サイクルガジェット ロードバイクが100倍楽しくなるブログ

ロードバイクとミニベロ、小径車について、徹底的にユーザー視点で初心者向けに解説するブログ。パーツのインプレッションや輪行のコツも取り上げます。

ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリア等のプロレースを観て、「かっこいいなあ。トッププロのように自分もロードバイクを操りたいなあ」と思うことはあるだろうか? 自分は速く走りたいとか、人に勝ちたい欲求はまったくないタイプだけど、プロの乗り方を真似してみた ...
ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリア等のプロレースを観て、「かっこいいなあ。トッププロのように自分もロードバイクを操りたいなあ」と思うことはあるだろうか?

自分は速く走りたいとか、人に勝ちたい欲求はまったくないタイプだけど、プロの乗り方を真似してみたいって方は大勢いるとは思う。

Global Cycling Network に、「この6つはプロの専売特許だから、素人は真似しないほうがいいよ」と紹介されている動画があったので、翻訳してお届けしたい。


6 Things Pro Cyclists Do That You Shouldn't



トップチューブに座ってのダウンヒル

空気抵抗を限界まで少なくしたいのなら、合理的なポジションなのだろうが、ちょっとした穴ぼこや凹凸でカンタンにバランスを崩してしまう姿勢である。下りでの落車は、自転車事故の中でもかなりの高確率で大怪我になるのでくれぐれも真似しないように。

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Cycling-EX さんの「クリス・フルーム選手の斬新なライディングフォームが話題に」という記事内には、クリス・フルームがトップチューブに座ったままペダルを回す動画が掲載されている。

サガンとかクリス・フルームがこの姿勢で走っている姿を見ることがあるが、まさかペダリングまでしてしまうとは…。言うまでもないが、こんな芸当はトッププロの彼らだからできることで、我々が見た目だけを模倣するとろくなことはない。

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※マネしてはダメ!絶対

コンプレッションソックスを公衆の場で履く

コンプレッションウェアはランニングやサッカー、野球等のスポーツに普及しており、ショップでもよく見かける。外側からの圧によって筋肉を支え、血流を促し、疲労軽減と回復効果があってたしかに便利。自分もサッカーをするときには上下で当たり前のように着ていたものだった。

サイクリングの世界でもコンプレッションソックス等は出回っているが、他スポーツに比べ、圧倒的に浸透していない印象。自分はサイクリング用のコンプレッションソックスは持っていないが、リカバリー効果がいかほどかは気になるところ。

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※ダサい…

ただ、「ヒザ下までソックスを上げるのか…ううむ」と気後れしてしまい、当面試す予定はない。 サイクリングウェアとコンプレッションソックスの組み合わせは「ダサい」というのがGlobal Cycling Network の見解。自分も同意見。

まあ、ファッション性は人の好みなのであれこれ言うつもりはないが、サイクルジャージとビブショーツには似合わないのではないかなと。 ただし、こんな記事を書く自分にファッションを語る資格はないので、軽く聞き流していただきたい。 

ロードバイクにわざわざウェイトを取り付ける

UCIレギュレーションである6.8キロをクリアするために、プロは意図的にウェイトをバイクに内蔵させることはあるが、これは素人の我々には関係ない話。

「公式戦に出場するわけでもないのに、もともと軽いバイクにあえてウェイトを取り付ける人なんているのか?」とは思う。たぶん、まずいないはず(笑)。

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※プロは軽すぎるバイクにこんなオモリを装着する

今の技術では、ロードバイクメーカーは6.8キロ以下で十分に安全性と剛性を確保したバイクを作ることができる。よって、一般サイクリストは安心して軽量化の恩恵に与れば良い。

ハンドルに肘をついたまま走る

ママチャリでコレをする人、けっこう多い。体重を預けることができるので、きっと楽ちんな乗り方だとは想像できるんだけど、とっさにブレーキはかけられないし、ハンドル操作もできないので、危険回避能力が著しく落ちる。

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こんなママチャリに巻き込まれては大変なので、こういう乗り方をしている人とは距離を置くように気をつけている。 が!これをするローディもちょくちょく見かける。

車道ではまずいないんだけど、サイクリングロード等の「まあ周囲に誰もいないし、何かが現れたらすぐ対応できるからいいや」くらいの軽いノリなんだと思う。

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でも、この乗り方しているとこっちがハラハラしてしまうのよね。 Global Cycling Network も同様の指摘をしていて、危険回避ができなくなるのはもちろん、単独事故の危険性にも触れている。

路面の凹凸でバイクが暴れた瞬間、ただ肘を乗せているだけだと腕がポンと跳ね上がってバランスを崩し、あっけなく落車することになる。

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※段差で腕がこのように浮いてしまう

ブラケットをしっかり握らず、手を乗せただけで流してて、ふいにバイクが動いて腕がスッポ抜けそうになって慌てた経験がある人、きっといるよね?あれのもっと怖いバージョンだと思えばいい。

6個のうち4つを紹介した。あとのふたつは「わざわざ紹介するまでもないかな・・・」と思ったので割愛。ひとつは「落車はマネしなくていいよ」(当然だ)で、もうひとつは「走りながらのおしっこは慎もうね。風向きによっては尿が自分に飛び散るよ」(これまた当然)である(笑)。


蛇足だが、個人的な心がけなんだけど、プロは当たり前にやってて自分は真似しようとは思わないことがひとつある。

走りながらウェアの脱着をしない

ヒルクライムでたまにあるんだけど、温度の変化差が激しい山の場合、「ウィンドブレーカーを羽織りたいな」と感じることがしばしばある。あと、ダウンヒル時はかなりの風圧を受けるのと、書いた汗が身体を冷やす。よって、真夏を除いてウインドブレーカーはバックポケットにしこんでおく。
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※モンベルのウィンドブレーカーを愛用してます

そんなとき、ちょっと横着をして、手放し運転しながら腰に手を回してウインドブレーカーを取り出して着用したくなる…が自分はしない。着ている途中でグラっとしてもとっさにハンドルを押さえることができないと、即落車なので。変な姿勢のママこけたら、スピードが出ていなくても骨折してしまうかもしれない。
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※山では欠かせないウィンドブレーカー

スピードを争うプロでない限り、あるいはバイクスキルに絶対の自信がない限り、走りながらのウェアの脱着は謹んだほうがいいと思う。

以上、プロサイクストは当たり前のようにしているけれど、素人がマネしてはいけない6つのこと+アルファのご紹介でした。

我々アマチュアサイクリストは、本業の仕事に差し支えるような事故、ケガはしたくないもの。どうか安全運転でトラブルと無縁なサイクルライフをお過ごしください。
 

会社の仲間と、三浦半島を1周してきた。 昨年にも三浦半島は経験しているが、ロードバイクツーリングにはもってこいのステキな場所だったので、再び訪れることになった。 前回は東京駅から輪行して横須賀駅まで行き、そこから時計回りで島を回り、城ヶ島でランチをして、 ...
会社の仲間と、三浦半島を1周してきた。

昨年にも三浦半島は経験している
が、ロードバイクツーリングにはもってこいのステキな場所だったので、再び訪れることになった。 前回は東京駅から輪行して横須賀駅まで行き、そこから時計回りで島を回り、城ヶ島でランチをして、逗子、鎌倉を越え、大船から輪行で浦和駅まで戻る…というパターンだった。

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輪行の良さは、好きな場所から電車に乗れて、好きな場所でライドを終えられるという点。荷物はぜんぶ背負わねばならないけど、輪行袋さえバックパックに入れておけば大丈夫なので、たいした荷物量にはならない。

今回は「完全に1周してみよう」ということで、車で行くことにした。逗子のコインパーキングに停めて、ぐるりと走っても70キロ弱。景色を愛でながらの日帰りツーリングにはもってこいの距離である。

五反田から首都高羽田線、横浜横須賀道路で逗子へ

出発地は五反田。日産のセレナに4台積むことになったのだが、セレナに大人サイズのロードバイク4台は厳しいのではないか…と思ってた。 トランクを見ただけでは4台は厳しそうに見える。

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しかし、「前に積んだことがあるから大丈夫」という同僚の言葉を信じて作業すると、さすがはワンボックスカー、きっちり収まった。前輪を外し、前後を交互にすればぴったり。ダンボールやブルーシートをバイク間に入れて養生し、隙間に4つのフロントホイールを突っ込んで完了。

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※がんばれば入るもんです

ただ、ロードバイクを車に積むスキルには個人差があるので、事前に入るかどうかの確認はしておいたほうがいい。(車にいかに自転車機材を効率よく積めるかどうかはきっといろんな技やハックがありそう)

関連記事

ステップワゴンにロードバイクはそのまま積めるのか? わくわくゲートを試してきたYO!

なお、大人4人のバイクを積むには後部座席をけっこう前まで押し込まねばならず、足元のスペースをかなり食ってしまった。(終始あぐらをかくことで回避w)

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※足を入れるスペースがない…

車移動のメリットは体力消耗がないこと

首都高羽田線、横浜横須賀道路を走って逗子まで行く。日曜の朝だったので、混むかもと心配していたが、渋滞はなく、快適に移動。

輪行は常に機材とバイクを持って移動しなくてはいけないので、精神的にも肉体的にもストレスはあるし、目的地までずっと座れないことも珍しくない。 それに比べると車での移動はじつに楽である。飲食もできるし、寄り道もできる。しかも、運転までしてもらってありがたい限り。

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※車は楽です

どうやら、ロードバイクの世界には「輪行派」と「車載派」で大きく分かれているようだ。半々という方はあまりいない印象で、だいたいどっちかに分かれる。それぞれメリット・デメリットあるが、自分はどちらかというと車載派かな。

立ち寄り湯等に寄り道したいし、荷物は最低限で走りたいし、バラしたバイクを人混みの中で持ち運びするのが、何度やっても若干のストレスになる。

逗子駅から横須賀方向に出発

五反田から1時間ちょいで逗子に到着。逗子駅前のコインパーキングに停めて着替え、バイクを組み、さくっと出発。駅周辺にはコンビニはいくつかあるので、補給には困らない。まあ、三浦半島1周はせいぜい60キロ前後だし、わりとコンビニも見つかるし、補給食は不要と判断した。飲み物だけ調達しておいた。

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基本は終始一般道を走る。交通量はふつうにあるので、いわゆるサイクリングコース的な安心感はなく、ちゃんと一列で走る必要がある。横須賀を過ぎてしばらくは交通量はふつうに多い。

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適度なアップダウンと景色の変化がライドを飽きさせない

横須賀を越えてしばらくすると、「あぁ、海が近い場所を走っているな」という気がしてくる。三浦半島が気に入っているポイントとして、

1.適度にアップダウンがある
2.景色がいい感じに変化する
がある。

これ、走りを飽きさせないために重要で、ずっと同じ景色が続くと徐々に苦痛になってくるのだ。その点、三浦半島はほどよい丘陵地があったり、木々の間から海が見えたり、急に視界がひらけて海岸線になったり、砂浜が現れたり、とにかく変化が多い。

今回で2度めになるが、来るたびに「また来たいな」って思わせてくれる魅力が三浦半島にはある。埼玉県からはやや遠いのが玉にキズだが、日帰りで十分に楽しめるコースだよ。

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ランチはくろば亭で

逗子から30キロ地点にあるコンビニで一休みし、そこから7~8キロほど走って三浦半島のほぼ先端に着く。 ランチは地魚と鮪無国籍料理のお店、『くろば亭』。同僚のオススメの場所である。

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※お店のロケーションはここです

城ヶ島公園までは行かないので、橋は渡らない。11:30に到着した時点ですでに15人ほど行列があり、45分ほど待っただろうか。外にはベンチも並べられていたので助かった。
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ただ、狭めの路地にあるのでサイクルスタンドは置かれていない。  ウェブサイトは黒基調のデザインなのだが、少々見づらいかも…。しかし、手作り感あるコンテンツが個人的に嫌いではない。
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メニューはこちら

当然ながら海鮮系が充実しているが、カマステーキとか天ぷらもある。海鮮チャーハン、鮪キーマカレー、鮪マーボという変わり種は興味をそそる。鮪うまか棒という品もあったが、いったいどの部位がどう調理されて出てくるのだろうか。興味は尽きない。

少々値は張るし、事前予約が必要だが鮪のカブト焼きもあるよ。 サイトによれば、カブト焼きにはホホの身、ハチの身、目玉、シンタマ(目玉の裏の身)、アゴ、ハチ子とDHAたっぷりの身がたくさんあろうそうな。注文するとオヤジさんのホラ貝儀式ももれなくついてます!ですって(なにそれ気になる)。  

以下、サイト内のオヤジさんの言葉を引用しておく。
三崎の場合は世界各国から旬のマグロが水揚げされるからため冷凍が主であるが、解凍次第で生に負けない色と味がでる。特に数あるマグロの種類、それと内臓類を含めた色々な部分が手に入る。

そういったものを使って作る料理が他県とは違い、三崎本来の料理だと言っても過言では無い。 なぜならば三崎は古くからマグロ船の基地として世界各国のマグロを求めて漁に出た。

その航海でそれぞれの国の特徴のあるマグロ料理と操業中にマグロの正身以外のもので作る酒のつまみや飯のおかずとして船員独特の沖料理があみだされていった。船内で少ない野菜の材料の中で作られる船員料理は「これぞ」無駄の無い長持ちするマグロの研究料理の始まりだと思う。

マグロの各パーツのそれぞれに適した料理には和・洋・中華・さらにエスニック的な技法を用いらなければいかせない・・すなわち無国籍料理である。常識にとらわれずどんどん広がる無限の食材、マグロに私は生きがいを感じる。全国に色々なマグロを紹介し、マグロの町、三崎としてのアピールをしていきたい。

くろば亭の嫁ブログもあったので、リンクを貼っておこう。  

同僚らは刺身定食、中トロ丼等を頼んだので、自分は変化球で『地魚タワー天丼』をオーダー。予想を超えてタワーだったのでビックリ。40キロほど走っていて空腹だったにもかかわらず、量が多すぎて少し残してしまったほど。でもお味はすごくよかった。

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店員のおばさまも愛嬌があって、居心地が良い。また三浦半島に訪れるときは『くろば亭』を利用させていただくつもり。 食べログの評価も高いよ。

くろば亭から北上して逗子を目指す

くろば亭から逗子までは30キロはなかった気がする。距離的には大したことはないのだが、わりと頻繁に小さなアップダウンが続き、地味に疲れた。登り降りはさせられるわりに達成感の味わえない程度の中途半端な丘ばかり(笑)。しかし、景色はとてもよい。

逗子に到着してサイコンを見たら60キロちょっとだった。汗だくになったので、日帰り温泉で汗を流し、軽く仮眠をとって帰途につく。実に満足度の高いツーリングであった。 三浦半島ならミニベロでも余裕で楽しめるコースなので、今度はオクサマを連れて来てあげようと思う。

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ただし、フロントシングルでは坂で難儀する(というか、まず登りきれない)ので、フロントダブル化終了後になるかしら。

そういえば、産経サイクリストに「神奈川・三浦半島にメリダ最新ロードバイクのレンタル拠点 7月25日にオープン」という記事があった。横須賀市の体験型総合公園「ソレイユの丘」でロードバイクをレンタルできるとのこと。

クロスバイクやジュニア用のマウンテンバイクも用意されるので、初心者や子供も楽しめるので、気になる方は覗いてみてはいかがだろうか。

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※海の近くを走っているのに、一瞬「あれ?内陸?」と思わせる風景が現れて楽しい

というわけで、三浦半島は日帰りツーリングに超オススメです。
\(^o^)/

関連記事

【三浦半島ツーリング】 横須賀経由で葉山、逗子、鎌倉を走り、大船駅の利便性に驚愕する

 

オクサマのボードウォークをブルホーン化しつつ、フロントダブル化した。こないだ宇都宮総合公園~日光をオクサマと走りに行ったとき、フロントシングルのままでヒルクライムをして痛い目にあったから。 かなり関連する記事 オクサマ、宇都宮~日光のヒルクライムで二度息絶 ...
オクサマのボードウォークをブルホーン化しつつ、フロントダブル化した。

こないだ宇都宮総合公園~日光をオクサマと走りに行ったとき、フロントシングルのままでヒルクライムをして痛い目にあったから。

かなり関連する記事

オクサマ、宇都宮~日光のヒルクライムで二度息絶える(そして餃子は正嗣ね)
オクサマもボードウォーク、ブルホーン化とフロントダブル化のために入院す

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※いまだかつて経験したことのない坂を呆然と見つめるオクサマ…

フラットな地形しかない埼玉県(南部)とは違って、神奈川や栃木はアップダウンが多く、フロントシングルしかない自転車だと走破できるかやや不安。 今後、訪れたことのない土地でロングライドをしたがるオクサマのために、一念発起してボードウォークのフロントダブル化をすることになった。

あと、70~100キロの走行が増えてきて腕の痛みを訴える回数が増えてきたので、同時にフラットバーハンドルのブルホーン化も同時に行うことにした。 もちろん、自力ではできないので、馴染みのショップに入院となった。


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フロントディレイラーの台座に(怪しげな)中華製台座を採用

メカニックさんによれば、「ボードウォークのフロントダブル化をする人は滅多にいない」らしい。まあ、もっぱらポタリングメインで使う方が多いからだと思う。あと、フロントディレイラーが欲しければ、最初からVisc P20 を選ぶと思うので。

適合する台座を探しまわってもらった結果、「ボードウォークに使える中華製のがある。通販で仕入れることはできるが、いけるかどうかは実際にやってみないとわからないなぁ」と言われた。「ボードウォークのカスタマイズをしたい方々のためになろう」と、人柱になるつもりでGO。

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※見た感じでは問題なさそう

ブツが届いたので、ドキドキしながらボードウォークに装着

1週間後にブツが届く。手にとった感じでは、「軽いけどちゃんとしてそう」な印象。まずはチェーンウォッチャーを除去し、インナーチェーンリングを取り付けてもらった。

ちなみにこれは自分がMuでずっと使っていたものを流用した。 このように、使わなくなったパーツはちゃんと保管しておきましょう。カスタマイズの際にきっと役に立つ日が来るので。

で、無事にシートポストへの装着は完了。しかし、実際にフロントディレイラーを付け、操作し、走らせないとその本当の実力はわからないので安心はできない。

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TIAGRAのフロントディレイラーが取り付けられない!

台座を装着し、フロントディレイラーをあてがってみるのだが、いきなり問題発生。いかに調整しても、フロントディレイラーがシートポストに干渉してしまうのだ。

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ミニベロはロードバイクに比べてカスタマイズを前提に作られていないというか、本格的にいじろうとすると一筋縄ではいかないことがよくある。こういうときに、気軽に相談できるショップがいてくれると心強い。メカニックさん全員がミニベロLOVERなので、経験も豊富で助かるのだ。

そこでシマノと互換性のあるマイクロシフト社のフロントディレイラーを試したらこれがピッタリ。ほっと一安心だ。メカの動作も問題ない。足でトルクを掛けたときもちゃんと動くと良いのだが…。
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蛇足だが、シフトケーブルはフレーム左側からこのように送る。ケーブルガイドがフレームに備わっていないので、結束バンドで軽く固定してある。このようなちょっとした工夫も、経験者ならではだ。素人の自分では絶対に気づけない。(こうしておかないとケーブルが暴れる)

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ブルホーンバーはハンドルポジションチェンジャーと組み合わせた

Muから流用したブルホーンバーをそのまま取り付けてもよいのだが、オクサマの体格と腕の長さを考慮すると、「単純に交換しただけでは、ハンドルが遠くなって、前傾姿勢がキツすぎる」との指摘を受け、これまた保管しておいたハンドルポジションチェンジャーを流用。

結果的に、自分はMuで使っていたパーツのほぼすべてをボードウォークに移植できたことになる。自転車って、こうやって何度も何度も生き返るからうれしいよね。

関連記事

Dahon(ダホン) Mu P8にハンドルポジションチェンジャーを導入したよ

そもそもハンドルポジションチェンジャーは、「近すぎるハンドルを前に移動させ、前傾姿勢を取りやすくするため」に自分は使っていたんだけど、これを逆方向に装着することでハンドルを近づけることにした。

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※本来の場所より、数センチ後ろにハンドルの軸をずらす

ハンドリングはややふらつく可能性があるものの、小柄な女性のバイクをブルホーン化するにはこれくらいしか方法が思いつかなかった。これもまた、実際に運転してみないとその実力&実用性は判明しない。

とりあえずはハンドルポジションチェンジャーを使うと、ちょうどバーハンドルを使っていたときと同じ位置にブルホーンの握りを持ってくることができた。

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※これなら腕の短い&背の低い(身長147センチ)オクサマでも大丈夫…のはず

バーテープを巻いて完成

フロントディレイラーがちゃんと動作することを確認し、あとは仕上げのバーテープを巻くだけ。BOMA の Refale にはリザードスキンの質の高いモノを使ってあるが、個人的に実用車は安価なバーテープで十分。よってボードウォークにもごく普通のバーテープを巻く。

3年以上ダホンのMu&ブルホーンバーで走らせてきた経験から言うと、普及版のバーテープで何の問題もなかった。擦れて破れることもなかったし、不満はまったくなかった。

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※dedaを使いました


ひとつ付け加えると、Muのときはクッション性確保のために二重巻きにしていた。Muはアルミで乗り心地が硬く、手のひらに伝わる衝撃を緩和したかったから。

クロモリのボードウォークはもともとの乗り心地がマイルドなので、二重は不要と判断した。あと、二重にしてしまうとハンドルが太くなり、オクサマの短い指がじゅうぶんに引っかからなくなる気もしたので、ひとまず保留に。

というわけで完成!

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うーむ、本来は女性っぽかったピンクカラーのボードウォークが、ブルホーン化したことでやや男性的な雰囲気に。じつにカッコいいし、試走した印象も上々だ。これなら男性が乗ってもサマになるような気がする。

ひとつ残る不安としては、オクサマは一度もショップを訪れることなく、すべて自分とメカニックさんだけでカスタマイズを進めてしまったことくらいか…。(もちろん妻の依頼を受けて行なっているんだが、彼女は自分に「ほな、ブルホーン化よろしく」とバイクだけ渡し、ショップに来てくれなかった)

そのことが大きな問題につながることを、オクサマも自分もこの時点では知る由もなかったのだった……。

実際に乗ってみてのインプレッション(と発生した問題)は別途お届けしますね。
\(^o^)/
 

totalwomenscycling に、「初めてサイクルクラブに参加するときにスべき&すべきではない10のコト」という記事があった記事の紹介を前後半にわけてお届けしているが、今回はその後半。 ※前編はこちら 初めてサイクルクラブ(もしくはグループライド)に参加する方は、ご参 ...
totalwomenscycling に、「初めてサイクルクラブに参加するときにスべき&すべきではない10のコト」という記事があった記事の紹介を前後半にわけてお届けしているが、今回はその後半。
前編はこちら

初めてサイクルクラブ(もしくはグループライド)に参加する方は、ご参考にしていただきたい。

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元記事はこちら >> 10 Do’s and Don’ts of Your First Club Ride

6.遅刻しない

時間を守るのは基本中の基本。大人として、社会人として、オンタイムで行動するのは当然のマナー。初めて参加する立場であればなおさら。グループライドの集合場所は、目的地次第で変わることもしばしば。よって、事前に所要時間を正しく見積もっておかねばならない。

個人的に、輪行するときはかなり時間に余裕を持って駅に到着するようにしている。バイクをバラし、輪行バッグに入れて、切符を購入したり、駅構内をてくてく歩く時間がけっこうある。自分は最低でも、電車の発車30~40分前には駅に到着するようにしている。

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初めて利用する駅であればgoogle map で駅周辺をチェックして、コンビニの有無とかマクドナルドのような朝食をゲットできるかどうかも確認しているよ。

(心配性なせいで)待ち合わせ時間ギリギリに到着するのができない性格で、たいてい集合時間の1時間~1時間半前に待ち合わせ場所に着いてしまう。時間の無駄にならぬよう文庫本を持って行き、読書タイムに充てるようにしているね。

7.ラインを組んで直線で走る

前走者のリアホイールに自分の前輪がかぶらないようにしよう。英国ではどうやらグループライド時に二人並んで走ることが普通らしく、日本の常識(1列)とはやや異なる。

たとえば6人で走るとき、 日本だと








となる。

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ところが、英国だと

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●●
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なのだ。

Global Cycling Network での動画を見ていても、2人並んで公道を走っている光景がよく登場してて、どうやらそれが許されるようなのだ。 いずれにせよ、自分のフロントホイールが前走者にかぶらないようにし、後続が自分に対して被ってこないように注意しよう。

かぶったままの状態で進路変更をすると、後ろのバイクはあっけなくフロントタイヤを持って行かれ、確実に落車事故になる。

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8.リーダーの指示に従う

グループライド時はリーダー(主催者)の指示に従おう。取りまとめを行ってくださっている方であり、コースプロファイル、休憩所の場所、いつどこで休憩&補給するかのプランニングが頭に入っているはず。

とくにコースを良く知っている方が仲間にいると助かるし、全体の安全につながる。 「ここの下りは景色がいいけど、道が荒れているからスピードは抑えて」 とか 「キツい斜度がこの後に現れるけど、1キロで終わるから怖がらなくていいよ」 とかアドバイスをいただけるだけで、安心感が違うし、ペース配分も間違えない。

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9.子供じみたレースをしない

人とスピードを競う必要はまったくない。これはなにも速い人、体力のある人だけに当てはまる話ではなく、体力に劣る人もそう。公道でレースをするのは言語道断なのは当然として、遅い人が無理して自分を追い込んで、ペースの速い人に食らいつかなくてもよいのだ。

ペースも体力も人それぞれだし、グループで走るとなれば体力差があって当たり前。グループライドのルールは、体力の低い人に合わせたペースで走る、である。たまたま速いサイクリストはそうでない人が苦しそうにしていないか、休みたがっていないか、気を配る余裕を持ちたいものだ。

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10.慌ててクラブウェアを全部買い揃える必要はない

本格的に活動しているクラブの場合、お揃いのジャージやビブ、ソックスを着用しているかもしれないが、べつに慌てて買い揃えなくても構わない。サイクルウェアを一式揃えるのは数万円単位のお金がかかる。

まずは普段のウェアで参加し、何度か通ってみて、「ここのメンバーになりたいな」と思ってからでも購入は遅くない。メンバーと違うウェアを着ていなくても、それで接し方を変えるサイクリストなんてお目にかかったことがない。きっと、どなたも新しいメンバーを歓迎してくれるはず。

もしもチームウェア購入のお誘いを受けたら、それは押し売りしようとしているわけではなく、単にあなたの参加が嬉しくて、ぜひ仲間に入ってもらいたがっている熱意だと受け止めておこう。あなたが妙齢の女性であれば、なおさら熱烈な歓迎を受ける可能性が高い(笑)。

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「んー、ちょっと自分には合わないかも」ってこともあるので、その場の雰囲気に流されず、まずは考える時間を持とう。

 
以上、 初めてサイクリングクラブに参加するとき、すべきこと&すべきではないことをお届けしました。前半から読みたい方はこちらからどうぞ!

どんなスポーツでも、たいていは社会人クラブチームがあるものだ。マジで勝ちを目指す競技志向のクラブもあれば、楽しむことを目的にしたクラブまで、レベルや温度感は様々。 自転車は一人でも集団でも楽しめるスポーツで、どんな人でも最初は一人で気ままに走ることから始 ...
どんなスポーツでも、たいていは社会人クラブチームがあるものだ。マジで勝ちを目指す競技志向のクラブもあれば、楽しむことを目的にしたクラブまで、レベルや温度感は様々。

自転車は一人でも集団でも楽しめるスポーツで、どんな人でも最初は一人で気ままに走ることから始めたと思う。初心者の方々は、「仲間がいないのよね…」という軽い不満を抱えているかもしれない。

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共通の趣味の仲間と知り合い、グループで走ることは想像以上にメリットがあって、互いの知識を交換しあったり、オススメのコースや食事スポットを教えあったりできる。メンテナンスの方法や、機材のインプレを語りあうこともできる。

初心者が教えを請えば、大半の経験者は喜んで伝えてくれる。 それに一人で走る山は辛いけど、仲間となら励まし合えるし、登りきったときの喜びも分かちあえるってプラスもある。

英国発の女性向け自転車メディアのtotalwomenscycling に、「初めてサイクルクラブに参加するときにスべき&すべきではない10のコト」という記事があったので興味深く読ませていただいた。 初めてサイクルクラブ(もしくはグループライド)に参加する方は、ご参考にしていただきたい。

>> 10 Do’s and Don’ts of Your First Club Ride

1.修理機材とスペアはしっかり準備

予備チューブやタイヤレバー、パッチ等の修理キットは持参すること。あと、空気入れ、マルチツールもね。ソロで走るときと同じ機材を持って行こう。他人の機材を当てにしてはいけない。

トラブルがあったとき、仲間は助けてはくれるだろうが、自分用に機材を持っていることが条件だ。人のモノを拝借すればいいやという考えは甘えだし、よい印象を与えない。 もちろん、予備チューブを持っていたけど、複数回のパンクに見舞われてしまい、「手持ちがなくなってしまった…」という事態は数年に1回くらいはある。そんなイレギュラーは仕方がない。

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※先日は、出発前にボードウォークがスローパンクしてたことに気づき、慌てて修理した(笑)

(タイヤサイズによるけど)ロードバイク同士であれば、たいていは予備チューブを提供しあうことができる。 そういう意味で、自分がミニベロ、周囲全員はクロスバイク…とかってシチュエーションは注意が必要。

なお、自分とオクサマでは同じ20インチでもタイヤの経が違う。自分は451でオクサマは406なので予備チューブを便宜しあうことができない。以前MU(406)に乗っていたときは自分が嫁用に2本チューブを持参していたが、今はそれができないので、互いのサドルバッグにちゃんとそれぞれの予備チューブを積んでいる。

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※タイヤサイズが違うと、助け合うことができない

話はちょっと横道にそれるけど、皆さんはサドルバッグに何を入れているだろう?自分の場合、タイヤレバー、パッチ、予備チューブ(1本)、マルチツールは必須。

予備チューブは2本持て」ってアドバイスもあるけど、これまで6年間自転車に乗ってきて、1日で2回パンクしたことはなく、仮に起きたとしてもパッチで応急処置するつもり。 ただ、ブルベ的なイベントにもし参加するとしたら、確実に2本(もしかしたら3本)は持つ予定だ。

2.食料と飲料も持参する

季節を問わず、ボトルは必ず持参すべし。最低でも1本。できれば600ccはほしい。真夏のロングライドなら2本あると安心。

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※真夏以外は1本でOK

日本であれば、よほどの田舎を走らない限りコンビニ、自販機は見つけられるので、自分はいつでも1本しか持たない。 愛用しているのはキャメルバックのポディウムチル。片手でボトルをつまむだけで水が出るので、走りながらでの給水もラクラク。

周囲を見ていると、8割以上がキャメルバックを使っているような気がする。さもありなんの性能なので、ボトルで迷っている方に強くオススメできる。

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※三本ローラーを回しながらでも給水できるので助かる

あと、補給食も必ず持参しよう。「汗をかくだろうし、水は必要だろう」は誰でもイメージできると思うんだけど、自転車って猛烈にお腹が空くスポーツなのだ。1時間も走っていると、小腹がすいてきて、2時間何も食べないとハッキリ空腹感を覚える。それくらいカロリーを消費するものなのだ。

補給食を持たないのなら、現金は必ず持っていくべし。その際、自販機でも使えるように千円札がよい。食事、カフェ、コンビニに2回立ち寄る…くらいを考えると、3,000円は持っておきたいところ。クレジットカードは使える場所を選ぶので、基本は現金での支払いが良いだろう。

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3.ハンドサインはある程度覚えておこう

右折、左折、停止はおそらくクラブ間で異なることはないだろうが、集団独特のハンドサインはあるかもしれない。

手のひらを水平にして、腰の横あたりで上下させれば「(前方に障害物あるから)スローダウンしよう」とか、車止めの間をゆっくり通過するときは人差し指を背中の腰に当てて、「道幅が狭くなっているので注意ね」と警告したり、、、ってことを自分はするクセがある。

もしくは、声を中心にコミュニケーションする方々もいるかもしれない。 何が良い悪いではなく、チームや同好会独自のコミュニケーション方法があるということは覚えておくといい。ライド中に「おや?今のサインの意味はなんだろう?」と疑問に思ったら、即訊いてみよう。快く教えてくれるはずだ。

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初心者のうちは「なんか照れくさい」と気後れしてしまいそうになるが、どうせやるなら堂々と、後続にハッキリ伝わるようにしよう。互いの安全のためである。

ちなみに、最後尾を走る人は、「オレの後ろは誰もいないからハンドサインを出さなくてよいや」と思ってはダメ。ハンドサインを認識したら、「ハイッ」と前走者に聞こえるように声を返すこと。「今のサイン、認識しましたよ!」というフィードバックを返すことで、前走者も安心して走れるのだ。声を返さないと、「あれ?千切れたのかな?」と前走者にムダに心配をかけてしまうことにもなる。

さらに、最後尾のライダーは後ろから迫ってくる車やトラック、自分らよりもペースの高い集団などに追い越されるときにその存在をグループ全体に伝える役目もある。

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交通量の多い一般道でいちいちそれをする必要はないけど、たとえば必死に息せき切ってヒルクライムしているときは、人はどうしても前方にばかり意識が向いてしまい、つい後方注意がおろそかになりがち。

そんなとき、排気音がもっとも聞こえやすい最後尾ライダーは「車来たよ~」、「集団のバイク来るよ~」と一声かけてあげよう。車が来ないわけではないけど、たまにしか来ない道でそれをすると、グループ全体の安全確保になる。

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4.前日にはバイクチェックをしておく

各種ルブをチェーン等に挿してコンディションを整えておこう。最低でもチェーンはキレイにしておきたい。

それ以上に大事なのが、ちゃんと機材が動作するかどうかの確認。ブレーキはちゃんと効くか、パッドの摩耗は?タイヤが擦り切れてきていないか?フロントディレイラーもリアディレイラーも違和感なくシフトアップ&シフトダウンするか?

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厳密に言うと、前日に故障等が発覚しても、「パーツがない(or メンテスキルがない)」と対処しようがない場合もある。よって、前日ではなく、前週にバイクチェックを済ませておくのを自分は習慣にしている。

イベントやロングライドの当日にトラブルに遭遇することほど悲しいことはない。その場で直せないものだと1日がパーになる。自分だけが迷惑を被るのならまだしも、グループの仲間全員に迷惑がかかるのはマズい。

とくに気をつけるのは・・・

  • ブレーキパッド: 摩耗していないか、異物は挟まっていないか
  • キャリパーブレーキ: 片効きしていないか、左右均等に動くか
  • 前後のディレイラー: ストレスなく動くか、異音がしないか
  • ワイヤー類: 緩みすぎていないか、思った通りに引けるか
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タイヤは日常的に目視チェックしているし、ロードバイク、ミニベロそれぞれの走行距離をノートに記録しているので、「いつごろ交換すべきか」は頭に入っている。

自分は持っていないけど、「天候によってはマッドガード(泥除け)の装着も検討すべし」との指摘もあった。前日が雨だと、翌日晴れていても水しぶきがはねて、後続に降りかかってしまうことがあるから・・・だそうな。取り外しできる簡易タイプのマッドガードもあるので、1つ持っておくと感謝されるかもしれない。

5.笑顔で接する

知らない人たちと、新しい環境で走るのはたしかに緊張はする。そこで変に萎縮するのではなく、会話を楽しもう。同じ趣味の者同士だし、きっと会話は盛り上がる。

会話が楽しめるためにも、自分の力量に合った仲間と走るのは重要。速すぎる経験者ばかりのところにひょっこり参加してしまうと、ついていくだけで精一杯になり、会話する余裕もなくなってしまう。

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ただ、「自分の力量にマッチする仲間選び」ってなにげに難しい。なぜならたいていの大人は過少申告するから(笑)。

「貧脚揃いのポタリングレベルですわ…」 >> 皆いい身体つきで、めっちゃ速い

「軽く丘にいきますか…」 >> 県下屈指の激坂に連れて行かれ、あわや死にかける(笑)

ということはよくある(^_^;) いわゆる、試験前日の「ぜんぜん勉強してないわ~」である。

「実際は力量があるのに、ないフリをしている人」は経験を積むと見抜くことができるようになります(笑)。

長くなったので、後編に続きます~。

自転車乗りにとって、大切な筋肉はインナーマッスル。ロードバイクでの前傾姿勢を長時間キープし続けるのは、見た目ほどカンタンではない。 マッチョな力こぶが不要とは言わないけど、いわゆる”見せる系”の筋肉はさほど重要ではない。それよりも目に見えない体幹を鍛える ...
自転車乗りにとって、大切な筋肉はインナーマッスル。ロードバイクでの前傾姿勢を長時間キープし続けるのは、見た目ほどカンタンではない。

マッチョな力こぶが不要とは言わないけど、いわゆる”見せる系”の筋肉はさほど重要ではない。それよりも目に見えない体幹を鍛えるほうが、こと自転車に限っては適している。

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※ヨガマットを使ってます

自分は週に数回、自宅で体幹筋トレをおこなっている。費やす時間はだいたい1回あたり20~25分ほど。正直、やっていて「楽しい!おかわり!」となるエクササイズではなく、どちらかと言えば歯を食いしばりながら同じ姿勢をキープする苦行に近い。

やってみようかしら?と思った方は、「【体幹トレーニングが続かない人に朗報】 スキマ時間を活用すると習慣化できるよ」と「全サイクリストにオススメしたい、5つの体幹トレーニング・メニュー」という関連記事を過去に書いたので読んでほしい。

体幹筋トレで地味に辛いのは、肘、膝、肩

筋トレなので、当然ながら筋肉に負荷がかかる。鍛えているのだからそれでいい。しかし、体幹筋トレにはひとつ大きな問題があって、「肘、膝、肩が痛む」のである。 たとえばサイクリストにはおなじみのプランク。両肘を地面について背中~お尻~足先をまっすぐにしたまま数分間じっと耐える。

やったことのない人はぜひ試して欲しいのだが、下腹部がかなりキツい。 ごくふつうの体力がある人なら30秒は余裕だと思う。が、1分を越えるとジリジリとヘソの周辺が痛み、熱を帯びてくる。2分耐えられればまあまあ。3分行ければけっこう体幹はあるほう。限界まで耐えると、へその奥がねじれるような感覚を味わえる(笑)。

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※サイドでキープも何気に苦しい

長時間がんばっていると、筋肉とは関係のない肘も痛くなってしまう。理由は体重が一箇所にかかるから。クッション性のある畳ならなんとかできるが、フローリングの床でこれをすると、腹筋より先に肘への痛みでギブアップしてしまいかねない。これでは筋トレの意味が無い。

座布団を敷けばいいのでは?」という意見はもっともだ。座布団かクッションがあればそれの上に肘を乗せてプランクをすることは可能。ただし、ムダに分厚いせいで姿勢も変わるし、地面を滑るので、座布団もクッションも肘の養生としては最適ではない。 我が家のリビングは畳なので、だましだましトレーニングを続けていた次第。

ヨガマットを進呈いただいた

さて、つい先日、Active Winner さんという2014年に設立されたスポーツグッズを販売する企業さんからご連絡をいただき、試供品として「ヨガマット」を進呈いただいた。

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※職場に持ってきた

『ヨガ=女性』ってイメージが自分の中にあったので、これまでヨガマットを体幹トレーニングに使うって発想がなかった。だけど、実物を触ってみて「こんなに薄いのに、ジワッと重みを吸収してくれるんだ」と思い、試してみたらじつに塩梅が良い。

(プランクでいうと)肘が痛むことなく、姿勢の維持に集中できる。 サイドを向いてのトレーニングも問題ないし、片肘、片膝の姿勢も大丈夫。立っての姿勢キープもしやすい。つまり、どの耐性でもヨガマットが硬すぎず、柔らかすぎずのクッション性で支えてくれる。すごく便利だ。

あまりにも快適に体幹トレーニングできるので、職場の共有スペースに置いて、同僚にも試してもらった。

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「プランクって初めてやったけど…キツい、キツいです…(30秒でダウン)」

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※究極的に自堕落な姿勢で仕事する別の同僚。(こう見えて、猛烈に仕事中w)

オクサマにヨガマットの良し悪しを解説してもらった

オクサマは今年の4月から本格的にヨガを始めており、自宅でDVDを見ながらポージングしたり、バスで20分ほどのレッスン教室にも通っている。当然ながらマイ・ヨガマットを持っている。これまでヨガの興味はナッシングだったが、興味が湧いてきたのでヨガマットの良し悪しを訊いてみた。

ヨガマットの良いところ

滑らない&踏ん張れる
オクサマによれば、畳やフローリングは汗はかいていてもいなくても滑るそうな。乾燥した肌ならグリップが効くんじゃないの?と疑問を投げると、「乾燥しているとむしろ滑りやすい」んですって。

ヨガマットがあると、汗の具合いに関係なく、常に適度なグリップが確保できる。 なお、マットによってすべすべの表面もあるし、加工されているのもある。オクサマのヨガマットも、Active Winner さんからいただいたマットも、表面加工されていた。オクサマは加工されているタイプが滑らなくてGOODとのこと。自分も、表面加工されていると踏ん張れるので好みに合っている。

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※使わないときはこのように収納できる

尾骨と腰が痛くない
仰向けに横たわる場合、尾骨が地面に当たる。自分はあまり気にしたことはなかったが、骨格とか筋肉のつき方の差によるものかもしれない。オクサマは「ヨガマットじゃないと、痛むんだよね」と話していた。

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ヨガマットの良くないところ

持ち運びにかさばる
自宅だけで使うならさして保管場所も取らないいのだが、外部のヨガレッスンに持参するとなるとややかさばる。「え?ヨガマットって自宅から持参するものなの?」って驚いた。てっきり、レッスン教室でレンタルするものだと思っていたのだが、「9割以上の参加者は持参しているよ。マイ・ヨガマットは当たり前だよ」とのこと。

いわく、「だって、他人の靴下を履かないでしょ?不特定多数の汗が染み込んだマットって気分良くないじゃない」らしい。 持ち歩きの際は、「通気性を重視して、メッシュカバーに入れている」とのこと。「人から見られるけど、気にしない」のだ。

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※モノ自体はいたって軽いです

ヨガは裸足でやるのが基本なので、他人の触ったモノは使いたくないんだね。自分は気にならないタイプだが、彼女の衛生観念上は「ありえない」らしい。なお、持参するということは自分でケア(掃除)することになるのだが、オクサマは「水拭きもしくは乾拭きでOK」と語る。アルコール系はマットを溶かしてしまうからNG。

余談だが、自分がリビングの畳の上で汗だくになって体幹トレーニングしていると、彼女は「畳が汚れて臭くなる…」と、いい顔をしなかった。たしかに汗が畳に染みこむのは問題だ。「畳の寿命を知らず知らずに縮めてしまっていたらやだなあ。というか、奥のほうでカビになってたら相当マズいぞ」という不安は常にあったので、マットがあると助かる。

厚みには複数パターンがあるらしい

ヨガマットなんて、厚みは1種類だろ」と高をくくっていたら、なんと複数パターンがあるらしい。オクサマの知るかぎりでは、「3ミリ~10ミリのレンジがあって、3ミリ、5ミリ、6ミリ、10ミリが存在する。ただ、メーカーによってはその間の7ミリとかもあるかも」とのこと。ちなみにオクサマのヨガマットは10ミリタイプ。

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「周りを見ていると5~6ミリタイプを使う人が多い印象。でも自分は10ミリがしっくりくる。足の裏や腰、肘に適度にフィットしてくれて、心地いいんだ」ですって。 教室の先生等、上級者は薄いのを使うものなの?と訊ねると、 「いや、一概にそうともいえない。3ミリを使う先生もいるし、6ミリを愛用する先生も知っているよ」 なんですって。

ヨガマットって思ったより奥が深いようだ。 オクサマのコメントが長くなったが、Active Winner さんからのヨガマットを調べたら、厚みは「6ミリ」だった。ヨガマットさえあれば、オクサマに小言を浴びせられることもなく、大手を振って自由に体幹トレーニングできる!

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というわけで、我が家のリビングに常備することにしました。Active Winner さん、ありがとうございました!大切に使います。 (*^^*)

 

ロードバイクにかぎらず、自転車に乗るときに皆様はヘルメットを装着されているだろうか? スピードの出るロードバイクをノーヘルで乗る行為は、自分には恐ろしすぎてできない。事故って頭部に衝撃を受けたときのことを考えると、ヘルメットはマストアイテム。車でいうシー ...
ロードバイクにかぎらず、自転車に乗るときに皆様はヘルメットを装着されているだろうか?

スピードの出るロードバイクをノーヘルで乗る行為は、自分には恐ろしすぎてできない。事故って頭部に衝撃を受けたときのことを考えると、ヘルメットはマストアイテム。車でいうシートベルトと同義である。

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サイクリスト仲間で事故った方々は何人も知っていて、「ヘルメットがグシャリと潰れた…。被ってなかったら死んでたかも」という知人もいるし、「ノーヘルで落車して軽く頭をぶつけた。脳をCTスキャンで撮影して何事もなかったけど、一歩間違ってたら障害が残ったかも…」という友人もいる。

法律上ヘルメットの装着義務はないものの、ルールの有無に関係なく、自分の身は自分で守りたいものだ。

さて、Global Cycling Network にロードバイクのヘルメットの安全性について有益な解説動画があったので、翻訳してご紹介しよう。

Cycle Helmet Safety Standards Explained



まず最初に断っておくと、「高価なヘルメット=安全性が高い」ではない。値段と安全性は比例しない。自動車の世界だと、高価な車のほうが安全装備が充実していることはあるけど、自転車のヘルメットは大丈夫。ちゃんと試験をパスしているヘルメットであれば、どれを買っても安全性は確保される。

高いヘルメットは、安全性を犠牲にせずにベンチレーションの穴を多めに開けたり、軽量化したり、デザインがかっこよかったりするだけ。

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※自分が愛用しているのは、スペシャライズドのPrevail(プリベイル)。ベンチレーションが多く、すごく涼しい

自転車ヘルメットの規格は大きく3タイプ

  • 米国
  • ヨーロッパ
  • オーストラリア
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があって、それぞれ微妙に異なる。いぜれにせよ、メーカーは規格にマッチするようにヘルメットを必要に応じて改良していくのだが、たいていは頭が直に触れる内側の発泡スチロール材の密度。

メーカーはテスト事業者に同一タイプのヘルメットを複数個提供し、さまざまな状況でのインパクトテストに課せられる。 衝撃センサーが内蔵された人工頭部にヘルメットをかぶせ、1.2メートルと1.85メートルの2パターンの高さから平な金属板に落下させる。それも、ただ真っ逆さまに落とすだけでなく、複数の角度をつけてテストされる。

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※金属球に叩きつけます

さらに、平らな面への落下だけだと真の意味での安全性はわからないので、エッジの尖った金属台にも落下させる。このときの衝撃が、250~300Gを超えたらテスト不合格になる。 国の規格によって数値は多少変化し、ヨーロッパとオーストラリアは250G以下、米国は300G以下であることが条件だ。

衝撃テストに加え、しっかり装着できるかのテストも

これまたセンサー付きの頭部にヘルメットをかぶらせ、しっかりストラップを顎に通した状態で、前方から強い力で引っ張る。このとき、ヘルメットがずれずにしっかりと頭部に装着されているかをテストするというもの。

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※(衝撃で)後頭部が持ち上がっても外れないか?のテスト

ヘルメットに十分な強度があっても、クラッシュ時のGに耐えられず、斜めにずれてしまうようでは意味が無いからだ。ヘルメットテストは外側のシェルだけでなく、ストラップの強度と性能も対象になるというわけ。

動画内で、突然に日本特有のテスト手法が登場するのだが、「日本にはヘアオイルテストというものがあって、それは日本にしかないものだ」と紹介が入る。 24時間、ヘアオイルにヘルメットを浸してからテストをするらしい。これにどういう意味があるのかわからないし、とくに解説もなかったが、それだけ日本は慎重にテストしているといえる(と思う)。

テスト環境の気温と湿度も決められている

なお、気温は17~23℃、湿度は25~75%でなければならないと決まっている。さらに、マイナス20度と50度というエクストリームな状況下でもテストするようにと規定されている。都合、3つの状況下で同様のテストが繰り返される。

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※ヘルメットって、手作業の生産工程がけっこうあるらしい

結論

規格にパスしたヘルメットであれば、どれも安全性は確保されているので安心してOK。ちなみに米国、ヨーロッパ、オーストラリアの中で最も厳しいルールを課しているのはオーストラリア。 これまで紹介したテストに加え、さらにエッジの立った面への衝撃テストをせねばならない。なお、オーストラリアではヘルメット装着は法律で義務化されている。

ただ、それ以前に大事なことは、ヘルメットが自分の頭にキレイにフィットするかどうか。いくら高性能なヘルメットであろうが、フィットしていなければ意味は薄い。よって、ヘルメット購入前は試着することをオススメする。

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カッコいいな~って思って被ってみても、細すぎてコメカミが痛んだり、Lなのに頭に入らず、それ以上のサイズは生産されていなかったり……ということはよくある。大きさも形も千差万別なので、とにもかくにも装着して確かめること。 自分は昨年春からスペシャライズドの「Prevail(プリベイル)」を愛用している。

>> スペシャライズドの公式サイトはこちら

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日本人の頭の形をテストして、日本人に合うように設計されているとのことで、(自分には)ものすごくフィットする。しかもむちゃくちゃ軽い。さすが、三大ツールのトッププロが使うだけある。

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※デザインの好みは分かれるけど、手にとったときの周囲の反応は常に「か、軽い!!」で共通している

さらに、このスペシャライズドのブログ記事はオススメ。自分もこの記事を読んで、「Prevail にしよう!」って決心したくらいなので。

ヘルメットの選び方 :松田さん、トッププロがPREVAIL を使う理由ってなんですか?


というわけで、ロードバイクに乗る方は問答無用で、そうでない方もヘルメットはしたほうがいいよってお話しでした。ヘルメットメーカーは陰でいろんな企業努力をして、サイクリストの安全性を確保してくれているってことに感謝したい。
 

cyclingtips にて、色んな意味で話題のディスクブレーキについての記事を読んだ。 ↓DISC BRAKE TRIAL STALLS UNDER CONTINUED RIDER OBJECTIONS エリートクラスのレースでのディスクブレーキは、2016年にいったん開放されたものの、今年のパリルーベでの事故をキッカケに ...
cyclingtips にて、色んな意味で話題のディスクブレーキについての記事を読んだ。

DISC BRAKE TRIAL STALLS UNDER CONTINUED RIDER OBJECTIONS


エリートクラスのレースでのディスクブレーキは、2016年にいったん開放されたものの、今年のパリルーベでの事故をキッカケに再び禁止された。

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ディスクブレーキで大怪我をしたベントソの言葉をまとめた
ロードバイクにディスクブレーキは必要か不要か? 海外ユーザーの反応は?


アマチュアレベルのグランフォンドイベント等での使用は世界的に認められているものの、エリートレベル&UCI管轄のトッププロのレースではディスクブレーキは使えない。 モビスターのベントソがパリルーベで(他の選手のディスクブレーキによって)負った足の怪我を大々的に公表したことで、UCIは即座に動き、ディスクブレーキの使用を全面的に禁じる判断を下したのはご存知の通り。

選手の安全面に配慮したわけで、その姿勢は賞賛に値する。ただ、ベントソの言葉が真実かどうかの検証をすることなく決定が下されたことで、競技という意味でも、自転車業界にも大きな影響をおよぼした。

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その後、自転車パーツ企業のロビー活動グループが事故を法医学的に検証した結果、ベントソのケガは「ディスクブレーキのローターではなく、チェーンリングによるもの」と結論づけた。

ベントソは、どの選手のローターでケガを負ったかのコメントはしていないし、所属チームも彼のコメント以降はとくに声明を発表していない。 いずれにせよ、これでディスクブレーキが再びトッププロのレースで使用を許可されるまでには相当な時間がかかることが予想されるし、選手側からの抵抗感も薄れることはないだろう。

ディスクブレーキを地域レベルのレースで使うことを許可するかどうかについては意見がわかれており、議論が続いている。しかし、UCIが明確に禁止と打ち出している以上、それに習う動きが続くと予想される。

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なお、アメリカサイクリング協会のテクニカルディレクターのチャック・ホッジ氏は、「米国内でのディスクブレーキ使用を許可する」と明言している。「これまでもディスクブレーキは認めてきたし、我々のレギュレーション上では許可しないことを禁じることはない、というスタンスだ」とのこと。

「UCIと話しあった結果、UCIは国家単位でのレースイベントにおいてローカルルールを尊重してくれているし、現状もUCIのスタンスと我々への理解は変わっていないという認識だ」

「ひとつ重要なことなので言っておかねばならないが、UCIはディスクブレーキの使用を公式に許可するというレギュレーションは作ってはいない、ということ。UCIは機材のテスト期間を設けただけだ。つまり、今回UCIはテスト期間を終了させただけということ」とホッジ氏は語っている。

UCIは公式にアマチュアのサイクルイベント(グランフォンド等)でのディスクブレーキ使用を許可した。しかし、国単位でローカルルールを設けることを認めるかどうかは白黒ついていない。
※ちなみにマウンテンバイク、トレイルや集団で走るイベントでのディスクブレーキ使用はもともと認められていた。

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器材メーカーは「今年のツール・ド・フランスまでに、ディスクブレーキ使用の許可が再びおりる可能性はある」と踏んでいたようだが、どうやらその希望の灯火は消えかかっている。

難しいのは、機材会社やバイクメーカーの独断で新しい技術を選手に押し付けることはできないということ。それに、選手自身が望まない機材を与えることは、メーカーサイドとしても本意ではない。いずれにせよ、UCIの決定が待たれるところである。


ここで、元プロサイクリストのカデル・エヴァンスがCyclingTipsの取材に対して語ったコメントを取り上げよう。

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画像引用元はこちら(産経サイクリスト)


カデル・エヴァンスはオーストラリアのプロサイクリストで、2011年のツール・ド・フランス総合優勝者。オーストラリア人としては初の快挙を成し遂げた偉大な選手。彼は20年のプロキャリアの中で、7年間のマウンテンバイク選手だったユニークな過去を持つ。

マウンテンバイク選手だったころ、カデル・エヴァンスは「下りの名手」として名を馳せていた。その経験から推測するに、ディスクブレーキがもたらす危険性についてはよーく認識しているはずだ。

以下、カデル・エヴァンスのコメント。
自転車以外の生活にも当てはまることだが……人間は変化を嫌い、現状維持を望むものだ。変化を受け入れるには、未知の世界に踏み出す不安が伴うからね。僕がマウンテンバイクの選手だった90年代にディスクブレーキが登場したしたときは、選手からの抵抗感があった。
抵抗感の理由は、機材がちゃんと動作するかといった信頼性に関することだった。しかし、メーカーの努力によってその抵抗感は過去のものになった。今、僕はディスクブレーキの無いマウンテンバイクに乗ろうとは思わない。ディスクブレーキはマウンテンバイク界に革命をもたらした、素晴らしい技術だ。

カデル・エヴァンスにとって、ディスクブレーキの良さは操作性の向上と、ブレーキパワーのコントロール性。(たびたに取り沙汰される)強力すぎるブレーキングパワーは不安要素ではないとのこと。
※タイヤのトラクションがディスクブレーキの制動力についていけないので、実際には問題ないらしい

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さらにこんなコメントも。
僕の経験で話すと、ディスクブレーキはファンタスティックなブレーキシステムだ。ブレーキレバーをいつ引いても、制動力が変化しないのが良い。ブレーキに信頼が置けるおかげで、コーナー進入時に思い切り突っ込んでいるし、スピードを落とすのもギリギリまで待てる。よって、コーナー後にもハイスピードにすぐ戻ることができる。ディスクブレーキというテクノロジーに関して、僕は反対意見を持っていない。
エヴァンスがむしろ気にしてるのは、サポートチームのロジスティクスが複雑化することについて。パンクや故障時のホイール交換に手間取るとかいったことだ。

レース時において、ホイール交換、ニュートラルカーのスペアの機材、チームカーのスペース問題は必ずつきまとう。ツールのようなグランツールにおいて選手は9人。そしてチームカーが積めるバイクの限界量が9台分だ。それ以上は積み込めない。

もしもエースに連続でパンクなどのトラブルが起きたとき、問題が発生する。全員分のスペアがない状態に陥る危険性があることは、選手にとって不安材料だ。選手は年度末に結果によってのみ評価される。「スペアがなかったから走れませんでした(負けました)」という言い訳はできない選手にとって、無理もない話だろう。
とはいえ、現役選手の中には、ローターによる裂傷や火傷を心配する者もいるのは事実。エヴァンス自身は気にしていないようだ。 しかし…

元プロ、そして現役サイクリストとして、僕だってケガはしたくないさ。そして事故の原因になる可能性は排除したい。ただ、個人的にはレースでの安全面はむしろ強化されると思う。

とくに雨天時の走行においては。ディスクブレーキによって、雨天時のブレーキ性能は変化しない。その恩恵のほうが、ローターによるケガのリスクよりもはるかに大きいと思う。裂傷のケガが起きる原因として、チェーンリングかブレーキレバーによるもののほうが大きい。
エヴァンスによれば、「いずれディスクブレーキはプロレースの世界にも浸透し、メリットを享受できる世界がやってくるだろう」とのこと。

あと2年もして選手もメカニックもディスクブレーキの扱いに慣れた頃には、「どうしてこんなにも素晴らしい性能のブレーキの導入をためらって、議論を続けていたんだろう?」って思うはずさ。
マウンテンバイク出身のカデル・エヴァンスなので、ある程度肯定派だとは予想したが、その予想を越えていた。

さらに関連記事

ディスクブレーキは不当な締め出しを食らっているのか?何者かの陰謀なのか?
ディスクブレーキはツール・ド・フランスで使われても良い段階なのか?(GCN動画の紹介)


続報があれば、お伝えしますね。

ロードバイクにハマりだすと、ほぼ例外なく走行距離が飛躍的に伸びていく。50キロ前後のライドで「体力が切れるのでは…」とビクビクしていたのが、「ちょっくら100キロ走るか」くらいに感覚が麻痺してくる。で、距離が伸びるにつれて「輪行して遠出してみるか」という気持ち ...
ロードバイクにハマりだすと、ほぼ例外なく走行距離が飛躍的に伸びていく。50キロ前後のライドで「体力が切れるのでは…」とビクビクしていたのが、「ちょっくら100キロ走るか」くらいに感覚が麻痺してくる。

で、距離が伸びるにつれて「輪行して遠出してみるか」という気持ちも芽生えてくる。たいていのサイクリストがそうだと思うけど、最初は輪行の知識って皆無だよね。

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  • バイクをどんな袋に収納すべきなのか
  • バイクをどう解体&組み立てるのか
  • どの駅を使えば良いのか
  • どこで解体&組立作業をすればいいのか
  • 電車にはどう乗れば(バイクを載せれば)マナー違反にならないのか
  • 鉄道会社によって輪行ルールは異なるのか、全国一律なのか

など、疑問は山のようにある。(自分もそうだった)

解体、組み立て、輪行袋への収納は何回か練習すれば身につく。 駅に関しても、まあどの駅からでも利用はできるし、作業は人様の流れのじゃまにならない隅っこでやれば問題ない。(ちなみに自分は新宿、渋谷、品川のような巨大な駅は使わない。歩かされる距離が長くなりがちだし、人は多いし、いいことはない。

個人的なオススメは赤羽駅、南浦和駅、くらいの「乗り換えが便利だけどサイズ感はほどほど」な駅かしら。ただ、「鉄道会社のルールはバラバラでよくわからない」のが実際だと思う。

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※赤羽駅(西口)

ゴミ袋は輪行袋として以前は黙認されていたけど今はNGとか、自転車のどこかがむき出しの状態であってはならないとか、いやそれは今は問題ないらしい、とか。自転車仲間の間でも諸説が飛び交うことがある。

「だったら本家本元に尋ねればいいのでは」と思い、JR東日本の公式サイトを調べ、ついでにお客様センターに電話で問い合わせてみた。
>> JR東日本公式サイト

まず驚いたのが、サイト内の検索窓で「輪行」と打ち込んでも何もHITしない。検索結果が驚きのゼロである。天下のJRでそんなことってあるのか…。 仕方ないので、JR東日本お問い合わせセンターに電話した。

すると、ものすごいわかりにくい場所に情報が掲載されていることが判明
※JR東日本トップ >> 駅・鉄道/旅行・観光 >> きっぷ案内 >> きっぷあれこれ >> 手回り品・・・の順序で進む

どうやら、JR東日本内では「輪行」という文字が一般化しておらず、よって使われていないっぽい。サイクリング業界特有の言葉なのかもしれない。

そういえば、かつてJRのお問い合わせセンターに電話して、オペレーターさんに「輪行?なんですかそれ」と真顔で尋ねられたことがあって、「二輪車の輪って漢字+行くと書いて、リンコウと読むんですよ…」と説明したことがある。(実話)

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※霞ヶ浦を走るときはここへのアクセスが便利です

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「輪行」というワードで手回り品のページを検索しても、ヒットしない。JR東日本は少なくとも公式サイトにおいて、輪行という表記を一切していない。これは驚いた。

以下、お問い合わせセンターオペレーターさんのお答えをまとめる
  • 自転車は、手回り品のひとつとみなされる
  • 電車に持ち込む荷物は、自転車だろうが楽器だろうが同じ。自転車専用の特別ルールはない
  • サーフボードとか弓道の弓も、同じ制約を受ける
  • 三辺の和が250センチ以内であること
  • ただ、巻き尺で計って、センチメートル単位できびしく取り締まりはしない
  • 自転車の大きさはせいぜい知れているので、まあ大丈夫ですよとのこと
  • 自転車は「すべて袋で覆われていること」が必須条件
  • サドル等が飛び出していたら、係員が注意するかも
  • 接触事故の原因になるから
  • 養生すればOK(になるかも)※断言はしていない
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無料手回り品については旅客営業規則第308条に書かれている。
以下、308条の引用 ↓
第308条 旅客は、第309条に規定する以外の携帯できる物品であつて、列車の状況により、運輸上支障を生ずるおそれがないと認められるときに限り、3辺の最大の和が、250センチメートル以内のもので、その重量が30キログラム以内のものを無料で車内に2個まで持ち込むことができる。ただし、長さ2メートルを超える物品は車内に持ち込むことができない。
2.旅客は、前項に規定する制限内であつても、自転車及びサーフボードについては、次の各号の1に該当する場合に限り、無料で車内に持ち込むことができる。

(1)自転車にあつては、解体して専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車であつて、折りたたんで専用の袋に収納したもの

(2)サーフボードにあつては、専用の袋に収納したもの
3.旅客は、列車の状況により、運輸上支障を生ずるおそれがないと認められる場合に限り、次の各号の1に該当する犬を無料で車内に随伴させることができる。

(1)身体障害者補助犬法(平成14年法律第49号)第16条第1項に規定する認定を受けた身体障害者補助犬。ただし、同法第12条に規定された表示を行い、旅客が身体障害者補助犬認定証を所持する場合に限る。

(2)道路交通法(昭和35年法律第105号)第14条第1項にいう政令で定める盲導犬。ただし、盲導犬がハーネスをつけ、旅客が盲導犬使用者証を所持している場合に限る。
(注)旅客が、自己の身の回り品として携帯する傘・つえ・ハンドバッグ・ショルダーバッグ等は、第1項に規定する個数制限にかかわらず、これを車内に持ち込むことができる。

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乱暴にまとめると、JR東日本を利用する際は、

1.輪行袋に入れる(すべて袋で覆うこと)

2.三辺の和が250センチ以内かどうかは神経質にならなくてOK

東日本以外の、日本各地のJRでも引き続き調べてみますね。
 

2016年7月号のJAF Mate に「駐車車両に衝突するバイク」という記事があった。夜間、オートバイが路駐車に衝突して運転手がお亡くなりになったときの原因を分析し、ドライバーにはなるべく路駐しないよう呼びかけを、ライダーには前方不注意にならないよう注意喚起する記事だ ...
2016年7月号のJAF Mate に「駐車車両に衝突するバイク」という記事があった。

夜間、オートバイが路駐車に衝突して運転手がお亡くなりになったときの原因を分析し、ドライバーにはなるべく路駐しないよう呼びかけを、ライダーには前方不注意にならないよう注意喚起する記事だった。

自転車乗りとしても、勉強になる内容だったので、記事を紹介しつつとるべき対策を考えてみたい。

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事故現場は愛知県の春日井市にある片側一車線の県道。600ccの大型バイクが、路駐していたワンボックスカーに激突した。しかもノーブレーキで。 現場は直線なので、警察も「見通しの良い直線道路でヘッドライトをつけたオートバイが路駐していた白いワンボックスカーを見落とすとは考えにくい。

断定はできないが、脇見運転か漫然運転によるライダーの前方不注視が事故の大きな原因であろう」とコメントしていた。

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警視庁の「交通事故死亡率の数値発表」によると、2015年は自動車にくらべて自動二輪車は4倍、原付は2倍超になっている。自転車と同じ、身体がむき出しの状態でしかも車並みのスピードで走るわけで、オートバイ事故の死亡率が群を抜いて高いことは容易に想像できる。

記事内で、元プロのオートバイレーサーで大阪国際大学人間健康科学科の山口直範准教授はライダーの誤解とバイクの特性が事故原因になっていると分析している。 山口氏いわく、
道路交通法には、原付を含めバイクが、常に道路の左端を走らなければならないとは書かれていないのですが、誤解されているのかずっと左端を走っているライダーが少なくない。
なんと!オートバイは自転車のように、道路の左端を走らなくてもOKらしい。知らなかった。たしかに、オートバイは「車が右から抜きやすいよう」と配慮して左端を走っている方が大半な気がする。とくにスピードの遅い原付はその傾向が強い。

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その結果、道路の左に寄せて路上駐車する車両に衝突するリスクが高まるのは当然のこと。
自転車はそもそも左端を走らなければならない乗り物なので、路上駐車や一時停車のタクシーに注意せねばならない。オートバイと同様のリスクがある。

バイクは、実は小回りが利かない乗り物なのです。自動車のようにハンドルを切ったら曲がるというものではなく、バイクの場合は、まず車体を曲がる方向に倒しこみ、それから二次的に旋回が始まります。つまり、バイクとは、衝突の危機などを一瞬の判断で回避するのは非常に難しい乗り物でもあるわけです。
バイクに乗らない人も、これは想像できるのではないだろうか。バランスの取りにくい二輪の乗り物は、車のように一気にハンドルを切ることができない。

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ミニベロは小回りが利く乗り物だ」とはよく言われるが、それはあくまで低速度でチョロチョロ旋回するのが得意なだけで、巡航中の障害物を回避するにはロードバイク同様に体重移動とバイク操作が欠かせない。急ハンドルを切ろうものなら、ふつうに転ぶ(スピードによっては吹っ飛ぶ、と表現した方がいい)。

小回りが利かないバイクでは、目線を先へ先へと送ることが必須であり、上手なライダーはみな、前走車の位置やウインカーをチェックするなど、常に先を読みながら走っている。
スピード領域はオートバイより低速だけど、ロードバイクもかなりのスピードが出るので、常に己の360度に注意を配りつつ、予測を立てながら運転する意識は必要。

とくに、自分は前走車のウインカーを(巻き込みを食らわないために)見落とさないようにしている。さらに、ウインカーを見るだけでは不十分で、ドライバーの動作も観察する。

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あ、オレの存在に気づいてないっぽい」と察知したら、速やかに減速して先に曲がらせる。仮にバックミラーでこちらを認識しているのがわかっても、左折しようとしている車を無理に直進して追い越す必要もないので、やはり一時停止して先に行っていただく。

さすがにウインカーを出さずに左折する車はめったにお目にかからないが、「ウインカー無しで車線変更する車」は少なくない。よって、ウインカーだけを信じてはダメ。 とまあ、こんな感じで車道をロードバイクで走るときはけっこう神経を使うものなのです。

バイクのヘッドライトは横方向の照射範囲が狭く、さらに原付の場合は、ライトそのものは暗い。
なんですって…。てっきりオートバイのライトは車並みに明るいのだと信じていたけど、数が1個だからというせいもあるのだろうか、車ほどの照射力を期待してはいけないらしい。 ということは、自転車側のこちらもオートバイ(と車)に見落とされないよう対策は打っておくべき。

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自分は前後にライトを装着するのを欠かさない。陽の落ちやすい冬場はもちろん、夏場であってもライトは装着しておくクセがある。起伏のある土地へのロングライドでは、かなりの確率でトンネルに遭遇するからだ。 秩父とか、ふつーにトンネルが連続することもあり、しかも一つ一つが長くて暗い!ライト無しでは恐ろしくて足を踏み入れることすら躊躇するレベル。

ちなみに使っているのは「オウルアイのハイラックス30」(フロント)と「BikeGuy」(リア)。この組み合わせでもう丸3年使い続けている。ハイラックス30はUSBの充電式なので、いつでもどこでも充電できるのがマル。

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※コンパクトなのに明るいです

以前は単四電池交換タイプを使っていたが、コスパが悪すぎるので切り替えた。 リアフラッシャーの 「BikeGuy」 もお気に入り。小型なのにかなり明るく、複数の照射パターンがあって目立つ。シートポストにつけるもよし、サドルバッグに装着するもよし、である。

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※これも、小さいのに照射力は十分あって、夜道で目立ちます

バイクや車からの視認性という意味では、リアフラッシャーはマストアイテム。夜中に車道を走る場合、フロントライトだけでは「ドライバーに見落とされるのではないか」という恐怖に襲われる。リアフラッシャーの電池が切れているだけで「乗るのはやめよう」って判断するくらい。

なので、リアフラッシャーはいつでも電池交換できるタイプ(ボタン電池)を愛用している。これであれば、仮に走行中に電池が切れてもコンビニや100均で予備を仕入れることができる。 とはいえ、これまで一度も電池が途中で切れたことはない。ふつうに使っていても1年~1年半は持つのだ。

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あと、「ちょっと照射パワーが弱まっているかな?」と不安を感じた時点で電池交換する習慣にしている(ペースで言うと1年越えたあたり)。ギリギリまで使い切るのではなく、安全マージンをとって早め早めに交換したほうが精神衛生上よろしい。

以上、皆様もこのような事故を他人事だと思わず、「見られる対策」を打ちつつ、安全運転をお心がけいただきたい。


サイクリング仲間と子ノ権現に行ってきた。埼玉県内のサイクリストの間では有名らしいのだが、超スーパーど変態な激坂(最大勾配40%)のある場所である。今回は、子ノ権現の存在もその実態も知らされぬまま、そこに連れて行かれて死にそうになった話です(笑)。 まずは子 ...
サイクリング仲間と子ノ権現に行ってきた。

埼玉県内のサイクリストの間では有名らしいのだが、超スーパーど変態な激坂(最大勾配40%)のある場所である。今回は、子ノ権現の存在もその実態も知らされぬまま、そこに連れて行かれて死にそうになった話です(笑)。

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まずは子ノ権現について予習です

子ノ権現の称号は大鱗山雲洞院(通称子ノ権現)。火防,足腰の神として有名だそうな。境内に日本一の鉄ワラジが置いてある。

武蔵野観音第三十二番札所。絶景スポットとしても有名で、晴天時には奥多摩の山々、スカイツリー、新宿高層ビル群、池袋サンシャイン60が一望できる。なお、標高は東京スカイツリーとほぼ640メートル。

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>>「子ノ権現天龍寺の公式サイト

あと、こちらのブログ記事がかなーり詳しく書いてあるので、ご参考にどうぞ。長文で写真多め。(読んだら行きたくなくなるかもしれないw)

決戦! 四天坂・子ノ権現VSインナーロー教団 最大勾配28%の恐怖 (しおいんですけど)

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車で東飯能駅まで行く

仲間とは東飯能駅で落ち合うことになった。コインパーキングに終日止めることになるだろうなあと思いつつ駅前に行こうとすると、飯能市役所にたくさんのサイクリストが車で来ているのを発見。

「もしや、週末限定で駐車場を無料開放しているのでは?」と思って、すぐさま飯能市役所に電話して確認したら「どなたでも駐車してもらって大丈夫ですよー」とのこと。これは助かった。 ということで、飯能市をサイクリングする際は市役所に駐車できることを覚えておくとよいでしょう。

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走っている途中で子ノ権現に行くと告げられる

飯能市は人口8万人のこじんまりした街。サイクリングをしていなかったら生涯縁がなかった街かもしれない。だが、飯能市はすばらしい街である。駅からほんの数キロ走るだけでのんびりした風景に出会えるし、あっという間に野鳥のさえずりの聞こえる森林コースに入れる。

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「あれ?ほんの20分前までは民家があったのに」って思うほど、あっという間に静かな環境になる。サイクリングするには最適な環境。 子ノ権現に向かうまでは比較的マイルドな坂が続く。


せいぜい5%前後の坂なので、「いや~、いい景色ですな~」などと悠長なことを喋りながらお気楽に走る。
※この時点ではまだ子ノ権現に行くと知らされていない(ここポイント)

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※子ノ権現のサインが…


「今日のライドはこんな感じの丘が続くだけですかね。これなら楽々走れちゃいますね(*^^*)」

あ、えっと今日はちょっとした坂がメインディッシュでして

「ほほう、ちょっとした坂があるとか?」

ええ、子ノ権現っていう・・・

「ネノゴンゲン?」

埼玉県内でも屈指の激坂です

「…クッシ?いまクッシっていいました?」

最大斜度40%。あと、もう9キロ走るとその麓に着きます

「…よ、よんじゅうですって…」


想像してほしい、なんの心の準備もなしに、埼玉屈指の激坂に挑むことになってしまった心境を。


子ノ権現そのものは数百メートルで終わるんですが、そこに至るまでもけっこうな斜度の道が続きます。坂にチャレンジする前に脚を使いきってしまって、押して歩く人もいますよ

「…ひぇぇ」


ライドの途中でその事実を知らされる絶望感…。 案の定、徐々に傾斜がきつくなり、斜度8~10%ちょいの坂がずっと続く。

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木の影のコースなので直射日光は浴びず、比較的涼しく走ることはできたものの、休みどころがなく、ダラダラと走り続ける。 途中で2回ほど休憩を入れつつ、ようやく子ノ権現までたどり着いたのだが、ここに来るまでに脚を使いきってしまった…。

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※ちょっと待て…斜度がどう見てもおかしいぞ…

そして、坂を見てひっくり返った。並大抵の激坂ではない。こりゃアカンとバイクを降り、足で登った(ヘタレでサーセン…)。 坂の途中で振り返ってみたのだが、ここを下れと言われたら尻込みするレベル。坂というより、緩やかな壁と呼ぶほうが適切かもしれない。 そんなわけで、子ノ権現は自力では登れませんでした。いつかリベンジしたい。

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※人間の登る坂ではないような気がする

景色はサイコー

てっぺんには子ノ権現天龍寺があり、仁王様が立っていたり、巨大草履が並べられていた。ここで小休止してから下りになるのだが、晴天のおかげで景色が最高にすばらしかった。さほど長時間走っていないにもかかわらず、ずいぶんと遠くに来た錯覚を味わえる。

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「秩父もいいけど、飯能市もいいな!」と思った。 景色も絶景だったよ。

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 その後、ダウンヒルをし、再度キツめの坂を登り、再び下ったところでランチ。ターニップというサイクリストには有名らしいカフェレストラン。自転車のラックも完備されている。

天気もいいので、テラスを使わせてもらった。斜度のあるロケーションなので下が見下ろせて気持ちよい。チキンの香草焼きをいただいたのだが、美味しかった。

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食べログのコメントにはやや厳し目なお声もチラホラあるけど、自分は全然満足。サイクリングで疲れた身体を休めるにはちょうどよい、のんびりと過ごせる場所だったよ。

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(ヘルメットやアイウェアを手にしつつ)自転車の格好で入店すると、「あ、我々は歓迎されていないっぽいな」と感じるお店は稀にある。そういう場所はいくらお味がよろしくても居心地が悪く、早々に退店することになるんだけど、ターニップはその逆。

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まずラックがある時点で安心するし、気さくな接客が好ましい。 というわけで、サイクリストにオススメできるお店です。 ランチの後はゆっくりと東飯能駅を目指して戻る。途中で、古民家を改装して作ったお店でデザートを食べた。

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古民家いろりという名前らしいが、公式サイトは見つけられなかった。 デザートだけでなく、食事も充実しているっぽいので、今度は食事で来ようと思った。趣きのある木造古民家で過ごしやすく、思わず長居をしてしまったほどだ。

庭には(入らなかったけど)無料の足湯もあるよ。あと、駐車場もあるので車で来てもOKです。

飯能市はとても気に入ったので、ボードウォークのフロントダブル化が完了したらオクサマを連れてこようと思う。

ダホンのボードウォークを2010年に買ってはや(もうすぐ)6年。ついにオクサマが動いた。 長年愛用していたストレートのバーハンドルを「ブルホーン化」することになったのだ。ということで、愛車を馴染みのショップに入院させてきた。どのような姿に変身するか、楽しみで仕 ...
ダホンのボードウォークを2010年に買ってはや(もうすぐ)6年。ついにオクサマが動いた。 長年愛用していたストレートのバーハンドルを「ブルホーン化」することになったのだ。

ということで、愛車を馴染みのショップに入院させてきた。どのような姿に変身するか、楽しみで仕方ない。

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「ブルホーンは(見た目が)怖いからヤダ」
「ハンドルが遠くなって、運転しにくそう」
「ブレーキレバーに指が届かないんじゃないか」

…と駄々をこね続けていた彼女が重い腰を上げた理由をお伝えしよう。

そもそもブルホーン化を決意した背景

ヒトコトで言うなら、「サイクリングの走行距離が伸びて、フラットバーハンドルでは腕が痛い」から。霞ヶ浦を1周(100キロ)したときに顕著だったんだけど、30キロ地点あたりで肩の下から手首にかけて、腕全体がしびれてしまったそうだ。

その後の70キロ、「しびれる腕をなだめすかしながら完走した。地味に辛かった」と話していたので、これはいよいよハンドル交換しかないぞという話をしたのだ。

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※ずっとこのポジションしか取れないのはキツい

おしりの痛みはパッド付きインナーで解消できるように、腕の痛みはハンドル交換が手っ取り早い。50キロ以内のサイクリングではガマンできても、100キロをフラットバーハンドルで乗り切るのはけっこうしんどいのね。

ちなみにここで言うしんどさとは、体力的なものではなく、腕のポジションが替えられないことによるストレスと表現したほうがわかりやすいかも。

ドロップハンドルも検討したが…

オクサマが最初に興味を示したのは、自分がBOMA の Refale とタイレル(Tyrell)のCSI で使っているドロップハンドル。

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J( 'ー`)し 「その羊のツノみたいなハンドル、疲れないの?
(´・ω・`) 「ドロップハンドルと呼ぶんだけど、ぜんぜん疲れないよ。長時間&長距離サイクリングする上で最高のハンドル形状だよ」
J( 'ー`)し 「本当?じゃあ、あたしもドロップハンドル化したい
(´・ω・`) 「うーん、ボードウォークはVブレーキだから、STIで操作するときにブレーキタッチがシビアになるし、第一あなたの指の長さではスペーサーを入れてもブレーキレバーを引けないはずだよ」
J( 'ー`)し 「あ、そうだった。BOMA本社でロードバイクに試乗させてもらったとき、それで断念したんだった。じゃあどうすれば?

ちょうど家には、自分が3年ほどMuで使ったブルホーンバーが余っている。これを再利用すればコストも抑えられるよと説明した。ドロップハンドルほどではないが複数のポジションがとれるし、100キロライドでも疲れないのは自分がすでに実証済み。

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オクサマはブルホーンバーには、「ツノみたいな見た目が怖いし、女性が乗ってたらアンバランスなんじゃないか」という理由で難色を示した。なんだそりゃ?と思ったが、たしかにブルホーンバーはマッチョな形状出し、その気分はわからないでもない。

”ふつーの女性が迷彩カラーのTシャツを着て街を歩く”のに抵抗感なのかなと勝手に思ってみた。 しかし、「複数ポジションがとれて腕がしびれにくい」という自分の説得を聞き入れてくれたので、ブルホーン化を決意してくれた。

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同時にダブル化もすることに

ブルホーン化といっしょに、フロントダブル化もすることになった。遠出した際にちょっとした丘をフロントシングルのみで登り続けるのは正直しんどい。

「これから夏にかけて、知らない土地を走り回りたい。なんならヒルクライムもしてみたい」とオクサマは前のめりなので、だったらフロントダブルは必須だよとなった。

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宇都宮でサイクリングしてきたとき、山を登り切れずに数回足をついてしまったことが悔しいらしく、リベンジしたいと言っている。

さっそく入院させ、交換パーツを見積もった

ということで、いつもお世話になっているショップにボードウォークを持って行き、交換パーツを見積もった。 持ち込みパーツはブルホーンバーとバーコントローラー。そしてインナーのチェーンリング(KCNC)。すべて自分がMuで使っていたものである。

このように、自転車のパーツは自転車から自転車へと移植できるのがメリット。しっかりと元を取ることができる(笑)。※だから、自転車をカスタマイズして部品が余っても、捨てたりしないように!

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あと、ハンドルポジションチェンジャーも使うことにした。これも自分がMuで使っていたモノなんだけど、自分は「ハンドルが近すぎるので、遠ざけるために」装着したのを、オクサマは逆に「自分に近づけるため」に使う。

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つまり、ハンドルポジションチェンジャーを逆向けに取り付けけることで、ハンドルを身体に近づけるのだ。 ※オクサマの身長は149センチとかなり小柄。

これをせずにブルホーン化すると、単純にハンドルが遠くなってしまい、彼女にとっては改悪になってしまうからだ。ひとつ懸念があるとすれば、ハンドル操作がクイックになりすぎてしまわないか…である。こればかりはやってみて、運転してみないとわからない。

ボードウォークのフロントディレイラーにティアグラは使えない

ワイヤー類、バーテープは当然新品に交換するので問題はないが、フロントディレイラーをどれにするかで少々試行錯誤した。

最初トライしたのはティアグラだったのだが、ボードウォークのフレーム形状的に「装着が無理」と判明。 そこで、マイクロシフト製にしてみたらこれがビンゴ。チェーンラインも問題なく、シートチューブ部分にも干渉せず、「マイクロシフトで行こう!」となった。

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あと、台座は中華製の若干怪しげな商品を取り寄せて実験することにした。形状を見る限りうまく付きそうではあるが、ちゃんと動作するか?経年劣化はどうか?は未知数なので、追ってご報告しようと思う。

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退院したら、別途インプレッションをお届けしますね!

自分はダウンヒルが苦手である。 ヒルクライムは(遅いけど)わりと好きなのだが、その後に来る下りですごく緊張する。理由はカンタンで、スピードが出て怖いから(笑)。 スピードに対する恐怖のリミッターが、平均よりかなり低いこともあって、わりと早い段階で「怖い怖 ...
自分はダウンヒルが苦手である。

ヒルクライムは(遅いけど)わりと好きなのだが、その後に来る下りですごく緊張する。理由はカンタンで、スピードが出て怖いから(笑)。

スピードに対する恐怖のリミッターが、平均よりかなり低いこともあって、わりと早い段階で「怖い怖い……ブレーキングしなくちゃ」ってなって、スピードを殺しながら下るのだ。 よって、仲間と走ると確実に待たせてしまうことになる。誠にもって申し訳ない気持ちになるのだが、コケて怪我するのだけはなんとしても避けたいのだ。

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とはいえ、できれば人並みの速度で風を切りながら下ってみたい気持ちもある。が、ダウンヒルの上手なやり方なんてだれも教えてくれないし、本を読んでもいまいちコツがつかめない。 そこで、Global Cycling Network を検索し、役に立つ動画を見つけることができたので翻訳しつつご紹介したい。

How To Descend Faster | GCN's Pro Cycling Tips

限界まで押してみる

いきなり「限界まで押せと言われて驚いたが、自分の限界を知ることは大事。自分に何ができて、何はできないのか、客観的に把握しておくことには意味がある。 しかし、だからといって急坂で無謀な運転はしてはダメ。失敗した場合のリスクがあまりにも大きいからだ。

ではどうやって自分の限界を知るか?それは、「自分よりスキルがあって、速く下ることのできる先輩ライダーの後ろにつく」である。スペースのマージンはしっかり確保しつつ、先輩の動きを観察しながら真似していくわけだ。

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観察するポイントはボディポジション、ブレーキングのタイミング、そしてライン取りの3つだ。 できるだけついていき、「これ以上はもうダメ(怖い、曲がる自信がない等)」と思ったら、追尾を諦めて離れればいい。これを繰り返せば、ダウンヒルのコツがつかめるだろう。

バイク上のポジション

ダウンヒルを効果的かつ素早くするには、身体も心もリラックスしている必要がある。緊張感が高まりすぎていると、その影響は身体にも現れる。ポジションはぎこちなくなり、筋肉は固く収縮してよいことはない。

恐怖感を感じるなら、いったん減速して、深呼吸を数回おこない、身体を弛緩させよう。下ハンドルを握り、肘を軽く曲げ、重心を落とす。このとき、「背中を低くしなければ!」と思う必要はなく、重心を下に持っていく感覚でOKなのだそうだ。

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ブラケットよりも下ハンドルを握るほうがより安全だし、重心も下げることができる。あと、ブラケットだと地面からの急な突き上げ時に指がすっぽぬけてしまうことがあるのを覚えておこう。ブラケットを握って下るのであれば、しっかり指をブラケット全体にかけて、外れないようにしておこう。

視線は前方(進行方向)に

これは自分もついついやってしまうので自戒を込めて書くのだが、下りがヘタな人はつい目の前の地面に視線を落としてしまう。

恐怖心がそうさせているのだと思うが、これはマイナス。 常に進行方向に視線を送ること。不思議なもので、進行方向に身体(とバイク)は向いていくものなのだ。

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※進行方向である、(道路の)色のついた部分に目線を持っていく

それに、進行方向を見るということは、路面の荒れやヒビ、石や砂利等の危険物を回避するのにも役に立つ。 スピードが出るダウンヒルだからこそ、視線は前に据えておく必要がある。

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※前を見ていれば、こんな感じに予測しながら走ることができる

ブレーキとコーナリング

コーナーでのブレーキのコツは、「コーナーに入る前に減速しておき、コーナリング中はなるべくブレーキを握らない」である。ハイスピードでコーナーに突っ込んで、慌ててブレーキをかけるのは危ないし、周囲の迷惑。

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※外側の足はおろして踏んばり、内側は持ち上げて地面との接触を避ける

これも上記の「前方を見る」に繋がるのだが、前を見れていれば予測しながら運転することができる。 なお、ブレーキングの際は前後輪の両方をかける。ただし、フロントブレーキをやや強めに。6:4=前:後が目安。

エアロダイナミックなポジションをとる

スピードが出れば出るほど、エアロダイナミックなポジションには意味がある。プロロードレースでこんなかっこうで走るシーンがあるが、素人はぜったいに真似してはダメ。

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一般ライダーでもできるエアロダイナミックなポジションとしては、腕をしっかりと内側に絞り込んで、頭を下げ、下ハンドルを握って、ペダルは水平に保つ…くらい。

これでも十分にハイスピードで走ることはできるし、これ以上の努力を積み重ねてスピードを追い求めるのは……本職レーサでもない限り、やめておいたほうがいいかもしれない。

このところ、すっかりサイクリングが趣味としてオクサマの生活に定着した。「できることなら毎週でも行きたい」とのたまうほど。 車道があまり好きではないオクサマの定番コースは、荒川CR経由の榎本牧場なのだが、「さすがに毎度毎度では飽きる」とのことで、霞ヶ浦周回を ...
このところ、すっかりサイクリングが趣味としてオクサマの生活に定着した。「できることなら毎週でも行きたい」とのたまうほど。

車道があまり好きではないオクサマの定番コースは、荒川CR経由の榎本牧場なのだが、「さすがに毎度毎度では飽きる」とのことで、霞ヶ浦周回をしてみたりした。 霞ヶ浦も悪くはなかったそうだが、「あまりにも風景に変化がないので連チャンはちょっと…」らしい。

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※強風の中、必死に前に進むオクサマ@霞ヶ浦

秩父に行こうかと思ったが、ボードウォークはフロントシングルなので坂に遭遇したとき立ち往生してしまう危険がある。そもそも、秩父で坂を登らずに長距離走るコースはなかなか見つけにくいしね。

ということで、今回選んだのが宇都宮の森林公園。ジャパンカップの開催場所で有名な場所だ。もちろん、ジャパンカップのコースは走らずに、駐車場として利用させていただく。

走るのは、「小来川周回コース」だ。cyclesports.jp で紹介されていたコースで、アップダウンも控えめとのことだったので、「フロントシングルでも大丈夫だろう」と考えた。

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宇都宮近郊のロード乗りにはおなじみで、朝練でも使われる定番コース。ジャパンカップのスタート&ゴール地点となる宇都宮森林公園駐車場から出発するコースの周回部分は川沿いの涼風が気持ちよく、一周してもすれ違う車が10台程度という田舎道らしい。

コースは56キロなので、霞ヶ浦周回の約半分。サイクリングコースとしてはお手軽に楽しめる印象だ。サイクリング後には温泉に浸かり、餃子を食べるという、まさに「陸海空を制覇する完璧なプラン」である。

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というわけで、ボードウォークとタイレル(Tyrell)のCSI をパンダに積んで行ってきた。

宇都宮森林公園周辺は車が少ない

公園内の開放された無料駐車場にはたくさんサイクリストがいらっしゃった。あと、シニアな方々がトレッキングの準備をする姿も目立った。鹿沼ICから20分ほどしか走っていないのに、すごく静かで緑が豊か。 これだけでオクサマは上機嫌になってくれた。

走りだしてわかったのだが、うれしいことに交通量が少なく、車道ではあるがストレスが少ないのがよかった。 車道に慣れてはいるオクサマであるが、都内のようなクルマがひっきりなしに行き来する環境は「緊張する…」らしい。

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「宇都宮森林公園周辺ならぜんぜん大丈夫!」とのこと。個人的には、秩父とか飯能に似た環境で、適度に人里離れた感が気に入った。

道路がキレイで風景もGOOD

日差しの強い日ではあったが、杉並木の日光例幣使街道(国道121号線)のおかげで、オクサマは「まるで森林浴をしているみたいで気持ちいい」と、これまた喜んでくれた。

少々のアップダウンはあったけれど、緩やかなのでフロントシングルで十分走れるコース。霞ヶ浦とはうってかわって、適度にカーブと上下があるので飽きが来ない。杉並木があったと思えば、次は田園風景が来たり、川のせせらぎが聞こえてきたり、パラグライダーが飛んでいたり、実に楽しい。

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あと、オクサマの評価が高かったのが道路の舗装がキレイであること。彼女は割れた路面、荒れたアスファルトのあるコースを「お尻が痛むから」と極端にいやがるのだが、小来川周回コースは全体的に舗装が整っていて、ひやっとするような穴ぼこやクラックはほぼゼロに近かった。

そのおかげで、ダウンヒルは快適に下ることができたのだ。 田舎道を走るときは、どうしても舗装が荒れていたり、修理が追いついていないことが多いのだが、これも自転車の街、宇都宮の底力なのだろうか。

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※路面がとてもキレイです

コンビニはおろか、自販機さえもない田舎

これはメリットでもあり、デメリットでもあるが、小来川周回コースにはコンビニが1つもない。自販機は数える程度。 コンビニは森林公園の駐車場からおりたところにある田野町交差点のセブン-イレブンのみ。ここで飲み物と補給食は用意しておこう。

ちょうど半周したあたりに黒川神社があるが、そこに自動販売機はある。飲み物はここで補給しておくことをオススメする。それ以降は15キロほど補給箇所はない。あと、公衆トイレも黒川神社のそばにあるので、ここを利用しておくのが良いだろう。(男性は最終的には茂みで済ませることもできるが、女性はそうもいかない)

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※ここにだけ自販機があります

 ちなみに「56キロだから補給食はなくても大丈夫」と言ってでかけたのだが、あとで少々後悔することになった。(オクサマは1個ソイジョイを持っていたが、自分はラスト5キロで腹がグーグー鳴っていた…危なかった)

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オクサマ、山で息絶える

日光小来川オートキャンプ場までは適度なアップダウンしかなく、オクサマも上機嫌で走っていたのだが、日光小来川オートキャンプ場を過ぎてすぐに現れた登りで息絶えてしまった。

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※ついに足をつく…

自分もオクサマの脚にあわせてフロントアウター縛りで走っていたのだが、たしかに「こりゃ、インナーないときっついわ」な斜度だった。体感で、8~9%だっただろうか。オクサマは途中で2回ほど、「もうダメだ」と足をつき、数分休んで息を整えることに。

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※「この坂、いつまで続くの…」 「わかりません…」

気温が高かったこともあり、この坂でけっこうな水分を消費してしまった。「黒川神社で給水しておいてよかった」と心底思った。 オクサマは急坂にもめげず、降りて歩くこともせず、なんとか自力で登り切った。

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※12-25Tのスプロケット(28があったほうが良かったか…)

その後のダウンヒルは快適で、「もう登りはないのかな?ないといいな」と願っていたのだが、そうは問屋が卸さない。ウィングフィールドゴルフ倶楽部へのアプローチが再びそこそこの斜度で、やはりここでもオクサマは息絶えてしまった。

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※オクサマは二度死ぬ

自分も、フロントアウター縛りで登るのはけっこうキツかった。ただ、距離は短かったので、途中で1回足をつくだけでオクサマも登り切ってくれた。 「ボードウォーク、ぜひともフロントダブル化しておいて…!」という彼女の叫びをしかと受け止め、近日中にダブル化する予定。

そのあいだ、この本でも読ませようかな…

自転車で100kmをラクに走る ~ロードバイクでもっと距離を伸ばしたい人に


腕も痛くなるので、ブルホーン化も同時に行う決心をした

オクサマのボードウォークのハンドルはストレートのバーハンドル。エルゴン形状&バーエンドのグリップも備え、出来る限りの対策は施してあるものの、「長距離走ると、腕がしびれる」と訴える。 酷いときは、二の腕から手首まで全体的にしびれるそうな。

ドロップハンドルのタイレル(Tyrell)のCSI だと持ち手を複数選べるので腕に疲れが溜まりにくいのだが、バーハンドルはそこが弱点。

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そこで、フロントダブルに合わせてブルホーンに交換することにした。ちょうどMuで使っていたブルホーンバーとバーコントローラーが余っていたので、そのまま流用することに。これならコストもおさえることができる。

ただおみ温泉&マサシの餃子で有終の美を締めくくる

サイクリング後はただおみ温泉(源泉掛け流し)に立ち寄って、綺麗さっぱりしてから餃子を食べに行った。ただおみ温泉は宇都宮ICからクルマで5分。アクセスが最強にいいのでお気に入りである。

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そして餃子はもちろん正嗣(駒生店)である。リンク先は食べログだが、3.52点。ここは自分が10年以上通う餃子屋さん。あちこち食べて回って、我々夫婦が下した結論は「正嗣 駒生店こそ最強!」である。

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※何度食べても飽きが来ない、素晴らしい餃子

自分は別にグルメでも食べ歩きが趣味でもないのだが、正嗣より美味しいと思う餃子屋さんに出会ったことがない。いつ来ても、大勢のお客さんで賑わっている。

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※家の近所にあったら毎週でも行きたい

アルコール類は置いてなく、餃子(焼きと水)とご飯だけ。それ以外にメニューはない。だが、それでいい。見た目は何の変哲もない、ただの餃子。奇をてらった具が入っているわけでもない。つけダレが珍しいわけでもない。ただたた直球ど真ん中勝負の餃子だ。

宇都宮餃子のAmazonで検索する
と、 すごくたくさんHITする。自分がよくやるのは、実家に帰省するときにマサシの冷凍ギョウザを実家を配送先にして、100個くらいオーダーするパターン。で、それを水餃子にして家族全員にふるまう。

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注文するのは決まって、「焼き2人前、水一人前、ご飯大盛り」だ。ノーマルのご飯はやや量が少ないので、餃子三人前注文するなら大盛りを選んでちょうどよい。 あえて個人的な要望を言わせてもらえば、「正嗣の揚げ餃子」をぜひ味わってみたいものだ。それ以外にリクエストはない。いまのままの正嗣であり続けてほしい。


サイクリング >> 源泉掛け流し温泉 >> 正嗣の餃子というパーフェクトなプランにオクサマも「でかした!」とお褒めの言葉をかけてくださった。

宇都宮餃子公式ガイドブック



さて、次はどこにでかけようか…。 

以前、「自転車事故動画コンピレーションその3」を書いたけど、まだ続きがあったので紹介する。  人様の自転車事故動画を紹介して、あれこれコメントするのはあまり気持ちのいいことではないけれど、動画主さんもyoutube上で視聴されることを想定しているだろう。事故予防 ...

以前、「自転車事故動画コンピレーションその3」を書いたけど、まだ続きがあったので紹介する。
 

人様の自転車事故動画を紹介して、あれこれコメントするのはあまり気持ちのいいことではないけれど、動画主さんもyoutube上で視聴されることを想定しているだろう。事故予防のエッセンスを学ぶことができれば、動画主さんもきっと本望だと思うのだ(と信じる)。



オートバイのドライブレコーダーで撮影された動画。並走するサイクリストが、別のサイクリストと接触して転倒する。撮影場所はロンドンなので、クルマ(と自転車)は左車線を走っている。


接触の瞬間はちょっと遠目でよくわからないのだが、オートバイと並走していた自転車の目の前に、なぜか別のサイクリストが道を塞ぐように立っていたのだ。

※たぶん、道路を横断しようとしてきて、車の陰から飛び出してしまった形となり、出会い頭の衝突となったようだ。


道路をふつうに走るサイクリストは信号無視したわけではなく、あきらかな非はないといえる。ただ、カーブに差し掛かるコーナーだったので、少しスピードを抑えたほうが良かっただろう。ちょっとイザコザは起きたものの、互いにケガはなく、事故としてはまだマシなほうだ。


【得られた学び】

  • コーナーでは減速する
  • クルマとクルマの間から、横断者がひょっこり出てくるかもしれないと予測する



これもロンドンで撮影された事故動画。カメラには雫があり、路面は濡れているので、軽く雨が降っているようだ。ロードバイクは(けっこうなスピードで)まっすぐに走っている。直線で見通しは悪く無いはずなのだが、対向車線から右折してきたクルマにモロに激突して、サイクリストは宙を舞う。
 

滞空時間が長いので、さぞかし大きな衝撃だったのだろう。ぶつかった場所と、落下した場所を見比べると、7~8メートルは弾き飛ばされたようだ。驚きなのは、こんなにも長い距離を飛び、アスファルトの地面にたたきつけられたにも関わらず、サイクリストはすぐに立ち上がっていたこと。
 

動画はすぐに終わってしまったので、ケガの具合いは確認できないが、ヘルメットをしていたおかげもあると思う。もしもノーヘルだったらただでは済まないどころか、命を落としていてもおかしくない……。それぐらいゾッとする動画だ。


なお、自転車は完全に廃車だろう。フロントフォークはバッキリ折れて切断され、フロントホイールは吹っ飛んでしまった。
 

【得られた学び】

  • 雨天時に急ブレーキは効かないので、スピードはいつもより控えめに
  • 右折してくるクルマは自転車を見落としていることがある
  • クルマの挙動を観察しつつ、場合によっては道をゆずる
  • ドライバーとなるべくアイコンタクトを取ろうと試みる



これも左側走行の道路で起きた事故。国名はわからなかったが、それはまあどうでもいい。サイクリストのヘルメットのカメラから撮影された動画なのだが、しょっぱなからこのサイクリストはとんでもない交通法違反をしている。なんと、クルマの右側を走っているのだ。
 

左側が狭くて、すり抜けにくいのだろう。クルマの右側(中央線のそば)を走っている。コレを見ているだけで、事故が起きそうな気がしてならない。

案の定、脇の道から合流してきたクルマに見落とされ、あっけなく引っ掛けられて落車。しかも、サイクリストはバスの影から飛び出してしまっていたので、なおさら見落とされやすかった。

不幸中の幸いだったのは、スピードはゆっくりだったこと。そのせいで落下インパクトも弱く、(たぶん)大怪我には至ってない。しかもすぐさま近くのサイクリストや歩行者に助けられていた。


もうひとつラッキーだったのが、対向車線からクルマが向かってきていなかったことだ。衝撃は大したことはなかったが、軽い自転車はどんなに低く見積もっても3メートルは飛ぶ。実際、このサイクリストも反対車線まで飛んだ。


目の前に急に自転車が吹っ飛んできて、それをドライバーに「避けろ」と言うのは酷すぎる。タイミングが悪ければ、二次災害が起きていた。


コメント欄を見てみたら、サイクリストが道交法を違反していることをすごく批判されていた。まあ、当然ではある。
 

【得られた学び】

  • 道交法は厳守する(当たり前だ)
  • 「停車中のバスの向こう側には何が待っているかわからない」と肝に銘じる



これも左側車線を走っているので、状況は日本と同じ。そういう意味では、「なるほど、こういう事故も起こりえるのか」と我が身と照らし合わせることができる。なお、この動画はやたらと長い。再生するのは3:40からでOK。
 

状況をカンタンに説明すると、事故が起きるのは黄色いジャケットを来たサイクリスト。カメラで撮影していたサイクリストは、たまたま事故を撮影してしまった。


けっこう激しく雨は降っており、カメラは濡れているのでクオリティは低い。路面もずぶ濡れ…といった感じだ。サイクリストは、左折してこようとしたゴミ収集車に巻き込まれて弾き飛ばされる。このサイクリストが犯したミスはまず「ヘルメットをかぶっていない」こと。


転倒の瞬間をみる限り、路面に直にぶつけはしなかったようだが、分からない。べつにサイクリストの受け身がうまかったとかではなく、偶然助かっただけ。なお、ロードバイクはきっと何箇所も破損しているはず。もしかしたら、フレームが死んだかもしれない。


ゴミ収集車等、いわゆる「働く車」は後方視界の確認がしにくく、死角が生まれやすい。さらに「仕事中」なのでどうしても急いでしまうこともあるだろう。こういう業務系車両に出会ったら、なるべく自分は先に行っていただくようにし、並走しないよう心がけている。
 

【得られた学び】

  • ヘルメットは絶対にすべし
  • 雨天時はなるべく自転車で走らない
  • 業務用車両との並走は避ける
  • 常に自分の周囲に気を配り、危険要素がないか確認しながら走る


以上、4本の自転車事故動画のご紹介でした。

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どんなに安全運転をしていても、起きてしまうのが交通事故。自分は人一倍注意はしていると思ってはいるけど、人ごとではない。ただ、さまざまなケースから学び続け、対策を事前に打っておくことはできる。
 

そんななかでできることは、なにはともあれヘルメットは絶対に着用すること。できればグローブもするのが好ましい。


みなさまも、どうか安全運転で事故のないサイクルライフをお過ごしください。


過去記事の一覧

自転車事故コンピレーションその1
自転車事故コンピレーションその2
自転車事故コンピレーションその3