ロードバイク専門トレーニングジムとオシャレなカフェレストランが融合したCITTECGALIBIERをご紹介する第2弾。

前回は1Fのジムスペースとズイフトのインプレをお届けしたが、今回は2Fのレストラン『Cafe Galibier』と3Fのシャワー&ロッカールームである。

59

レストランは広く、完全にヨーロッパの雰囲気

まず巨大なカウンターが。映画のワンシーンに出てきそうな、ウッドカウンターなのだが、グラスを置く位置が高いような気がする…。

パークさん
あ、そこはヨーロッパ規格です。背の高い男性は立ち飲みするにはちょうどいいです。でも、女性だと高すぎなのは自覚してます(笑)。


後日、ストール(座面位置の高い椅子)が搬入されるとのことなので、女性でも安心である。

45

カウンターだけでなく、家具やステンドグラス、壁の素材なども全部ヨーロッパから持ち込まれたもの。なぜなら、組み立ても設置もパークさんが自前でやってしまったから。パークさんの好みで内装材料を買い付けしていたら、自然とヨーロッパ製のものばかりが集まってしまったそうな。

なので、Cafe Galibierは欧州""のレストランではなく、正真正銘の欧州仕様。ヨーロッパのレストランが、「どこでもドア」で南千住に瞬間移動したようなものである。

カウンター以外のスペースも広々してて、複数台のテレビスクリーンが置かれている。どの席からでもレース観戦を楽しむことが可能。

気になって仕方ないのが2つのソファ。遠近法的におかしいというか、遠いのにでかく見えるのは気のせいなのだろうか。

27
/ 日本人女性が座ると、足が浮くことが判明(笑) \


パークさん
それも海外製ですので、外人仕様(キングサイズ)です。むちゃくちゃ座り心地が良くって、一度座ったら立てなくなりますよ。

座ってみたが、マジだった。包み込まれ感がハンパない。頭から脚までぜんぶ体重を預けることができちゃう。もはやこのソファの上で1日中ノマドしたい。大は小を兼ねるとはまさにこのことである。

健康を意識し、材料にこだわったメニュー

シェフのブラッドリーさんがバナナケーキとキッシュを振舞ってくださった。これ、美味い!とくにバナナケーキは甘さが控えめで、バナナ特有のネットリ感は控えめな感じ。コーヒーによくマッチする。

51


そうそう、肝心のメニューはこんなかんじ。

49
 

コンセプトはアスリートでも安心して食べられるように配慮された、健康を意識した内容。たとえばバーガーのバンズやパンは全粒粉(北海道江別産)を使っている。バンズはお店の自家製というこだわり。

19

カレーはいわゆる小麦粉を使った日本人馴染みのものではなく、スパイスと肉&野菜のみのインドカレー。バターもグルテンも入ってない。南インドのカレーを再現しているそうな。感触はサラサラ系。

「スパイス中心なのはいいけど、さすがにバターを入れないと物足りないんじゃあ…」と思いつつチキンカレーも試食させてもらったが、これがめちゃ美味。

17

そういえば、自分がアメリカに留学時してたときはインド人のルームメイトの作ったスパイスのみのカレーをよくご馳走になったものだった。その記憶が蘇ってきた。自分の作ったハウスバーモントカレーを「カレーっぽくないけど、たしかにカレーっぽいし美味しい」と食べてくれた。(マックス、元気かな…)

で、健康を意識したメニューばかりかと思いきや、ふつうにお酒はあるし、ケーキやブラウニー入りのスムージーもある。ブラウニーをトッピングするって、アリなのか?日本以外では一般的なのか?


(シェフの)ブラッドリーさん
まあ……美味しいから、いいんじゃない(笑)。

23

このいい感じに肩の力が抜けた感、嫌いではない。もちろん、材料にはこだわっているものの、健康一本槍のレストランではないし、ロードバイクに乗らない人でも自由に利用できる。ジム会員である必要もなく、地元の方々向けレストランでもあるそうな。

ちなみにブラッドリーさんはオーストラリア出身で、日本在住歴23年(そのうち21年は札幌)で、淡路島に住んでいたこともある。かなりの日本通とみた。

アワイチはむっちゃオススメ!でも、個人的に関東エリアも気に入ってて、東京の交通網とインフラが素晴らしい。狭くて走りにくいって声もあるけど、僕はそうは思わない。ちょっと足を延ばすだけで隣接県に行ける。

いろんな観光地、地形、風景を楽しめるのは東京の良さだね。しかも土地ごとに文化の多様性もあるから、行った先々で土地の名産も味わえる。東京、マジでサイクリングに適した場所だよ。

とのこと。完全に同意である。

更衣室とシャワースペースが規格外のサイズ

次は3F。更衣室とシャワースペースが異様にでかい気がするのだが、案の定外人さんでも余裕で使える広さを確保している。

32

外人さんの利用を想定しているからそうなったのではなく、あくまで日本人向け。作っているうちに外人仕様になってしまったのはご愛嬌か。トレーニング後にシャワー更衣室を使わせてもらったが、軽いダンスならできそうなくらい広い。とても快適だ。

男性用、女性用で分けられたパウダールームもあり、鏡やドライヤーも準備される。

47

ひとつ気になったのは、「男女が同じスペースでシャワーを浴び、同じ廊下を歩く…」という点。男性の自分はぜんぜん構わないが、女性はちょっと落ち着かないかも?化粧が落ち、髪が濡れた姿を見られたくない人もいるかも…。

そのことを伝えたら、「うん、それは考えたんだけど、どのみちトレーニングで汗だくになってお化粧も取れちゃうから、男性女性どっちもすぐ慣れると思いますよ」ですって。なるほど(笑)。

男女共同のシャワー&ロッカーにしたことで、壁や敷居が減り、広々としたスペースの確保ができているわけなので、そのへんはトレードオフということだろう。

24

ジムの利用についてはこのページが詳しい。毎日ヘビーに使いたい人向け、通勤前にちょっとだけ回したい人向け、週に2、3回鍛えたい人向け…などフレキシブルな体系となっている。

しかも!驚いたのは「ご自分の愛車をジムに置いてもらってもいいですよ」ってこと。これ、地味にステキ。

都内のワンルームに一人暮らしのサイクリストは激しく同意してくれると思うんだけど、「愛車が居住スペースを食ってしまい、部屋が狭くなってしまう現象」から解放されるワケ。

月曜から金曜はジムに預けておき、週末だけ家に持ち帰って、またジムに預けておく…といった利用ができちゃう。


51
/ 施錠も可能 \


パークさん
お客さんに気軽に使ってもらえるよう、なるべく細かいルールは設けないようにしています。サイクリストの方々にいかに“自宅のように”気持ちよく利用してもらえるか、が大事ですから。

このあたりの「いい意味でのルーズさ」は海外ならでは。日本のジムだとそこまで柔軟に対応してくれないと思う。

しかも、ジャージやビブショーツを洗濯までしてくれるサービスもあるので、ストレスフリー。

もちろん、シューズやグローブ類の保管もできる。つまり、手ぶらでジムに行き、愛車とき慣れたウェアを着てトレーニングし、汗で濡れたウェアはそのままランドリーサービスに預けてしまえる。便利さを徹底的に追求している。


以上、至れり尽くせりなCITTECGALIBIERを2回に分けてご紹介しました。

>> ジムと月額料金情報はこちら

>> カフェレストラン情報はこちら


荒川からは約3キロ離れているが、ロードバイクなら10分程度で着く距離だ。ズイフトは面白いし、ご飯は美味い。今度はオクサマを連れてご飯に食べに来ようと思う。

36


>> ロードバイク専門トレーニングジム&カフェ、「CITTECGALIBIER」に突撃してきた(ジムスペース編)


店舗情報

公式サイト
〒116-0003 東京都荒川区南千住1-15-16
電話:03-6806-6860
ジム 6:00-22:00 (不定休)
カフェ 11:30-22:00 (不定休)



★ツイッターアカウントはこちら\(^o^)/<最近記事を常にお届け!