TopeakのBackloader(バックローダー) 6L という大型サドルバッグを買ってみた。

バイクパッキングをやってみようと思ったキッカケとか購入理由は下記記事にまとめてあるが、ひとことで言うと、「荷物を背負いたくない!背中をストレスフリーにしたい!」のが理由。

大容量サドルバッグをロードバイクに導入!「TOPEAKのBackloader 6L)」を買ってバイクパッキングを始めるまでの心の移り変わりとか背景など

ロードバイクとミニベロの両方で1ヶ月ちょい使ってみたので、使い心地をインプレッションしてみよう。

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目次


TOPEAKのBackloader(バックローダー) 6L の取り付け方法

ふつうのサドルバッグと仕組みは同じ。超カンタン。シートポストに巻くストラップ、左右のシートレールに引っ掛ける2本のストラップのみの構成だ。シートポスト用のストラップはかなり太くてごつい(重量を支えるため)のが頼もしい。

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シートレール用のストラップ以外にもう2本のストラップがあって、それはロールアップした蓋のほうと固定するためのもの。バックルでしっかり固定するので、走行中の荷物の落下はありえない。

TOPEAKのBackloader(バックローダー) 6L をミニベロで使ってみる

ルックス

まず、ダホンのEEZZ D3で試してみた。脱着可能なインナーバッグに輪行バッグ、ワイヤレスキーボード、長財布、ワイヤーロック、外付けバッテリーを入れてみたがぜんぜん余裕。半分くらいしか埋まってない。

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「大型サドルバッグとミニベロではアンバランスなルックスになるかも」ってあまり期待していなかったんだけど、意外にお似合いかなと。いい意味で誤算だった。

走行

走ってみると、重心は高いとうっすら感じるものの、時速20キロくらいでのんびり走る分には気にならない。走行中の横揺れもほぼなく、開始数分で大型サドルバッグの存在を気にしなくなった。

それにつけても背中の開放感の素晴らしさときたら!背中に荷重がないので、上半身が快適すぎる。そしてなにより涼しい。バックパック特有の胸の締め付けもないのがうれしい。

あと、サイクリング用のバックパックの”あるある”で、前傾姿勢をとっていると「バックパックの上端部分が後頭部にチョンチョンと触れる」ことってないですか?走行には影響しないけど、なんか気になってた現象が消えた。これも地味にGOODなポイント。

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使い方のコツ

横揺れ防止のため、しっかりストラップで固定すべき(とくにシートレール側)。ここが緩いと走っているとき左右にブラブラしてバランスが悪い。荷物の容量によって、荷室を閉じるバックルの位置は変わるわけで、都度微調整した方がしっかり固定できる。

ストラップの固定ホルダーはワンタッチでリリース&固定がしやすいタイプで、長さ調整はしやすいはずだ。

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ところで、EEZZ D3には(フレーム構造の理由で)ボトルケージがつけられないのが悩みだったのだが、背中のバックポケットに冷凍ペットボトルを入れて飲む方法を最近編み出した。

で、空になったら、Backloader(バックローダー) 6Lの上面のゴムの紐ストラップで固定してしまえばOK。ゴミとかかさばるものとかを固定するのに便利である。

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駐輪のたびにカギを出し入れするのが面倒なので、頻繁に出し入れするOTTOLOCKをここに固定してみようかなと考え中。

TOPEAKのBackloader(バックローダー) 6L をロードバイクで使ってみる

ルックス

もともとロードのロングライド(&一泊ツーリング)のために買ったので、こっちが主目的。取り付けてみたルックスは……突き出したバッグがなんか不恰好?な印象で違和感しかなかった。なんなら、ミニベロのほうが似合っている気がする。

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が、1日走り終わるころには「んー、わりとアリじゃね?っていうか、そんなことを帳消しにするくらい便利で快適だし!」と変化した。

輪行バッグやエンドカバーの金具類一式、着替えのシャツと短パン、ワイヤレスキーボード、OTTOLOCK、外付けバッテリー、補給食を入れてまだ少し余裕が残っている。容量はかなり満足。旅行にもいけそうな気がする。

走行

ロードの巡航スピードに乗せてみる。平地はとくに何も違和感はない。もっと気になるかなと予想してたので良かった。登坂では後ろにやや重心がかかるのがわかるものの、気にならないレベル。 ダンシングしても大丈夫だった。

大型バッグ形状ゆえ、ペダリング時に太ももの裏に擦れてしまうのを心配していたが、これも杞憂だった。スムースにペダリングできるので、走っているうちにその存在すら忘れてしまう。
※足の太さや形状にもよるでしょうが、わりとムチムチな太ももの自分でも問題ないので、よほどゴリマッチョな脚でない限り大丈夫だろう。

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使い方のコツ

EEZZ D3のときは日常用の長財布をインナーバッグに入れてみたけど、サイクリング用の小型財布をジャージのバッグポケットに入れたほうがよさげだと判明した。

買い物時にさっと出せるし、いちいちインナーバッグを抜き取る手間が省ける。やはり財布やカギの貴重品は肌身離さず持っておきたい。

たくさんインナーバッグに荷物を入れると、どうしても空気も一緒に入ってしまうので、プクーと膨らむ。が、空気を抜くための穴を利用してエア抜きすればOK。荷物を持ち歩きたいときは、インナーバッグをズボッと抜いて手提げカバンよろしく持つ(輪行時はこうしてる)のがいい感じ。

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/右手に持っているのがインナーバッグ\

TOPEAKのBackloader(バックローダー) 6L は輪行時はしやすい?デカすぎて邪魔にならない?

結論は「ぜんぜん大丈夫!ノープロブレム!

突き出したバッグが邪魔になりそうに見えるが、インナーバッグを抜いてロールアップしてしまえば無問題。

駅構内では右肩にバイクを担ぎ、左手に抜いたインナーバッグを持つ。インナーバッグ自体にもバックルがついており、ちょうど手提げ袋っぽくなって持ちやすい。財布やカギ、スマホは背中のバックポケットに持つのがいい塩梅かなと。

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/十日町駅@新潟にて\

バックパックでありがちな、”椅子に座るたびにバックパックを上げ下ろし”しなくて済むので楽チンだ。さらに、「バックパックがバックポケットに干渉して、財布が出し入れしにくい!」ってストレスからも解放される。

つまり、輪行には「バックパックよりも、大容量サドルバッグのほうがしやすい」という結論となった。走ってよし、輪行してよしである。

TOPEAKのBackloader(バックローダー) 6L の防水性は?

そうそう、防水性について触れるのを忘れていた。

TopeakのBackloader(バックローダー) 6L を使った初日、帰宅途中で激しめのにわか雨に降られた中を15分ほど走って、まったく問題なかった。本体とインナーバッグの二重で守ってるおかげで、荷物は湿ってすらいない。ロールアップタイプなのも水が染み込みにくく、プラスに働いているかなと。期せずして高い防水性を発見してしまった。

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/インナーバッグは濡れてない\

本体は丈夫なナイロン製ですぐ乾くし、雑に水洗いして大丈夫なので、お手入れもラク。あと、副産物として雨天走行時に「後輪が巻き上げる水しぶき」が背中にかからないのもメリットだった。

ただ、豪雨の中を長時間走るとしたら……自分ならインナーバッグをスーパーのビニール袋で包んでおくだろう。こうしておけば、浸水を気にせず 何時間でも走れる自信がある(やりたくないけど)。

TOPEAKのBackloader(バックローダー) 6L にデメリットはないの?

今のところ何も不満を感じていない。強いて言うなら、乗り降りのとき、足がぶつからないように注意するていど。

デメリットというか、使用上の注意として、バイクパッキングに適さないバイクもあって、それはフレームが小さすぎて後輪と本体の間に十分なクリアランスを確保できないとき。女性用の小さなフレームや、サドルを下げている人だとあり得るので、ご注意をば。(※メーカーによれば9センチのマージンが必要)

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【結論】 バックパックに戻る?バイクパッキングだけで行く?それとも併用する?

ファーストチョイスは断然「バイクパッキング」だ。背中の開放感と上半身の負荷のかからなさを知ったら、バックパックに戻る理由が見当たらない。なのでBackloader(バックローダー) 6Lを購入してから一度もバックパックを使っていない。(もっと早く使っておけばよかったと後悔してるくらい)

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自分は6リットルとやや小型を選んだが、暖かい季節はこれで十分だ。10リットル以上のは普段使いにはデカすぎて持て余してしまうかなと思う反面、ウェアがかさばる冬場のロングライド、かつ宿泊が発生する場合は、6Lでは収まりきらないだろう。

6Lと10Lの両方を持っていればベストなんだが、わざわざ2個買うのはなんかもったいない気がするので、ファーストチョイスはBackloader(バックローダー) 6L。それだけで賄いきれないときにバックパックを併用する…という分散型スタイルで2018〜2019年の冬は乗り切るつもりである。

ということで、引き続きTopeakのBackloader(バックローダー) 6Lをさまざまなシチュエーションで試してインプレッションしますね。


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