していける…のが理想。そういう意味では、ロードバイクは初心者にとってハードルがやや高め。

自分は2010年10月にミニベロから自転車を趣味にし、2014年にロードバイクを買い足し、2016にミニベロを買い替え、2018年にミニベロをもう1台追加してきて、2018年秋でちょうどサイクリスト歴8年になる。

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/2010に買ったダホンのMu P8\

自分が初心者のころにさんざん犯してきた失敗をもとに、「初心者がやらかしがちな失敗と回避法」を紹介したい。これを読めば、無駄遣いしなくて済むと思う。

下記記事も合わせてお読みいただくとよいかと(^^)

サイクリングにハマる前の自分に教えてあげたい13+α の事実


ところで、この記事では「ロードバイクの定義」とか「ロードバイクとクロスバイクの違い」とか「(予算、メーカー、フレーム素材、コンポーネント、ホイールうんぬん)の選び方」については触れない。

そのへんの情報については、きっといろんな記事や雑誌やムックで収集されてらっしゃるはず。あるいは、この記事をご参考にどうぞ。

オススメのロードバイクはどれか?という質問に本音100%で真剣に答えてみる

目次


初心者はリアルなショップに行ってみよう

まずここからですよね…。そもそもどこで買えばいいのか問題。ロードバイクを売ってるショップに行くという当然の話でして、休日まるまる使って一気に3~4店舗回ってみよう。

ショップの情報は雑誌にも載っているが、ネットで集めてもOK。まずは地元で探す。何店舗も回るのめんどう~って思いそうになったら、カフェを巡るつもりって考えればいいかなと。合間合間で休憩すればいいし。

店はなるべく家から近いに越したことはない。できれば5~15キロ圏内。20~30キロ圏内でも大丈夫だが、気軽に立ち寄るにはやや厳しい。まあ、本当に気の合うお店であれば越境してもかまわないが、一般論としては近いほうが便利。

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ただ、単純な距離だけでショップは選ばないほうがいい。行ってみて、店員さんや店長さんとやりとりし、「なんか違う」「居心地が悪い」「人柄が合わない」と思ったら退去。不思議なもので、ショップの第一印象はほぼ覆ることはない。

お店の判断方法として、自分が大切にしているのは、

1.こちらの疑問に答えてくれるか(セールストークを一方的に押し付けられないか)
2.初心者を馬鹿にしないか(表情や言葉尻に現れる)
3.試乗ができるか(&頼んでも嫌がらないか)

の3つ。

ロードバイク初心者(というか、検討者ですね)あるあるだと思うけど、お店で塩対応されて寂しく店を出た…ってことありません?自分は何度かありました。こちらがまだ検討段階で「すぐには買わない客」と察知するやいなや、「まあ、好きなものを選べばいいんじゃないすか」とさっさと離れたい空気を出されてしまうと、いい気はしない。「素人は帰れ」と蔑まれたかのように悲しくなる。湧いて来る感情は怒りではなく、悲しさ。

それとは逆に、「このオジサン、本当にロードバイクが好きなんだな…」って驚くほど熱心に説明してくれたり、初心者のトンチンカンな質問に丁寧に答えてくれると印象に残る。そういうお店は(結局そこで買わなかったとしても)記憶に残るし、何かのタイミングで人に教えてあげる。「良い対応をするお店は、ほかのサイクリストに薦めたくなる」ものなのだ。

ポイント

  • 近くの気の合わない店より、遠くても気の合うお店を選ぶ(店選びは病院選びに近い)
  • 良いお店は口コミしたくなる

中古の自転車に手を出してもよいのか

ケースバイケースとしか言いようがないが、個人的には「やめておくのが吉」かなと。中古はどんなコンディションで使われたか正確にはわからないし、保証もない(ことが多い)。もちろん、中古ショップ側でしっかりメンテナンスを施してくれるとこもあるので、一律にNGではない。
※フリマアプリ等、一般消費者同士が直に取引するc2c(Consumer to Consumer)は完全に自己責任だが

中古に手を出すなら、リスクはゼロではないと肝に銘じる。仮に短命でオシャカになっても、「授業料だった」と笑い飛ばせる心意気があれば…ギャンブルするのはアリだが、授業料では済まされない事故につながったら悲劇だ。経験者&それなりの目利きができる自信がついてからで良いと思う。くれぐれも、安さに目をくらまされないようにしてほしい。

あと、「その後のメンテをどこに頼むか問題」が残る。自分でいじれない初心者ならなおさらお店に頼らねばならないわけだが、けっこうな数の自転車ショップが「他店で買った自転車を診たがらない」ので、最悪ジプシーになってしまう。これはなにも意地悪で診ないのではなく、自分の店舗で組んだ&メンテしたものでないと、いざ何かあったときに責任が取れないからである。

ポイント

  • 初心者は新品を買おう
  • 中古はリスクが付きまとうと心得る

  • 通販に手を出すのはどうなのか

    積極的に勧めはしない。通販は適当に組みあがっていることが多く、専門家に言わせれば「そのまま走れる状態ではない」ので危険だから。自分で組む&調整するスキルがあればいいが、初心者が手を出すのはリスクが高め。
    ※逆に言うと、スキルがある人は通販を駆使すれば、市場価格よりずっとお安く目当ての品をゲットできるとも言える。

    「通販にくらべて、ショップだと高いんだよな~」という言い分はわかるのだが、プロのメカニックがチェック&整備してくれたり、相談にのってくれたり、アドバイスしてくれる。そういった無形の情報とか価値も含めての価格と思えば、けっして高くはないと思う。

    ただ、上記はあくまでフレームとか完成自転車のことであって、サイクルウェアとかバックパックとかグローブとかチューブとかヘルメットといった装備は当てはまらない。むしろ、リアル店舗を持たないメリットの恩恵でびっくりするほど安く手に入る。いまは海外通販のサイトも充実しているし、安全性に関係ないモノであれば、通販もいいし、中古品もアリだ。
    ※自分はWiggle とアマゾンをよく利用する

    ポイント

    • 通販はやすさが魅力
    • しかし、フレーム購入は初心者にはオススメしない
    • ウェアとか備品であればぜんぜんアリ(むしろ活用したい)

    初心者が異様に安いロードバイクに手を出すのはどうなのか

    ロードバイク系ネットの記事の中には、「どう考えてもこの内容おかしいでしょ…」というものもある。3万円前後のロードバイク(もどき)をずらーっと並べて「初心者にオススメ!」とか言ってくる記事を読んだことがあるが、ひどすぎて声を失った。(あえてリンクは載せない)

    こういう記事の餌食になってしまう初心者の方々がいるのか…と思うと心が痛む。安すぎるロードバイク(3万円前後)しか勧めない記事は全部無視でOK。安物買いの銭失いになる。あるいは、せめてロードバイク経験者に記事を見せて、信用していいかの判断は仰ぐこと。

    コストを抑えたい人でも、最低でも完成車で10万円前後はかけてほしい。自転車が趣味ではない人にしたら「じゅうまん!?旅行行けるじゃん!ノートパソコン買えるじゃん!」ってなるかもしれないが、そのとおりなのだ。スポーツ自転車の価値ってそれくらいあるのです。

    コストパフォーマンスでは他社の追随を許さないジャイアントとメリダを例にとると…

    ジャイアントのCONTEND(コンテンド)というエントリーモデルがお安い。¥98,000(税抜価格)だ。

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    レース系「TCR」とエンデュランス系「ディファイ」を融合させたのが「コンテンド」で、TCRの”力強さ”とディファイの”快適性”を両立したエントリー用アルミロードだそう。サイズは430(XS),465(S),500(M),535(ML)mmと幅広く、小柄な人でも検討できる。重さは9.4kg(Sサイズ)とちょっと重めだが、シマノのSORA(9速)を備えていて実用性は十分。

    最安値を狙うなら、CONTEND 2(税抜き84,000円)もアリ。クラリスの8速×フロント2速の16段モデル。これでも十分にサイクリングは楽しめる。

    同じくコスパの高いメリダでいうと、クラリスで装備されたアルミロードのSCULTURA 100(税抜き99,900円)かRIDE 80(税抜き89,900円)あたりがよいかなと。

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    初心者であっても、最低でもこれくらいのモノを選んでほしい。

    あとは、「【まとめ】 ロードバイクメーカー簡単な紹介とリンク集」という記事も過去に書いたので、参考になると思う。

    ポイント

    • 5万円以下のロードは避ける(もはやロードと呼んでいいのか…)
    • 自転車本体で10万円は確保する
    • ジャイアントとメリダはコスパ高い

    初心者は安いバイクから始めないといけないのか?

    そんなことはなく、むしろ上のグレードを勧めたい。こういう順番で使わねばならないなんてルールはなく、好きに、自由に、人の目なんて気にせず選んでOK。

    たとえばスマホ未体験の人がiPhoneを買うとして、一番下のグレードから始めて一年ごとに容量や画面サイズを上げるべく買い替えする……なんてことはないじゃないですか。買うタイミングでもっとも必要なサイズや容量にするのと同じ。

    むしろ最初から中級か上級を選んだほうがいいこともある。コンポーネントでいえば、できれば105かティアグラ(コスパでいえばこのどっちか)。予算さえ許せば、アルテグラをオススメしたい。

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    /ティアグラです\

    体力に自信のない中年層とか運動するのは学生時代の部活以来って女性であれば、なおさらそう。高い機材(フレーム&ホイール含む)は軽くて動作がスムーズで扱いやすい→走って疲れにくい→だからサイクリングが楽しい→趣味として定着する…という好循環。初心者だってその恩恵に与ればよいのだ。

    オクサマはロードバイク初心者(ミニベロしか乗ったこと無い)なんだけど、仮に彼女にロードバイクを買うとしたら、「カーボンフレーム × アルテグラ」にしてあげようと思う。なんなら、Di2を選ぶかもしれない。子供のように手が小さく指も短いので、ワイヤーを引くのに難儀している。フラットバーハンドルのブレーキすら指が届かない!ってこともある。そういった身体的ハンデは積極的に機材でカバーしてあげたいから。
    ※とくに乗りたがらないので、ロードバイク購入の予定はゼロですが

    ポイント

    • コンポーネントは105かティアグラを
    • 体力に不安があれば、上位グレード(アルテグラ)から入ればOK
    • 機材に頼って楽しく走れるなら、大いに活用しよう

    ロードバイクの走り方、ポジションの決め方

    ロードバイクを扱っているショップなら、引渡し時に基本的なセッティングをしてくれる。まさか、ポジションを決めないまま「はいどうぞ」と渡す店もあるまい(あったら怖い)。 なのでとんでもないポジションで乗り出すことはないのだが、その後が曲者でして、ちょっとづつ自分でポジションをいじりたくなってくる。

    自分の場合は「サドルを上げたい欲」がムクムクと湧いてきて、5ミリ単位で何回も上げていった。「サドルが高いほうがかっこいいし」というくだらない理由でとうとう4センチも上げてしまい、その状態で嬉々として9ヶ月は乗っただろうか。

    あるとき、プロのビルダーさんにポジションを診ていただく機会があったのでバイクを差し出したら、「サドルが異常に高すぎるよ!」って一発で見抜かれた。

    【ロードバイク初心者あるある】サドルを適正ポジションより約2センチ上げていた恥ずかしい理由を告白します

    【ロードバイク初心者に読んでほしい】プロショップ・タカムラ製作所でポジションを徹底的に改善してもらった話

    で、適正位置に戻してみたら、なんと「ショップで購入時にセットした場所」であった。なんという寄り道と迷走をしてしまったのだろうか…。その顛末をショップの大将に話して笑われたのも良い思い出である。

    あと、ハンドルの位置がしっくりこないと感じることもあるだろう。すると、ステムを長く(or 短く)したいって感じるはず。我流でやってしまわず、まず先にショップに相談することをオススメする。

    素人:ハンドルが遠い→ステムを短くする→解決!

    と考えがちだが、

    プロ:ハンドルが遠い→そもそもポジションが狂っていないか?サドルの位置は適正か?→結果、ステムの長さは適正でした→ポジションとサドル位置を微調整したら解決!

    となることも多い。実際、自分もステムの長さばかりを悩んでいた時期にショップで診断してもらった結果、骨盤の位置と角度を微調整しただけで解決したことがあった。ステムを買わずに済んだのと、もしもステムをいたずらにいじっていたらさらなる迷路に迷い込んでいたであろう。げに生兵法は恐ろしい。

    言いたいことはひとつで、「迷ったらショップの専門家に訊く」である。分からないことは尋ねまくる。ショップはいわば自転車のホームドクターのようなものだ。

    セオリーに沿った基本ポジションから始めよう。体格や筋肉の付き方、柔軟性は人それぞれなので、微調整はその後必要になるかもだが、まずはセオリーをおさえておく。セオリーを知っておくと、迷子になりかけたときの戻るべきホームポジションが分かる。徹底的に突き詰めたいなら、数時間かけておこなう有償の診断プログラムを受けるのもよいだろう。

    ポイント

    • プロのアドバイスに耳を傾ける
    • 我流でポジションをいじるとどハマりすることも
    • ショップ選びは医者選びに似ている

    走るコースと距離の決め方

    自転車買った!さあ走ろうとなってはたと気付くのが、どこをどう走ったらいいんだ問題。いきなり交通量の多い幹線道路は怖いだろうから、空いた道を選んで走るのがよいかと。できれば、公園とか河川敷といった車が絶対にこない場所。

    まあ、走り方やコース、距離の決め方に決まりは無く、テキトーにフラフラするだけでも十分に楽しい。自分と奥様は「狂ったように荒川河川敷を走りまくっていた」時期があって、2時間の空き時間ができたらいそいそと荒川に向かい、あてもなく走り、疲れるか日が暮れてきたら来た道を戻ってくる…のを繰り返していて、それが無性に楽しかった。

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    距離は…休憩込みで2時間で20キロ、3時間で30キロとか、そんなかんじだった。がむしゃらにペダリングするのではなく、他愛のない会話をしながらのんびりと流すイメージ。

    スポーツ自転車は「走る行為」そのものが、まるで背中に羽が生えたようなかんじで楽しいので、最初のうちは目的地すら不要。純粋に走ることだけで十分なアクティビティになる。別のことをするのはそれに飽きてからでもOK。たとえば、カフェに立ち寄る、雑誌やネットで見た話題のパン屋さんで朝ごはんする、とか。

    自宅から最寄りのスタバを検索して、そこまで行ってコーヒー飲んで帰る、でもいい。文字にするとたいしたことないが、「これまで車や電車で来てた場所に自転車で来ることが、こんなにもスペシャルな気分にさせてくれるのか!」って新鮮な気持ちになれること請け合い。

    いきなり人里離れた場所に向かうよりは、街から始めてみるのがいいかなと。街というのは、いざとなったら食事やコンビニが見つけられるくらいの環境という意味。水を補給したい、お腹が空いた、パンクしてしまって直せない…というシチュエーションはきっとやってくる。

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    その流れで、最初は平坦な道メインで楽しむのがいいと思う。山とか峠は避ける。それなりの装備、体力配分の見極め、トラブル時の対応、慣れない下りのハイスピード、迷子になる可能性…などリスク要因が多めなので。

    パソコンのgoogle map で徒歩でルート検索すると、高低差が出るので目安になる。一度のサイクリング(30キロくらい)で、高低差が100〜200メートルくらいなら体力的な問題はないはず。坂が多めのロケーションに出かけるときは、なるべく経験者と走りたい。その土地をよく知る人と一緒だと安心感が違う。

    ポイント

    • 最初は20キロくらいのポタリングから
    • 山ではなく、平坦路を
    • スタバ行って帰ってくるだけでもむっちゃ楽しい

    ロードバイク初心者にありがちな失敗(服装編)

    服装編(厚着しすぎる)

    典型的なミスが「厚着しすぎる」こと。秋冬は特にその傾向がある。寒いよりは暖かいほうがいいという判断でそうなってしまうわけだが、あいにく暑くなっても脱げない(運べない)ので、着続けるしかない。

    一度汗をかくと、なかなか乾かないので不快。綿だったらほぼ濡れたまま。ポリエステル系ならまだなんとか…だけど、気持ち悪いし、なにより寒い。

    玄関先に立ったとき、「もう1枚羽織りたいけど…このままでもなんとかなる」程度の服装がベスト。動いていないのに暖かかったらそれはすでに厚着の証拠だ。走っていれば心拍が上がって汗ばんでくる。

    服装編(白いズボンで走る)

    右足の裾の内側にチェーンが当たって黒い線が入ってしまう。白とか明るめの長ズボンは避けよう 大切にしているモノは自転車では着ない。

    裾バンド(マジックテープのようなもの)を足首に巻けばそこそこ問題ない。が、それでも何かの拍子でチェーンは当たる。やはり、大切なズボンは避けたほうがいいだろう。ちなみに、チェーン汚れは洗濯ではまず落ちない。

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    自分は普段はサイクルジャージを着ているが、ちょっとそこまで…ってときは私服で走る。そのとき履くのは黒い安物のジャージ。これなら汚れがまったく見えないし、柔らかいのでペダリングもしやすい。

    服装編(サイクリングショーツを履かない)

    インナー型のパッド入りショーツは超オススメ。ただの下着だと距離を乗ったときにお尻が痛む。どこかのタイミングで必ず必要になる道具なので、いっそ最初から履いておくのがいいと思う。

    あと、サイクリングショーツの下には「下着を履かない」のがセオリー。つまり、ダイレクトに着用する。「えーーーースースーしそうだし、なんか気持ち悪いんですけど…」って思うかもだが、試しに下着の上からパッド付きショーツを履いてみてほしい。違和感しかないので。

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    サイクリングショーツは下着をパッドを兼ねている…と思っていただいてOKだ。

    服装編(ヘルメットを前後逆に被る)

    ごく稀にだが、ヘルメットを前後逆に被っている人を見ることがある。2年に1回くらいだろうか。逆だと顎ヒモが締まらないような気がするのだが、ゆるゆるにしていると気づけないのかも。
    ※そもそもヒモはキツ目に締めましょう。でないと、いざ落車したときにずれてしまって頭を保護できない

    ロードバイク初心者にありがちな失敗(装備編)

    装備編(ショルダーバッグで走る)

    ズルズルと落ちて走りにくいことこの上ない。自転車にショルダーバッグは向かない。あと、走行中のすれ違いざまにストラップが引っかかったら大事故につながる危険がある。体に密着するボディバッグか、ウェストポーチをたすき掛けにするほうがまだいいだろう。

    装備編(必要以上に大きなバックパックを背負う)

    リュックは小さいほうがいい。そして背負う荷物は少ないに越したことはない。あれもこれもと保険で持っておきたい気持ちはわかるが、「結局使わなかった…」となったら、徐々に減らしていこう。自ずとバッグも小さくて済むはず。

    背中ってむちゃんこ汗をかく場所なので、なるべく何も背負わないほうがいい。でかいバックパックを背負おうものなら、あっという間にびっしょりになる。

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    /この程度あれば日帰りなら十分\

    リットル数で言えば、日帰りサイクリングなら4Lで十分。輪行するようになると6Lくらいは欲しくなるが、せいぜいそんなもの。通学に使うようなモコモコしたのはまず不要だ。

    装備編(携帯用ポンプを持ってない

    予備チューブとタイヤレバーは用意したけど、ミニポンプを携行していないと無意味。安いものでよいので、ひとつ持っておこう。自転車本体に常時装着しておけるタイプだと所持のし忘れがない。あるいは、超小型であればサドルバッグに入れることも可能。

    装備編(ライト不所持)

    明るいうちに帰宅できるって確信があれば、持っていなくても問題ない。が、距離を走るようになると日没前に帰宅できないこともある。真夏は19時でも明るいが、冬場は17時には暗くなる。ちょっと遠出して、ランチして、また走ってカフェでお茶して談笑……ふと時計を見たら16時。家までの距離は20キロ…だったら、確実に暗い道を走らねばならない。

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    やってみるとわかるが、車道をライト無しで走るのって超恐ろしい。自分は無理。逆走してくるママチャリに自分の存在を知らさなくちゃいけないし(そんなことしたくないが)、後ろから迫ってくる車両にもこっちに気づいてほしい。よって、前後でライトは必須。セットで買っておこう。オススメは電池交換式ではなく、USB充電タイプ。繰り返し使えて経済的だし、スマホ用外付けバッテリーでも充電できて便利。

    ロードバイク初心者にありがちな失敗(交通ルール編)

    イヤホンで音楽を聴きながら走る

    このブログを読んでくださる人には釈迦に説法だが念のため。命をかけて聴く音楽などない。どうしても聴きたかったら、土手とかで休みながら聴きましょう。(意外に癒し効果高い)

    道路の右側を走る(逆走)

    これも言わずもがなだが、逆走はNG。自らを危険に晒すだけでなく、ルールに則って走る車や自転車の迷惑でしかない。

    ロードバイク初心者にありがちな失敗(メンテナンス編)

    パンク修理ができないまま僻地に向かう

    パンク修理はできるようになっておきたい。「えー、なんかむずそうー」って思うかもだが、そんなことない。2回練習すれば身につく。youtubeで動画検索してもいいし、不安ならショップで教わろう。

    なお、オクサマは

    メンテナンスは死ぬまで一切しない!覚える気も興味もない!でも自転車に乗って楽しむことはしたい!だから面倒なことは全て夫に押し付ける!

    と高らかに宣言している。ある意味、天晴れな精神だな…とは思う(笑)。なので彼女はソロで走ることはなく、必ず自分を同伴させる。

    修理マンがそばにいる人であれば、頼りまくれば良いだろう。ご夫婦とか彼氏彼女でサイクリングを趣味にしているカップルだと、女性側がメカ、パーツについてほぼ知識なし、ってことも珍しくない。

    ただ、一人で走るのなら最低でもパンク修理のスキルは身につけておくことを強くオススメする。

    空気圧チェックをせずに出発する

    スポーツ自転車(ロード、ミニベロ、クロス)の空気圧は時間とともに抜ける。タイヤやチューブにもよるが、1週間放置するとちょこっと落ちる。それを繰り返していると、いつのまにか既定値の7~8割しかエアが入ってない…ってなり、段差などの衝撃とかでパンクを食らいやすい。

    自分にとっては半分おまじないだが、出かけるときは常に空気圧を既定値まで入れ直す。フロアポンプはリビングの目のつくところに置いており、この習慣は欠かしたことがない。そのおかげで4年ほどパンクとは無縁だ。

    パンクしないタイヤが2019年に出そうだけど、いますぐ使えるパンクしないコツを紹介するよ

    面倒だなーって思うかもだが、正味1分もかからないのだから、やっておきましょう。パンクしたら1分のロスでは済まない。

    百均ショップで買った工具を使う

    アーレンキーは100円ショップでも売っているが、精度が低く、ネジ穴を舐めやすい(ずるっと滑って穴が丸くなり、引っ掛かりを失うこと)。ホームセンターで9本セットで4,000〜5,000円程度のしっかりした物を買っておきたい。

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    「整備はショップでやってもらうから、必要ない」って方は買わなくて大丈夫。ただ、乗っているうちにサドル位置&角度を微調整したくなったり、クリートネジを増し締めしたいときにアーレンキーは必要になる。そのタイミングで購入を考えていただければと。

    安全対策上、ロードバイク初心者にオススメしたいこと

    自転車保険に加入する

    年間5,000円もしないので、強く推奨する。火災保険に付帯していることもあるので、それがあれば一応カバーしていることにはなるが、やはり専用保険がベターかと。

    なるべく夜は走らない

    夜間走行は視界が悪くなって走りにくい。当然事故も起きやすい。あと、怖いのが路面の穴とかクラックにタイヤを取られてしまうこと。濡れたマンホールを見落とし、斜めに侵入して滑って横転…も怖い。

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    サイクリングに慣れようとしている段階では、日没前に帰宅できるスケジュールを組もう。夏場は19時でも明るいが冬場は17時には日没するので時間配分大事。

    ヘルメット被る&グローブを装着する

    法で決められてはいないが、この二つは身を守るために最低限必要だと思う。ヘルメットは言わずもがなだが、グローブは手のひらを守ってくれるので、迷ったら購入しておくといい。路面からのショックを吸収してくれるので、疲労軽減にもなる。

    ヘルメットは8,000円くらいからある。グローブは指空きなら3,000円から。軍手は滑りやすいので避けましょう。安く始めたいなら、ホームセンターの作業用手袋からスタートしてもOK。

    初心者はとりあえず無視でOKなこと

    ビンディングシューズで走る

    まずはフラットペダルで十分。ロード好きな人は「まだ履かないの?」と急かして来るかもしれないが、自分が自信を持って、かつ安全に街中(の車道)を走れるようになってからでも遅くない。

    それに、ふつうのスニーカーの方が出先で歩きやすいし、ファッションにも合わせやすい。ただ、スニーカーで走る場合は、靴紐がチェーンに巻き込まれないよう配慮を。結びが甘かったり、紐が長いとガッと噛まれてしまうことがある。下手すると落車なのでご注意あれ。

    全身サイクルウェアで走る

    これも最初は気にしなくてOK。自転車代の支払いでお財布が寂しければ、数ヶ月後でかまわない。私服でもぜんぜん走れるのでまずはそれで。ただ、パッド付きショーツだけはあると快適なので、とりあえず1枚だけ購入をオススメしたい。
    ※走る頻度が増えてくると、きっと2枚目が欲しくなる(笑)

    すね毛を剃る

    「そんなんしねーよ!」という方が大半だろうが、中には「ロード乗りとして剃るのがマナーなのでは…?」と考える人もいるかもしれないので。結論からいうと、まったく考えなくて大丈夫。(私は剃ってますが…)

    盗難防止のためにできる対策

    盗難を防ぐ完ぺきな方法はない。が、被害に遭うリスクを低くすることは可能だ。以下、出先で駐輪するときの自分の心がけである。

    ロックは2本あるとよい

    複数かけた方が単純に盗むのに手間取るから。

    人目の付く場所に停める

    人が見てることに何の保証もないし、盗まれるときは盗まれるが、人気(ひとけ)がないよりはましかな…レベルです。

    地球ロックする

    柵とか柱とか、何かしら地面から伸びた物体にひっかける方法。自転車だけにしかロックしてないと、ヒョイと持ち上げて盗めてしまう。切られてしまったら地球もへったくれもないけれど、盗みにくくなるのは確か。

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    自分の視界の届く場所に停める

    飲食店とかで、自分はなるべく出入り口の席に座る。あるいは、窓側かつバイクが見える席を選ぶ。常にこうできるわけではないので、なるべくそうするかんじ。視野に愛車があると安心はできる。

    長時間(半日とか)、同じ場所に駐輪しない

    単純に狙われやすくなる。

    ダメ元でお店の人に「店内は無理でも、それに近い場所に駐輪していいか」頼む

    軒先きとかバルコニーとか、敷地の奥とか。

    屋外駐輪のまま夜を明かさない

    これはもってのほか。夜を明かすなら、何が何でも屋内に持ち込むこと。

    仲間が一緒なら、複数のカギでがんじがらめにする

    2~3台重ねて、各自のワイヤーロックで互いにぐるぐる巻きにする。


    以上である。


    こんな長い文章にお付き合いくださり、ありがとうございました。こんなタイミングでナンですがこっちもオススメです(笑)。

    オススメのロードバイクはどれか?という質問に本音100%で真剣に答えてみる


    ということで、ロードバイク初心者の方々の参考になればとっても幸いです。 ロードバイクはあなたの人生をきっと豊かにしてくれます。ではでは、素敵なロードバイクライフを!


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